やはり俺の幼馴染と後輩がいる日常は退屈しない。   作:あべかわもち

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「わ、私が語り手をしても需要はないんじゃないかしら?えっ?さすがの雪ノ下さんでも俺がいつもやってる語り手は難しいんですねわかります、ですって?・・・最初に言っておくけれど、そんな安っぽい挑発にいったい誰が乗るというのかしら。もしそれで私を煽ってるつもりならその腐った眼だけじゃなくて頭の中も一度精密検査を受けたほうがいいと思うわ。私の親戚に脳科学を先行している研究者がいるから紹介しましょうか?もしかしたらあなたも科学の分野に貢献できるかもしれないわよ?1ミクロンくらいならね。あら?なにかしら由比ヶ浜さん・・・はあ。わかったわ。わかったからそんなに悲しそうな顔をしないでちょうだい。そこまでお願いされてやらないのは雪ノ下の名が廃るわ。あぁもう制服の袖で拭いたらだめよ。このハンカチを使いなさい。ほら。綺麗になったわ。ちょ!ちょっといきなり抱きつかないで。わ、わかったから。ちょっと、そこでニヤニヤ気持ち悪い顔をしているニヤツキ谷くん。決してあなたの煽りを受けたからやるわけではないのよ?そこのところ本当に理解しているの?まあいいわ。どちらにしても覚えていなさいよ・・・こほん。それにしてもどこから話せばいいのかしら・・・そうねこれから話そうかしら。あれは先週の木曜日の放課後、まっすぐ部室に向かったときに・・・」




第2章 依頼
第14話 彼のお友達は自分を偽りきれない


 

 今日もいつものように何事もなく迎えた放課後。私は机の上の教科書やノートを手早く鞄に仕舞い、とくに立ち止まることもなく教室を後にする。

 教室を出るとき、クラス内のいくつかのグループがさっきの授業の感想や今日の宿題についてなにか語り合っている。おそらく何人かは勉強会にかこつけて街に繰り出すのでしょうね。最近私の周りに現れて一際賑やかな人物が重なり苦笑してしまった。

 それはそれとして、どうしてクラスの皆は放課後に限らずいつでも喋っているのかしら?私にはその感覚がわからない。どうも私は普通の女子とは違う価値観を持っているみたいね。

 そういえば説明していなかったけれど、私が所属しているのは国際教養学科。所属の9割が女子。募集はとくに性別で制限していないのにね。なぜこんなに偏っているのかしら。

 あらいけない。話が逸れたけれど、この学校には普通科とこの国際教養学科があるの。元々学校自体が進学校なのだけれど、その中でもこの国際教養学科はその名の通り世界的に活躍できる人物を育成することを主眼に置いていて、そのカリキュラムもなかなかにハード。だから課題について真剣に取り組む必要があるわ。といってもこのクラスには優秀な生徒が多く、1日中取り組まないと追い付けないような人は少ないので、問題ないのでしょうけどね。

 私がクラスメイトに対していらぬ心配をしているとどこからか女生徒の大きな声が放課後の静かな校舎内に響きわたった。

 

 

「ゆきのーん!」

 

 

全く誰かしらこんな大きな声で。それにゆきのんってなにかしら?なんだか間抜けな名前ね。

 

 

「ねぇねぇゆきのん!あれ?聞こえてないのかな?ゆきのん!ってば」

 

 

 私のすぐ近くでゆきのんと呼び続ける女生徒。ちょっとゆきのんさんとやら。早く反応してあげなさい。この子はきっとずっと呼び続けるわよ?

 

 

「うぅ!ゆきのんの意地悪!」

 

「きゃ!」

 

 

 ガバッと誰かに抱き締められる。え?ちょっと待ってちょうだい。もしかして・・・

 

 

「あの、由比ヶ浜さん?どうして私に抱きついてるのかしら?」

 

「あ!やっと気づいてくれたよ。やっはろー!ゆきのん!一緒に部室行こう?」

 

 

 あぁ。いったいどこから突っ込んだらいいのかしら。

 

 

「あの、由比ヶ浜さん。色々と聞きたいことはあるのだけれど、1つだけ教えてくれるかしら?そのゆきのんってのは私のことかしら?」

 

「そうだよ?」

 

「そんなに可愛らしく首を傾げられても困るのだけれど」

 

「え!か、可愛い?えへへ嬉しいな」

 

 私の言葉に照れる由比ヶ浜さん。とても可愛らしいのはそうなのだけれど、このままでは話が進まない。

 

 

「あの、話を聞いてもらえるかしら?私はなぜ、その、ゆきのん、と呼ばれているの?」

 

「え?だって、ゆきのんはゆきのんだよね?」

 

「はい?」「え?」

 

 

 ・・・頭が痛いわ。これは一度落ち着いて話をする必要がありそうね。

 

 

「・・・とりあえず、部室に行きましょうか」

 

「ねぇゆきのん、もしかしなくても私のこと呆れてない?」

 

「驚いたわね。由比ヶ浜さんが私の考えを読めるなんて。これは認識を改めないといけないわ」

 

「ぶー!なんかまた馬鹿にされた気がする!」

 

「大丈夫よ。汚名返上の方の意味だから」

 

「そうなの?えへへ嬉しいな。そういえば名誉挽回と汚名返上ってなんで同じ意味なのに二つあるのかな?」

 

「・・・」

 

 

 前言撤回ね。

 

 

「あ、あれ?なんで先に行こうとするの?一緒に行こうよゆきのん!」

 

 

 ゆきのんとやら、早くこの子をなんとかしてくれないかしら。でないとこれまで積み上げてきた私の中の何かが崩れてしまいそうだわ。はぁ。

 

 

 

「そんなとこで何してんの?」

 

「「!?」」

 

 

 部室の中の先客(客と呼べるのかは甚だしく疑問だけれど)の様子を由比ヶ浜さんと伺っていたら、急に声をかけられたので、柄にもなく驚いてしまった。まったく勘弁してほしいわ。

 

 

「いや、そんなに驚かれても困るんだけど」

 

「いきなり話しかけないでちょうだい。一体どこのストーカーが現れたかと思ったじゃない」

 

「ストーカーってのは頂けないが、いきなりは悪かったよ。そんで何してんのよ。中、入らねえの?それとも今日は休みか?休みなんだな?よし帰ろうそれ帰ろう」

 

「なんでヒッキー生き生きしてるし!?」

 

「結衣、あきらめな。こいつはこういうやつだから」

 

 

 あら、三浦さんも一緒に来ていたのね。相変わらず彼と仲が良いようで、三浦さんは比企谷くんの右腕に抱き付いている。(ほぼ答えはわかっているのでからかうつもりで)以前彼女になんで彼の腕によく抱き付いてるのか聞いたことがあるのだけれど、彼女の中ではその行動は体面的には彼が逃げ出さないように捕まえているとのこと。

 由比ヶ浜さんがそんな二人をみて悲しそうな顔をしてる。まったく。彼はひどい人ね。

 

 

「私が帰っていないのに休みなわけないでしょう?それよりあなたに聞きたいことがあるのだけど。部室の中の不審者について心当たりはあるかしら」

 

「「不審者?」」

 

 

 私たちは改めて、比企谷くんを先頭にして部屋の中をのぞき込んだのだけれど、そこにいる人物を私はどう説明したらいいのかしら?まだ春先と言えなくもないくらいの時期ではあるのだけれど、その人物は厚手のコートでお世辞にも引き締まっていない重そうな身体を包み込み、四角い縁の厚いメガネをかけて、部屋の窓から校庭を見下ろしている。あら。こっちを振り向いたわね。

 

 

「待ちかねたぞ!比企谷八幡!!ここで会えたことも八幡大菩薩の導きがあってのこと!!我らが出会うはもはや天命である。さぁここにともに我らの誓いを立てようではないか!!」

 

 

 バサッと暑苦しいコートを翻し、顔の前で手をクロスさせて意味不明のポーズをとっている。なんなのかしらあれ。比企谷くんを呼んでるようだし、お任せしましょうか。

 

 

「比企谷君ご指名よ」

 

「あんな奴は知らん」

 

「何を言っておるのだ!!お主は灼熱の舞台で繰り広げられた聖戦を我と共に切り抜けたことを忘れたと申すか!まさか奴らの手にかかっていたというのか!?」

 

「あぁそうだな。昨日の体育は外で熱くて死にそうだったな」

 

 比企谷くんはさも当然といった感じで、彼の言葉に対して返事をしている。なんでわかるのかしら。そういえばこの場にいるはずの由比ヶ浜さんと三浦さんは比企谷くんの後ろに隠れて傍観を決め込んでいるみたいね。ちょっと、二人ともさすがにくっつきすぎじゃないかしら?

 

 

「比企谷くん。申し訳ないのだけれど、彼がなんて言っているのか通訳してくれないかしら?私、日本語を忘れてしまったみたいなの」

 

「安心しろ雪ノ下。それが普通だ。ちなみにあいつは体育の時間一緒にペアを作ったことがあるだけの関係だ。たしか材木座だったかな」

 

「いかにも!!そう!!我こそは剣豪将軍義輝である!!皆の者頭が高い!!」

 

「いきなり食い違っているのだけれど・・・では、剣豪将軍とはなんなの?」

 

「あいつの名前が材木座義輝だから室町幕府第13代征夷大将軍足利義輝とかけてんだろ」

 

「さすがは八幡!我が心の友、いや、親友よ!!「ちげーから」なん、だと!?」

 

 

 どうやら合っているようね。・・・親友、ね。

 

 

「ではなぜあんなにあなたに懐いているの?」

 

「さっきあいつが言っていたように、武運の神として有名な八幡大菩薩と同じ名前だから興味を持たれたんだろうな」

 

「いかにも!こうして我らが巡り合ったことは神の導き!!」

 

「おめでとう。いつの間にかあなたにも同性のお友達ができたのね」

 

「友達じゃねえよ」

 

 

 これだけ話ができるのに友達じゃないって、どういうことかしら?友達については私もあまりどうのこうの言うことはできないのだけどね。

 

 

「それにしても驚いた。あなたこういうのに詳しいのね」

 

「まぁな。中二病の奴とは昔ちょっとあってな」

 

「そう。それにしても中二病という人種は苦労しそうね。彼みたいなのが大勢いるってことなんでしょう?」

 

「いや。あいつは実在のものをベースにしてる分、まだマシだぞ」

 

「そうなの?」

 

「あぁ。ひどい奴になるとだな・・・」

 

 

 それから彼が中二病について語っていたけれど、全く頭に入ってこなかった。一つわかったことは彼にもああいう時期があって、彼と同じように同士を求めていたということかしら?あら違うの?

 

 

「それで、ざ、材・・・あなたは何のためにここにやってきたの?」

 

「そ、それは・・・八幡!我はお主に戦乱の世を鎮めるための聖典の真偽について「ちょっとあなた。いま話しかけているのは私よ。話しかけられたらその相手の目を見て喋るのが礼儀でしょう」・・・は、はい、でも、あ、あの「なに?言いたいことがあるのならはっきり言ってほしいのだけど」・・・あの、は、八幡ちょっと」

 

「はぁ」

 

 

 私のさも当然の主張に対してまったくもって釈然としない反応しか示さなかった彼は、今にも泣きそうな顔で比企谷くんを呼ぶ。なぜ彼が泣きそうなのか私には皆目見当がつかないのだけれど、比企谷くんが案外友達思いだということに対して私はちょっと驚いている。やっぱり友達なんじゃないの?

 

 

「うん?あぁそういうことか・・・雪ノ下。わかったぞ」

 

「あらそう。それでは、彼は何のためにここにきて、こんなにも中二病を爆発させてたの?」

 

「中二病はデフォルトだから諦めてくれ。どうやら材木座は、俺たちに自分が書いた小説の批評をしてほしいみたいだ」

 

 

 比企谷くんの言葉にぶんぶんとその大きな頭を縦に振る、ざい、ざ、ざいなんとかくん。私は依頼を聞くだけでここまで苦労した事実に頭が痛くなりながらも、彼との勝負の為、この依頼を引き受けることを決めた。

 

 

 

 

「あら、もうこんな時間」

 

 時計をみて腕を上に伸ばして少しだけ手をとめる。ついでにと、今日何杯目かわからなくなったコーヒーを流し込み、もうひと踏ん張りと自分を鼓舞する。

 あの依頼を受けて家に帰ってから、ずっと自室に籠って、彼に渡された原稿のコピーを読んでは直し、読んでは直しの作業を繰り返している。

 時刻は午前2時を過ぎたくらい。原稿はやっと7割目前といったところかしら。ページ数は軽く1,000枚を超えていて、中には設定資料も含まれている。だから文章に出てくる用語を逐一確かめないといけないところが効率を落としているのよね。なんなのかしらこの闇の炎の使い手って、まったくもって理解できないのだけれど。

 最初は原稿の一単語も理解できなかったけど、いまは文章の単語の6割が理解できるようになってきたってところかしら。これでやっと能率があがるかと思いきや、こうなってくると、彼の文章の問題点が芋づる式に見えてきてしまって、余計やるべきことが増えてしまった。

 それでもやるべきことは明確なのだから、黙々と原稿に赤をいれていけばいい。それだけのことよ。またわからない単語が・・・邪王真眼の使い手?・・・単語によって解説の濃さが違うのはなぜかしらね。

 作業中、何度か私の口からでた呟きには、今回の依頼を通して垣間見えた『なにか』が含まれているのかもしれない。

 

 

 

「・・・もうちょっとだけ」

 

 

 

 結局、私が作業を終えたときにはもう朝日が部屋に差し込んでいた。

 

 

 次の日、私は奉仕部の部室で徹夜でチェックした付箋付きの原稿を元に、ざ、ざい、材なんとかくんに対して、物語が物語足りてなく読むことが苦痛でさえあった旨を伝え、そもそもてにをはやルビの使い方から日本語の文法の基本の欠落など指摘し続けた。

 私の指摘のたびに胸を押さえて「うぅう」と唸る彼の姿は不気味ですらあったけれど、ここで情けをかけるのは依頼主に対して失礼だと思い、なるべくストレートに伝えていく。

 まだ1/3くらい伝えた段階で比企谷くんが「おいおいやりすぎだ」と引きつった顔で私を止めに入る。その後、由比ヶ浜さんからの「難しい言葉知ってるね」、三浦さんからの失礼ながらも意外にもきちんと読み込んだ上での酷評を聞いた彼は傍目から見ても風前の灯といったくらいには凹んでいた。

 そして最終的には

 

「で、あれってなんのパクリ?」

「大丈夫だ。大事なのはイラストで中身じゃないから安心しろ」

 

 あなたの方が容赦ないじゃない。比企谷くんのコメントによって、ざ、材なんとかくんはまるで屍のように朽ち果てた。あら、私まで少し毒されたのかしら?

 

 

 





「・・・振り返ってみると、中身はともかくとして、よくあれだけの量の文章を彼は書き上げたものね。その根性だけは認めてあげないといけないかしら。しかも後で聞いた話だと、彼はあれだけ酷評を受けても作家になるのを諦めていないのよね。その情熱には目を見張るものがあるわね。比企谷くん、彼はあれからどんな具合かしら?え?友達じゃないから知らない?というか知りたくもないですって?ちょっと流石にそれはどうなのかしら。少なくとも彼はあなたの依頼人でこれからも読んであげると約束したのでしょう?私としてもあの量の怪文書を・・・失礼文章をいつも読むのは避けたいところではあるわ。でもあなたにはそれをする義務があると思うのだけど。気が向いたら読んでやらんこともない?なんなのかしらその態度は。素直じゃないわね。え?私には言われたくないですって?・・・うふふ。やっぱりあなたの依頼もそろそろ本気で取り組まないといけないのかしらね?あらそんなに怯えることはないじゃない。平塚先生に頼まれたことでもあるし、あなたも周りの人とこれから円滑なコミュニケーションをとれるようになりたいでしょう?そうね。まずは禅寺の修行が良さそうね。あなたの煩悩を全て取り除いてもらって、礼儀作法を叩きこんでもらいましょうか。偶然にも母方の親戚にお寺の住職さんがいらっしゃるからお願いしておくわね。あら?どこにいくの比企谷くん。急用ができたから帰る?しばらくは部活にも来られない?いきなり何を言い出すかと思えば。全くあなたは。あ!ちょっと、どこに!・・・行ってしまったわ・・・あら一色さん。こんにちは。いいところに来てくれたわ。今出ていった比企谷くんを捕まえてきてくれないかしら?もちろんお礼に彼とのデートをサポー・・・え?全力で捕まえてきます?そ、そうありがとう・・・走って行っちゃったわね。そんなに食いつくとは思わなかったけれどきっと彼女なら彼を連れてきてくれるわ。それにしてもあの男のどこがいいのかしらね。まあたしかに誠に遺憾ではあるけれど彼は私の言葉を受けてもちゃんと返してくるのよね。だからというわけではないのだけど彼と話してるとついつい長話を・・・ん?どうかしたの由比ヶ浜さん。え?なんだか楽しそうだね、ですって?ちょっと冗談はやめてもらえるかしら。たしかに彼との会話は肩肘張らないですむから楽というか遠慮しなくてすむというか。でもそれは彼がこの部の部員として相応しくなるよう教育するために仕方なく私も彼に合わせてるだけであって全くもって他意はないのよ?あら?どうしたの由比ヶ浜さん。たしかジト目って言うんだったかしら。そんな目をしてどうしたの?もしかして彼に毒されたの!?まさか比企谷くんがここまで手段を選ばなかったなんて!え?ちょっと落ち着いてちょうだい由比ヶ浜さん。なんで私ポカポカ叩かれてるのかしら?全く痛くも痒くもないから構わないのだけれど。秘密?どうしてかしら由比ヶ浜さん。あ・・・行ってしまったわ。どうしたのかしらね彼女。まったく皆彼のことになると我を忘れてしまうのだから仕方ないわね本当・・・これも彼の魅力なのかしら。そう言えばあの、ざい、材なんとかくんも比企谷くんを親友と呼んで彼とだけ目を合わせて会話していたわね。ふふ。もしかすると彼が気づかない内に彼の交遊関係が広がってるのかもしれないわね・・・あら今日は遅かったわね三浦さん。こんにちは。え、あの、その、いつもより近くないかしら・・・え?一色さんにだけデートのサポートするとかズルい?いえそれはあくまでお互いの合意に基づいた契約の報酬であって・・・はい?三浦さんも比企谷くんを捕まえてくるから私のデートもセッティングしろ?ちょっと待ってちょうだい。それは一色さんとの契約を反故にすることに・・・彼女も行ってしまったわ。どうしたものかしら。なんでこの私があの男のデートをセッティングしないといけなくなったのかしら。これはもう彼に不満をぶつけるしかないかしらね。そうね。デートセッティングの下見を兼ねて彼を連れ出して苦情を訴えましょう。あらなぜかしらとても楽しくなってきたわ。待ってなさい。比企谷くん」



雪ノ下さんが八幡とじゃれあう会話が大好きです。でも照れゆきのんはもっと好きです。


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