軽い話ですが投稿です…!!
ここでようやく設定の一部が開示できた()
まぁ、読み返せばわかるような内容ですが…
学校での一悶着があった後、ユウは花音と麻弥の2人と共にカフェに入って休憩を取っていた。
「へぇ…大和さんも松原さんと一緒でドラムなんですね」
「はい。ジブン、アイドルやる前はスタジオミュージシャンをやってましたから」
「そう言われると松原さんもですけど…ドラムはちょっと意外ですね」
「ふぇ?…意外ですか?」
「なんかドラムやってる人ってなんかパワーが有り余ってる人…みたいなイメージが…沙綾ちゃんとか立希ちゃんとかあこちゃんとか…」
話題の中心はユウと話したことのない麻弥について。
その中でも彼女がドラムをやっているという事を聞くと、今まで出会ったドラムの人達の様なパワフルな印象だったことを伝えると、麻弥はその名前を聞いて苦笑いを浮かべていた。
「あはは…今の人達を比べられるとそう思われても仕方ないかもしれませんが、ジブンとしては松原さん…ハロハピの皆さんは行動力が凄いと思いますけどね…」
「ふえぇ~…!?」
「ライブのために気球に乗ったり、スカイダイビングしながらライブなんて普通しませんよ?」
「あれは!!こころちゃんが!!こころちゃんが…!!」
「あはは…ジブンは分かってますから」
「だけど、スカイダイビングしながらって……パワフルって言うにはちょっと違うんじゃないですかね…?」
「それを言うなら…!!麻弥ちゃんだって収録でジャングル行ってたし、ユウさんだってこころちゃんの家の人達を1人でやっつけてたでしょ!?」
麻弥はユウの意見に概ね同意しながらも、ハロハピのやってきたことの一部を例に挙げ、それを聞いたユウは花音を見る目が変わってしまった。
しかし、それを言われた花音は顔を真っ赤にして自分だけじゃないと麻弥とユウの事を口にするとユウと麻弥は驚きながら互いの顔を見合ってしまった。
「アイドルバンドがジャングル…?」
「あの弦巻さんの家の人達を…?」
「大変でしたね……」
「いえ…その…そちらも、大変でしたよね…?」
「ふえぇ~!?」
驚き合った2人だったがすぐに2人は互いの苦労をねぎらい合っていた。
そんな光景を見て花音は逆に戸惑って鳴き声を上げたが、そんな3人の元に新たな乱入者がやってきた。
「あれ?あの人影…湊さんじゃないですか?」
「ホントだ。友希那ちゃんだ…」
「あ~…そうみたいですね」
3人はその人影からやって来ているのは友希那だと察したが、特に驚くような様子も見せることなく呑気に見ていたが、彼女はユウ達3人の元へとやって来ていた。
「ユウ…」
「あっ…ゆきちゃん、授業お疲れ様。紗夜さんにモノは届けておいたから」
「そう…松原さんに大和さん、こんにちは」
「こんにちは友希那ちゃん」
「湊さん、お疲れ様で―――って、ゆきちゃん!?」
「あはは…麻弥ちゃん…さっきよりも驚いてる…」
ユウは友希那に挨拶を頼みごとについて伝えると、一緒にいた麻弥と花音の2人に挨拶を交わすが、麻弥はユウが友希那の事を愛称で呼んだことに今までで一番の驚きを見せる横でユウは友希那に話しかけていた。
「ゆきちゃん、どうしたの?こんなところで」
「それはこっちのセリフよ。なんで松原さんと大和さんと一緒にいるの?」
「紗夜さんに荷物を渡そうとしたらアホに絡まれたせいで疲れたから休憩中。とりあえず座ったら?」
「アホ…?なにがあったのよ…」
「えっと…友希那ちゃん、実は―――」
ユウに勧められて席に着いた友希那は彼の雑すぎる説明を聞いて一切理解できていなかったが、花音がユウに変わって紗夜達と会った時の一件を彼女に説明すると、友希那は一端感がるような仕草を見せると、納得したように頷いていた。
「日菜と会ったのなら仕方ないわね…」
「でしょ?」
「えぇ」
「どういうことなんですか…?」
「さぁ…?」
友希那の態度を見た花音と麻弥は彼女の態度に疑問を感じてしまったが、それもとうぜんであり、花音達は時間を修正されたことでその記憶が消えているが、友希那とユウには日菜がイマジンと契約したせいで大勢の学生たちが犠牲になった時間の事を鮮明に覚えていた。
そして、日菜が交わした契約内容は余りにも自分勝手すぎるモノであったこともあってユウが日菜を嫌っているのを友希那は理解していた。
ここで麻弥が気になったことをユウに尋ねていた。
「あの~…気になったんですが…お2人はどういうご関係で?」
「まぁ…親戚みたいなもんですよ」
「…えぇ」
「なるほど…だから敬語じゃなくて砕けた感じなんですね」
「あれ?でも、さっき日菜ちゃんにも敬語じゃなかったよね…?」
麻弥はユウと友希那の関係を聞いて納得したが、花音は日菜に対する言葉遣いも自分達とは違っていたことを思い出していた。
その疑問を聞いたユウはニコニコしながら花音の疑問に答えていた。
「松原さん、敬語は敬う相手に使う言葉ですよ?」
「ふぇ?」
「松原さんや大和さんに紗夜さんは敬いますけども、紗夜さんと双子の妹でもアレを敬う要素なんて欠片もありませんから」
「ふえぇ~…」
「なかなか辛辣ですね…」
ユウは敬語を使う理由を答えたがこれが全てではなかった。
確かに彼が花音たちに敬語を使う理由はそれで間違っていないが、理由はそれだけではなく、
本来の時間軸で育っていれば彼よりも年上になるはずの香澄や美咲達にも基本的に敬語で話すことにしていて、仕事でなければ同い年のあこや年下の燈には敬語は使うことはしないと彼の中では線引きを決めていたのだが――――
「待ちなさい。ユウ、私には敬語使ってないわよね?」
「最初に止めろって言ったのそっちでしょ?それに学校の課題から逃げたり、忘れ物をして人に届けさせるような人を敬うのは…」
「ユウ…!!」
「はっはっは…」
だが、友希那は自身に敬語を使っていないことを指摘すると、ユウは友希那の生活態度を例に出して揶揄いながら理由を語ると、友希那は不満そうな表情を向けるも彼はそれを笑って流していた。
「なんか…中島さんってすごいっすね…あの湊さんの話を聞き流してますよ…?」
「確かに…それに黒服さん達をやっつけたり出来ちゃうし…」
「それだけじゃないわよ。ユウは料理も出来るし、バイクにも乗れて、勉強も出来るわよ!!」
「おぉ~…!!」
「なんでゆきちゃんが自慢気なの…?」
友希那はユウを褒められたのが嬉しいのか、彼の特技と思しき内容を自慢気に話し始めていたが、ユウ自身はそれを自慢と思ったことはなく友希那が自慢気なことを疑問に感じていたところで、また花音はやらかした。
「それにお芝居で薫さんを口説いて顔を赤くさせて床にお芝居出来ない様にしてたよね?」
「えぇ!?芝居中の薫さんをっすか!?」
「ちょっと花音さん?それは言わなくても…ってゆきちゃん、なんで脚蹴るの!?」
「……思い出し激怒よ」
「なにそれ!?理不尽!!」
花音は即興の芝居で薫をノックダウンさせたことを麻弥に語ると、芝居中の薫を素に戻すような事をやってのけたユウに再び驚いていたが、そのことを思い出した友希那はあの時の事を思い出して怒ってしまい彼の脛を蹴り始め、ユウも友希那が語った理由を聞いて思わずツッコミを入れた。
そんな状況の中で麻弥は今までの話である結論に至っていた。
「中島さんってなんか不思議な人っすね」
「大和さん!?なんかおかしくない!?」
「いえいえ!!学校での時は落ち着いた人だと思いましたけど、ここで少し話したら砕けた空気感になって…って思ったら、今度は弦巻さんの家の人をやっつけたって聞いて怖いとも思いましたけど…湊さんをあんな砕けた感じにさせたり…」
「印象がコロコロ変わるわね…」
「そうなんですよ。印象がコロコロ変わるから不思議なんですが…。悪い人じゃないのは分かるって言うか…」
「そうよ」
「だからなんでゆきちゃんが自慢気なの…?」
麻弥の話を聞くと友希那は再び自慢げに頷いて見せ、そんな態度にユウは再びツッコミを入れていた。
それを見た花音はニコニコと笑ってこの状況を眺めていたが、不意に花音はカフェの店内にあった時計の時刻が目についていた。
「あっ…もうこんな時間…そろそろ学校に戻らないと…」
「私も練習があるから事務所に行かないと…」
「ジブンもっす…!!」
「なら、ここはお開きってことで…」
気が付けばかなりの時間が過ぎており、各々が次の予定の時間が迫ってきたのを理由にこの場を解散することを決めると、皆が手荷物を纏め始める中でユウはさらっと伝票を取って会計を済ませて店を出ると、花音と麻弥は財布を出そうとしたがユウはそれを断って財布をしまわせてこの場を離れようとした。
―――が、彼の災難はそれで終わらなかった。
「ユウ」
「ゆきちゃん、どうしたの…?」
「紗夜に渡してもらった譜面なのだけれど…日菜が奪ったらしいわ…」
「はぁ?」
友希那は自分のスマホに紗夜から連絡が来た内容をそのまま伝えると、ユウは先ほどまでの楽し気な笑みが一瞬で消えて真顔で友希那に聞き返してしまっていた。
普通に姉のモノを奪うなどあり得ないのだが、日菜ならばやりかねないとユウは考えてしまい、彼はこの後の嫌な予感を感じてなんとかそれから逃げようと考えていた。
「ゆきちゃん…?因みにそれの内容を覚えてたりは…」
「ある程度は覚えているけれど…あれには紗夜自身が考えてたアレンジも書いてあって…」
「そっちは覚えてないと…」
「えぇ…紗夜も全部は覚えてないと言ってて…悪いけど、日菜から取り返してちょうだい…」
「場所はパスパレの事務所だと思うので、ジブンも一緒に行きますよ…」
「うげぇ…」
ユウはトラブルから逃げようと友希那に内容を覚えてないか聞いたが、最悪なことに友希那だけでなく紗夜も譜面を直しており、その全ては誰も覚えていない。
出来ることならユウとしては友希那の話を断りたかったが、イマジン絡みで巻き込んでいることもあって彼女の頼みを断りにくい。
それもあってユウは嫌そうな声を表情を浮かべながら彼女の依頼を引き受けてしまうのだった。
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