やった!!やっとガルパ実装されてる8バンドから1キャラは出てきました!!(なお…
大丈夫!!どんな酷い目にあっても修正されて戻るから…
さーて、今回の被害者は―――?
「テレビで見たことあるけど……旅行行くための…電車……?」
ユウと彼に抱えられた燈は家の玄関を開けてその中へと転がり込んだが、燈の視界に入ってきたのは家の内装とは余りにもかけ離れた電車の通路のような場所に困惑していた燈だったが―――
「ぐっ…!!」
「お兄さん…!?えっと…あ…どうしたら…!?えっと…救急車…えっと…電話…!!あれ?繋がらない…。誰か呼ばなきゃ…」
「ここには…ぐっ…!!誰もいない…!!」
彼女のことを抱えていたユウが痛みに耐えきれずに通路のど真ん中で燈と抱えたまま倒れこんでしまった。
その声によって燈は一気に現実に引き戻さると彼女はユウの腕の中から抜け出すと、彼の痛々しい姿と声に恐怖を覚えたも、彼の事を助けようと彼女は慌ててスマホを取り出して救急車を呼び出そうとした。
だが、時の狭間を走るゼロライナーの車内ではスマホが通じることはなく、他の人間に助けを求めようにもこの車内には2人以外は誰もいない。
「お兄さん…!?動いたら…」
「ここじゃどうしようもないから…客室に…」
戸惑う燈の横でユウは力なく立ち上がって壁に寄り掛かりながら移動し始めていく姿に驚いたが、彼の言うようにこんな通路ではどうしようも無いのは理解は出来るが心配でそれどころではない燈。
彼女はそんなユウの姿に呆然としていたが―――
「お兄さんを助けなきゃ………!!救急箱…!!キッチン…!!」
ユウが重症である以上は燈がやらなければどうしようもない。
そう理解出来た彼女はユウが移動していく客室―――ではなく、客室とは別にあるキッチンスペースへと向かい、そこにある救急箱を回収して、そのままユウが移動した客室へ向かう。
「お兄さん!!」
「燈ちゃん…?救急箱…?ありがと…後は…ぐぅぅ…!!」
先に客室にいたユウは燈が持ってきた救急箱を見て、この後は自分でやろうと痛みに耐えながらそれを受取ろうとした。
だが、燈はそれを放そうとすることはなく―――
「私が…やります…」
「何…いったたた!!」
「服が邪魔…。ハサミは…あった…」
あろうことか自分がやると言いながら、そのままユウの腕を掴みあげると痛みによって朦朧とし始めていたユウの意識が強制的に現実へと戻されていく。
そんなことを構う様子もなく、燈は救急箱の中にあったハサミを掴んで穴が開いた服を切って慣れた手つきで止血を行い始めていた。
「いたたたた…!!」
「我慢してください…腕をやったら後は絆創膏で…」
痛みで声を挙げるユウだったが、今の燈はその言葉に耳を貸さずに淡々と処置を進めていき、最後に彼の腕はガーゼと包帯でグルグル巻きにされてしまっていた。
そして、腕以外にも顔についていたいくつかの掠り傷に燈自身が持っていたペンギン柄が入った絆創膏を貼り付けて――――
「終わった…」
「ありがと…いたた…」
燈は応急処置のすべてを手際よく終えていた。
燈の手によって処置がされたこともあって気持ちに多少の余裕が出来たのか、ユウは今だに痛みを感じるが先ほどと比べると大分痛みが引いた様に感じており、その事で燈に感謝を述べたが、それが間違いだった。
「えっ…あっ…うぅ~…」
「燈ちゃん…!?」
ユウの言葉で我に返ってしまった燈は先ほどまでの光景を思い出して、先ほどまでの光景が頭の中で呼び起こされてしまい、その情報に耐え切れなくなってしまった燈は目を回しながらそのまま客室の椅子へと倒れこんでしまうのだった。
ユウ達がゼロライナーに逃げ延びた一方。
「はぁ…はぁ…もう!!なんだったのアレ!!いきなりユウさんの腕から血が出たと思ったら、映画の銃撃みたいな跡が出来るし…!!」
彼らとは別の方向に独りで逃げていた愛音は今まで起こったことを盛大に愚痴り始めていた。
だが、いきなりあんな非日常を叩きつけられれば当然とも言える反応である上に、1人きりの彼女の事を責める人間は誰もいない。
「そうだ…ともりん達大丈夫か確認しなきゃ…!!」
そして、愚痴ってから燈の安否を気にかけて彼女に電話しようとしたが――――
「繋がんない…。そうだ…!!りっきー達に聞けば…!!」
「愛音ちゃん?」
「その声…!!広町さん!!大変なんですよ!!変なのにいきなり襲われ―――」
時の狭間にいる燈にスマホで連絡を取ることなど出来ないのだが、愛音がそんなことを知る由もなく不安だけが募っていく中でバンドの仲間に助けを求めようと最初に立希に通話しようとしたが、そのタイミングで突然背後から名前を呼ばれていた。
先ほどまでの状況もあって愛音の身体が一瞬だけ硬直したものの、聞き覚えがあるその声を理解して彼女は状況を口にしながら振り返ったが―――
「どうしたの~おちつ―――」
振り返ったその瞬間、目の前にいた七深の頭に突如として穴が空き、それを見た愛音も自身の頭からドロッとした何かが垂れて自身の視界を赤く歪み始めたことでそれが何なのか理解してしまった。
「えっ…血…?」
愛音の頭から垂れてきたのは血だと理解したのと同時に、愛音は自身がどうなっているのかを理解してしまった
七深と同じように頭に穴が開いて、もうすぐ死ぬのだと――――
愛音が状況を理解すると一気に目の前が赤から黒に染まっていくその中で、七深に空いた穴を通して自分達を襲った異形の姿を目にしてしまっていた
「なにあれ…ハt―――」
そして、相手がどんな姿かを口にする前に愛音は意識を永遠に手放してしまった。
『愛音、いきなり電話してきてなんなの?……ちょっと、電話してきて無言ってどういう事?』
そして、愛音が愛音でなくなったのと入れ替わるように、彼女が電話をかけていた立希が電話に出た。
だが、ここに居るのは異形だけ。
ただ逃げていた愛音とバイト帰りにたまたま居合わせてしまった七深は完全に事切れており、
ここには立希の言葉だけが響いていた。
『おい、ふざけるのもいい加減に―――」
「…」
電話の相手が無言で怒りを剥き出し始めた立希だったが、その声を聞いて異形が愛音のスマホを無慈悲に踏み潰し――――
「後…1人…」
そう呟くと異形は日の沈み始めた夜の街に消えていくのだった。
「えっと…その……ごめんなさい…」
「ううん!!俺の方こそごめんね?こんなことに巻き込んじゃって…」
自身が行った事の驚いて気絶した燈が目を覚まして早々にユウに謝罪し、ユウも燈に謝罪するという妙な空気になっていた。
「あの…その…腕は…」
「まだ痛いけど、それどころじゃないからね…」
「どうするんですか…?」
ユウの腕は当然の如く痛みを訴えるが、気持ちだけでそれをぐっと誤魔化していたが燈は不安を感じずにはいられないものの、それ以上に”それどころじゃない”と言った彼の言葉に意味が気になって聞いてしまっていた。
だが、聞かれたユウは不安を感じていた燈を安心させようと優しい笑みを燈に向けると彼の想いを口にしていた。
「アイツを倒す…」
「倒す…?あっ…夢の中で学校と大学にいた緑色の人…」
「あはは…」
燈はユウが言った言葉の意味はすぐに分かった。
彼女の中では夢で見たことと思っている、実際の記憶―――
その中に残っていたゼロノスの事を思い出して、その色を口にするとユウは思わず苦笑いを浮かべていた。
「…あれ、現実なんだけどね…」
「そう…なんですか…?」
「ほら?これに見覚えがあるんでしょ?」
「あっ…緑の人が付けてたのと一緒…!!」
「行こうか…」
燈はゼロノスの事を夢だと思っていて、先ほどユウの懐にあったベルトをチラッと見たことで疑問を覚えて、今目の前でハッキリと見て現実のことだったのだと認識できたのだ。
だが、倒すという事は戦うという事。
それも片腕が負傷して碌に動かない彼が挑むのはあまりにも無謀だが、今の燈はユウの言葉を疑うことなどせず、ユウと燈はゼロライナーを降りると、商店街の一角にある店舗の扉から現在へと戻ってきた。
「あれ?商店街…?」
「うん。色々聞きたいこともあるだろうけどこれが終わったらね?」
「分かりました…。因みに…これの事を知ってる人は…」
「燈ちゃん以外には1人だけだよ」
「それって湊さん…」
「そうだよ…。ゆきちゃんが帰ってきたら色々教えるから…」
「えっ?あっ…はい」
ユウは燈がすんなり納得していた顔に安堵しながら彼はスマホを取り出して、友希那に連絡を入れてから現在で暗躍するイマジンを探すために燈と2人で夜の街へと消えていったのだった。
そして、ユウから連絡を受けた友希那は――――
「ん~!!」
「友希那?どうしたの?ここ最近ずっと変だよ?」
「今井さんの言う通りね。湊さんが変なのは音楽関係ない時はいつも変です」
「氷川さん…言い過ぎでは…?」
「それで、友希那さん。どうしたんですか~?」
「ユウから連絡があって…
帰ったら”大切な話”があるって…」
「「「「~~~~~!?」」」」
友希那がユウから連絡を受けた内容をあっさりと伝え、その言葉に友希那以外の4人は現実を受け入れられずに悶えたり、声にならない奇声をあげ始めるという阿鼻叫喚のRoseliaが繰り広げられてしまったのをユウが知るのはおおよそ24時間程度後になるのだった。
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