前回のあらすじ
シスコン暴走からの撃沈
あのお兄ちゃんなら仕方ないね
全く平成の青ライダーにまともな奴がいねーな……
とも回想しつつも投稿です
シスコンの暴走が終わり、肉体的重傷と精神的重傷が1名ずつという悲しき結末を迎えた。
そうして一同は話をするために目的地であった寺―――大天空寺へと移動していたのだが―――
「あ~……軍鶏の肉のタンパク質が染みるなぁ~……!!」
「お寺のご飯なのに、お肉が入ってていいのかしら……?」
「精進料理…って野菜とかばっかりのが出てくると思ってました……」
「あはは……それは修行中の時だけだよ。ユウ君は修行とかしてる訳じゃないからね……」
「タケルさん」
ユウはそこで呑気に鍋をつついていた。
鍋に肉が入っているのを見た友希那と燈はそれでいいのか疑問を持ってしまったが、そんな疑問はユウではない別の人間―――寺の人間でありユウが会おうとしていた人物でもある天空寺タケルからその答えが返すと、ユウは真面目にタケルへと向かい合っていた。
「さっきのはマジで助かりました。あれ受けて生きてたらディープスペクターまで使って殺されそうだったんで……!!」
ユウは素直に助けてもらったことに対して礼を述べるが、礼を受けたタケルと元凶の妹であるカノンは申し訳なさそうに苦々しい表情を浮かべていた。
「ユウ君……お兄ちゃんがごめんね?」
「カノンちゃん。
俺の場合は手足がぶっ飛んですぐなら肉食ってくっつければ治るから大丈夫。まぁ、
今回は五体満足だったけど」
「事情はカノンちゃんから聞いたけど……また、カノンちゃん絡みで暴走したって…運が無かったね」
「シスコンこじらせて暴走したのは良いですよ……まぁ―――」
苦々しい表情を浮かべていたタケルとカノンの2人だったが、ユウは五体満足だったから大丈夫と言うとんでもない暴論で返す。
シスコンを拗らせて暴走したと言うのは完全に醜聞でしかないのだが、ユウはそれについて一切文句も何も言うことはない。
何故なら――――――
「こっちのも大概なんで」
「「えっ……?」」
「ユウ!!ケガを消毒してあげる!!アタシがやってあげるから!!それからケガで大変だろうからおお風呂もトイレもなんでも手伝うよ!!」
「「………」」
悲しいかな。
彼も彼で記憶を取り戻したことでブラコンに覚醒したリサに振り回されてしまっていたことで慣れてしまっていた。
流石に武力行使をすることはないが、それでも色々としようとしてくるリサ。
そして、タケルとカノンもそんなリサの姿に先ほどまでと同じように苦々しい表情を浮かべていたが、それは申し訳なさからではなく同情的な感情から来るものへと完全にシフトしてしまっていた。
「姉さん?俺のケガを見て卒倒しかけた人間が言う事じゃないよ?」
「普通するよ!!友希那達が平気で流してた方がおかしいの!!」
「リサ、慣れないとこの先辛いわよ」
「慣れたくないけど………少しは平気になりました……」
「慣れたくないよ!!」
「それとケガの云々は姉さんよりも俺の方が綺麗に出来る。闇医者舐めんな」
「なにそれ!!聞いてない!!」
ユウ達一行の中で本当の戦いを見たリサだけは色々とツッコんでいたが、それに対してユウのケガには慣れてしまった友希那達は少しだけ驚いたが平気そうにしていたことをツッコまれてワチャワチャし始めていた。
「それでユウ君?どうやってここに来たの?仙人のじっちゃんが連れて行ったのにどうしてここに?それにそっちの人はお姉さんなんでしょ?何があったの?」
「そうです!!お姉ちゃんです!!」
「姉さん。マジで少し黙ってて」
そんな中で空気を読んでこの場を変えるべくこの世界に来たユウに質問攻めをし始めると、これが功を奏したのかは分からないがユウはこの流れに乗って食事の手を止めて真面目そうに話を始めていた。
「順番に話しますけど、仙人が別の世界に飛ばした後にも色んな世界を回り続けたんですけど、鵜用曲折を経て自分の生まれた世界へと戻りました。
そしたら幼馴染が俺の存在が消されてるはずなのに憶えてたり、俺に関する記憶を削って戦ってるのにその影響を受けない燈ちゃんに出会ってたりして、そうして事件が全部終わった後に姉さんがを俺を思い出して……で良いのか?
まぁ、今に至ります」
「でも、どうやってここに……?」
「タケルさんは別のライダー―――ドライブには会ったことあるらしいので説明は端折りますけど…。そう言うのの中に世界を自由に移動できる能力持ちがいて同じのを手に入れたのでそれを使ってきました」
「別のライダー……それって桜ちゃんと玲花さんとかツクヨミさんみたいな……?前に事件が会った以来会えてないけど……」
「世界って急に繋がったり離れたりするから……。
俺は桜って人は知らないけど、玲花さんとツクヨミさんは俺も会ったことあるよ。めっちゃ武闘派でおっかない人達だったけど」
「えっ…?凄く良い人たちだったよ?」
「えっ……?」
この世界を出てからの事に、この世界に来た方法。
そして共通の知り合いに関しての認識の違いに困惑するという微笑ましい空気だったのだが――――――
「はっ…!!」
「ったく、加減してるのは分かるけど飯の前で暴れんなよ……」
「マコト兄ちゃん…!!何やってんの!!」
「タケル!!お前は甘いんだ!!貴様がここに来た目的を吐いてもらおうか……!!」
「能力手に入れたから挨拶回りしようと思っただけ。てか、ピリつきすぎだろ」
そんな空気の中でカノンの言葉で倒れていたマコトが復活してユウに再び殴り掛かったが、先ほどに比べて明らかに加減された拳をユウが片手で受け止めながら来た理由を答えていた。
だが、それをマコトが疑うにはそれなりの理由があった。
「そんな事が信用できるか!!俺の眼魂を返せ!!」
「知らんし」
「お兄ちゃんの眼魂取りあげたの私」
「カノン!?」
マコトは持っていたアイコンが無くなっていて犯人をユウだと疑ったが、カノンがマコトが持っていた眼魂の1つを見せながらすんなりと自白した事に戸惑う兄だったが、これにはちゃんとした理由があった。
「だって、そうしないとお兄ちゃんがまたユウ君襲うでしょ。いや、なくても殴り掛かってるけど…」
「俺は襲ってない!!カノンを守ろうと…!!」
「いや、アレは誰から見ても襲ってたわよ」
「はい……」
「マコト兄ちゃん言い訳出来ないよ?」
眼魂を使ってまたユウを襲撃するのを考えて先に眼魂を取りあげていた。
そして、カノンの想像通りにマコトは眼魂無しでも殴り掛かっていたことが何よりの照明であり、そこに追撃するように友希那に燈、そして聖人のタケルすらもマコトを擁護することはなかった。
「まぁまぁ…いきなり暴力はアレだけど、お兄ちゃんが妹を心配するのは当然だよ」
「リサ?」
「アタシだってお姉ちゃん始めてから少ししか経ってないけど、めっちゃ心配するんだから」
「高松さん。そう言うものなのかしら……?」
「分かんないです……」
そんな状況の中でリサがマコトを擁護していた。
彼女も自覚して時間が経っていないにも関わらずユウを弟として可愛がっていたが、それが兄でも同じだと言ってのける。
その言葉に友希那と燈は首を傾げていたが、マコトは熱い視線をリサに向け始めていた。
「リサと言ったか?お前も分かるか?」
「そうだね。世の中のお兄ちゃんお姉ちゃんは弟妹が大事なのはどこも共通だからね」
「……っ!!俺のした事も分かるか!!」
「ちょっと行き過ぎだけど気持ちは分かるかな~って。でも気持ちは分かる…!!」
「リサ!!」
「マコト!!」
「お兄ちゃん……」
「最悪のベストマッチだ……。やっぱり青と黒のライダーにはマトモな奴がいねぇ……」
「おにーさん。おねーさん。そこまで心配しなくても……」
「高松さん。気休めなら言わない方が良いわよ…」
そんな2人に燈が言葉をかけようとしたが、気休めでは意味がないと止められたことで彼女も声をかけるのを止めてしまった。
そうしているうちに白熱する姉兄達を他所に、弟妹達は少しだけ真面目に話へと変えていた。
「そういえば、カノンちゃん。街を歩いて何してたの?」
「眼魔世界を人間世界みたいにしようとして、最近成功して少しずつ上手く言ってたんだけど………その……」
「それに反発したのが徒党を組んで武力蜂起…ってとこ?」
「っ!!凄い…!!よく分かったね!!それで人間世界の方で色々やってるって聞いて見に来たんだけど……」
ユウはカノンが街を歩いていた理由を尋ねると、少し彼女の話を聞いただけで事情を殆ど言い当てる。
それに驚いたカノンだったが、自分達の問題にユウを巻き込ませる訳にはいかないと断ろうとしたのだが――――――
「タケル殿~!!不可思議事件発生ですぞ!!いきなり街の外れに眼魔が現れて暴れ始めましたぞ!!」
「御成!?」
「坊主がめっちゃアフロになってる……!?
最悪のタイミングで最悪の知らせが飛び込んできたのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします
今回シスコン暴走は考えてたけど、変身するの全く考えてない見切り発車だった……
ので、みんな大好きアンケート君にキメてもらいましょうかねぇ……
戦闘BGMを選ぶドン!!
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Action‐Z〇RO(ゼロノス
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ALMIGHTY~仮〇の約束
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