この番外も長くなってるけど、もともとは本編中に入れ込む予定の話だったんですが、話の流れ的に入れる余地がなくなったんですけどね()
まぁ、そんなことはさておき燈の身体を使っての電王になったけど、
友希那の身体よりも動けそうだな……
やっぱり3mの穴を掘る女はフィジカルが違いますね…とどうでも良いことを考えながらも投稿です
『変わった……。おにーさんみたい…』
燈の身体でリュウタロスがパスを使って電王へと変身する。
それを見た燈はユウと一緒だと思ったことを素直に口にしていたが、リュウタロスはそのまま変身した燈の身体での動きを確かめながらその場で軽快なステップを踏み始める。
「お前達、倒すけど良いよね……?」
イマジン達を前に電王のステップをしながら、踊るかのように軽快にその場で体を回し――――――
「答えは聞いてない!!」
いつの間にか組み上げていたデンガッシャーのガンモードで敵の頭を的確に撃ち抜いていた。
「えっ……?えっ……?」
「とも……りん……?」
目の前の光景にたまたま居合わせていた愛音と海鈴は困惑の言葉を零すもそれも当然。
燈が言葉通りに変身していたがそんなのはフィクションの中以外ではあり得ない。
だが、それ以上に変身した燈がダンスのような軽快なステップを踏みながら目の前の相手に対して苛烈なまでに銃撃を浴びせていたが、燈がそんなことが出来る人間ではないという事は愛音だけでなく多少の付き合いしかない海鈴ですらも分かることだが、目の前の光景には完全に目を奪われていた。
「ともりん……どうしちゃったの……?って、動画!!取らなきゃ!!」
「私も……!!立希さんに……!!」
「はいそこまで」
「「あっ…!!」」
目の前の光景が信じられなかった2人はこの光景を撮ろうとスマホを構えようとしたが、それよりも先に初華の手によって2人のスマホは取りあげられてしまった。
「ちょっと何するの初華ちゃん!!」
「何をするんですか!!」
「これを撮られるのは僕たちにとって都合が悪くてね。あ~いつも以上に派手だねぇ……」
「三角さん……?先ほどから色々とおかしいですが…?」
スマホを盗られた2人は初華の事を似た見つけていたが、それを彼女は飄々とした態度で聞き流していたが、それまでの言動等を含めてもおかしいことが多すぎると気が付いて海鈴が初華に問いかけると、彼女の身体を使っていたウラタロスは平然とした態度で彼女に答えていた。
「ごめんね。最初に言っておくけど、僕は君の言う三角さんって人じゃなくて、この子の身体を借りてるだけなんだよね」
「はぁ…?」
「あっ!!そういえばともりんがさっき初華ちゃんの事を亀って言ってたのって…!!」
「その亀ってのが僕の事だよ」
「じゃあ!!ともりんと初華ちゃんは幽霊に体乗っ取られてるってこと!?」
ウラタロスは平然と初華の身体を借りていると言ったが、海鈴にはその言葉の意味が理解できない。
体を借りるなど言われても彼女の常識ではそんな事が出来ないのだが、愛音は先ほど初華と燈が互いに名前を呼びあった時の事から何とか自身の理解を繫げていた。
「幽霊ってのは違うけど、僕に関しての体を勝手に借りちゃってる状況だね。
本当は自分の身体があるんだけど、なんか今は体がなくなっちゃったから仕方なく借りてる感じかな」
「っ…!!三角さんを返してください!!」
「……それは目の前のことが片付いたらね。今返すとこの子も君たちも危ないからね」
ウラタロスは自身が勝手に初華の身体を使っていると素直に白状すると、それを聞いた海鈴に詰め寄られていたが、流石に目の前で戦いが行われている現状で体を捨てる訳にもいかないと海鈴を宥めると、以外にもすんなりと彼女は退く。
「じゃあともりんも勝手に…!?」
初華の事を聞いた愛音。
そうなると目の前にいるはずの燈も今の初華と同じように体を勝手に使われているのではないかと心配し始めていたのだが、彼女の場合は状況がまるで違っていた。
「あっちの子は違うね。自分の意思で身体を貸してるって感じかな」
「えっ!?どういう事……」
「あの子があの姿に変身したってことは僕たちの支配に抵抗して、体から追い出したり動きを止めたり出来る人間ってこと。
それなのにそれをしないってことは自分で貸してるってことだよ」
ウラタロスもリュウタロスが身体を使っている燈の事を知らないが、電王に変身出来ていると言う時点で彼女が自分達の支配に抵抗が出来る特異点だという事をすぐに理解して愛音に特異点と言う直接的な言葉を使わないで状況を説明していた。
『凄い……』
「へへっ!!ドンドン行くよ…!!」
軽快なステップを刻みながらモールイマジン達を銃で牽制していく電王。
「もう……向こうの親玉は味方を盾にしてる…!!」
『えっ……ぁ…!!こっち来てる……っ!?』
「よっ……はっ…!!」
しかし、多勢に無勢と言うべきか複数のイマジンを相手にしている状況で銃撃だけでは手数が足りずに射撃を抜けてくるが、電王自身は未だにステップを刻んで迫るイマジン達の攻撃を躱してからゼロ距離射撃を見舞っていく。
「……全然強くないじゃん。もっと強い方がいいんだけど?」
『ちょっと……。それは……』
「あんまり街を壊すと怒られるし、もう最後いくよ?」
しかし、電王に変身するリュウタロスは相手の弱さに興味が失せ始めていくが、倒さないといけないという使命感はあるようで、つまらなそうにしながらも何処からかパスを取り出していた。
「バイバイ」
ベルトにパスを翳して音声が響くと、電王は敵のイマジン達の方へとその銃口を向けるとそこ紫電を纏った光球が生成されるとすぐに引き金を引く。
そうして放たれた光球は敵イマジンの1体に命中するとそのまま爆発を起こしてイマジンあ地を消し飛ばした。
これで戦いがクライマックスになったと思ったのだが――――――
『嘘……』
「……げっ。まだ弱っちいのが1体残ってる……」
『それに攻撃受けてないみたい……』
だが、電王の放った必殺技はイマジンの多くを消し飛ばしていたのだが、モールイマジンも1体と敵の親玉であるオクトイマジンは無傷で健在であった。
おそらくは味方であったイマジン達が盾代わりになっていたのだろうが、それに2人とも気がついていなかった。
『リュウタロス……どうしよう……!?』
「親玉も残ってるけど、まだ残ってる弱っちいの相手にしてもなぁ……。君がやる?」
『えっ……!?』
燈は体を貸しているリュウタロスに声をかけるも、リュウタロス自身は弱いモールイマジンを相手に戦う気力が殆どなくなってしまっていた。
それどころかリュウタロスは燈が代わりに戦うかとまで言われ、その言葉に燈は驚かずにはいられないのだが、弱い相手を倒すのが気が進まないリュウタロスは自身が言った言葉の意味を深く考えていなかったのだが――――――
「リュウタ。だったら僕が変わろうか?」
「えっ!?初華ちゃん!?」
「違います。三角さんじゃなくて、中の人…人?」
『えっ……!?』
このタイミングで初華の中に入っていたウラタロスが自身と交代することを提案すると、その言葉には体を貸していた燈だけでなく、一緒に居る愛音と海鈴までもが困惑した表情を浮かべていたのだが――――――
「亀ちゃん、交代!!」
『ちょっと、リュウタロス…!?」
「そう言う訳だから、この子の身体よろしくね?」
「えっ……?どういう……!?初華ちゃん!?」
「っ!?三角さん!?」
その言葉にあろうことかリュウタロスは燈に変わって勝手にOKを出し、返事を聞いたウラタロスは初華の身体を軽く動かすとそのまま愛音と海鈴の方へ一言だけ伝えるとウラタロスはそのまま初華の身体から抜けていく。
それと、同時に初華の身体は地面に崩れ落ちていくが、咄嗟に横にいた愛音と海鈴の2人が初華の身体を支えてその場を凌ぐも、ウラタロス自身はそのまま初華の身体を出るとそのまま燈の身体に入ると、そのまま体の主導権をとる。
そうして、そのままウラタロスはガンフォームの電王の身体を動かして、ベルトのスイッチを入れてパスを取り出す。
「それじゃ、改めて……変身」
再びパスをベルトに通した電王。
音声が響くと同時にガンフォームで展開されていた装甲が消滅し、代わりに青を基調とした別の装甲が装着されていき、最後には顔の仮面が装着されてガンフォームからロッドフォームへとその姿を変えていった。
『あなたは……』
「勝手に身体使ってごめんね?僕の名前はウラタロス」
『っ!?それっておにーさんが前に……言ってた……っ!?』
体が変わっていた燈だったがが、それ以上に勝手に身体を使おうとしているウラタロスの事を尋ねると、返ってきた名前に驚いていた。
「おにーさん?そんな男知らないなぁ?」
『えっと……私がそう呼んでるだけで……えっとユウさんって名前のおにーさんで………その……』
「……君はユウの知り合いなんだね」
ウラタロスはユウの名前を聞いて彼女がユウの知り合いであるという事をここで初めて聞かされると、それ以上は何も言わずにそのままガンモードのままのデンガッシャーを分解しながらパーツを頭上に放り投げる
そうやってガンモードからロッドモードへとデンガッシャーを組み替え終えると、そのまま挑発するかのようにロッドを肩にかけ――――――
「お前達、僕に釣られてみる?」
そのまま挑発するかのような視線を残った相手に向けるのだった。
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