忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます
今回は過去掘り下げようと思ったんですが、掘り下げられる空気じゃなくなったのでごめんなさい
まぁ、今回は相手の正体をぶちまけるだけの緩い話になります…
ってことでどうぞ!!


Gast02-3_侵略者は誰だ…

ユウの存在を知っているのか今まで攻撃を繰り出していた斬月とブラーボはようやく武器を下ろした。

 

「…今井、なぜお前がヘルヘイムの実を持ってるのか説明しろ」

 

「ここの八百屋の娘が渡してきたんですよ。まぁ食う前に気絶させたので無事ですが…

入手経路は客から珍しい果物貰ったと言ってました」

 

「余り有用な情報ではないな…」

 

「俺も、この世界にいないはずのあなた達がいる理由とか知りたいですけど……とりあえず移動しません?」

 

「確かに今井には情報共有はしておいた方が良いな……」

 

状況の説明を求めた斬月。

しかし、あまり有用ではないと判断すると情報の共有をしようと考えていたのだが――――

 

 

 

 

 

 

 

「あら~!!」

 

「ぐぇ…!!」

 

「スイーツ作りを教えてあげた弟子のおチビちゃんがこんなにいい男になっちゃって~!!」

 

このタイミングでユウの事を見て武器を放り投げてブラーボが彼に抱きついていた。

彼としては成長した弟子の姿に喜んでいたのだが、問題は今の彼はブラーボだという事だった。

 

「トゲが……」

 

「ユウが血を噴き出してる…!?いかん!!」

 

 

 

「デネブ…ザックさん……助けて……!!」

 

「黒いの手伝ってくれ!!シャルモンのおっさん!!ユウが死んじまうぞ!!」

 

「もう…!!あら!?こんな血だらけになって!?誰がやったのよ!!ザック!!」

 

「アンタだよ!!」

 

ブラーボがユウに抱きついていたが、そのせいで彼の身体にブラーボの鎧のトゲが突き刺さり血が噴き出す。

流石に命の危険を感じたユウが助けを求め、それに答えるように周囲が彼を助けようとブラーボを引き剥がしたが、ブラーボは血だらけになったユウの姿に驚いている光景に斬月が呆れた様な態度を見せていたが、すぐに彼は動き出した。

 

 

「ひとまずここを離れるぞ」

 

「デネブさん…ゼロライナーに……」

 

「分かった。こっちだ…」

 

この場を離れるように斬月が指示を出すと、それを聞いたユウはデネブに近くの扉をゼロライナーに繫げるように頼み、その指示通りに動いたデネブが斬月達を案内したのだが―――

 

 

 

 

「んっ……肩が……これは狭いな……」

 

「もう!!もっと広くならないのかしら?」

 

「いや、おっさん達も…こう…身体を横にすれば行けるだろ」

 

 

 

 

「いや、それより変身解けよ」

 

近くの扉を繫げるも、肩が突っかかって入れないと言うボケのような動きを見せた斬月達にユウがツッコミを入れるのは仕方のない事だった。

 

 

 

 

彼らがゼロライナーに退避すると客室に一同を通したユウがブラーボのせいで血まみれになったのを何とかするためにシャワーを浴びたかったのだが―――

 

「ここの事もそうだが………それよりも貴様らは何者だ?」

 

「それはこっちが聞きたいわよ。それにあなた達こそ何時までその姿なのかしら?」

 

「なに……?」

 

「今井…説明しろ」

 

 

 

「ゆきちゃんは相手に噛みつかない。それと主任達はさっさと変身解いてくださいよ」

 

「メロンの君、おチビちゃんの言う通りよ。ここは自己紹介も兼ねて挨拶しましょ?おチビちゃんはさっさとシャワー浴びて着替えてきなさい?」

 

「分かってますよ……」

 

ゼロライナーに連れられた斬月はいる友希那達がいる理由が分からずに睨みを効かせると、負けじと友希那の方も斬月を睨み返し始めて空気が悪くなりそうになっていく。

 

そんな中でユウが両者を宥めると何とかこの場は落ち着き、ブラーボに言われた通りにユウはシャワーを浴びるためにこの場から姿を消すと、ブラーボの言う通り自己紹介から入ることになった。

 

 

「では、俺から行こう。俺はデネブ、このゼロライナーでユウと2人で生活してるイマジンだ。イマジンについては後でユウから聞いてくれ」

 

「ぇっと…高松燈…です……高校1年です……」

 

「湊友希那よ。ユウの幼馴染よ」

 

最初からユウといた友希那達が挨拶をするが、3人は友希那が言った言葉に驚いた表情を浮かべていた。

 

「今井の幼馴染だと…?」

 

「ここはユウが生まれた世界よ」

 

 

「あの時におチビちゃんが言ってたのは本当だったのね…。まぁ、今のワテクシ達も世界を移動してきたから驚くことじゃないけれど」

 

「じゃあ、アイツは元の世界に帰れたのか……」

 

友希那の言葉を聞いて感慨深そうな雰囲気を出していたと、その話を聞いた3人はそのままベルトを外して変身を解除してその姿を晒した。

 

「私は呉島貴虎だ」

 

「ワテクシは凰蓮・ピエール・アルフォンゾ。パティシエであのおチビちゃんの師匠よ」

 

「俺はザックだ。よろしくな!!」

 

 

「「……」」

 

 

変身を解除して3人がそれぞれ自己紹介をしたが、友希那と燈は凰蓮とザックの姿に驚いていると、それに貴虎が気が付いてしまった。

 

「湊と高松だったか…2人がどうかしたのか?」

 

「さっき、シャルモンのおっさんとか言われてなかったかしら?」

 

「シャルモンはワテクシが出しているお店の名前よ」

 

 

「えっと…そんなコート熱くないのかなって…?」

 

「これは、俺のダンスチーム奴なんだよ……って、服装云々はおっさんの方が先にツッコまれるのが普通だろ!?」

 

 

 

「その…前におにーさんから話を聞いてたので…」

 

「それに似たような服を以前に着てたのを見たわ」

 

「アイツ何やってんだよ…」

 

「あら、殊勝な心がけじゃない!!」

 

 

 

「お待たせしました…って、やっと変身を解いたのか」

 

「ユウ、あなた何食べてるのよ」

 

友希那達の疑問に凰蓮とザックの2人が答えたが、服装にツッコまれたザックは思わず声を挙げるも、返ってきた言葉を聞いて思わずザックは頭を抱えていた。

そんなタイミングでユウがシャワーを浴びて戻ってきたが、彼は何かを口にしたまま現れていた。

 

「茹でた鶏肉」

 

「おにーさん?なんで鶏肉を…?」

 

「タンパク質取ってれば傷が塞がるから…かな。それで、どこまで話したんですか?」

 

「自己紹介とここが今井が生まれた世界だという事だけだ」

 

 

「そうなんですね。主任、この世界だと中島って姓を名乗ってるので」

 

「分かった。それに合わせよう…」

 

「おチビちゃん。どうしてそんな真似してるのかしら?」

 

「俺の事を憶えていない血の繋がった家族がいるから…ですかね」

 

「そうか…」

 

ユウは何故か鶏肉を食べていたことにツッコまれたが、軽く流してから今の状況を軽く聞くてから本題に入ることにした。

 

「それで、なんで主任達がこの世界に?」

 

「ヘルヘイムの実をばら撒く連中を追いかけてきたんだ」

 

「それで紘汰の奴が追いかけるためにクラックを開けてここまで連れてきたんだよ」

 

 

 

「ちょっと待って、さっきから出てきてるそのヘルヘルムの実とかグロッグってなんの事よ?」

 

「ゆきちゃん、ヘルヘイムの実とクラックね?」

 

「それよ。話が分からないのだけれど…?」

 

「物凄くかいつまんで説明すると、ヘルヘイムって世界にある木の実で、それを食べるとさっき見たインベスって化け物に変わるんだよ。んで、クラックってのはヘルヘイムの世界と繋がるモノで、そこを通してヘルヘイムが侵略してくるって訳…」

 

「それも葛葉が知恵の実を手にしたことで侵略は終わったはずだったんだがな…

葛葉が言うにはある人物達が俺達の世界を手にする力を得るために、この世界に手を伸ばしたらしい。

 

そして、分かっているのは黒幕たちの名前だけだ」

 

ユウが貴虎達に話を聞いたが、友希那は目の前で話に出てくる単語が一切分からなかった。

そんな彼女にユウがごく簡単な説明をするとそれを聞いていた友希那達は目を見開いていた。

その説明を聞いて貴虎が自身が知っている情報を口にした。

 

 

 

 

「相手は1組の男女で女の方は鈴鹿まさこ。城之内の秘書だった女で、男の名前は”コウガネ“。オーバーロードの手によって生み出された生命体だ」

 

 




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