生まれ変わったら高島になったが平安で因縁を終わらせてみた   作:色々残念

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思い付いたので更新します
今回も短めになりますね


竜とデジャヴーランド

書類仕事も終わり、事務所でフォーチュンとお茶を飲みながら休憩していると来客が訪れた。

 

来客は小竜姫と竜族の少年であり、小竜姫と少年の分のお茶も用意した俺は、今回の用件を聞いてみる。

 

「横島さん、デジャヴーランドまで私と殿下を連れていってくれませんか」

 

そう言ってきた小竜姫に詳しい話を聞いてみたが、どうやら竜族の少年は天龍童子という名前であり、竜神王の世継ぎでもあるそうだ。

 

天龍童子はテレビで紹介されていたデジャヴーランドに行ってみたいと考えたらしく、小竜姫を護衛に任命しデジャヴーランドに行く計画を立てた。

 

しかし人間の世界に詳しくない天龍童子では、どうやってデジャヴーランドに行けばいいのかがわからなかったらしい。

 

天龍童子と同じく人間の住む世界のことには詳しくない小竜姫もどうすればいいのかと困ったようだが、そこで頼れる相手である俺に頼もうと考えた小竜姫は、天龍童子を連れて俺の事務所にまでやって来たみたいだ。

 

フォーチュンに留守番を任せて、小竜姫と天龍童子を連れて電車で移動した俺は、到着した東京デジャヴーランドの入場券を3枚購入して、デジャヴーランドに入場。

 

ついでに様々なアトラクションに何度でも乗れたりする高めのフリーパスも3人分購入しておいた。

 

「おお、ここが夢に見たデジャヴーランドか!」

 

様々なアトラクションが存在する遊園地であるデジャヴーランドに目を輝かせていた天龍童子。

 

「ここがデジャヴーランド、派手なものが沢山あります!」

 

デジャヴーランドのアトラクションの数々を見て、驚きながらも興味津々な小竜姫。

 

このまま放っておくと興味が惹かれたものに近付いていって、直ぐ様迷子になりそうな竜族2名。

 

「はい、じゃあ迷子にならないように手を繋ぎましょうか」

 

とりあえず迷子になられては困るので、天龍童子と小竜姫の真ん中に俺が入る形で手を繋いでおく。

 

「むう、余は角も生えかわって大人になっておるのに、子ども扱いするのか横島よ」

 

「大人でも迷子になるひとは迷子になるから、念の為にということで。それに現在日本で使われている紙幣を持っているのは俺だけだから、はぐれるとデジャヴーランドで遊べなくなるし」

 

「うーむ、そうか」

 

ちゃんと手を繋ぐ理由を説明しておくと、なんとか納得してくれた天龍童子。

 

「横島さん、私も迷子になりそうですか?」

 

「貴女はデジャヴーランドのアトラクションに興味津々でしたから、気になるものを思わず見に行って迷子になりそうですね」

 

「そんなことは流石にないと思いますが」

 

などと言いながらも目を逸らしていた小竜姫は、自分でも迷子になりそうだと考えていたみたいだ。

 

小竜姫のその反応を見て、アトラクションに乗る時以外は、必ず手を繋いでおこうと決めた俺は、しっかりと小竜姫の手を握っておいた。

 

それからデジャヴーランドを天龍童子と小竜姫と共に巡り、様々なアトラクションを楽しんだ俺達。

 

お昼時となりデジャヴーランド内にある飲食店に入ると、此処ではデジャヴーランドのキャラクターにちなんだ料理などが食べられるようである。

 

マッキーキャットのハンバーグという猫の頭を模した形のハンバーグが出てくるハンバーグランチを選んだ天龍童子。

 

小竜姫が選んだマニーキャットのホットケーキという品は、ホットケーキにマニーキャットの焼き印が押されたものになるようだ。

 

俺はロナルドドッグのホットドッグという品を選んだが、ホットドッグを包む包装紙にロナルドドックが描かれたものであった。

 

食事も食べ終えてからしばらくして、腹がこなれたところで、デジャヴーランドのアトラクションを再び巡り、全員で遊んでいったアトラクションの数々。

 

売られていたクレープを食べたいと言い出した天龍童子にクレープを買ってやると、私も食べたいです、と言わんばかりな目で此方を見ていた小竜姫。

 

小竜姫にもクレープを買ってやると「これがくれえぷ!」と目を輝かせてクレープを食べていた小竜姫は「これは美味しいですね!横島さんもどうぞ!」と食べかけのクレープを差し出してきた。

 

善意から差し出してきたのは間違いないので、断るのも悪いかと思った俺は差し出されたクレープを少しかじって「確かに美味しいですね」と言っておく。

 

それからも日が落ちるまで遊び続けて、気に入ったアトラクションを何周もする天龍童子と小竜姫に付き合って、何回もアトラクションを体験した俺。

 

身体が資本のGS稼業で鍛えられているので、竜族2名の体力に負けることはない。

 

最後にデジャヴーランドの花火ショーを見てから帰ろうと考えて、全員で一緒に打ち上がる花火を見る。

 

「おおー!中々綺麗な花火ではないか!」

 

デジャヴーランドの花火ショーを見ながら喜んでいた天龍童子。

 

「横島さん、今日は付き合っていただきありがとうございます」

 

「気にしないでください。これぐらいのことならいつでも大丈夫ですよ」

 

「横島さんに頼んで良かったです。今日はとても楽しい時間を過ごせました」

 

「それは何より」

 

俺の右側で花火に夢中になっている天龍童子の反対側である俺の左側で、そんなことを言ってきた小竜姫と会話していると、俺の左腕に抱きついてきた小竜姫。

 

「貴方ともっと一緒に居たいと思うこの気持ちが、何なのかはまだわかりません。ですが今だけは一緒に居てください横島さん」

 

「花火が終わるまでの間は一緒に居ますよ」

 

しばらく続いたデジャヴーランドの花火ショーは、最後に大きな打ち上げ花火が上がり、終了した花火。

 

それから妙神山にまで天龍童子と小竜姫を送り届けると、天龍童子の願いを叶えた褒美として小判が入った千両箱の山を渡されることになった。

 

とりあえず文珠を使って瞬間移動して、千両箱の山を事務所にまで一気に運んでおく。

 

天龍童子と小竜姫をデジャヴーランドに連れていって遊んだだけで、一般的な除霊よりも高額な報酬を手に入れることが出来たのは確かだ。

 

あんなことで高額な報酬を貰ってもいいのかと思わなくもないが、天龍童子と小竜姫も楽しんでいたのは間違いないので、竜神王の世継ぎである天龍童子が喜ぶことをして、褒美を受け取っただけの話になるな。

 

それなら、まあ、おかしな話ではないのかもしれない。

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