回原のドリルは天を貫く   作:のりしー

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レクリエーション〜抽選

『じゃあ早速!!上位4チーム見てみようかあ!!』

 

プレゼントマイク先生の声がスタジアムに響く。

俺の隣には轟。

前にはまだ少し顔を赤くした塩崎とトンガリ。

先程まではテンションぶち上がりのまま抱き合っていたのだが、少し前に「はっ!!」と気づいて離れていた。

 

まだ少し2人とも顔が赤い。

んで俺と轟はそれを見て少し冷静になっていた。

 

なんかあれよね。

聖女キャラってヤンキー好きよね。

なんて思ったり。

偏見かしら?

 

 

『1位!!爆豪チーム!!!1000万!!プラス4305ポイント!!プラスで赤ハチマキが1!!文句無しのパーフェクトだあ!!』

 

やってやったぜ!!!

隣の轟と顔を見合わせ、ニヤリと笑う。 

コイツの顔にもやりきったという思いが溢れていた。

 

 

『2位は同率2位で3チームだあ!!緑谷チーム!!瀬呂チーム!!そして!!!えええ!?!?心操チームかあ????この3チームが赤ハチマキ2本で最終種目へ進出だあ!!!』

 

『結果論だが、赤ハチマキは乱戦の取り合い奪い合い取り返し合いになっていた。勝負を決めたのはラスト10秒での切り札を持っているかどうかだったな』

 

 

『緑谷チームは飯田の超加速!!瀬呂チームは自爆覚悟の電撃が勝負を決めたなあ!!心操は……』

 

『ヤボだな。それ以上は喋りすぎだ』

 

『……ああ!!そうかい!!』

 

心操チーム……上がって来ていたか。

 

『それじゃあ1時間ほど昼休憩挟んでから午後の部だぜ!!じゃあな!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやあ!!体育祭とかの時に、屋外の青空の下で食べる弁当って格別美味いよなあ!!!」

 

「こ、コイツ……さっきまであんな暴れてたのに!!」

 

「1人スッキリした顔して何気ない顔で俺達とメシ食ってやがる………」

 

「まあ……あんだけ暴れてたのにスッキリしてないならそれはそれで問題だけどよ……」

 

会場を出て俺は泡瀬、円場、麟と3人でメシを食っていた。

 

「しかし……結局最終種目に残ったのはA組が12人。B組が3人。普通科1人かあ……少し悔しいよなあ……」

 

「まあなあ……正直体育祭向きの個性持ちがA組多いよな」

 

「悔しいけど…まあ仕方ない!!応援するから最終種目頑張れよ回原!!!」

 

「おう!!任せろ!!」

 

昼飯を食べながらそんな事を話す。

負けたクラスメイトの為にも頑張らないとな。

 

「……悔しいと言えば…そう言えば物間どうした?アイツが1番悔しそうだったけど?」

 

「物間?何か峰田とコソコソ何かしてたぞ?」

 

「なんか企んでそうだな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあ!!昼休憩終わって!!いよいよ最終種目発表!!と!!その前に!!予選落ちの皆に朗報だあ!!あくまで体育祭!!ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してるのさ!!本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ……』

 

『んん??』

 

『あれ?』

 

『何やってんだ……』

 

『どーしたB組!!どんなサービスだそりゃ!!!』

 

 

「物間……峰田……騙したね………」

チアリーダー姿の拳藤が疲れ切った顔でそう言った。

 

レクリエーション会場に、何故かウチのB組女子全員がチアリーダーの服装をして来ていた。

 

「……ん」

チアリーダーの服を着た小大が俺にあんま見るな!みたいに声をかけてくる。

 

「いやそんな顔すんなよ小大……正直眼福だから見ちゃうんだって……」

いやいや…実際可愛いのよ小大も。拳藤もだし他の皆もだけど。

 

「こ!!小森!!ぐほ!!!」

 

「あ、黒色死んだ」

小森も可愛いなあ。あれで意外にスタイルが良い。

 

「……正直、峰田だけだったら信じなかったけど、物間がいたから信じちゃったとこはあるね……」

「Oh……恥ずかしいです……」

こちらは取陰と角取。

こちらも実に可愛い。

 

あとチアリーダー姿の塩崎を見てトンガリが顔を赤くするなどした。お可愛いこと。

 

正直ウチのB組女子は皆かなり可愛いしスタイルが良い。

そりゃそんな女の子達がチアリーダー姿になってれば見ちゃうって仕方無い仕方無い……

 

どうも峰田と物間の策略っぽいけど、これに関しては素直にグッジョブと言うしかなかった。

 

うん、峰田・物間グッジョブ!!

 

「あんまレクリエーション真面目にやっても仕方ないだろ?それよりもはるかに少ない労力でA組よりB組が目立てるならそうするべきだ。そう思わないかい?」

 

「物間か」

 

「……まあ、後は僕と峰田が拳藤に殴られれば済む話だしね」

 

「物間……ふぁいてぃん……」

 

こちらに峰田を鷲掴みした拳藤がずんずんと近づいて来ていた。

物間……行ってらっしゃい!!!

オマエの活躍はしばらく目に焼き付けておきます。

焼き付ける姿は物間じゃないけど。

 

 

「峰田さん最低ですけど頭は回りますのよね……衣装が足りないと言われて思わず作ってしまいましたが、まさかこう使うとは……」

「でも最低なのよね」

 

 

『さあさあ皆楽しく競えよレクリエーション!!これが終われば最終種目進出!!4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!!一対一のガチバトルだあ!!!』

 

「お!これはありがたい」

 

 

正直俺向けの種目である。

 

「それじゃ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ!」

 

ミッドナイト先生の言葉でくじ引きがスタート……

 

……しなかった

 

A組の誰かと、ウチの庄田。

 

2人がここで最終種目出場を辞退した。

 

 

「庄田……」

隣にいた拳藤。

「ん」

小大。

 

そして他の皆で庄田を囲む。

庄田の決意は固かった。

 

色々話した結果、結局ミッドナイト先生の好みで2人の辞退が認められた。

「代わりに出る皆頑張って……後なんで皆チアリーダー姿なの……」

 

「「「「「「ぎく!!!!」」」」」」

 

 

最終、赤ハチマキを1本持っていたチームの中から、A組とB組各1名が最終種目に出場することになった。

辞退したのはA組B組各1名。

妥当なところだろう。

 

A組からは八百万。

B組からは鉄哲。

この2人が最終種目に繰り上がりとなった。

 

 

こうして最終種目に出場する16名が決まった。

 

 

抽選の結果。

 

心操VS緑谷

 

轟VS瀬呂

 

塩崎VS上鳴

 

飯田VS回原

 

芦戸VS青山

 

常闇VS八百万

 

鉄哲VS切島

 

麗日VS爆豪

 

 

こういう結果となった。

 

「回原の山は中々キツイな……勝ったら塩崎。次が轟で最後爆豪だろ順当にいくと」

 

骨抜がそう話しかけてくる。

 

「いや、逆に楽しみだわ」

 

何せさっきまで協力してパーフェクト達成したチームメイト全員と戦えるかもしれないのだ。

マジで最高!

マジで熱い展開である。

 

「正直テンションかち上げだわ」

 

「ふっ……頼もしいな。良かったら後で足マッサージしてやるよ。俺マッサージ上手いって評判なんだぜ」

 

骨抜のマッサージとか確かに良さそう。

素直にお願いする。

 

 

そしてトーナメントは一先ず置いておいてのレクリエーションが始まった。

 

結局ウチのB組女子はチアリーダー姿のまま参加していた。

 

借り物競争ではチアリーダー姿の拳藤が物間を鷲掴みして運ぶなどした。

これはこれで面白かった。

俺は流石に休ませてもらってたけど。

 

そうしてレクリエーションが進み、終わる。

 

…そして、セメントス先生がガチバトル用の闘技場を作り終えた。

 

 

雄英体育祭。

その最終種目がついに始まる。

 

 

 

 




トーナメントは発目アウトで回原インです。
後は変更なしです。
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