勝負に決着が着きましたね!!(テスト…?結果発表どうしよう…)
でも、変ですね?イマジンが影も形も出てきてないですが…
という事でお話が急転直下してますが…どうぞ!!
商店街の面々との勝負。
テストの結果を待たずして勝ち越しが決まったユウはつくしと2人で作った菓子を出して早々に羽沢珈琲店から抜け出していた。
「おにーさん…?」
「ユウ?どうしたのよ…」
「あぁ…2人とも来たんだ……」
「それで、ユウ?なんで抜け出て来たのよ?」
抜け出したユウに気が付いて友希那達2人が追いかけてきたのだが、彼の顔は妙に真剣を向けながらあることを質問していた。
「ゆきちゃん、燈ちゃんも佐藤さんのケーキは食べた?」
「食べてないわ」
「私も……です…」
「それは良かった」
「良かった?」
「どういう事ですか……」
彼はマスキングのケーキを食べたかと質問をされるが、2人はマスキングのケーキを食べていないと答えを返していた。
その答えを聞いたユウは安堵していたが2人にはその意味が分からずに首を傾げていた所に彼はとんでもないことを口走っていた。
「あれ、毒入りだったから」
「「えっ………」」
あろうことかマスキングが作ったケーキには毒が入っているととんでもない事を口走っていた。
2人はその言葉が信じられずに固まってしまったが――――
「「「「「「「「「きゃあああああああああああ!!」」」」」」」」」
「えっ…?」
「まさか……」
そんな中で突如として羽沢珈琲店の中から悲鳴が響き渡った。
悲鳴を聞いた2人はユウの言葉が真実なのではないかと疑っていたが、そんなタイミングでマスキングが怒りをむき出しにしながらユウの方へと向かっていった。
「おい!!てめぇ!!何しやがった!!」
「佐藤さん、何があったのよ…」
「レイ達が苦しそうにしながらぶっ倒れたと思ったら息してねぇんだよ!!こいつが何か仕込んだに違いねぇ!!」
「おい!!ますき止めろ!!」
「キング!!ダメっすよ!!」
「麻弥さん!!巴!!止めんじゃねぇ!!」
マスキングは声を荒げながらユウの胸倉を掴むも、そんな彼女を追いかけてきた巴と麻弥の2人が無理やり引き剥がしたものの、マスキングはその程度で止まることはなく彼の顔に平手を繰り出したが、彼は何ともないかのようにその手を掴んで止めて見せた。
「ケーキ食った奴らがぶっ倒れたんだぞ!!コイツの作ったケーキに決まってんだろ!!」
「だったら、一緒のケーキ食った上原さん達が倒れてないとおかしいですよ!!」
「じゃあ、どうしてレイ達がぶっ倒れてんだよ!!」
「とにかく暴力はダメですよ!!」
羽沢珈琲店の惨劇にマスキングが怒りの言葉を口にしながら麻弥と巴の2人が抑えているのも構わずにユウに攻撃しようとしていたが、彼はそれが当たる前に止めながら淡々と中でのことを口にしはじめた。
「倒れたのは八潮さん、桐ヶ谷さん、和奏さん、市ヶ谷さん、瀬田さん、二葉ちゃんに……青葉さんの7人……」
「そうだよ!!それが分かって抜け抜けと……!!」
「だから、ますき止めろって!!」
「確かに倒れたみんなは俺のケーキを食べてますが、量だけで言えば上原さん、奥沢さん、羽沢さんの3人は審査役と同じ量食べていますよ?
それに青葉さんは戸山さんとか他のみんなと同じような欠片しか食べてないですが?」
「何仕込んだけど、量が少ないからだろう!!モカが倒れたのはたまたま………!!」
「倒れた7人が俺のケーキ以外に口にした物があるでしょう?」
「そんなのなにもねぇだろ!!」
ユウの言葉にマスキングは感情的に吼えるも、彼は淡々と事実だけを口にして彼女を詰めていく。
完全に自分の都合の良い様に捉えていた彼女にユウは周りくどく答えを示そうとしたが、マスキングは冷静さを欠いた頭では答えが出てこなかったが、彼女を抑えていた2人はその答えにたどり着いた。
「っ!!キングの……ケーキ……」
「はぁ!?麻弥さん何言って……」
「そういや、モカの奴は中島さんが食うのを止めたケーキを食ってたな……」
「そうですね。
飲み物って線もあり得ますが、倒れた人が飲んでたのは珈琲とか紅茶でバラバラでした。
そして、俺のケーキに何かを仕込ませるなんてありえないですけど、仮に毒物が仕込まれたとしていたが、みんながそれを口にしてる中で青葉さん以外の6人と同じ量を食べた上原さん達が無事だったのもおかしいでしょう?」
「あたしはそんなもん入れてねぇ!!それに100歩譲ってヤバいもんが入ってたとしたらなんでこいつは無事なんだよ!!」
ユウのケーキ以外に共通しているモノ。
それは倒れた7人はマスキングのケーキを口にしているという事だったが、彼女はその事が納得できない。
仮にユウ達の言葉が本当で彼女のケーキに毒が入っていたとしたら、レイヤ達同様に彼も倒れていなければおかしいと指摘するが―――――
「俺、毒とか殆ど効かないから」
「「「「「はぁ?」」」」」
毒が効かない。
ユウが訳の分からない事言葉に聞いた皆が驚きの声を挙げるが、彼はそんな皆を置いて彼はある路地に視線を向けていた。
「隠れてるのは分かってる。さっさと出てこい」
「………」
「なっ!?なんだありゃ!?」
「トゲトゲしてますが………」
「あれも、ますきの仕込みか?」
「知らねぇよ!!」
「トカゲ…かな…?」
視線を向けた路地裏に向かってユウが声を挙げると、その影からモレクイマジンが姿を表していた。
その光景に驚いていた巴やマスキングだったが、友希那達はもう慣れたのか彼女達ほどの驚きを示してはいなかったが、そんな中でユウは相手に視線を向けていた。
「匂いで薄々感づいていたけど、テストを差し替えとケーキに毒………色々と裏で仕掛けてたのはお前だろ?イマジン」
「そうだよ…そこの女が”勝負に勝つ様に”って一緒にいた眼鏡の女が言った事を契約したってのに…!!…」
「眼鏡女…朝日さん。それも勝手に契約してるパターンか……」
ユウはイマジンがこの勝負の裏で動いていたことをユウは見抜いていた。
そして、イマジンが零した言葉を聞いて契約者がこの場にいないロックであることまで確信していた。
「ちょっと!!テストの外国語に差し替えたって言ってましたけど、中島さんはなんでそこまで分かって…!!」
「英語は留学経験のある愛音ちゃんなら余裕で作れるレベルでしたし、フィンランド語は若宮さん。だけど、そこで調子に乗ってテストの問題をフランス語にするのはやり過ぎだったな」
「確かにユウのテストには英語とフィンランド語、それにフランス語もあったわね……」
「はぁ?フランス語のテストなんて用意してねぇぞ!!アタシが用意したのは英語とフィンランド語だけで―――」
「うるさい…!!」
ユウと友希那の言葉を聞いてマスキングはそこまで自身がやっていないと口にしたものの、巴はそんな彼女を信じられずに詰め寄っていた。
そんな状況でマスキングが自身のやったことを白状したのだが、言葉は最後まで言い切る前にイマジンが舌でマスキングを攻撃していた。
「がっ…!!あがっ…!!ぐぁ……ごはっ……!!…………」
「ますき!!しっかりしろ!!」
「キング!!ひっ…!!し…死んでる……!?」
「折角、勝てるようにお膳立てして勝てねぇカスが…。契約も完了できねぇし、テストの翻訳させた奴も無駄死にじゃねぇか……」
「舌に毒があるのか…」
イマジンが舌での攻撃が直撃したマスキング。
彼女は伸ばした舌に含まれた毒によってその場に崩れ落ちて苦しそうに藻掻き始めたが、彼女は毒が全身に巡ってしまい苦しそうな表情を浮かべたまま完全に動きを止めてしまった。
いきなり呼吸が止まってそのまま死亡する光景を見た麻弥は余りの恐怖にへたり込んで悲鳴を挙げた。ユウは相手をそのまま見据えているとイマジンは次の得物を決めていた。
「次はお前だ…!!」
「高松さん…!!」
「っ…!?」
「ユウ!!」
「おにーさん!?」
「痛ってぇ…!!」
毒の含まれた舌が今度は燈に向かって伸びていく光景に友希那が声を挙げたが、その舌は燈に届く前にユウが舌を素手で掴み上げたことによって彼女に届くことは無かった。
しかし、イマジンの毒によって舌を掴んだユウの手からは肌が灼ける様な痛みが広がっていく。
だが、彼は気力でそれを抑えこんで舌を引っ張るがイマジンもそれに抵抗してユウを引き寄せようと抗っていると、その均衡は一瞬で崩れ去った。
「ゆるさーん!!」
「がぁ!?」
「うおっ!?」
「デネブ……出てきたのね…」
この状況に痺れを切らしたデネブが憑いていた友希那の中から実体化するとそのままイマジンを体当りで弾き飛ばした。
しかし、その体当りによってイマジンの舌を掴んでいたユウもバランスを崩してそのまま前へと引き摺られてしまったものの、結果的にユウ達と友希那達の間で距離が開いていた。
「ユウ!!俺が戦う…!!」
「分かった…!!」
一緒に戦うと言う言葉と共にユウにデネブが憑くと、そのままデネブがユウの身体を動かしてイマジンの舌を手放して懐に忍ばせていたベルトを付けて、そのままホルダーからカードへと手を伸ばしていた。
「っ…!?変身……!!」
デネブは一瞬驚きながらもユウの身体を借りてそのままゼロノスに変身。
そして、彼はそのままイマジンの前に仁王立ちで戦いに身を投じるのだった。
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