さーてと、ここで互いの世界のヤバい奴ら情報の共有回になりますが……
あれれ?Roselia関係者しか出てこないんだが……?
作者は訝しんだ
これもきっと妖怪のせいだな……と言い訳して投稿です
地獄を作ったユウの語りが終わった。
「冷たい水が美味い…!!」
「あの地獄に耐えた後に出されるキンキンに冷えた飲み物は格別に感じる」
「如月さんも美竹さんも、そこまで感動する…?」
「外の風が心地いい……。匂いもしない……」
「カフェの見た目も変わらないわね」
そして、生き残った僅かな面々は部屋から出ていき外にあるカフェに移動して、気分転換に飲み物片手に外の空気を堪能していたのだが――――――
「くぅ~!!もう1杯!!」
「ユウ?なんでバーテンの真似事してるのよ……」
「まぁ、元の世界でCiRCLEで働いてたから何がどこにあるかは大体分かるからかな……」
「まりなさんも…なんでもう酒飲んでるんですか…?仕事中じゃないんすか?」
「今日はこころちゃんの家の人が貸切ってるから、もう仕事が無いのよ!!」
ユウがそこでバーテンの真似事をしており、そこに客としてCiRCLEで働いているまりなが昼間からアルコールを煽っていた。
しかし、本来ならば今のまりなは業務中でアルコールなんて飲んではいけないのだが、今のCiRCLEは弦巻家が貸し切られてせいで店員であるまりなは実質的に仕事がない状態になってしまったのが原因の一つだったのだが――――――
「月島さん。弦太朗さんの言う通り、昼間からアルコール入れるのは不味いんじゃないんですか?用意した俺が言うのもアレですけど…」
「出したの君だよね!?元々こんな昼からお酒飲むつもりなかったよ!!」
「まぁ、最初にふざけ半分で酒飲むか聞きましたけど、最初に飲むって言ったの月島さんでしたよね?」
「ビール出すと思ったのに、最初にジントニックなんてオシャレなカクテルなんて出したのが悪い!!」
酒を入れる一端になったのもユウだった。
仕事がない状態の彼女にふざけ半分で酒を勧めてしまい、彼女はそれに負けて酒を口にした途端に止まらなくなったのをユウに責任転嫁していた。
「ユウ。ここはカフェなのにお酒なんてそんなにあるの?」
「一応スイーツに使う為の酒とかが少しあるだけだけど、料理にも使うからゼロライナーにそれなりに置いてあるからそこから引っ張って来てる。でも、久々に作ると楽しいね」
「次のお酒ちょうだい!!」
「はい。次はスクリュードライバーです。他のみんなにはノンアルのプッシー・キャット
だよ」
「いただき……ます……」
「おいしい……。あの……そろそろ私がそっち―――「飲み物も良いけど、ご飯が食べたいわ」……」
「こっちの―――あー…友希那さんは少し待ってください。ホットケーキがもうすぐ焼けるので」
「1枚じゃ足りないわ」
「すぐに用意出来る訳ないだろ……」
ユウはまりなの要求に答えつつも、流れる様に未成年の皆にも流れるようにアルコールが入っていない飲み物を用意すると各々が感想を零す。
そんな中でレイヤが別の世界の自身の事を聞こうとしたのだが、その言葉に被せる様に高校生の友希那からの食事の催促されるとユウは軽く流しながらそれに答えていた。
しかし、ここで蘭から至極真っ当なツッコミを入れられてしまっていた。
「ちょっと待って、何事もなくアルコール用意してるけど、リサさんの弟なんだから未成年じゃないの?」
「えっ?リサさんの兄妹って言ってたけど…弟!?」
「美竹さん、俺は色んな世界で過ごしてるので体感年齢は20歳越えてます。それに元々の世界に俺の戸籍はないんで法律なんて関係ないですよ」
「てか、天校にいた時は10歳にもなってなかっただろ」
「この世界にいた時間だけで言うなら1年もいないので1歳児ですかね」
「「こんなデカい1歳児がいてたたまるか」」
「あの~…リサさんの弟って言うと……何も無かったら何歳なんです?」
「本当だったらあこと同い年よ」
「マジ……で……すか………?」
リサの弟なら未成年と言う蘭からのツッコミに、ユウはサラッと流しつつも軽口を返す。
だが、普通に考えればおかしすぎる会話に思わず美咲がユウに尋ねていたのだが、友希那から返って来たその答えを聞いた美咲は目を見開いて固まってしまった。
「来た世界だと姉さんとゆきちゃんが大学1年になってるけど、本来ならそうですね。友希那さん、ホットケーキ焼けましたよ」
「いただくわ」
「リスみたい……」
「いつものことです……」
「…これが?」
そんな中で高校生の友希那はユウが焼いたホットケーキを受け取ると、すぐにその頬をパンパンに膨らませながら食べ始めていくが、そんな姿を見た燈の呟きに燐子がいつもの事だと言って軽く流す。
そんな姿に別の世界の自分を見た友希那が困惑してしまっていたが――――――
「「「「「「嘘………」」」」」」
「パスパレが復活してきたわね……」
「Roseliaも…リサは2人ともいるわね」
「アタシの弟…?」
「まって……?あこと……おないどし……なの……?」
何とか復活したパスパレと紗夜とリサ2人も外に出てきていたのだが、、事情を一切知らなかった彼女達は今の会話に驚いていたのだが、その反応には”ユウの姉”であるリサが首を傾げていた。
「あれ?言ってなかった?」
「ブラザーって言ってただけです……」
「燈ちゃんの言う通りだよ。みなさん、レモネードを用意してありますからどうぞ」
「年上の弟って普通に考えたら意味分かんねぇよ」
「それ以上に、こんな反応をされてる相手に平然と飲み物用意してるのも意味分かんないけど…」
「氷川達は最初にリタイアしたから復活するの早いのは分かりますけど、紗夜さんも復活早ですね」
「如月さんとの出会いで、私は人間的に一回り大きくなって、1つ先に進めましたから」
リサとしては弟と言ったつもりだったのだが、ユウはそんなことを一言も言っていないと指摘すると、それ以上は特に気にすることもなく後からやってきた皆にも飲み物を出していたのだが―――
「ねぇ……!!」
「えっと……姉さ―――じゃないやリサ…さん?腕離してもらえます?」
「ううん…!!さっきの話とか色々聞いたけど…家族と離れ離れになったり……大変だったね……」
「まぁ……えぇっと……大変ちゃ大変でしたけど………」
突如として、高校生のリサがユウの腕を掴んで彼を止めると、ユウは理由が分からないので彼女に腕を放すように頼んだのだが、彼女は掴んだ腕を放すどころか両手でしっかりと握って彼の事を励ますような言葉を投げかけ始める。
しかし、ユウはいきなりそんな言葉をかけられたと思っていたのだが、彼女はいきなり動き始めた。
「リサちーが抱きついた…!?」
「自分と同じ顔が抱きつくの見るとなんかムカつくね」
突如としてユウに抱きつき始める。
それを見た姉は同じ顔がベタベタ抱きつく姿を不満そうに見ていたが、ここから更に斜め上に剥ぐ点がぶっ飛んでいった。
「ほら!!お姉ちゃんに……じゃなかった………
ママに甘えていいんだよ!!」
「………なにいってんだこいつ」
「恥ずかしがってないで!!沢山ママに甘えていいんだよ!!」
「ちょっと!!アタシの目の黒いうちは弟にちょっかい出すの許さないよ!!ユウ!!離れろ~!!」
「ユウ!!ママって言って!!」
あろうことかユウに抱きついたリサは自身の事を”ママ”と言って自身に甘えるように言い始めていた。
これにはユウも理解が追い付かずに思ったことが素直に出てしまっていたが、当の本人である高校生のリサは彼の言葉を完全にスルーして満面の笑みを浮かべて彼に甘えるように迫っていく。
しかし、彼女のその行動によって姉が怒りによって完全復活して弟を引き剥がそうと反対側から替えを引っ張り始めてしまい、抱きついたリサはユウに”ママ”と呼ばせることに躍起になるという理解不能な光景が繰り広げられていた。
「えっと……何がどうなって……?」
「この世界の私。食べてないで説明をしてちょうだい」
「まだ食べてる途中よ。ちょっと、遊んでないでおかわりをお願いするわ」
「紗夜さんなら………あれ?なんかあっち見てぼーっとしてる……?」
「燐子も何時まで如月の服に顔を突っ込んでるのかしら?」
「あこが説明します。こっちのリサ姉、いきなりママって言い始めて暴走するんですよ」
「暴走…。こっちのリサも私とユウが買い物に行った時に、美竹さんや高松さんが隠れて様子を見に来てたのに、リサは顔を小麦粉?で真っ白にしながらショッピングモールに突撃して来たり、弟と知る前にリサが原因でユウが怪我をした時は”唾をつければ治る”って迷信を信じて傷痕を舐めたらしいわ」
「そっちのリサもヤベーじゃん……」
「弦太朗。それもだけど、目の前のシスコンで大分ヤバイでしょ……」
「アレは…病気よ……あら?あこ、目が死んでるよ?」
全く状況が呑み込めない燈と友希那だったが、彼女はこの世界の友希那に説明を求めるも彼女は食事中を理由にそれを拒否しただけでなく、2人のリサに取り合いに巻き込まれてるユウにおかわりを要求し始める。
これでは使い物にならないと察した燈達は他に説明できそうな面々に説明を要求しようとしたが、他の面々も全く使い物にならないと諦めそうになったタイミングであこが彼女達の疑問に答えていたのだが、あこの目は完全に死んでいた。
「あはは……大学生の友希那さん。
学校の中庭のど真ん中でおしゃぶり口に入れられたり、哺乳瓶使って飲み物を飲ませようとしたりの赤ちゃんプレイを強要される恐怖が分かりますか……?」
「「なにそれ………」」
「りんりんも匂いフェチ?ってやつで、紗夜さんは―――」
「リサちー、2人とも離れなよ~」
あこの説明を聞いた燈達だったが、余りにもぶっ飛んだ内容を聞かされたことと、Roseliaの5人中3人が完全に異常行動を見せる状況に完全にあこに同情し始めていたが、紗夜の事を言おうとしたのだが、そんな状況でいつもの調子に戻った日菜がユウの姉である方のリサを止めようとしたのだが―――
「邪魔!!」
「うぐっ!?」
「「あっ……」」
「あっ……ヒナさんの顔にリサさんの手が…」
「あわわ…日菜ちゃんが…!?」
「日菜ちゃん!!」
「大丈夫っすか…!?」
運の悪いことにリサは日菜を振り払おうとしたが、勢いが強すぎたせいで振り払うどころか彼女の手の甲が日菜の鼻を的確に捉えてしまった。
同じパスパレの面々は彼女を心配し始めていたが、そんな光景を見た燈達は自分達の世界の彼女と重ねて嫌な予感を感じてしまった。
「うぅ~……平気だけど、結構痛い……」
「「えっ……?」」
「ちょっと?事故だけど日菜ちゃんが殴られてる状態になってるのにその反応おかしいわよ」
しかし、その予感に反して日菜は痛そうに鼻を抑えながら純粋に痛みを訴える言葉であり、彩達に大丈夫だと伝える姿を見た燈達は驚きの声を漏らしてしまったが、そんな反応に思わず千聖が苦言を呈するも反応は変わることがなかった。
「だって、あの日菜よ?変よ」
「おかしいです……日菜さんなのに……」
「友希那ちゃん……それはあんまりじゃないかな……」
「彩さんのいう通りっす。そっちの日菜さんはどう言う人なんですか……」
日菜の反応がおかしいと燈も友希那も指摘する姿に彩までもが苦言を呈すると、麻弥が興味が出たのかどういう人物が聞いたのだが――――――
「マゾよ」
「「「「「「「えっ………」」」」」」」
「ほぅ……」
友希那から容赦のない一言で返され、それを聞くと麻弥達パスパレだけでなく、弦太朗や蘭までも―――ただ1人だけを除いてその言葉に困惑の言葉を漏らしていたが更に日菜の話は広がっていく。
「最初は私と一緒に居るユウにちょっかいをかけて迷惑をかけてたのだけれど、ユウにフライパンでお尻を叩かれて喜んでたわ」
「「「「「「えっ………」」」」」」
「友希那ちゃん、まって……?」
「それに犬扱いされた時は嬉々として犬の鳴き声を真似て答えてたわ」
「「「「「「「えっ………」」」」」」」
「友希那さん、日菜さんですけど……おにーさんに女の子扱いされてないことに喜んでた様な……」
「えっ……なに……それ………?」
「ほほう……?」
「それとRoseliaとパスパレともう1バンドで雑誌の取材を受けた時には、ユウにしてもらうために手錠を持ち歩いてたわ」
「「「「「「「えっ………」」」」」」」
「この間は殆ど布がない水着で深夜の街を徘徊していたとユウといた時に見たわ」
「えっと……友希那ちゃんも燈ちゃんも待って…?頭の……整理が追い付かない……」
余りにも衝撃が強いのか話を聞いていた面々の表情が完全に凍り付いていき、日菜に至っては別の世界の自分の事が全く信じられないのか体をガタガタ震わせ始めていた。
確かにこんな弦太朗と一緒に居た時の事件や、ユウが先ほど話していた余りにもグロい話とは全く方向性が違う衝撃的な内容では彼女も自身の頭の処理が追い付かないようだったのだが、ここで友希那がサラッととどめを刺してしまった。
「後は……日菜が首輪をして……紗夜がリードを持って散歩してたわ……。服は着てたのは見たことあるけれど……。紗夜曰く最近は殆ど着てないのと一緒の状態らしいわ」
「「「「「「えぇ………」」」」」」
「あはは……そんなのただの作り話じゃ……」
「首輪してる写真は残ってるわよ……。因みにユウは殆ど服を着てない姿を見たらしいわ」
「嘘だ……あたしを騙そうとしてる……」
最後に日菜の散歩の件を語ると余りのショックに日菜が膝からその場に崩れ落ちてしまった。
普通に考えて別の世界では自身が変態的な行動を常にとっている様な変態だと言われた挙句、その痴態はユウや友希那達に見られているだけでなく現場の証拠写真まで残っていると言われた日菜の眼は完全に死んでしまったのだが―――――
「最高ですね………!!」
「えっ…?」
「紗夜……さん……?」
「向こうの日菜はいい趣味をしていますね」
あろうことか日菜の実の姉である紗夜が別の世界の妹の趣味を全肯定していた。
そんな変態趣味を肯定するなど普通に考えたらあり得ないことで、その反応には燈達も困惑してしまったが、彼女達はその反応を示した理由に検討が付いてしまった。
「まさか……紗夜は……」
「はい……紗夜さんはそっちのヒナちんと同じ趣味です……」
「こっちの
「SをM、YをZ……確かに一回り大きくなって1つ先に進んでるわね……」
「流石双子……」
結果は2人の想像通りで、この世界の紗夜とユウ達が来た世界にいる日菜は全く同じ趣味嗜好をしていた。
本当は信じたくはなかったのだが、そう言われてから改めて2人が紗夜を見ると、紗夜の視線はリサ達に引っ張られているユウに対して熱い視線を向けていたのだが、それは彼に惚れる様な恋愛的な視線ではなく、彼の事をうらやんでいる様な熱っぽい視線であるというのは容易に推測でき、あこの言葉が真実だと信じるには十分なモノだった。
2人は世界が違うとは言えども趣味が似ているのは双子だからと何とか自分を納得させ――――――
「”
「あの……友希那ちゃん…?いえ、大学生だから”友希那さん”かしら?……ってのはどうでも良いにしても、それ言ってて悲しくならない…」
「白鷺さん。かなりショックだわ……」
「あの……そろそろ私の方の話も……」
「でもレイ。これ聞いた後だと怖くね…?」
「それは……そうだけど……」
「ぇ……ぁ……おにーさんを助けないと……」
「あたしがやる……ここまできたら……レイヤちゃんも巻き添えだよ……!!」
この世界のRoseliaは頭がおかしい。
そう零した友希那はショックを受ける横で、自身の事を聞こうとしたレイヤは余りの恐怖に逃げようとしたのだが、既に瀕死の日菜によって退路を塞ぎ、ユウから話を聞きだすべく未だに2人のリサに捕まっていた彼を強引に引き剥がしていくのだった。
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