~前書き~
※補足※
作品のあらすじでも説明しておりますが、この物語は別作品【進撃の巨人~もう一人の選択~】における主人公の幼少期スピンオフ作品になります。
↓それでは、本編へどうぞ↓
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『調査兵団』_それは人類の英知の結晶にして、最後の”希望”である。
屈強な精神力と強靭な肉体を兼ね備えた彼らは、様々な苦難や死闘を乗り越え、やがては強大な敵である”世界”に抗った唯一無二の存在となる。
彼らの躍進により、人類は歴史の過ちを悔い改め、新たな時代へと足を踏み入れるのだ。
これは、そんな調査兵団の一員として、仲間たちと数々の試練を共にした『もう一人』の物語……
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今から約100年前。
人間を捕食する巨人の出現により、人類は絶滅の危機に見舞われた。
生き延びた人類は天敵からその身を守るため、3重もの巨大な壁を築き上げ、絶滅の危機から脱した。
その壁は外側から順に、
ウォール・マリア
ウォール・ローゼ
ウォール・シーナ
と呼ばれ、中心にある王都を取り囲むようにして円形に建っている。
壁の高さは50メートルにも達し、頑丈な造りと十分な厚みによって強固な守りを実現しているのだ。
故に、この100年間、巨人が壁内に侵入した例はない……
__838年。
その日、少年は思い出した。
ヤツらに虐げられてきた不条理を。
隷属の日々に囚われていた屈辱を__
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ゴォォォオオォオォ…!
ゴゴォオオォ……バキバキバキィ!!
「ハァ…ハァ…どこなんだ!返事をしてくれ、おじさん!!」
業火の中、一人の少年が燃え広がる炎の周りをひたすらに駆け回っている。
「なんで!……どうして!……『助け合いはなし』じゃなかったのか!?……答えてくれ!どこにいるんだ!!」
そんな少年の叫びも虚しく、辺り一面が火の海に飲み込まれた。やがて、家屋が倒壊する音が鳴り響く。
「そ、そんな!?…おじさん……みんな…!」
しかし、震える声で発せられた少年の言葉は、燃え盛る炎の轟音にかき消されてしまう。
絶望に打ちひしがれた少年は、その場に泣き崩れた。
そして、握りしめた拳を地面に叩きつけながら己の不甲斐なさを責め立てる。
「あの時、俺も一緒にここに残っていれば!どうして、おじさんは俺を街へ行かせたんだ!?…いや、でも…どの道みんなは助けられなかった。クソ!どうすればよかったんだ!?」
そう言って何度も地面を殴り続ける少年の拳からは、血が滲み出た。
その血を見た少年は、何かを思い出したように顔を上げる。
「あいつ…だ。広場で
息を荒げた少年の瞳は、瞳孔が開き切り、暗く沈んだ色をしている。
その目つきは、まるで復讐の念に憑りつかれたように凄まじい威圧感を放っていた。
「許さない…俺は、絶対に君を許さない!…復讐してやる!!」
少年は立ち上がった。
そして、轟々と燃え上がる炎を睨みつけながら犯人への復讐を誓ったのだ。
「ははっ、君の言う通りだよ。俺たちは“悪魔"だったんだ!この世に存在してはいけなかった…だから君を消す。君という存在をきれいさっぱり抹消してやる!この世から…跡形も残らず!!」
___事の発端は約10年前。
少年がこの地にやってきた時から
―【 続く 】―
~後書き~
『原作のセリフをそれっぽくオマージュするのって思ったより難しい…(汗)』
…初めまして!著者です(´-ω-`)
まずは本作品に目を通していただき、誠にありがとうございます!
冒頭の前書きでも触れましたが、この物語は著者の別作品【進撃の巨人~もう一人の選択~】における主人公の幼少期スピンオフ作品になります。
かなり初期の頃に書いた殴り書きの為、少々読みにくさがあるかもしれません。
⇒【追記】時間があれば手直しするつもりです。
カイルの生い立ちについて結構重要な伏線もありますので、ご興味がある方はぜひ目を通していただけますと幸いですm(__)m
■おまけ
この『後書き』では物語の裏話や解説、著者の妄想などをちょこちょこ発信していきます。
読み飛ばしていただいても物語に支障はありません!