忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます!!
前回は主人公のメンタルにダメージがありましたね
私はガルパでウェディングのひまりとロックを2枚抜いてメンタル絶好調になりましたが、
今回の話は誰がダメージ受けるんですかねぇ?

という事で投稿です




45話-懐かしのメロディー

「凄い熱量ね…」

 

「はい…以前見た時よりも格段に技術も上がってます…」

 

Roseliaの練習に見学することになったが、Roseliaの演奏に圧倒された千聖の横で麻弥は格段に向上していた演奏技術に注目し、2人が演奏についての話をしていた横で、ユウは歌っている友希那の姿を見て思わず思わず呟いていた。

 

「凄いなぁ…ゆきちゃんは…」

 

「あら?友希那ちゃんに見とれてるのかしら?」

 

「ちょっと千聖さん…」

 

「…そうですね」

 

「あら?案外素直ね…?」

 

その呟きが聞こえた千聖はユウに問いかけていた。

だが、その口調は問いかけるというよりも完全に揶揄うような口調で、思わず麻弥は千聖を止めようとしてしたが、揶揄おうとした千聖を他所にユウは彼女に笑みを浮かべて答えると2人は目を丸くして驚いているとユウは悲しそうな表情を浮かべていた。

 

「ゆきちゃんは小さい頃から歌うのが好きで、姉さんと一緒になって楽しそうに歌ってるのを聞いてるのが好きだったんですよ…俺」

 

「……」

 

「あっ…もう1曲通しが終わりますよ」

 

 

 

 

 

 

「白鷺さん達、今のを聴いて何か感じたことはなかったかしら?」

 

ユウの答えに言葉を詰まらせた千聖だったが、このタイミングでRoseliaの通し練習を終える。

すると友希那は3人へと今の通しの感想を求め始めると

 

「ジブンとしてはサビ前…所ですが少しだけリズム隊が走ったように思いました。」

 

「私もそれは感じました…」

 

「ごめんなさーい…」

 

「千聖は何かない?」

 

「リサちゃん…演奏について私が言えるようなことはないのだけれど…」

 

「なら、今のをライブで出されたらどう思うかしら?」

 

「Roseliaはアイドルではないけれど、人前で演奏するのだから…見え方は意識したほうが良いんじゃないかしら?」

 

「あ~…なるほどね~見え方については盲点だったな~……」

 

技術面では麻弥が、演出面では千聖がそれぞれ感じたことを伝えると、Roseliaの面々は納得したような表情を浮かべたが、そんな中で友希那はユウに顔を向けていた。

 

「ユウは何かないかしら?」

 

「ゆきちゃん?大和さんと白鷺さんは良いけど…俺なんて完全に素人だよ?」

 

「…その素人意見を聞きたいのよ」

 

 

「ちょっと湊さん…!?」

 

「氷川さん?震えてる…?」

 

友希那はユウに意見を求めたが、ユウは音楽に関しては素人で自分が何かを言えるような立場じゃないと意見を断ろうとしたが、友希那はそれでもユウに意見を求める態度に紗夜がユウへの恐怖心が蘇ってビクビクと震え始めていた。

 

そんな状況でユウは友希那の期待に答えようと先ほどの演奏を思い返し始めると、その雰囲気にこの場にいる面々が緊張の表情を浮かべてていた中でユウはその口を開いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄かったと思うよ?」

 

「「「「「「………」」」」」」

 

だが、彼の口から出てきたのは緊張していた空気に相応しくない小学生みたいな感想。

それを聞いた面々は完全に言葉を失ってしまったが、友希那はその答えでは不満だった。

 

 

「ユウ、真面目に答えなさい」

 

「いや、真面目に聞いてこれしか出てこないんだけど…?ゆきちゃんは素人の俺に何を求めてるの…?」

 

「もっといろいろあるでしょう?」

 

 

「ほら、友希那落ち着きなって~」

 

「リサ、私は落ち着いているわ」

 

友希那はユウの答えに感じた不満をそのままぶつけていた。

しかし、ユウとしてはこれ以上に何を言うべき事が思い浮かばずに考え込んでしまうと、友希那は不満顔をそのままユウに向け始めると、一気にこの場の空気が悪くなっていく。

 

 

だが、それは一瞬でぶち壊された。

 

「友希那ちゃん。仕方ないわよ」

 

「白鷺さん?どういうこと…?」

 

 

 

 

「だって、彼…歌ってる友希那ちゃんに見とれてたもの」

 

「なっ!?」

 

「ちょっと…!?」

 

千聖はこのタイミングでユウが友希那に見とれていたという爆弾を投下すると、友希那とユウの2人は顔を赤くしていた。

その爆弾投下にRoseliaの4人は目を丸くしていたが、千聖は更に続けて爆弾を放り込んでいた。

 

「彼、小さい頃にお姉さんと一緒になって歌ってた友希那ちゃんが好きだったって言ってたわよ」

 

「えっ!?なにそれ!?友希那~!!」

 

「わぁ!!リサ姉!!落ち着いて~!!」

 

 

 

 

「……」

 

「あらっ…?」

 

千聖が爆弾を放り込むと、友希那の幼馴染であるリサが驚きの表情で友希那に詰め寄ろうとしていたのに反して、友希那は先ほどユウに詰め寄っていた勢いが嘘のように悲しそうな表情を浮かべていた。

 

「湊さん大丈夫ですか…?」

 

「大和さん…。えぇ…大丈夫よ…」

 

「あら?」

 

友希那の表情に麻弥が心配そうに声をかけるが、彼女はなんでもないと誤魔化していた。

しかし、千聖はこのタイミングで最大級の爆弾を投下してしまった。

 

 

 

 

 

「こうやって見ると…リサちゃんと中島さんって似てるわね…」

 

「あっ!!ホントだ!!リサ姉と兄妹みたい!!」

 

「えぇ~?そう見える~?」

 

「言われると…今井さんと中島さんの目元がそっくりですね」

 

「そう言われると…そう見えますね…」

 

 

 

 

「「…っ!!」」

 

「あの…?湊さんも中島さんも…どうしたんですか…?」

 

「…紗夜さん。なんでもないですよ…なんでも」

 

「えぇ…ユウの言う通りよ」

 

千聖は”リサとユウが似ている”と言うある意味では最大級の爆弾をぶち込んでしまった。

他の面々は千聖の言葉に同意するように盛り上がっていたが、それに反して友希那とユウの表情が一気に曇った。

 

あこが言ったようにリサとユウは本当に姉弟であるが、リサにはその記憶は一切なくて憶えているのは友希那とユウの2人だけ。

 

一緒にいるだけなら何ともなかったが、似ていると言われただけで2人の表情を曇らせるには十分すぎる破壊力があった。

そんな2人の変化に気が付いた紗夜だったが、それについて聞いてもなんでもないと返された事でそれ以上の追及を止めてしまった。

 

 

スタジオは何とも言えない空気に包まれしまい、練習と言う空気ではなくなってしまった。

これで練習も終わりだと言う流れになりそうになったが――――

 

 

 

全く別の理由で練習が中断されることになってしまった。

 

「…っ!!」

 

「ユウ…どうしたのかしら…?」

 

「ヤバい…!!扉から離れろ!!」

 

「「「えっ…?」」」

 

「ちっ!!」

 

ユウは外の気配を感じ取ってスタジオの扉から離れるように叫んだのと同時に扉が弾け飛び、彼は扉が飛んできた先にいた友希那を抱えるようにして床に倒れこむ。

 

状況について行けない皆は扉の方に視線を向けると、この場にいた皆は恐怖で身体が硬直してしまっていた。

 

「「「ひっ…!!」」」

 

「何ですか…あれは…?」

 

 

 

「あれはさっきのキグルミ…!!」

 

「中島さんの言った通り本当に自分達を狙って…!?」

 

 

 

「イマジン…」

 

「気づくのに遅れた…」

 

Roseliaの4人はいきなり現れたそれにパニックを起こしていたが、そこにいたのは先ほど千

聖達を車で襲撃したイマジンだった。

千聖達も状況を理解して逃げようとしていたが、イマジンはそれより先に動き出して―――

 

「こっちか…!!」

 

「友希那!?」

 

「らぁ!!…みんな!!俺が抑えるから逃げて!!」

 

「えっ…えぇ…」

 

 

床に倒れこんだユウに襲い掛かっていた。

思わずリサが叫ぶが、ユウは友希那を庇った状態から後ろ脚でイマジンの腹を全力で蹴りこむと千聖達に逃げるように叫ぶと、その声に従って千聖達は逃げ出そうとしたが―――

 

「友希那…!!」

 

「リサ…大丈夫よ。先に行って」

 

「白鷺さん達…その人も一緒にお願いします!!」

 

「ちょっと!!千聖離して…!!」

 

「まずは自分の事!!あの人なら大丈夫だから逃げるわよ!!」

 

リサだけはその言葉を無視して友希那の名を呼んでいたが、ユウは千聖達にリサの事を頼むと、以前の事件の時の様に千聖はリサ達を連れてこの場から離れていくが、イマジンは2人を見逃してユウを標的に定めていた。

 

「てめぇ…さっきは2人を狙ってたのにどういうつもりだ…?」

 

「邪魔をされた腹いせだ…!!遊びながらあの2人を始末しようとしたのを邪魔しやがって…!!」

 

契約者は誰かは分からないが、イマジンの狙いはやはり麻弥と千聖。

そして、先ほどの襲撃は契約履行のための行動だったが、車で襲ったのは完全にイマジンの”遊び”であった。

 

それを聞いたユウは怒りを覚えたがなんとかそれを抑えこんで懐に手を入れながら、友希那に声をかけていた。

 

「ゆきちゃん。念のため、ゼロライナーにいるデネブさん呼んできて…」

 

「分かったわ…」

 

「頼んだよ」

 

 

 

「別れの挨拶は終わったか?」

 

「あぁ…サヨナラだ…!!」

 

イマジンは今の2人の会話が別れの言葉だと思って聞き流していたが、それはある意味では間違っていなかった。

 

 

 

「ただし、サヨナラするのはお前の方だ…!!」

 

「なんだと…?」

 

ユウはそう言いながらベルトを巻くのとほぼ同時にベルトへカードを装填していた。

 

―――Altair Form―――

 

「変身!!」

 

「何っ!?」

 

ベルトの音声に遅れるようにその言葉を叫び、ユウはゼロノスに変身すると驚くイマジンにタックルを食わらせると事務所の壁をぶち破ってそのまま外へと消えていくのだった。

 





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