生まれ変わったら高島になったが平安で因縁を終わらせてみた 作:色々残念
本日2回目の更新になりますね
生まれ変わって高島となり今度は横島忠夫に生まれ変わった俺は、霊能力を持っていることを今生の両親に明かしておき、将来はGSになるつもりだと伝えておいた。
俺が霊能力を持っていようが、特に対応が変わることがなかった今生の父と母。
ちなみに父の大樹が浮気していた時は、母の百合子に直ぐに報告しておいたが、何度母にボコボコにされても浮気を止めない父に母も愛想が尽きたのか、俺が中学生の時に離婚することになった両親。
父から親権と慰謝料をぶん取った母の百合子と一緒に生活することになったが、父よりも仕事が出来る母は凄まじく優秀で、会社で働きながら俺を育ててくれた母には感謝しかない。
俺は俺で母の負担を減らす為に家の家事全般を担当することになり、朝は朝食を作って母と食べて学校に行き、学校から帰ってきたら家事を行い、夕方に母親が帰ってくると出迎えて、俺が作った今日の夕食を教えて一緒に食べるのが日課だ。
家事や学校の勉強だけではなく、現代のGSについての勉強も欠かさず行って、見習いとして現役GSの手伝いも始めていた俺は、今年のGS試験を受けてみることにした。
それからしばらくしてGS試験を受けた俺は試験に合格し、GS、つまりゴーストスイーパーとして働けるようになり、公に霊能力も使えるようになる。
見習いGSを卒業して独立した俺は、人骨温泉がある山まで行って文珠を用いて死津喪比女の居場所を探り、死津喪比女を発見。
遥か下の地中に埋まる死津喪比女に向けて、複数の文珠を発動。
「地」「中」「死」「津」「喪」「比」「女」「完」「全」「消」「滅」という11文字の11個の文珠により、完全消滅した地中の死津喪比女。
これで死津喪比女による大災害も起こることはないだろう。
ついでに悪魔パイパーの本体が居る場所も文珠で突き止めておき、先制攻撃で文珠を叩き込んでおいた。
「悪」「魔」「完」「全」「消」「滅」の6文字で6個の文珠を用いて念入りに消滅させておいたので、悪魔パイパーによって子どもにされる人が、これ以上増えることはない。
悪魔パイパーによって子どもにされた人が奪われた知識と経験に年齢は風船となっており、風船を割れば奪われたものは元に戻るが、金の針を使わなければ悪魔パイパーの風船を割ることはできないようだ。
悪魔パイパーの風船を発見したことをGS協会に伝えておくと、後日、派遣されたGSが用いた金の針によって風船は全て割られたようである。
日本が被害を受ける大災害を巻き起こしそうなのは死津喪比女と悪魔パイパーくらいだが、狼王フェンリルも放置しておく訳にはいかない。
犬塚シロのお父さんが天狗との戦いで怪我していなければ、妖刀を持った犬飼ポチにも負けなかったんじゃないか、と思っていると山地での除霊帰りに、天狗と戦う人狼の男性を発見。
ほぼ相討ちのような状態となった人狼と天狗が大怪我をしていたので、文珠を用いて治療を行っておいた。
「完」「全」「修」「復」の4文字で4つの文珠を使い、片目や身体の様々な部位を斬られて負傷した人狼と、脇腹に深い傷を負った天狗の傷を完全に修復し、元通りにしておくと俺に感謝してきた人狼と天狗。
天狗は薬を作ることにも長けており、勝負して天狗に勝った相手に薬を渡すこともあるそうだ。
人狼は天狗の薬が必要な娘の為に命懸けで戦っていたらしく、天狗から薬を受け取ると急いで立ち去っていった。
偶然の出会いではあるが、犬塚シロのお父さんの負傷を全部修復しておくことが出来たのは、悪いことではないだろう。
そんな出来事があったりもしたが、中学生としての生活も終わり、卒業して高校生となった俺の机がいきなり机妖怪だった。
俺を飲み込もうとしてくる机妖怪をなんとか説得することに成功すると、机妖怪の愛子に飲み込まれていた人々は元の時代へと戻っていったようだ。
クラスメイトとなった愛子を普通に受け入れるこの学校は、オカルトにはあまり拒否感がないらしい。
それから、クラスメイトにバンパイアハーフのピートが増えたり、タイガーもクラスメイトになったりしたこのクラス。
GS試験に参加することになったピートやタイガーを応援する為に観客席に来てみたが、観客席には唐巣神父と小竜姫の姿があった。
白竜会に魔族との関わりがあるのではないかと、睨んでいる小竜姫と唐巣神父は、GS試験に参加する白竜会の門下生達を監視しているとのことだ。
実際に白竜会の門下生達は魔装術を使っていたので、魔族と関わりがあるのは間違いない。
それでも今回の件にメドーサなどは関わっていないようで、メドーサ自体も単なるはぐれ魔族として扱われているようである。
今回のGS試験で合格したピートに喜んでいた唐巣神父と、魔族との関わりが明確となった白竜会の門下生達を連れていこうとした小竜姫を現れた魔族が使った巨大な火角結界が阻む。
設定された時間を過ぎれば結界内部を大爆発させる結界こそが火角結界。
霊力を送り込み、火角結界の爆発時間を遅らせることに必死になっている小竜姫。
とりあえず爆発させられる訳にはいかないので、文珠を使って火角結界を解除することにした。
「火」「角」「結」「界」「解」「除」の6文字で6個の文珠を用いて、解除した火角結界。
こうして危機は去ったが、俺が文珠を使ったところを見ていた美神令子に「貴方の名前は?」と聞かれることになり「横島忠夫です」と正直に自分の名前を答えておく。
「横島くん、文珠1個10万くらいで私に売るつもりない?」と続けて聞いてきた美神令子の目は本気だ。
「いや、売るつもりはないですね」
「じゃあ、タダで10個くらいくれないかしら」
なんてことを言い出してきた美神令子からは素早く逃げ出しておくことにした。
美神令子が金の亡者なところは全く変わっていないらしい。
そういえば白竜会の門下生に負けたタイガーはGS試験に不合格で、上司にめちゃくちゃ怒られて落ち込んでいたな。
除霊の仕事をしても道具の消費がない俺は、基本的にいつも黒字なので、たまにはタイガーに飯くらい奢ってやるとしよう。