忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーごぜぇます
書こうとしたけど行きたいところまで行けんかったです…
いやー今明かされる(登場人物たちにとっては)驚きの真実…!!
これは今後の登場でミスったりしたら、ギスりそうですねぇ…!!




24話-偽りの華・騙りの音

 

「―――あの時の場所で…?ちょっと予定を確認してからでいいかな?」

 

「初華?誰から電話でしたの?」

 

「燈ちゃんから…。直接話したいことがあるって言われたけど…さきちゃん、断った方が良いかな?」

 

「…我々の活動について話さなければ構いませんわ」

 

「なら、連絡するね?」

 

「それにしても…何の要件かは聞いてませんの?」

 

「そこまで聞いてないけど…何か急いでるみたいだったけど…」

 

燈からの連絡を受けた初華。

一緒にいた祥子に申し訳なさそうな視線を向けてどうしようかと視線でに尋ねると、呆れる様な表情を浮かべながら答えを貰った初華は燈の連絡を返すと、指定した待ち合わせ場所に向かおうとしていたが、祥子は燈が初華に話そうしている内容について確認するも初華もそれは知らなかった。

 

「行けばわかると思うから…」

 

「私も近くで一緒に居ますわ…帰る場所が一緒ですもの」

 

「うん…!!ここから近いし、燈ちゃんもすぐ来るって言ってたから」

 

初華は行けば分かると楽観していたが、祥子は帰る場所が一緒という事で近くで初華の事を待つために一緒に行くことを決めると、少しだけ速足で2人は目的の場所まで行くが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってたぞ…」

 

「なっ…何ですの…?」

 

そこ場所にいたのは燈ではなく、ゼロノスと戦闘をしていたイマジンだった。

祥子はその姿に恐怖を感じて震えるが、イマジンは祥子の存在を気にすることも無く初華に視線を向けていた。

 

「契約通り始末した…」

 

「契約…?始末…?初華?どういうことですの…」

 

「知らないのか?だったら…」

 

「やめて!!」

 

「初華…?」

 

 

 

 

「さきちゃんに纏わりつく奴を始末しただけだ…これで契約成立だ」

 

イマジンは契約を果たしたと宣言するが、一緒にいた祥子は言葉の意味が分からず困惑の表情を浮かべていた。

そんな祥子にイマジンが契約内容を伝えようとしたが初華が声を挙げて止めるも、イマジンはつまらなそうな空気を出しながら祥子に初華との契約を暴露すると初華を通してイマジンは過去に飛んだ。

 

イマジンが消えたが、祥子はそれ以上に消える前に言った内容の事が気になって仕方なかった。

 

「初華…どういうことですの…始末…って…」

 

「知らない…私…」

 

「嘘をつかないで!!」

 

「ホントに知らない…!!」

 

 

 

 

祥子に詰められる初華。

だが、祥子に真実を知られたくない彼女は白を切ろうとするも、すぐに見抜かれてしまうも初華は必至に抵抗しようとした。

 

 

「初華ちゃん…。えっ祥子ちゃん?」

 

「高松さん…!!どうなってますの!!いきなり化け物が現れたと思ったら、いきなり初華の中に吸い込まれて…!!」

 

「えっと…その…」

 

そんな時に燈がこの場所にやってくる。

それに気が付いた祥子は燈にしがみ付いて状況を説明し始めるが、普通に考えたら頭のおかしい事を言っている祥子。

 

だが、事情は少しだけ知っていた燈はその事について話そうと考えたが―――

 

『燈、今は時間がない』

 

「でも…」

 

『教えてあげたい気持ちも分かるが、まずはあのイマジンを止める方が先だ。ユウが教えた通りにチケットを…』

 

「うん…」

 

 

 

 

「高松さん…?何を言ってますの?」

 

今は時間を争う状況という事もあって、燈の中に再び入ったデネブが説明することを止められると、燈は落ち込んだ表情を浮かべながらその言葉に従った。

しかし、祥子にはいきなり燈が1人で話し始めたようにしか見えず困惑したが、燈は初華に近づいてゼロノスから受け取っていたチケットを初華に翳していた。

 

 

「……20xx年の8月xx日…?」

 

「っ…!?」

 

「この日に何があったの…?」

 

燈はチケットに出てきた日付を口にした途端、初華の表情が一気に絶望に染まる。

 

それは初華が誰にも知られたくない秘密―――

 

だが、その日に何があったのか分からない燈は初華に聞くが…

 

「言えない!!言いたくない!!」

 

 

 

「っ…!!」

 

「言えない…言いたくないよぉ…」

 

『仕方ない。燈、これをゼロライナー…列車に戻ろう。そろそろ来るはずだ』

 

「うん…」

 

初華らしからぬ声で燈の質問を拒絶していた。

普段からは考えられない様子に燈は驚く目の前で初華はその場で蹲るようにして震えだす。

 

状況が分らないが、燈のやることは終わった。

彼女はデネブに言われた通りにユウが操縦するゼロライナーを待とうとすると、祥子がポツリと呟いていた。

 

「初華と星を見た日ですわ…」

 

「星…?」

 

「えぇ…」

 

その日付に思い当たることがある祥子がそれを答えると、どこからか列車がやってくると

燈の後ろで停車した。

 

「えっ…?なんですの…!?」

 

「燈ちゃん!!乗って!!」

 

「…はい」

 

 

「っ!?高松さん!?」

 

燈はゼロノスの声に言われるままにやってきたゼロライナーに乗り込み、何も疑う様子もなく乗った燈を追いかけようと祥子も乗り込もうとしたが祥子が列車に触れる間もなく列車は走り出して時の狭間へと消えていくのだった。

 

 


 

20xx年――――

 

「さきちゃん…明日帰っちゃうんだ…」

 

祥子と2人で星を見た帰り道で少女は呟いていた。

明日には街に戻る祥子―――

 

今まで抑圧されていたこともあってか、先ほどまでの一時が正に夢のような時間だと感じていたが、それももう終わったのだと理解できると次に出てきたのは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初華…ズルい…」

 

ある人物に対しての恨み言だった。

そして、その言葉に答えるかのようにその少女の中から何かが飛び出してきた。

 

「ひっ…!!」

 

「これが過去…」

 

飛び出してきたのは未来で彼女が契約したイマジン。

だが、今の時代の彼女がそれを知る由もなく恐怖で震えていたが、そんな彼女とは対照的にイマジンの方も震えていた。

 

 

 

 

 

「ふっざけんな!!なんだよ!!戻ってきたと思ったら島かよ…!!」

 

イマジンは街中で大暴れして過去を変えようと思っていたのに、実際に過去に来てみれば着いたのは街などとは言えない集落がある島。

そんな場所に出てきてしまったことに対しての怒りに震えあがり、その矛先を未来で契約した彼女に向けていた。

 

 

 

「お前みたいなのと契約しなきゃ今頃街で暴れられたんだ…!!」

 

「ひっ…!!」

 

イマジンは怒りのままに少女に危害を加えようと詰め寄ろうとしたその瞬間、2人を裂くように緑色の列車が駆け抜けていくと、少女の目の前にはゼロノスと共に燈が立っていた。

 

「おい…どこ行くんだ?」

 

「ゼロノス…!!」

 

「デネブさんと燈ちゃんはあの子をお願い…」

 

『任せろ』

 

「はい…」

 

列車から降りたゼロノスはそのまま一気にイマジンへと距離を詰めて行くと、燈はイマジンに襲われそうになっていた少女の元へと歩み寄っていた。

 

「列車…始めて見た…空も飛べるんだ…」

 

「えっと…あれだけ特別だから……その…大丈夫?初華ちゃん…」

 

島から出たことのない少女は列車に着いて盛大な勘違いをしていたのを、燈がオロオロしながら訂正して少女に声をかけるも―――

 

 

 

 

「私…初華じゃない…」

 

「えっ…?初華ちゃんじゃ…ない…?」

 

 

 

 

 

「私は……初音(・・)です…」

 

「えっ…?」

 

『燈、今は彼女を…』

 

「えっ…でも、初華ちゃんが…」

 

『私が出ても怖がらせるだけになってしまう…燈、身体を貸してくれ…!!』

 

初華と思って声をかけた燈だったが、少女は初華ではなく初音(・・)と名乗ったことに困惑を隠せない。

だが、今は彼女を逃がしてからゼロノスの元へと行くのが優先だと判断すると、デネブが身体の主導権を奪いとり、燈の前髪の一部が緑色へと変わっていく。

 

 

 

「私がおうちまで送ってあげよう。家はどっちかな?」

 

「えっ…はい…あっちです…」

 

「ユウたちとは違う方向なら…大丈夫だな」

 

燈の身体を主導権を奪ったデネブは初華と瓜二つである初音を彼女の家の場所を聞くと、そのまま少女を自宅まで送り届けていくのだった。

 

 

 





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