さてと、壊れたレイヤ…と楽奈ちゃんが言ってましたがどういう事なんでしょう?
それにしても
リサ姉の誕生日なのに影が薄いなぁ……とどうでも良いこと思いながらも投稿です
レイヤが壊れた。
ゼロライナーに来て早々に楽奈がそんな事を口走ったのを聞いたユウ達は飯を食事もそこそこに楽奈がいたRiNGのカフェまでやってきたのだが――――――――――
「レイヤさん!!起きてくださ~い!!リハも終わったので帰りますよ~!!」
「……パレオ、疲れた……」
「「「いつも通りだ……」」」
『お前らそりゃねぇだろ!?』
『あんまりすぎるで?』
だが、繰り広げられていたのはユウ達からしたら当たり前過ぎる光景に安堵していたのだが、それには友希那に憑いてモモタロスとキンタロスすらも思わずツッコむほどだったが――――――
「あっ……おにーさん……あれ?増えてる……?」
「燈ちゃん、お疲れ様」
『俺はキンタロスちゅうんや!!よろしくな!!』
『友希那に金玉扱いされてたくせに』
「「ぶっ…っ!!」」
「っ……っ!!」
そんな中で燈がやってきたユウ達と新たに増えていたキンタロスの存在に気が付いて、彼らの元に駆け寄っていくと、キンタロスがいつもの調子で挨拶をしたものの、モモタロスの一言で燈は顔を真っ赤にして恥ずかしがってしまい、ユウ達姉弟は盛大に噴き出していた。
「ちょっと!!何を笑って…!!って友希那さんにリサさん!?」
「やっほーパレオ」
「こんにちは」
「……あっ!!違うんです!!レイヤさんのこれは…!!ちょっと疲れちゃっただけで…!!」
「大丈夫よ。レイヤのこれはもう知ってるから」
「そうそう。アタシ達もう知ってるからね~」
「えっ!?そんな!?みんな知らないのに!?」
そんな彼女達に対してレイヤを引っ張っていたパレオが思わず声を挙げてしまったが、彼女の前にいた人物が友希那達だという事に気がついて驚いた表情を浮かべるも、その表情を撃向けられた2人は何事も無かったかのようにパレオへと挨拶を返す。
パレオは2人の視線からレイヤを隠そうと必死にパタパタと手を振って誤魔化そうとしていたのだが、事情を知ってることを知らされて驚愕していた光景に、ユウはふと楽奈の方へと視線を向けていた。
「楽奈ちゃんは外面の良い和奏さんしか見たことなかったんだね……」
「………うん。知らなかった……」
「知らなかったらアレを見ておかしいって呼びに来るのは仕方ないね」
「そう……ですね……」
『なぁ。やっぱり普通にしてるガキンチョの方がおかしいんじゃねぇか?』
『せやな』
ユウは楽奈の状況を知って納得していたが、イマジン達はそれに納得がいかない様で2人して頷き合って納得し合ってた。
とりあえずはこれでまた一件落着だと思ったのだが―――
『っ!!…おい!!ガキンチョ!!』
「どうしたモモタロス?」
『どうしたもこうしたもねぇ!!イマジンの匂いだ!!』
「「っ!?」」
「燈ちゃん。戦いになったら姉さん達と逃げて……。相手は俺がやる」
『ユウ!!カードあるからって気軽に使ったらアカン!!』
『それは後だ!!外から入って来たぞ!!』
このタイミングでまたモモタロスがイマジンの気配を感じ取ったことで緊張が走るが、ユウとイマジン達はどちらが戦うかでもめ始めていると、イマジンの気配は既にRiNGの中へと入ってきた事をモモタロスから告げられたユウと燈は急いでカフェから出て、上から入口を覗き込んだのだが―――――――
「アレは……香澄さんと沙綾さん……?」
『なんや。知り合いか?』
「1人は俺が働かせてもらってるパン屋の娘さん。身元不明の俺にも親切してくれてる。
2人ともバイトかな?」
『ええ子やないか!!』
「沙綾さんは……絶対に違う…………」
入ってきたのは香澄と沙綾の2人。
知っている素振りが気になったキンタロスにユウは2人について簡単に説明したのだが、燈は彼に対する沙綾の態度はそれだけではないと分かっていたが、言い出せずに思わず苦笑いを浮かべていたのだが、モモタロスは2人に真剣な目を向けていた。
『あの2人からイマジンの匂いがすんぞ…!!』
「……殺気を感じないけど、確かにするな…」
『ガキンチョは殺気が無いと感じれねぇなんてまだまだだな…!!でもどっちか分かんねぇな……。襲ってきたところを返り討ちにするしかねぇな……』
「だな……。モモタロス達に気が付いた方にイマジンが居るってことだな……」
香澄と沙綾の2人からイマジンの匂いがする。
ユウもその言葉を聞いてイマジンの気配を感じ取ったが、2人が近すぎるせいでどちらにイマジンが居るのか分からないせいで仕掛けてきたところを返り討ちにするしかないと意見が一致した。
「あっ……!!」
「向こうも気が付いたな……」
『さーて、どっちだ~…!!』
2人は香澄と沙綾に警戒心を向けていたのだが、その2人もユウ達の視線に気が付いたのか2人の視線がユウ達へと向いた事で緊張が一気に高まっていったのだが、ここで予想外の展開が起こってしまった。
「えっ……2人一緒……っ!?」
『マジかよ!?』
「敵意も完全に隠されてるせいで分かんねぇな…。攻撃受けてから考えるか…」
あろうことか香澄と沙綾は2人同時に2階のカフェへと向かって階段を上がってくる。
しかも2人ともユウ達に対しての敵意が一切ないせいで、どちらにイマジンが入っているのかまるで分からず、こうなれば攻撃を生身で受けてから敵の正体を炙り出す事まで考え始めたユウ。
そして2、人は階段を登り切り、ユウ達と香澄達の間に遮るものが何もなくなったその瞬間―――――――
「いたー!!」
「うぐっ…!?」
「はっ……?」
「おにーさん…!?香澄さん……!?」
『あっちから殺気…あっちがイマジンか!!』
あろうことか香澄が弾丸と見紛うばかりの全力ダッシュでユウに飛び掛かり、ユウはそんな彼女に後ろに吹っ飛ばされながらもなんとか受け止めると、香澄と一緒に居た沙綾からとてつもない殺気が飛んでくるとモモタロスは沙綾にイマジンが憑いていると感じて戦闘態勢に入ろうとしていたのだが―――
「うわぁ~!!ユウだ~!!」
「へっ……?うわっ!?」
「あ゛ぁ゛……?」
「香澄さん……?じゃない?」
『マジか!!こっちがイマジンか!!』
香澄が突然ユウのことを名前で呼んだことに呆気に取られてしまったせいで、彼は勢いにまけてそのまま床に押し倒されてしまった。
その光景に沙綾のさっきはさらに強まったが、香澄の行動がおかしいことに気が付いた燈の言葉にモモタロスは香澄?を彼女に歩み寄ろうとしたのだが―――――――――
「ユウ!!久しぶり~!!」
「この感じ……っ!?リュウタロスか…!!」
「あったり~!!」
『リュウタ!?なにしとんねん!?』
「あっ!!クマちゃんもいる!!」
「かすみ…?なにしてるのかな……?」
様子がおかしいのも当然。
ユウに突っ込んできたのは香澄だったが、その身体を動かしていたのはモモタロス達の仲間のイマジンであるリュウタロス。
彼はユウとの再会に喜んだ様子を見せていて、彼と遊ぼうと言いながら香澄の顔で満面の笑みを向けていたが、キンタロスのユウと一緒にいることに子供の様に喜び始めていた。
その後ろで沙綾は香澄に対して物凄い殺気を向け始めていたのだが―――
「何やってんだ!!この鼻たれ小僧が!!」
「ぐへっ!?」
「友希那さん!?」
「ど……ドロップキック……友希那さんが……!?」
「燈、アレ!!どうなって…!!」
「リサさん、アレはモモタロスさんが動いてて……」
そんな状況でユウに馬乗りになっていた香澄―――改めてリュウタロスに対して友希那はその顔面にドロップキックを食らわせてユウの身体の上から弾き飛ばしていた。
その光景には事情を全く知らないパレオと沙綾だけでなく、友希那を知るリサまでもが困惑していたが、燈はリサにだけ聞こえる様に彼女だけに真実を伝えていた。
「あっ!!モモタロスだ…!!」
「何言ってんだこの野郎!!」
「痛っ!!もう!!叩くことないじゃん!!」
「うるせぇ!!探すこっちの身にもなりやがれ!!」
「元はと言えばモモタロスが運転変わってくれなかったからでしょ!!」
「俺が運転してたのを邪魔しただけだろうが!!」
「えっ!?何!?どういうこと!?」
「………どういうこと……」
「いつもと口調が違います~!?ってレイヤさんも反応してる!?」
「うわぁ……友希那が男勝りの口調なの普通に頭がバグるんだけど……」
事情を知らない沙綾とレイヤは友希那と香澄の身体を借りているモモタロスとリュウタロスのやり取りに困惑し、パレオもレイヤが2人のやり取りに反応していること驚いており、燈から話を聞いたリサも状況は分かっていても目の前の光景を前に普通にパニックになりそうになってしまっていた。
『リュウタ。面倒事増える前に帰るで!!こっちの嬢ちゃんの中入り!!」
「はーい」
そんな中でこの場から離れたほうが良いと考えたキンタロスは香澄の中のリュウタロスに話しかけて燈の中に入るように伝えると、素直にその言葉を聞いてリュウタロスは香澄の体を出ると、香澄はそのまま力なく床に転がり、リュウタロスが燈の中へと移っていき、そのままユウの方へと向かおうとしたのだがその身体は完全に硬直してしまった。
「あれ…?動けない……?」
「うっ………力が……強い……」
「えぇ~!?動けない~~~!!」
『リュウタを抑えつけるなんてやるやないか…!!』
体を変えたリュウタロスは燈の身体で遊ぼうとしたのだが、彼女は中に入ったリュウタロスは放せはするものの、体は燈によって完全に抑えられていた光景にはキンタロスだけでなく入ったリュウタロス自身も驚いていた。
「うん。俺達は帰るから」
「おう!!」
そんな中でユウは燈によって抑え込まれたリュウタロスを連れてゼロライナーに帰ると伝えると、モモタロスが返事を返してから友希那に体の主導権を返していた。
「それじゃ、山吹さん。私達はこれで失礼するわ」
「パレオ、レイヤ、またね~」
「沙綾ちゃん、騒ぎにならないように裏口から出させてもらうね」
「「「えっ……あっ……はい……」」」
突如としていつもの口調に戻った友希那とリサから別れの挨拶をされた沙綾にレイヤとパレオの3人は訳が分からないと言った表情を浮かべながらも気の抜けた言葉を言葉を返すと、それを聞いたユウはそのままRiNGの裏口まで向かい、その扉をゼロライナーへと繫げてRiNGを後にするのだった。
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M紗夜、Kモカ、R香澄
Uは誰になるんだ………