PCデータや作者が吹っ飛んだり、PCや作者がウイルスに感染してり、色々あって遅くなってしまいました。
という事で、サラッとしてるが最終話になります!!
まぁ……本編じゃないし……サラッとしてても……まぁ………
という事で……でどうぞ!!
「「変身……!!」」
「「「「へ……変身した………!?」」」」
目の前で男2人が変身する。
それを見ていた元の世界の住人達は驚きの声を漏らしていたが、当の2人は平常運転だった。
「宇宙………来たぁあああああああああああああ!!」
「「「えっ…?宇宙……?」」」
「いつも通りですね」
「ユウ!!お前のそれ!!ゼロノスって奴じゃねぇか!!」
「流石に知ってたんですね……」
「で……ユウ、どうするよ?」
フォーゼのいつものセリフに燈達は意味が分からず困惑していた。
しかし、ゼロノスはその姿を見ていつも通りだと思っていた所で、フォーゼ側もユウが変身した姿を見て軽いノリを見せて肩を小突いてくるもすぐに目の前の敵に意識を向け始めていたのだが――――
「これ、俺が変身した意味ある?」
「ブシドー!!」
「あっぶない……な!!若宮さん、弾いたのが当たりそうなんだけど~?」
「てんびん座が幻を見せて来るけど……すぐに場所は変わんねぇだろ…!!ソイヤっ!!」
「で、どうするよ?ユウ」
「突っ込んだら後はノリと勢い。
あれ見たらもうゴリ押しが一番手っ取り早いでしょ……」
「よっしゃ!!タイマン張らせてもらうぜ!!」
「1vs1じゃないからタイマンじゃ―――ってなんで腕を掴んで…」
その視線の先ではイヴがサジタリウスの矢を弾き飛ばし、ダイザーに乗り込んだ美咲がレオを抑え込み、巴は幻覚を見せられながらもダスタードと纏めてリブラを殴り飛ばす。
こんなのを見てしまったゼロノスは変身した意味を見いだせなくなってしまったものの、フォーゼの言葉に投げやりに敵に突っ込んでいくだけの策とも言えない策を提示する。
普通ならばこんなものに賛同する方がおかしいのだが、フォーゼはそこまで考えずにゼロノスの腕を掴んでからドライバーのスイッチを押した。
――ロケットON――――――――
「「「腕にロケット……?」」」
「おい!!ちょ…!?待っ―――!!」
フォーゼの腕にはロケット。
燈達はいきなりロケットが出てきたことを疑問に思っていた一方でゼロノスはそのフォーゼの行動に嫌な予想が頭を過るが、それは現実になった。
「行っくぜぇええええええええ!!」
「ちょっと待てぇえええええええええ!!」
「なんで俺まで巻き込んで飛んだんだよ!!腕放せ」
「分かった!!」
「ちょ…!?」
ゼロノスの腕を掴んだままフォーゼがロケットを点火して空を飛んだ。
すぐにゼロノスがそれに抗議して手を放すように言うと、あろうことかフォーゼはそのまま腕を放してしまい――――――
「ゼロノスは飛べねぇんだよぉおおおおお!!」
そのままゼロノスが地面へ向かって落ちていく。
そんな状況でゼロノスは体を捻って体勢を整えて落下する先へと視線を向け――――――
「らぁ!!」
「―――っ!?」
「あっぶな!?いきなり落ちてこないでください!!」
「俺を巻き添えに空飛び始めた弦太朗さんに文句言って下さい」
「あの人は……!!」
そのまま真下にいたレオの爪目掛けて全力でキックを叩き込むと、その威力にレオが盛大に吹き飛ばされていく。
しかし、その至近距離にいた美咲から文句が出るが、ゼロノスは全ての責任をフォーゼに擦り付けていた。
「危ない…!!」
「気づいてますよ……」
「……マジで…?見ないで殴った?」
そうしている間に吹っ飛ばされたレオがゼロノスの背後へと迫って不意打ちを仕掛けてきたが、その不意打ちに対してゼロノスは相手を一切見ないで裏拳をその顔面に叩きこんでいた。
これには美咲も驚いていたが、ゼロノスは殴った拳を解いて脱力しながらそのままレオへと視線を向けていた。
「迷惑かけた代わりに、この猫はこっちで相手させてもらいますよ。もう1人もそろそろ落ちて来るんで」
「………まぁ、相手してくれるならお願いします」
そうして美咲はゼロノスから離れていくと、それと入れ替わるようにしてフォーゼがサジタリウスとリブラを巻き込むようにしてゼロノスの元へと飛んできた。
「待たせたな」
「いや、何してくれてんですか」
「悪い悪い。でも、問題なかったろ?」
「そういう問題じゃねぇよ…」
「なぁ、ユウ。こいつら人間じゃねぇんじゃねぇか?」
「判別するための時間稼ぎます?」
ゼロノス達の目の前には12使徒のゾディアーツが3体。
数の上では不利だとしても、実力差を考えてば対応できないレベルではないと言うのは感覚的に理解できた。
しかし、気になるところはこのゾディアーツの中に人がいるかどうか?と言う点だけ。
普段ならば自分達を襲ってくる相手に情け容赦をかけることはないが、横にいるフォーゼはともかくこの世界の住人には刺激が強すぎるかもしれないと考えを巡らせていたのだが―――
「弦太朗!!こいつら、こころちゃんの船であったのと一緒よ!!」
「サンキュー千聖!!ユウ!!こいつらは中身がねぇ!!」
「普通に弦巻さんの船ってのにツッコみたいんですが……さっさと倒して終わらせますか」
「よっし!!行くぜ!!」
どうでも良い情報が乗っかっていたが、どうやら目の前のゾディアーツは人間が変身している物ではないらしい。
それを聞けばもうゼロノスが考えることはなく、目の前のゾディアーツを倒すことへと意識を向けていくと、いきなりフォーゼが飛び出していく。
その姿を予想にゼロノスはゆっくりをゼロガッシャーをボウガンへと組み替えてからサジタリウスへとそれを向けていた。
「―――ゲンちゃん!!後ろ~!!」
「撃たせねぇよ」
フォーゼを狙うサジタリウス。
相手が矢を放つ前に既にゼロノスがボウガンを放ち、サジタリウスが放った矢が弓を離れた直後に爆発していく。
それに姿勢を崩したサジタリウスから今度はリブラへと巴達へと新たに向かおうとするダスタード達へと標的を変え、その場に釘付けにするようにボウガンを放ってその足を完全に止める。
「ユウ!!やるじゃねぇか!!」
「ほら、よそ見しない」
「悪い…!!でも、こっから一気に…!!」
――コズミックON――――――――
射撃に感心するフォーゼを無視してゼロノスはそのまま射撃を続けていくが、それに触発されたのかスイッチを切り替えて起動してその姿はベースステイツからコズミックステイツへと姿を変えていた。
「みんなの絆で宇宙を掴む!!」
「いきなりそれか」
「こっからは俺の番だ!!」
コズミックステイツへと姿を変えたフォーゼは精製されたソードを展開して刃を展開するとそのまま近くのレオを斬り付け、その一撃で大きくダメージを受けたレオはその場に膝をつく。
それを一瞥したフォーゼはそのままリブラへと体の向きを変え―――
「このまま…!!」
――――ランチャーON――――――
――――フリーズON――――――
「いっけぇ!!」
胸のパネルを操作して右足のランチャーモジュールを展開して即座に発射し、放たれたミサイルはリブラの周囲で爆発させて相手を一瞬で拘束したことで2体が動きを止めた。
「如月!!横見ろ!!」
「巴?…やっべ!!いて座が!!」
しかし、残ったサジタリウスがフォーゼを狙い始めていたが、ランチャーのミサイルは全弾撃ち尽くしてしまって迎撃も出来ず、回避も間に合わない危機に陥っていたが――――
「警戒が足りねぇんだよ!!」
「ユウ!!やるじゃねぇか!!」
「瀕死2体に戦闘不能レベルのが1体。決めますか」
「おう!!」
そんなサジタリウスに対して真横からゼロノスが一気に距離を詰め、ボウガンからサーベルへと組み換えたゼロガッシャーを振るって相手の弓だけを綺麗に切り飛ばしていて座から攻撃手段を奪いとった。
相手は完全に戦闘能力を奪ったが逃がせないとゼロノスはここで決めると伝えるとフォーゼはソードを変形させてからドライバーのスイッチを抜いてソードへと装填していた。
「抜いて…挿す!!」
「「「なんか出た…!?」」」
ソードから音声が響くと凍って動けなくなったリブラの後ろに白い大きなワームホールが形成される。
それに驚く燈達だったが、周囲は特に反応する素振りもなくそのままフォーゼはソードのブースターを点火して宙を飛ぶ。
「おらっ!!」
そんなフォーゼを見たゼロノスは近くにいたサジタリウスをリブラの方へと蹴り飛ばすとそのままリブラの動きを封じていた氷を粉砕し、中のリブラを巻き込んでそのままワームホールの中へと消えていく。
それで終わったはずだったが―――――――
「うぉおおおおおお!!」
「弦太朗さん!!そのままだと俺ま―――ぐぇ!?」
あろうことかフォーゼはレオをロケットで押し込もうとしたのだが、勢いに任せた突撃はゼロノスも巻き込んでしまい、ゼロノスもそのままワームホールへと呑み込まれてしまいその出口である宇宙へとそのまま放り出されてしまった。
「ったく!!勢い任せすぎる!!」
「ユウ!!」
宇宙に放り出されたゼロノスだったが、彼には宇宙で動くための手段どころか宇宙で活動できるような装備ですらない。
体は何とかなっているが呼吸が出来ない状況に陥っていたのだが、そんな中でゼロノスはフォーゼの腕を掴んでいた。
「お前…!!」
「呼吸が出来ないけど、エボルトの細胞で何とか活動できる。でも時間がないからさっさと決める!!」
ゼロノスは宇宙空間を漂いながらベルトからカードを引き抜いてそのまま剣のスロットに装填。
それに合わせるようにしてフォーゼも先ほどと同じようにスイッチをソードへと挿し直していた。
2つの音声が響くとそれぞれの刀身にエネルギーが溜まっていく。
そして、2人は並んでそれぞれの得物を構え―――
「ライダー……超銀河フィニッシューーーーーー!!」
「はぁ…!!」
同じタイミングでそれぞれが剣を振るい、エネルギーが斬撃となってゾディアーツへと飛んでいき、2つの斬撃は3体のゾディアーツを斬り裂くと宇宙で大爆発を起こして消滅していく。
「やったぜ…!!」
その光景にフォーゼはやり切ったと言わんばかりの空気を出していた。
確かにゾディアーツを倒してやり切ったのは変わりがなかったのだが―――
「ちっ……!!攻撃の反動で動いていく……!!」
「やっべ…!!」
「カーテンで……!!」
「うおっ!?」
宇宙空間で剣を振るった事とゾディアーツ達の爆発によって起こった衝撃がゼロノスを宇宙空間へと吹き飛ばしていく。
フォーゼもすぐに我に返ってゼロノスの方へと飛んでいこうとしたのだが、それより先にゼロノス―――いや、ユウの能力であるカーテンを自身の飛んでいく先に展開すると、フォーゼと2人でその中へと飛び込んだ。
「ユウ!!」
「如月!!お前、流石にリサさんの姉弟を巻き込むなよ!?」
「悪い。大丈夫かユウ?」
「大丈夫じゃねぇ!!普通の生物は宇宙空間に放り出されたら死ぬわ!!」
「アレ?ゲンちゃんがいつもと違うので戻ってきた―――「ユウ、ちょっと待って!?宇宙って何!?」
「姉さん、それは後。残ってる連中を――――――」
そして、カーテンを飛び込んだ先で友希那と有咲がそれぞれの事を呼ぶ声が聞こえてくる。
ゼロノスはあの状況の中でカーテンは地球のCiRCLEまで戻るように繫げて何とか戻ってきたのだが、香澄はいつもと違うフォーゼの帰還に首を傾げていた。
しかし、そんな香澄の疑問はリサの言葉によって掻き消されるも、彼は残っているダスタードを対処しなければいけないと話を変えようとしたのだが―――――――
「それならアタシらで終わらせたぞ?」
「てか、巴達もなんで普通に相手倒してるの!?」
「別の世界のアタシはツッコみ好きだな~」
「普通の反応だよ!?」
「………とりあえず変身解くか」
「だな……」
ダスタードはあろうことかこの場にいた巴達によって全て倒されていた。
それに対してユウと一緒に来たリサはツッコミを入れるが、この世界の自分自身に宥められるという奇妙な状況に落ち着いたのかゼロノスとフォーゼは皆の前で変身を解いて元の姿へと戻っていた。
「ユウ大丈夫?」
「おにーさん……」
「宇宙に放り込まれてもエボルトの遺伝子があるから多少は活動できるから大丈夫だよ」
戦いが終わって早々、ユウは燈達に心配されると自身の身体の事を放して宥め始めていた。
とりあえずはこれで一件落着のはずだったのだが――――――
「ねぇねぇ!!ゆーくんだっけ?君も変身出来るんだ~!!」
「それにさっき剣とか出してたよね!?ワタシ気になります!!」
「……若宮さんも氷川さんも飛びつくのやめてもらえます?」
「あこも変身してみたい~!!」
「モカちゃんも~」
「モカもあこも、あっちのリサさんのお兄さんに頼んでみたら?」
「ひーちゃん流石~」
「あこも青葉さんもやめなさい。変身しても身体中から血が噴き出すわよ?」
戦いが終わった直後にも関わらず空気が一気に緩みだし、弦太朗と同じように変身していたユウに視線が集まり、彼が使っていたアイテムや自身も変身してみたいという微笑ましくもある要望が飛んでくるとユウの今までの変身してきた中で一番酷かった状況を語ると周囲が一気に青ざめていく。
「いやいや、ゆきちゃん?俺の場合は体の中のいろんなのが暴れた結果だからああなっただけで、変身出来ないのがキバットさん使うと噛まれた時点で即死するよ?」
「「「「ひっ……!!」」」」
「そうだったのね」
「大半が適性がない人だと使えないよ。誰でも使えるのはあるよ?
まぁ、適正なかったら、暴走したり、変身後に体が灰になるけどね」
「「「「………」」」」
そして、そこにユウが笑顔で追い打ちをかけていた。
その言葉に更に青ざめていく面々だったが、誰でも使える物があると聞いて変身願望を持っていた何名かは若干目が輝いていくが、それも一瞬で砕け散ってしまって重い空気が流れていく中、空気を読んだ蘭が一部しか知らない事実を投げ込むことにした。
「それと、ユウさんはリサさんの年上の弟だよ」
「「「「年上の弟!?」」」」
蘭がユウとリサの関係をぶちまけたことで漂っていた重い空気が一瞬で吹き飛んでいた。
そして、興味の対象はユウから彼の姉であるリサの方へと一瞬で切り替わっていく。
「リサさん!!あんなイケメンな弟がいるなんて羨ましいです!!」
「てか、年上なのに弟ってどういう事ですか!?」
「それはアレだろ?色んな世界移動してたからそれの結果だろうけど、気にはなるな」
「面白そうね!!この後じっくり話を聞きましょう!!私の家でたっくさん話を聞かせてもらうわ!!」
「わ~!!こころんの家だ~!!」
「「「「「「おぉ~!!」」」」」」」
「ちょ!?やめ―――!!」
「だから!!弟居るのはあっちだから!!」
リサは一瞬で取り囲まれてユウのことで一気に質問攻めにあうが、これだけでは終わらない。
あろうことかこころが自身の家に場所を移して色々を根掘り葉掘り聞き出そうと言い始めると周囲がそれに同意してリサの両腕を抑え、それに巻き込まれるようにこちらの世界のリサまでもが捕まってしまっていた。
「弦太朗さん、これどうしてくれるんですか?」
「……ああなったらこころはスゲーぞ?絶対に止まんねぇからよ」
「この世界の弦巻さんは、私達の方と全く変わらないわね…」
「今日……帰れるかな………?」
「燈、諦めた方が良いかも……パーティーって言ってたから。今日土曜日だけど、月曜まで帰れないかもね……」
「私はご飯が食べれるなら何でもいいわ」
「こっちの世界の湊さんは本当にブレないな………」
そんな光景をユウはすぐに離脱して弦太朗達の横へと逃げて、この状況をどう収束させるか問うも誰もこころを止められない。
それどころか今日中に解放されるかすら怪しいと言われて、蘭も諦めた表情を浮かべていた。
こうして別の世界に来た彼らは弦巻の屋敷に仲良く連行されてしまい、そのまま蘭が口にした通りにこの世界の月曜まで彼らはひとしきり彼女達の質問や要望に答える羽目になってしまった。
そうして、解放された燈達だったが疲労困憊と言った様子であり、それを見たユウの手によってこの世界の移動してきた直後の時間にもどされると、彼女達は残りの休日の時間を泥のような睡眠に費やしてしまうのだった。
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