忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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アンケ参加ありがとうございました!!
結果、このライダーになってもらいましょう!!

やっぱ、鎧武と言ったらこれやろぉおおお!!
という事で投稿です…!!



Gast02-6_爵位(ロード)を継ぐもの

ライダーにインベスが入り乱れた商店街での決戦が始まると、ユウは変身するために近くに生えたヘルヘイムの果実を毟り取っていたのだが、彼は驚異的な運の悪さを見せつけていた。

 

 

 

「くそっ!!またひまわりかよ!!20個連続だぞ!!アレがラスト1個…!!」

 

ユウは果実をロックシードに変えていたのだが、その結果は20回連続で変身に使えないひまわりロックシードのみ。

追い込まれたユウは生身でインベスを抵抗しながら近くにあった最後のヘルヘイムの果実に手を伸ばしたのだが――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「L.V.-02!?なんで!?ロックビークルは果実毟って出るもんじゃないだろ!?」

 

あろうことか最後の最後で出たのは本来出るはずのないロックビークル用のロックシード。

変身用のロックシードが無い状況ではドライバーでは変身できない。

完全に追い込まれたユウは自身のベルトを取り出そうとしたのだが、彼がベルトを取り出そうとしたのだが、そのタイミングでインベスの大群がユウへと襲い掛かっていた。

 

「邪魔すんな…!!……くそっ!!なんでトルーパー混ざってないんだよ!!」

 

防戦一方だったものの、初級や上級が入り乱れるインベスの大群を生身で捌くユウ。

先ほどの様に初級インベスの臓物を引きずり出しながら生身で倒して見せてたのだが、上級相手にそれは出来ず、上対抗しようにも自身のベルトを付け替える余裕は無く追い込まれたのだが―――

 

 

 

 

 

「ユウ…!!」

 

「ゆきちゃん!?燈ちゃんも…!?何してるの!!逃げろって言ってたでしょ!!」

 

「商店街が変な植物に囲まれてるから、倉田さん達を連れて出られないのよ!!」

 

「何これ!?なんの撮影!?」

 

「桐ヶ谷さん、撮影じゃないと思うわ……」

 

 

不意に彼を呼ぶ声が頭上から響く。

彼は思わず声が聞こえてきた方にあった建物の屋上に視線を向けると、そこには喫茶店で別れたはずの友希那達の姿があり、彼女達はコウガネが出したヘルヘイムの植物のせいで商店街から出られず、ゼロライナーに逃げようにも彼女達の後ろにいたましろ達に露見することを考えて2人はそれをすることを出来ずにこうして街中を逃げていたのだった。

 

「ゆきちゃん…ゼロラ―――」

 

「おにーさん……っ!!」

 

「ぐっ…!!」

 

だが、今が緊急事態でMorfonicaの面々に露見していいから逃げるように伝えようとしたのが、上にいる友希那達に気を取られたユウはインベスの体当りで吹き飛ばされて建物に身体を強く打ち付けてしまったが、彼は吹き飛ばされた先にあった果実を再び毟り取ったが、そこには希望は無かった。

 

 

 

「ヒマワリ…また外れか……っ!!」

 

 

「うわぁああ!!大変だよ!!」

 

「果物が機械になっちゃった……!?」

 

「シロちゃんもつーちゃん、落ち着いて~!!」

 

しかし、ユウのはヒマワリロックシードに姿を変えた果実のを見て思わず彼は悪態をつきながら、迫ってきた初級インベスを蹴り飛ばしながらダメージが残る身体でユウは立ち上がった。

 

自身が倒れても他の面々が何とかするが、今屋上に逃げている友希那達は無事である保証がない。

気合いだけで立ち上がったユウはだったが、ましろ達は目の前の状況に恐怖するもまだ友希那達は諦めていなかった。

 

 

 

「ユウ…!!」

 

「おにーさん…!!」

 

「「これ…っ!!」」

 

友希那と燈の2人が下にいるユウ目掛けて何かを投げつけると、彼は咄嗟にそれを両手で掴むと彼は目を見開いた。

 

 

「ヘルヘイムの果実…っ!!」

 

「屋上にあったのよ!!」

 

「でも、それだけしかないです…!!」

 

ユウが掴んだはヘルヘイムの果実。

彼女達2人が逃げた先にあった2つを毟ってユウ目掛けて投げたのだが、ユウがそれを手に取った途端にヘルヘイムの果実がロックシードに変わったのだが―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっし!!来た!!ヒマワリじゃない!!……って、ゆきちゃんの方が開かない!?」

 

彼女達が投げた2つの果実はユウが取ったヒマワリとは別のロックシードに形を変えていた。

 

ユウは急いで利き手で掴んだ友希那に投げられたロックシードを解錠しようとしたのだが、開かない事が分かるとすぐにそれをポケットに押し込むとすぐに燈が投げた方のロックシードを解錠した。

 

 

 

―――バナナ!!―――

 

 

「はっ……?」

 

「何よ…このファンファーレ……」

 

 

「変身!!」

 

ユウは即座にドライバーにロックシードをセットすると、彼を中心にファンファーレの音が鳴り響く。

周囲がそれに唖然としていたのだがそれを気にすることなくユウはドライバーのブレードを下ろしたことで更に周囲が困惑する状況に陥っていく。

 

 

「「「「「えっ………?」」」」」

 

「おぉ~……」

 

ユウの服が私服から赤を基調としたアンダーアーマーに変わると、彼の頭にはクラックが開いてそこから表したのはロックシードによって呼び出されたアームズが彼の頭に落ちてきた。

 

本来ならば、頭に落ちたアームズが展開されるのだが、ユウは展開される前にゆっくりを歩き始めていた。

その光景に外野の面々が驚いた表情を浮かべて困惑していたのだが、透子がその光景を見て思わず声を挙げてしまった。

 

 

 

「え!?バナナ!?バナ、バナナ!?」

 

今のユウは赤いアンダーアーマーにバナナを被るという何ともシュールな姿を晒していた。

そんな光景に声を挙げた透子だったが―――

 

 

 

「……バロンだ!!」

 

―――ナイト オブ スピアー!!―――

 

ユウがそう訂正すると同時に頭のバナナが展開されて鎧を形成した。

彼の姿はこの世界にいるはずのないライダー―――バロンに姿を変えていた。

 

「おにーさん…!!頭にバナナが…落ちて……」

 

「燈ちゃん、大丈夫だよ……!!まずは慣らしと行こうか……」

 

 

 

―――バナナ スパーキング!!―――

 

「はぁ…!!」

 

バナナが落ちたユウの頭を心配した燈だったが、そんな彼女に安心させる様に声をかけてから彼は即座にドライバーのブレードを3回倒してから武器である槍・バナスピアーを構えてから掛け声とともに地面に突き刺すと、バナナを模った無数のエネルギーが地面から合わられて無数のインベス達を貫いた。

 

 

だが、ユウが変身したバロンの攻撃が飛んだのはインベスだけではなかった。

 

「むっ……!!」

 

「くっ……!!」

 

斬月やブラーボ達と戦闘を繰り広げていたマルスとシルフィーにもその攻撃が向かっていたのだが、ユウが放ったその攻撃は間一髪のタイミングで避けられてしまった。

そのタイミングで斬月達3人もユウの方へ視線を向けると変身した姿に驚きの態度を見せていた。

 

「今井…その姿は……!?」

 

「戒斗のバロンじゃねぇか……!!」

 

「おチビちゃん、そこは兄弟子の姿になるところじゃないかしら!!」

 

三者三様の態度を見せていたが、そんな中でユウは斬月に怒りの視線を向けながらゆっくりと歩いていた。

 

「主任がメロンくれれば、さっきまで散々走り回ることも無かったんですけど!!ヒマワリだけしか出ない時は死にかけたんですけど!!」

 

「ムッシュバナーヌのだと、盾で殴るしか出来ないけど?」

 

「それについての問答は後だ。今井、状況はどうなってる」

 

「出てたインベスは今ので全滅。民間人に関しては植物が逃げ道を塞いでいるせいでこの場から逃げられないとのことです」

 

「なら、早く終わらせねぇとだな…!!」

 

ユウが初めてのアーマードライダーへの変身をしているが、それを差し引いても余りある戦闘経験でインベスを全滅させて、残るはオーバーロードに近い存在の2人だけでいずれ決着が着く。

 

戦っていた4人は心のどこかでそう思っていたのだが――――

 

「これで終わると思っているのか?」

 

「何…?」

 

 

 

 

「私は黄金の果実だぞ?」

 

その考えは一瞬で打ち砕かれた。

マルスがそう口にすると同時にマルス達の頭上に大量のクラックが開くとそこから初級や上級が入り混じって大量のインベスが地上へと降り注ぐ。

 

「何…!?おい!!」

 

「なんて数なのよ…!!」

 

「ちょっと不味いか…?」

 

「狼狽えるな…!!ここで我々が引くわけにはいかない!!それにインベス程度どうという事はない!!」

 

 

「悪い!!数に呑まれてた…!!」

 

「ザック、仕方ないわ。戦いでは数が増えるだけでも脅威よ。役割分担したほうが良いわね。ワテクシがあの女の相手をするわ」

 

「ならばコウガネは私、ザックと今井の2人はインベスを片付けてから俺達の援護だ」

 

余りの数に呆然としてしまうも、斬月の一言で皆がすぐに我に返ってそれぞれの得物を構えたのだが――――

 

「がっ!?」

 

 

 

「おチビちゃん!?」

 

「今井!!しっかりしろ!!」

 

「ユウ!!どうしたんだよ…!!」

 

突如としてユウが吹き飛ばされてしまい、その衝撃でドライバーに嵌めていたロックシードが容易く砕け散った。

斬月達3人は何が起こったのか分からずにユウが吹き飛ばされた方向に視線を送ると、そこには彼らにとって信じられない者が立っていた。

 

「アレは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ムッシュバナーヌ…!?どういうことよ!!」

 

「コウガネは黄金の果実よ?葛葉紘汰の記憶の中にあったオーバーロードを再現するなんて容易いことよ」

 

「てめぇ…よくも戒斗を…!!」

 

 

「ザック!!待て!!先に今井の救助が―――くっ!!」

 

「インベスが…!!邪魔よ!!」

 

ユウの目の前に立っていたのは既に死んだはずの駆紋戒斗――――彼が得たオーバーロードの姿であるロード・バロンがユウの前に立ち塞がっていた。

 

ロード・バロン―――いや、戒斗と同じチームであったナックルは激昂して1人でマルス達へ突撃してしまい、それよりも先にユウの救助を優先しようとした斬月達もインベスの大群に呑まれて進めなくなってしまっていた。

 

「ってぇ…でも、これは不味いな……」

 

「………………」

 

「おチビちゃん!!」

 

完全に取り残されたユウはロード・バロンに見下ろされるような状況になって自身の危機を察していたが、そんな彼にロード・バロンが持っていた剣をユウに向かって振り下ろしていた。

しかし、振り下ろされた腕へユウが飛び跳ねるように両足蹴りを当てたが、抑え込むには力が足りず、ユウの身体は容易く吹き飛ばされて地面を転がっていくも、ゆっくりと立ち上がってロード・バロンを睨みつけていた

 

「ぐっ……!!」

 

「今井、無理だ!!逃げろ!!」

 

「駆紋戒斗…!!そいつを今すぐ殺せ…!!」

 

斬月が逃げるように指示を出し、マルスはロード・バロンにユウを殺すように命令を出していた。

ロード・バロンはマルスの言葉に従うようにゆっくりとユウの方へと歩き出していたが、ユウは逃げる訳でもなくその場で再び立ち上がっていた。

 

 

「……逃げる訳には行かない…」

 

「おチビちゃん!!ロックシードがないのよ!!無駄死にするだけよ!!」

 

「戒斗は…俺が……っ!!」

 

 

 

「ザックさん…!!こいつが戒斗さんだと言うなら、俺は猶更逃げる訳にはいかない…!!」

 

「バカが!!何を言っている!!」

 

「俺の知ってる駆紋戒斗は人間じゃなくなっても自分の理想の為に戦った人だ…。主任。俺が今逃げたら、コイツを駆紋戒斗と認めることになる…。それに、俺が逃げたら後ろのゆきちゃん(民間人)達に被害が出る。

 

………だからそれは出来ない…!!」

 

そんな中でインベスに囲まれていた斬月達の言葉を否定しながら、ユウが目の前にいるロード・バロンに向かって吼えて、生身のままロード・バロンと戦う姿勢を見せていたのだが、この時に目の前のロード・バロンに異変が起こった。

 

「………」

 

 

 

「駆紋戒斗の動きが止まった……?」

 

「何をやっている…!!そいつを殺せと命令したはずだ…!!」

 

「そうよ?その子を殺しなさい…!!」

 

剣を振り上げたロード・バロンの動きが突如として止まってしまった。

斬月達がその光景に驚いていた中で、マルスとシルフィーの2人がロード・バロンにユウを殺すように命令を出すと、再びロード・バロンが動き始めた。

 

 

「なっ!?」

 

「ぐっ…!?」

 

しかし、ロード・バロンは持っていた剣をユウに振り下ろすのではなく、離れた位置にいたマルスに対して全力で投げつけていた。

命令を無視されたシルフィーが驚く横ではマルスが自身の装備である盾で投げられた剣を防ぐと声を荒げていた。

 

「なぜ!!…なぜ私に攻撃を…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……俺は誰の指図も受けん」

 

「「「「なっ……!?」」」」

 

マルスがロード・バロンに声を荒げたのだが、あろうことかロード・バロンはマルスの言葉に応えていた。

その反応に皆が驚いていたが、ロード・バロンはそのままユウに視線を向けていた。

 

「バロンの姿になっている奴がいたから攻撃をしたが…貴様だったとはな……今井」

 

「マジで戒斗さんかよ……。殺す気か?」

 

「仮にもバロンに変身したんだ。この程度で死ぬのは俺が許さん

それに、あの爆発で生き残った今井がこの程度で死ぬとは思わん」

 

「無茶苦茶が過ぎる……」

 

ユウは軽口を叩きながらロード・バロンこと戒斗に話しかけたが、彼は踏み込んだ事を口にしてた。

 

 

 

「でも、アンタは死んでるはずだろ?紘汰さんに負けて……」

 

「俺は亡霊みたいなものだ」

 

「ゴーストは前に見たから何とも思わないけど…どうするつもりで?」

 

「どうもしないが、俺はすぐに消える」

 

「さてと……なら、俺も行きますかね…」

 

ユウは死んだはずだと聞くと、戒斗の方も何事もないかのように答えていた。

ゴーストを見たことがあるユウは差したる驚きを見せていない様子に戒斗は鼻で笑うような素振りを見せると、彼の身体は徐々に薄くなり始めていた。

 

消えていく戒斗を見たユウは地面に落としてしまったロックシードを拾い上げていた。

それは友希那が投げた果実が変化したものだったが、開かないロックシードをポケットにしまおうとしたのを戒斗は見逃さなかった。

 

 

「貴様…何故変身しない」

 

「これ開かないので。

例え変身できなくても、バロンになってしまいましたからね……別世界の前任に情けない所は見せられないですよ」

 

「貸せ」

 

ユウは戒斗の疑問に答えるとそのまま歩いて行こうとしたが、戒斗はユウがしまおうとしたロックシードを取りあげられた。

戒斗がそのロックシードを睨むとそれは一瞬だけ赤い光を放っていくと、すぐに光が消えて先ほどと変わらないロックシードが戒斗の手から再びユウへと投げ返された。

 

「今なら使える…行け。力を示してこい」

 

そう言葉を残すとロード・バロン―――いや駆紋戒斗は完全に姿が消えてしまった。

状況が呑み込めない周囲だったが、ユウはそれでも構うことなく戒斗から返されたロックシードを構えていた。

 

「戒斗さん…見ててください…!!」

 

 

―――リンゴ!!―――

 

 

「何…っ!?」

 

―――ロックオン!!―――

 

ユウがロックシードを解錠するとクラックが現れ、今度はバナナではなく真っ赤なリンゴが彼の頭上に現れる。

その光景にマルス達が驚きの表情を向けるが、ユウは構うことなくドライバーにロックシードをセットすると、彼を鼓舞するかのように再びファンファーレがこの戦場に響き渡っていく。

そんな中で新たに戦う決意を胸にドライバーのブレードに手を沿えて―――

 

 

「………変身!!」

 

その言葉と共に再びブレードを倒していた。

 

―――カモン!!―――

 

―――リンゴアームズ!!―――

 

 

 

 

 

 

―――デザイア フォビドゥン フルーツ !!―――

 

「コウガネ…これでお前達との戦いを終わりにする……」

 

「何……っ!!」

 

ユウは再びバロンに変身。

そして、睨みつけるかのようにマルスに顔を向けると、ユウはその場に立ったままアームズウェポンである盾”アップルリフレクター”に格納された剣”ソードブリンガー”をゆっくりと引き抜き、その剣の切っ先をマルスとシルフィーへと突き付けて―――

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ……ここからは俺達のステージだ……!!」

 

最後の戦いの狼煙を上げるのだった。




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。


デザイアフォビドゥンフルーツ12
 →バロン・リンゴアームズ
ネバーギブアーップ!!2
 →グリドン・ドングリアームズ
乱れ玉ババババン!!6
 →斬月・ウォーターメロンアームズ
インクレディブルリョーマ2
 →デューク・レモンアームズ
邪ノ道オンステージ7
 →武人鎧武・ブラッドオレンジアームズ

これ、レモンだったら主人公が憤死してそう…
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