人が次第に朽ちゆくように、国もいずれは滅び行く。
千年栄えた帝都すらも、今は腐敗し生き地獄。
人の形の魑魅魍魎が、我が物顔で跋扈する。
民の祈りを顕現し、天にかわって悪を討つ。

建国より千年が過ぎた帝国、もはやその輝きは失われ、今や死にゆく病人に等しい。
各地に燻る戦乱の火種、圧力を強める異民族、そして圧政に苦しむ民の怨嗟。

内外に疾患を抱えた帝国。
だがそこにあっても、いまだこの国を守ろうとする者たちがいた。

これはそんな彼らの物語である。

  北の嵐()
  決意()
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