いやー……なんかイマジン達は1人でも喧しいのに、増えると一気にワチャワチャし始めるな……
だけど、大人しいクマでこれだと、亀と竜が怖いですね………
と慄きながらもとりあえず投稿です
戦いが終わった友希那は新たにキンタロスを引き連れて、ユウが拠点にしているゼロライナーへと戻っていた。
「ユウ、戻ったわ」
「ゆきちゃんお帰り」
「友希那、モモタロスもお茶を用意する」
「ガキンチョ!!おデブ!!クマが見つかったぞ!!」
「おぉ!!ユウやないや!!デネブも久しぶりやな!!なんや、そんな驚いた顔して」
中ではユウとデネブの2人が友希那達を迎えたが、そんな彼らの言葉にモモタロスが間髪入れずに友希那から離れて実体化してキンタロスを連れ帰った事を伝えると、その言葉に答える様にキンタロスも友希那から離れて実体化して何気なく挨拶をした姿にユウは驚いていた。
「いや。ぶっちゃけるとキンタロスは見つかるのが一番最後になると思ってたのに、案外あっさり見つかったな…って」
「なんでや。そんな俺の存在感がないっちゅうんか?」
「モモタロスは普通に暴れたし、後はウラタロスさんはナンパしてリュウタは派手に遊んでるのに比べたら、目に見えて分かりやすい行動がないじゃん」
「見つかる前に一緒に居た羽沢さんと上原さんの言葉から考えると、それより前は寝てたみたいよ」
「そう言われると、俺は見つけにくいかもしれんなぁ……。」
「まぁ、暴走しない限りはって言葉が付くけどね……」
「コイツ、友希那の泣けるって言葉に反応して飛び出してきやがったんだよ」
「「………マジか」」
周りの話を改めて聞かされたキンタロスは他に比べれば、暴走しない限りは問題行動の数は少ない。
それを指摘されればある程度納得したのか頷いて理解を示し始めたが、その姿を見たモモタロスとユウは唖然としてしまうも、ユウはすぐに切り替えて真面目な話を始めていく。
「さてと、真面目な話をするけど、こっちもモモタロス達が乗ってたデンライナー見つけた」
「マジか!!やるじゃねぇかガキンチョ!!」
「で、ここから続きがあるけど、良い話と悪い話どっちから聞きたい?」
「ユウ?」
「ユウ。どういうことや?」
「そんなもん良いニュースからに決まってんだろ」
モモタロス達が乗っていたデンライナーが見つかった。
これは良いニュースでモモタロスも素直に喜んでいたのだが、ここから良いニュースと悪いニュースがあるとユウが口にするとモモタロスからのリクエストに応えて良いニュースから伝えることにした。
「良いニュースは直せば走りそう」
「なんや?なら、悪いニュースはそもそも直せんってことか?」
「バカ熊!!まだそうと決まった訳じゃねぇだろ!!だろ!?ガキンチョ!!」
「ユウは自分が直せないなら直せないって言うわよね?」
「だね。直せないなら走れるかどうかなんて検討も出来ないからね」
良いニュースはモモタロス達のデンライナーは直せば走れる。
それを聞いたキンタロスは悪いニュースについて自身で憶測を立て始めたが、友希那はユウは彼の憶測が間違っていると指摘するとユウもその言葉に同意を示しながら話を続けていく。
「で、悪いニュースってのは完璧には直せないってこと」
「なんや。完璧に直せんなら走れんって事やないのか?」
「ガキンチョ!!てめぇ、言ってることがおかしいぞ!!」
「黙れバカ二人。
あれなら俺でも直せるでも直せないんだよ」
「ユウ、直せるのに直せないってどういうこと?言ってることがおかしいわよ?」
「うん。俺が悪かった。バカでも判るように説明し直す」
悪いニュースはユウでも完璧には直せない。
だが、さっきのユウは自分で直せると口にしたのに今は直せないと口にしており、その矛盾をモモタロスに突かれたものの、友希那もユウの言葉がおかしいと言い始めるが、事情は極めて単純なもの。
「完璧に直すだけなら俺でも出来るけど、直すためのパーツがない」
「ユウ、あなた前にゼロライナーを直してたじゃない」
「アレは普通の部品でどうにでもなる部分だったから、普通に考えてタイムマシンを直せるパーツが簡単に手に入ると思う?
……って、そもそもの原因はゆきちゃんだったの忘れてないよね?あの時はベルトさん達に協力してもらって加工精度がとんでもないレベルのモノ用意してもらってたんだけど?」
「うっ……!!」
「ジオウだったか?あそこにいたおっさんは普通に直してたぞ」
「モモタロス。アレは常磐のおじさんが技術的が普通に頭おかしいだけだからな?」
技術的には直せるが、そもそもとしての直すためのパーツがない。
デンライナーは列車型のタイムマシンでと言う特別なモノであり、修理する為のパーツには特別なものが使われている部分が多く、そんなものを調達することが難しい。
それを通常の部品だけで平然と直す方が技術がおかしい外れ枠と比べられてもとは思ってしまうが――――
「状況だけ伝えると、先頭車両を直すために後ろの戦闘用の車両からパーツをぶち抜く。
だから走ることは出来るけどアレで戦えなくなる。
作業は明日1日で終わると思うけど、しっかりした修理はオーナーに頼んで」
「最初からそう言え!!お前の話は周りくどくて分かりにくいんだよ!!」
「落ち着けモモの字。今は帰れるだけでも十分やろ」
「しゃあねぇな…一度休憩だ…!!」
現状のユウに出来るのは他車両のパーツを使って走行させるためだけの応急修理。
今までの話が分かりにくかったと噛みつくモモタロスだったが、帰れる見込みが出来ただけでも不幸中の幸いだとキンタロスが宥めると彼は素直にその言葉を聞き入れると休憩と言いながら客室に席にドサッと座り込んだタイミングで客室のドアが開かれた。
「ユウ~!!ご飯出来たよ~!!あっ!!友希那戻って……ってあれ?1人増えてる?」
「リサ、いたのね……」
「なんや?この嬢ちゃんは?」
このタイミングで客室に入ってきたのは両手に料理を持ったリサ。
彼女は友希那が戻ってきたことに気が付いて彼女の声をかけようとしたが、すぐに彼女の横にいたキンタロスの存在に気が付き、イマジンが増えたとボソリと呟いていた。
彼女からすれば知らない存在が1人増えていることに首を傾げるのは当然だが、それはキンタロスからしても同じで、普通は入ってこれない時の列車にいるリサの事について同じ様に疑問を持っていた。
「コイツはガキンチョの姉ちゃんだよ」
「なんやて!?ユウの姉ちゃんやと?どないなっとんねん!!なんでユウのこと憶えとるんや!!」
「それは飯食った後で話せばいいでしょ」
「おい!!モモの字!!」
モモタロスはキンタロスの疑問に答えるも、彼はユウの事情を知っている1人でその答えを聞いてユウを問いただそうとしたが、彼は食事の方が先だと言ってその疑問を聞き流していくと、キンタロスは今度は標的をモモタロスへと変えていったのだが―――――
「おい!!俺のプリンは!?プリンがねぇぞ!!」
「モモの字!!なにやっとんねん!?」
「はいはい。ユウと友希那のご飯持って来てからプリン持ってくるって」
「絶対だかんな!!」
「どないなっとんねん……」
「餌付けだな」
モモタロスはリサによってプリンで完全に餌付けされており、彼女がこの場にプリンを持って来ていないことにプリプリ怒るも簡単にあしらわれていた。
そんな光景には流石のキンタロスもツッコミをいれていたが、相手にされない彼にデネブが丁寧に答えを返すというカオスな光景が繰り広げられていた。
「………」
「……アニキ」
「お前!!あの婆さんの孫じゃねぇか!?」
「楽奈ちゃん、どうしたの?」
「待って。要さんが何でここに?」
「ゆきちゃん、楽奈ちゃんはパス自体は持ってるから繋がるようにしただけだよ」
そんなカオスの中でふらっと楽奈がゼロライナーに顔をだす。
だが、その光景を見た友希那は驚いた表情をユウに向けるも彼は平然といた様子でここに来れた理由を話していたのだが―――――――
「……れいやが壊れた」
そんな中で更なるカオスへと導く言葉が楽奈の口から飛び出したのだった。
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