脳破壊は気持ちいいぞい!!
ガヴでもハンティーが脳破壊されてたので、こっちも脳破壊だ…!!
ってことで投稿です(ゾロ目投稿は辛いんじゃ…
友希那とユウの2人がショッピングモールに向かっていく――――
「こんな所にドラッグストアがあったのね…」
「ゆきちゃんも知らなかったんだ…。あっ…丁度喉渇いてきたから飲み物買って行っていいかな?」
「私も行くわ」
「友希那ちゃん達が…ドラッグストア…?デートっぽくないな~。
とりあえず、おねーちゃんとパスパレ…あっ、間違って愛音ちゃん達にも送っちゃった…まっいっか!!」
が、その様子はたまたま2人を見つけた人物―――日菜によって尾行されて、彼女達の仲間たちに情報がどんどんと流れ始めていた。
「りっきー!!ともりん!!買物付き合ってくれてありがとね~!!」
「愛音。燈に面倒かけさせないで」
「りっきー酷くない?ってあれ?日菜さんからメッセージ?えっ!?Roseliaの友希那さんが男の人とデートしてる!?」
「はぁ?何言ってんの?質の悪い冗談じゃないの?」
「りっきー写真付きだから!!ほら!!」
「あぁ…昨日の人か…」
「日菜さんから尾行に誘われたけど…気になる~!!」
最初に間違えて送られたMygo!!!!!
その中で愛音が日菜からのメッセージと共に送られた1枚の写真を一緒にいた立希と燈に見せると、思わぬ反応を見せていた。
「あっ…」
「燈?どうかしたの?」
「あのちゃん…私、行ってみたい…」
「!?ともりん!?うん!!行こ!!」
「燈!?どうしたの!?」
写真を見た燈から何故か友希那の尾行に参加することを提案され、2人は驚きながらも何故か乗り気の燈の後を追い―――
「はぁ!?湊さんがデートだぁ!?」
「おぉ~トモちん~気になるの~?ひーちゃんは言うまでも無いね~」
「うん!!そりゃ気にもなるよ!!」
「あの湊さんが男とデートするわけないじゃん…」
「蘭~その言い方だと、なんか負け惜しみみたい…」
「モカうっさい!!そもそも、この男誰?」
「あっ…この人、昨日の人だ…」
「えっ?つぐ!?知ってるの!?」
「えっと、あこちゃんと2人で買い物行ってた時に、重そうにしてたからって言ってCiRCLEの近くまで荷物を持ってくれたんだよ」
「へぇ~!!やさしーんだ~!!」
羽沢珈琲店に集まっていたAfterglowは各々が日菜からの写真を見ながらも様々な反応を示していた中で、つぐみは友希那と一緒にいたユウに見覚えがあることを語るとひまりは一気にヒートアップし始めたが、蘭は変な方向に思考が傾いてしまっていた。
「きっと、湊さんが騙されてるかも…あたしが見極めないと…!!」
「ちょっと蘭!?」
「ん~…これは蘭を止めないと不味そうだね~」
「とりあえずアタシ達も行くぞ!!」
「巴ちゃん、私は家の手伝いだから…」
何を思ったのか、友希那が男に騙されてる可能性を思い浮かべ、”彼女を守らねば”と言う謎の意識が芽生えた蘭と彼女を抑えようと幼馴染達まで参戦したり―――
「えっ…嘘…友希那ちゃんが…?」
「千聖ちゃん?どうかしたの?」
「花音…えっと、日菜ちゃんから連絡が来て…友希那ちゃんが男と人とデートしてるのを写真付きで…」
「ふえぇ~!?」
「…花音。私行ってくるわ。日菜ちゃんが大騒ぎを起こして迷惑をかける前に止めないと…」
「千聖ちゃん私も行くよ…!!」
日菜から連絡を受けて、彼女が暴走するのを止めるべく部屋でお茶をしていた千聖と花音が動き出していた―――
そして、その火種は
「今井さんの家のキッチンは物が充実してて 良いですね」
「お店行くと、ついつい欲しくなっちゃって買っちゃうんだよね~」
「普段と違って少し値の張る材料と言うのもあるのでしょうが、普段以上に楽しみですね」
「うんうん!!良い感じだね~!!普段使ってるのよりも高いの買ってみたけど、かなり気になるんだよね~」
「まず最初は……あら?日菜から…なっ!?」
「紗夜?ヒナがどうかしたの?」
「その…湊さんが男性とデートしていると…」
「はっ…?」
紗夜の言葉が持つ余りの破壊力に聞いたリサは目の前が真っ暗になり、先ほど買ってきたばかりの食材を全て床にぶちまけて、その中に彼女は倒れこんだ。
だが、彼女は幽鬼の如くフラフラとしながら身体を起こしていた。
「今井さん!?うっ…小麦粉やら卵やら牛乳で…ぐちゃぐちゃに…!?」
「ゆきなが…ゆきなが……でーと…?紗夜、妙に視界がグチャグチャなんだけど…これ夢だよね?」
「いえ、その感覚がある時点で現実です…」
「あはは…ゆきなが…でーと…嘘だよね…」
「2人で歩いている写真までありますから…。この相手、どことなく今井さんに似てますね」
リサは現実を直視できないのか呆然としていたが、無情にも紗夜の言葉と彼女から見せられた写真が友希那がデートをしているという話が現実のものだと理解させられた。
だが、その写真では友希那とユウの2人が並んで歩いている写真を見た紗夜は男の方にリサの面影を感じていた。
だが、当の本人は呆然としながら写真を見るがリサの目に映ったのは2人が映っていた場所の方だった。
「ドラッグストアに…病院…それに不動産…」
「どこかに向かっている途中の様ですが…」
「男と2人きりでそんな場所…!?」
紗夜は写真の状況からどこかに向かっているというのを推測したが、リサの妄想は完全に暴走し、完全にあらぬ方向に飛躍し始めていた。
「妊娠検査……産婦人科……同棲のための新居……」
「今井さん?流石に飛躍しすぎでは?この方向はショッピングモールでしょうか…」
「ショッピングモール…新居の家具に家電……繋がった…!!」
「…繋がってません。完全にただの妄想です」
暴走したリサの妄想に的確にツッコミを入れる紗夜だったが、彼女にとってツッコミ程度で止まることはなかった。
「―――ないと…」
「今井さん?何か言いました?」
「友希那はアタシが助けないと…!!」
「今井さん!?そんな小麦粉まみれで外に出ないで…!?早く止めないといけないのに、掃除と戸締りが…!!」
完全に暴走したリサは小麦粉などで身体中がぐちゃぐちゃになっていることに一切構う事なく全速力で家から飛び出してしまい、そんな彼女を追いかけようとした紗夜は台所の片付けと戸締りについて頭を抱えてしまっていた。
各所で大騒ぎが繰り広げられていたことなど露とも知らない友希那とユウは、のうのうと目的地のショッピングモールでスマホの購入を終えていた。
「意外とすんなり終わったね」
「そうね…なら、早速連絡先を交換して…」
「うーん。ちょっとまだ使い方が分からないところがあるから…。ゆきちゃんやってくれる?」
「えぇ…良いわよ」
そう言いながらユウは友希那が購入したばかりのスマホを受け取って、画面を一瞥するとすぐにそれを友希那に差し出すと、友希那はすぐにスマホを操作し始めた。
―――が、ユウはすぐにそれを静止されてしまった。
「ゆきちゃん、フードコートに行かない?」
「ユウ?どうしてかしら?」
「ほら、ここはお店の前だから…邪魔になっちゃうでしょ?」
「すぐ終わるわよ?」
「いいから」
「…それもそうね。それなら少し早いけれどお昼にしましょうか」
ユウは店の前でスマホを弄り始めた友希那を止めてフードコートまで移動してからにするように提案すると、友希那もその提案に乗ってフードコートまで移動していた。
「混んできたけど、席があってよかったわね」
「……そうだね」
昼が近くなり混みあってきたフードコートだったが、運よく席を確保できた2人はそのまま向かい合って食事を取り始めていた。
「ユウ、カレーが食べたいなんて子供っぽいわね」
「…急に食べたくなってね。それを言ったらゆきちゃんの甘口のほうが子供っぽいんじゃない?」
「私はいいのよ…」
「それもそうだね。無理して辛いのが良いって訳じゃないからね…」
「ユウ、あなたさっきから周りを気にしてどうしたと言うの?」
他愛ない話をしながら2人は食事をとる。
それは良かったのだが、何故か先ほどからユウが周囲を気にしている様な素振りを見せていたことに友希那は今になってやっと気が付くと、怪訝そうな表情を浮かべて彼に視線を向けていた。
ユウはその指摘を受けて友希那に真剣な表情を返していた。
「ゆきちゃん、食べながらでいいから聞いてほしいんだけど…」
「何かしら?昨日の話かしら?」
「違うよ」
「なら何だっていうのかしら?」
「聞いても表情を変えないでほしいんだけど…
俺達2人、後をつけられてる」
「何ですって…!?」
「ゆきちゃん。落ちついて一旦座って…」
自分たちが後をつけられていることを告げたユウだったが、それを告げられた側の友希那は戸惑った表情を浮かべながら驚いて立ち上がるも、すぐに彼に落ち着くように宥められてしまった。
そうして友希那はぎこちないながらも落ち着いたフリをしながら食事を続けようとしたが、昨日のことを思い出したのか彼女の手は全く動いてはいなかった。
「ユウ、もしかして昨日の……」
「気配が全然違うから関係ないよ。ただの人間だよ」
「ただの…?」
昨日のような相手だと思った友希那だったが、ユウはそれを否定する。
その否定の仕方に疑問を感じたものの、深くツッコむことが出来なかった友希那に対してユウは平然としながらスプーンを動かして食事を続けると、友希那も彼に習って食事を続けていく。
「最初に飲み物買ったでしょ?
あの時に1人で…後は徐々に増えて、今は3か所に別れて8人いるね。これの跳ね返りで見てたハッキリとは分かんないけどね?」
「スプーン…?」
空いたスプーンを軽く振りながら、ユウは軽い口調で話し出す。
彼は最初に日菜が尾行しているのに気づきながらも放置し、先ほどスマホを買って店を出た時にスマホの画面の反射で人数が増えていることを確認。
更にはスプーンの反射で人数を確認するというとんでもないことをやらかしていた。
「愛音ちゃんと音楽室にいた子達に…赤いメッシュの子達が4人で固まってる。後はゆきちゃんのギターの人…?いや、あんな髪の毛短かくしたのはイメチェン?」
「ユウが言ってる紗夜に似てる人は日菜のことよ。それにしても何で美竹さん達も…そもそもなんで私とユウの後をつけてるのかしら?」
「ゆきちゃんが俺といるのを知ってやじ馬……かな?」
「確かに事情を知らないなら珍しいとも思うのかしら?」
ユウは友希那の疑問に自身の予想を答えていた。
確かに友希那が男の人と一緒に2人でいるなど、彼女を知る人間からしたら異常事態と感じても何ら不思議はない。
それを自身でも思い返してながら、ユウに答えるが友希那は全く動じない。
「別に周りを気にすることはないわ。昨日の話をしてほしいのだけれど?どうしましょうか?」
「こっちは余り周りに聞かれたくないんだけど…。かなりヤバいものって自覚はあるでしょ?
話すにしてもあの人達を撒かないとね?」
「それもそうね…。
でも、相手に日菜がいるのは不味いわね…。彼女は勘が良いから普通にやっても逃げられないと思うわよ?」
「少しだけ隠れられればいいから…。食器片づけたらちょっとだけ走るよ?」
「えぇ…」
友希那は周りを気にせずに昨日の話を聞こうとしたが、ユウとしてはこの事を他の第三者に聞かれたくない。
そう言われると友希那も昨日のことを思い出してそれ以上の追及を止めた。
そうなれば逃げるだけなのだが、その相手が厄介極まりない相手でもユウならば裏技で即座に逃げることが出来る。
だが、それを使うためにも条件があり、迂闊に使うことは出来ず少しだけ隠れるために友希那に話しかけると2人はそのまま食器を返してフードコートを後にしたが――――
ここで思わぬ悪夢が彼女達へと襲い掛かろうとしていた。
「ゆ~~~き~~~な~~~!!」
「この声…!?」
「リサ!?」
突如として響いてきたのは友希那を呼ぶリサの声。
友希那は思わずその声がした方に視線を向けると、そこにいたのは――――
「なに…あの白くてグチャグチャしたの…?」
「リ…サ…?」
「今井さん!!顔を拭いてください!!」
「紗夜まで…!?」
その方向にいたのはリサ……なのは間違いないが、彼女の全身はお菓子の材料に塗れていた。
その後ろをタオルを持って追いかける紗夜と言う完全に常識的にアウトな光景を目の当たりにした2人を含めた周囲は固まってしまったが、すぐにユウは我に返ると彼女の手を掴んでいた。
「ゆきちゃん!!逃げるよ!!」
「ユウ、リサよ?姉相手に逃げなくても…」
「あんな白くてどろどろしたヤバい女が姉とか認めたくないよ!!
だけど、グチャグチャの姉さん登場で最初の連中は撒けたのだけは感謝するよ…!!」
「……それもそうね」
ユウは友希那を連れて、向かって来ていたリサから全力で逃走を始める。
そんな彼に友希那は説得しようとしたが、彼の正論を真正面から喰らってそれ以上リサの事に触れるのを止めていた。
「扉……よし…!!ゆきちゃん。悪いけど、あそこに行くよ!!」
「…洋服店?なんで?」
「説明は後でするから…!!」
そして、ユウは友希那に説明する間もなく洋服店に飛び込むと、呆気にとられた店員を無視し、そのまま店の奥にあった試着室の扉を開けて2人ですぐさまその中へと飛び込んだ。
「行き止まりの試着室で籠城…そこは逃げ道なんてないんだから…!!」
ユウたちが試着室に飛び込んだその直後、リサもまた洋服店に飛び込んでくると、そのまま試着室のある奥まで向かっていく。
そして、その中で唯一扉が閉まっていた試着室を見つけると彼女はすぐさまそこまで向かい、すぐさま扉に手をかけた。
「友希那!!」
そして、勢いよくリサが試着室を開けた。
そこまでは良かったのだが――――
「あれ?…いない?」
唯一閉まっていた試着室。
本来ならば友希那とユウが中にいるはずのそこに2人の姿は影も形も無かったのだった。
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