転生平凡学生のヌルヌル中学ライフ   作:歯車非常勤講師

6 / 13
歯車です。土日の間に1話は投稿しようと思ってたら月曜でした。
書き溜めとかないんですよね。本当に見切り発車なので。
原作にそってお話を進めていくつもりですが、渡辺君がいない所で進んだお話は端折りたいと思っています。では本編です。


体育教師は人間に限る。本当に。

「8方向からナイフを正しく振れるように!どんな体勢でもバランスを崩さない!」

 

ああ…やっぱり体育は人間の先生であるべきだな。ナイフを振る体育の授業なんてあってたまるかよ。訓練だよ訓練。

今日から体育は殺せんせーに代わり防衛省の烏間さん、もとい烏間先生が担当する事になった。しっかり教員免許も持っているらしい。この人すごいね(小並感)

しかし本当に体育の担当が烏間先生になってくれて良かった。殺せんせーの体育は人間ができるモノじゃなかったからな…

マッハ20で反復横跳びしながらあやとりだの、マッハ20で日付変更線を超える運動だの、カッコイイ台詞をキメたことを思い出していたたまれなくなる運動だの…最後に関しては本当に何だったんだろう。

 

「でも烏間先生、こんな訓練意味あんスか?しかも当の暗殺対象(ターゲット)がいる前でさ。」

「勉強も暗殺も同じことだ、基礎は身につけるほど役に立つ。例えば…そうだな。磯貝君、前原君。そのナイフを俺に当ててみろ。」

 

前原君の問いかけに烏間先生はそう答えた。実戦で見せるということかね。しかも1回でもナイフが当たれば今日の授業は終わりらしい。頑張っておくれ2人とも。バランス崩さずにナイフ振るの結構難しいしもう疲れた…

磯貝君がナイフで突く、烏間先生は最小限の動きで躱す。

前原君が突く、烏間先生は手で弾く。

突く、躱す、突く、弾く。無駄のない洗練された動き。

 

「このように多少の心得があれば素人2人のナイフ位は俺でも捌ける。」

 

2人が同時で攻撃を仕掛ける、烏間先生は2人の腕を掴み薙ぐ。

すっげぇ…さすが防衛省。

 

「俺に当たらないようでは、マッハ20の奴に当たる確率の低さがわかるだろう?見ろ!今の攻防の間に奴は

砂場に大阪城を造った上に着替えて茶まで立てている!」

 

なんでやねん。でもすごい完成度。

生前は大阪旅行で大阪城も見に行ったっけな、懐かしい。というか烏間先生よく大阪城って分かったな、お城好きなのか?今度城トークでもどうかな…

 

「クラス全員が俺に当てられるくらいになれば、少なくとも暗殺の成功率は格段に上がる。ナイフや狙撃、暗殺に必要な基礎の数々、体育の時間で俺から教えさせてもらう!」

 

そう烏間先生が言ったと同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。

これは非常に心強い。防衛省の本場の人間から教わる暗殺術、確かにこれならもしかしたら暗殺に成功できそうと思ってしまう。

 

「こんなことやってホントに暗殺できんのかね?」

 

校舎に帰る途中、菅谷君が俺に問いかけてきた。菅谷君は前の席ということもあり話す機会が多い。最初は身長の高さから圧を感じていたがフラットによく話しかけてくれる。いい子。

でも身長が高いせいで後ろの席からは少し不便。前が見えんのよ…

 

「まあずっとナイフの振り方が分からんまま無闇に振るよりは技術があった方が良いとは思うが…相手が相手だからな。」

「だよなあ〜…どんだけ練習してもマッハ20に当たる気がしねえよ…」

 

そんな他愛もないことを話しながら校舎に向かう。ふと菅谷君から視線を逸らし前を向いてみると、校舎の前に人が立っている。椚ヶ丘の制服に黒いカーディガン。赤い髪に鋭い眼光と薄ら笑い。

 

「なあ菅谷君、あれって…」

「ん?お、カルマじゃん。」

 

やっぱりそうだよなあ……

 

「赤羽業君…ですね。今日が停学明けと聞いていました。」

 

赤羽業。うちの中学ではきっと知らない人はいないであろう有名人、成績優秀な不良。暴力沙汰を繰り返し停学処分、そのままE組へというわけだ。赤羽君が手に持ってるやつ煮オレかな。よくあんなの飲めるな…豚角煮オレを興味本位で1回飲んだことがあるがあまりにも豚の角煮すぎてものすごく気持ち悪かった。

少し離れた場所にいるせいで殺せんせーと赤羽君の会話はあまりよく聞こえない。殺せんせーは顔がバツマークで赤羽君は苦笑を浮かべている、おそらく遅刻の説教だろう。赤羽君が握手を求め手を差し出し、殺せんせーも触手を伸ばす。赤羽君が触手を握った瞬間、

 

殺せんせーの触手が溶けた。

追撃をと制服の中に仕込んでいたであろうナイフで切りかかるが、殺せんせーはマッハで距離を取る。

どうやら赤羽君は対先生ナイフを細かく切り手のひらに貼り付けていたらしい。びっくりしたよ。赤羽君が殺せんせーに強い体質なのかと思ったよ。

その後赤羽君は殺せんせーを煽り散らかしたらしく黄色い顔が赤くなってた、ピクピクしてた。

それにしてもナイフを細かく切るっていう発想がすごいね。赤羽君はこのクラスでも特に頭が切れるらしい。なにはともあれ心強いクラスメイト加入だな。仲良くなりたくは無いけど、怖いし。




文字数少なくて読み応えないですか?どうですか?
スナック感覚で読むのも悪くないと思いませんか?どうですか?
もっと文字数増やせって思いますか?そうですか…
誤字脱字報告や感想、評価とやらもお待ちしております。
高評価をいただけるように頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。