本編を見たい!そうだろう?
ワシ、田辺良平……ではなく。
俺、
まあ、謳歌しすぎたわな。
せっかく親に高い金払ってもらって超名門校に入学したのに自由しすぎたせいで転落したわ。
通称エンドのE組。綺麗で快適だった本校舎から一転、山道山道、辿り着いたら荒れ果てただだっ広い運動場(のようなもの)にオンボロ校舎。でもワシからしたらちょっと懐かしいね、この木造感。いいよね、この古びた木の軋む音とか、匂いとか、昔に戻った感じがする。昔は大変だったなあ…戦後の混乱やらバブルやら「私が月を
私が月をやった犯人です?
ボーッとしていて何も聞いてなかったし全然視界も窓の外だった。聞き捨てならないセリフで現実に戻ってきたワシは声のした方向を見る。
そこには黄色いデカイ…タコ?タコ??
「なんだコイツゥ!!」
「「「今かよ!!!!」」」
クラス全員から総ツッコミ。だって昔を懐かしんでたんだもん。いいじゃんノスタルジーに浸るくらい。
一旦状況を整理しよう。今教壇に立っている謎の生物が月を破壊した犯人と自供。そういえば今朝ニュースで月の7割が蒸発したとか速報になってたな。チャンネル変えてもどこもかしこも同じニュースだった覚えがある。
え、どうしよう全然分かんない。
「防衛省の烏間という者だ。ここからの話は国家機密だと理解頂きたい。」
烏間さんが言うには
この黄色いのを殺してくれ
こいつは3月には地球も破壊する
最高速度はマッハ20
殺されるのは嫌だけどE組の担任はやってもいいらしい
成功報酬100億
ダメだずっと何言ってるか分からん。
急なくせにヌルヌル話は進んでくし拒否権とかなさそうだしヌルヌルしてるし。あーみんな目がお金になってる。ワシは現実離れしすぎてて脳の処理が追いついとらんよ。
「幸いな事にこいつは君達をナメ切っている。見ろ、緑のシマシマになった時はナメている顔だ。」
キモいな。
「当然でしょう。国が
ウザいな。
その後も話はトントンヌルヌル進んでいき、黄色いのに効くナイフと銃、BB弾を支給された。人間には無害なんだとか。ナイフすっげえゴムみたいな感じだし、おもちゃみたい。
「さあ皆さん、残された1年を有意義に過ごしましょう!」
ワシの平凡で平穏な学生ライフはどこへ消えてしまったのか、
暗殺教室がスタートしてしまったとさ。
放課後
黄色いのは本場のなにかを食べるとか言い残しどこかへ消えていった、マッハ20で。すんごい速いんだからこれ。
生徒全員もちろん呆然。
でも立ち直りは早かったこれから本当にアレが先生なのか、本当に地球がなくなるのか、100億あったら何しようとか。クラスで色んな話が飛び交いながら皆帰り支度を始めている。まあ立ち直ったというか現実味がないから1回忘れたい気持ちというか…
ワシも帰ろうと立ち上がった刹那、机から一通の手紙が落ちた。
何だ?こんな手紙知らんぞ。ワシ今日机の中には何も入れとらんし、というかすごいいい手触り。いい材質だしご丁寧に封蝋付き……っ!!!
もしや、
え、新学期初日に恋文ぁ!?ワシ、ついにモテ期!?
えー誰からだろう?神崎さんかなあ〜倉橋さんかなあ〜ムフフ…
ワクワクした気持ちを胸にいざ開封
田辺良平様。
いかがお過ごしでしょうか。
暗殺教室の世界、楽しんでいただけていますでしょうか。
田辺様が転生する直前、操作を誤りこの世界になってしまいました。
転生が完了した後はこちらから介入もできませんし、転生のやり直しもできません。ご容赦ください。
どうかこの世界で、第2の人生をお過ごしください。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
……あの礼服、やりやがった!!!!
文才は欠片もないのでごめんなさいね。あと長文だるいのでごめんなさいね。読み応えなくてごめんなさいね。駆け足でごめんなさいね。
追伸 アンケート実施中、次話投稿後締め切り予定です。