回原のドリルは天を貫く   作:のりしー

97 / 135
誤字脱字報告いつもありがとうございます!!
これからも更新頑張りますので、暖かく見守って頂ければ幸いです!!


攻城戦には破城の槌(ドリル)

「うおおおぉぉぉぉぉらぁぁぁああ!!!!」

 

俺メインでのエンデヴァーさん、ホークスさんとの3人での個性合体。

 

『超!ギガドリルブレイク!!!』

 

 

ホークスさんの羽で指先を超強化し貫通力を超アップ!!

エンデヴァーさんの炎で推進力を超アップ!!

 

2人の強大な力を借りて超強化された俺の必殺技ギガドリルブレイクが、分厚いコンクリートで覆われた貸しホールのある建物の、その壁面に正面から突っ込んだ!!

 

 

昔々の戦乱の時代の攻城戦、その花形の一つが破城槌だ。

敵が立て籠もった強固な城壁。

攻め手は城壁よりも比較的に崩しやすい城門目掛けて攻めかかり、その攻勢の中で破城槌は城門をブチ破る為に大活躍する。

 

守勢は門を破られれば敗戦確定と恐れ必死に門を守り、攻め手はこの門さえ破れれば勝利はもうすぐ目の前だ!と攻守双方決死の戦いが繰り広げられる。それが攻城戦における城門の戦いだろう。

 

……だが、『破城』の『槌』何だよな?

 

『城』を『破』する『槌』何だよな?

 

「大人しく礼儀正しく『城門からこんにちは!』なんて!!破城槌を名乗る割にはあんまりにも弱々し過ぎてカッコ悪ぃじゃねえかよなぁ!!!」

 

だから!!だから俺の超!ギガドリルブレイクはこうだ!!

 

 

「城を!!全ての壁を!!ブチ破る!!!」

 

 

そして!ついに飛翔する俺のその指の先端が異能解放軍が立て籠もった建物の外壁に接触し!!!

 

 

「おおぉぉぉらぁぁぁ!!!」

 

………ッッッゴガァ!!!!!

 

接触の瞬間!!その一瞬で壁面を貫通し俺の体ごと建物内に突入する!!外壁の破砕音を置き去りにするような圧倒的なスピードと破壊力による突入!!分厚いコンクリートによる妨害なんぞ文字通り薄紙以下の抵抗であるかのようにコンマ1秒以下の極小時間でブチ抜いた!!

 

その勢いそのまま建物内に侵入!更に!!更に!!目の前の壁を!壁を!!壁を!!!ブチ抜きブチ抜きブチ抜いてブチ抜きまくる!!

 

一切の減速を自分に許さず!!むしろ!!壁を破るたびに上がっていく自分のテンションと激情が!!更にドリルの回転と前へ前へと投げ出す体の推進力を高めていく!!

 

 

 

動の気!!全力全開解放!!

 

 

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!

 

目の前の壁を!壁を!!壁を!!!

ブチ抜きブチ抜きブチ抜き!!!!

 

「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

壁をブチ砕くごとに!一つの壁をブチ砕き、もう一つの壁をさらにブチ砕くごとに!!俺のテンションが!!スピードが!!破壊力が!!貫いた壁一つ一つごとにドンドンと増していく!!!!

 

 

「ハッハー!!!」

 

俺は叫び!!さらにドリルの回転を増し!!更に更に壁を貫き前へと前へと押し進む!!

 

そして!!!

 

「………っへ?」

「………っは?」

 

「ハッハッハァァァー!!!!」

 

デトネラット社の臨時株主総会が開かれていた貸しホール。

そこに俺はついにたどり着き!!

 

そして!!

 

「…あ!!ぅぁ!!げ!!迎撃!!」

 

「遅ぇぇぇ!!」

 

……本当は、こんな極小時間でヒーローが自分達の立て籠もる貸しホールまで辿り着くと思って無かったのだろうなぁ!!

 

間抜けな顔で、それでもなんとか周りに指示を出そうとした指揮官らしきヴィラン!!アンタは大したもんだよ!!

 

だけど!!!遅い!!遅ぇ!!

 

「周りがアンタの声に応えられてねえぜええぇぇ!!!」

 

「あ……うぁ……」

 

俺の叫びに絶望という言葉の意味を叩きつけられたかのように、顔が引き攣る異能解放軍の指揮官!!

 

そいつ目掛けて!!

指をたたむ!!たたまないと殺してしまうから!!

指先をホークスさんの個性で伸ばした状態でのギガドリルブレイクは危険過ぎるのだ!!なので人に当たりそうな時は指はたたむ!!

 

だが!!それでも!!ちょっと死なない程度に加減しただけのコイツをアンタは凌げるかなぁ!!

 

 

「超!!ギガァァァ!!ドリルゥゥブレエエェェェイクゥウゥゥゥ!!!!!」

 

 

そんな指揮官らしきヴィランに向けて俺はギガドリルブレイクで突撃!!そんな俺の突撃から指揮官を守る為に立ち塞がる異能解放軍!!だがしかし!!

 

「「「………!!!」」」

 

俺の突撃を受けて、声も出せないとばかりに無言でただただ吹っ飛ぶ異能解放軍達!!

圧倒的なパワーとスピードで立ち塞がる全ての敵を音を置き去りにするような勢いで薙ぎ倒し薙ぎ倒し!!そして!!

 

 

 

「おおおおおおおおお!!!」

「ぐほぉぉお!!!!」

 

 

異能解放軍の指揮官を守る為に立ち塞がるヴィラン!!その全てをギガドリルブレイクで薙ぎ倒し!!その勢いそのままに俺は異能解放軍のリーダーをブチのめした!!

 

「リーダー!!??」

「まさか!!リーダーが!?」

「こ!!こんなあっさりだとぉ!!」

 

 

……この光景を……俺が指揮官らしきヴィランに突撃したのを、その突撃が直撃したのを見た異能解放軍たちが次々と悲痛な声を上げる。

 

(((あんなトンデモナイ突撃マトモにくらったらもう今日は戦線復帰は無理だろ!!!)))

 

そんな声にならない叫びが聞こえる。

 

俺はそんな声にならない叫びを背中で聞く。

異能解放軍のリーダーをブチのめし、その勢いそのままに貸しホール内を進み………

 

「……え?」

「……えぇぇ……?」

「嘘だろ……おい……?」

「……頼む……夢であってくれ……」

 

貸しホールの内壁……その壁スレスレを這うようにしてギリギリで飛行し、貸しホールの室内空間で華麗なUターンをかます。

 

つまり……

 

「……冗談だろぉぉ!!」

 

これは……

 

「ふざけんな……ふざけんな……」

 

Uターンが終わり、貸しホールに立て籠もっている、まだ無事な異能解放軍の連中に俺は向き直り、

 

「超ぉぉぉ………」

 

向き直り……

 

「こんなやつ!!!」

 

「ギガァァァ!!!」

 

向き直り!!

 

「どうしろって言うんだよぉぉぉ!!」

 

そして!!叫ぶ!!!

 

「ドォォォリィルゥ!!!ブレイィィイクゥゥ!!!」

 

 

「「「「「「ぎゃああああああああ!!!!」」」」」」

 

蹂躙が始まる。

 

 

一撃必殺のエンデヴァーさん。

極悪面制圧のホークスさん。

 

じゃあ俺は?

 

そう!!俺の個性合体はこれだ!!

 

高耐久!!超スタミナを活かした!!無限に貫くギガドリルブレイク!!

 

ポジション的にはエンデヴァーさんとホークスさんの個性合体の丁度中間くらい!!

 

一撃の威力ではエンデヴァーさんに劣り。

面制圧という点ではホークスさんに劣る。

 

しかし!!その中間を取った俺のこの個性合体!!

 

「おおおおおおおおお!!!」

 

「「「ぎゃあああ!!!」」」

 

超ギガドリルブレイクで突撃し!!突撃し終わった瞬間から反転して更に超ギガドリルブレイク!!

 

物理的な障害は全て貫き!!圧倒的な攻撃力とホーミング性能を備えた!!そんな俺の力!!!

 

ホークスさんの羽では貫くことは出来なくもないけど効率は悪く。

エンデヴァーさんの場合一発撃ったら終わりである。

 

そんな2人の中間を取った俺の力!

 

圧倒的な威力を持ちつつ!!更に曲線移動が可能な為に何度も何度でも複数回の攻撃を行える!!

 

「ぐがぁぁぁ!!」

「と!!止め!!誰か!!誰か止め!!」

「止めろ!!止めろって!!簡単に言うけどこんなんどうしろって!!」

 

圧倒的な超パワー超スピード超スタミナで貸しホールを飛び回り立て籠もった異能解放軍をブチのめしまくる俺に次々と絶望的な声が投げかけられる。

 

拠点破壊&継続蹂躙の超パワー&超スピードの個性合体が俺の!!俺ベースでの個性合体だ!!

 

立ち塞がる壁に意味は無く。

立ち塞がる敵は根こそぎブチのめし。

立ち塞がらなかった敵はコチラからブチのめしにいく。

 

それが!!俺の個性合体!!

 

「超!!ギガドリルブレイク!!!」

 

「「「ぐわぁぉぉぁ!!!」」」

 

蹂躙&蹂躙&蹂躙。

貸しホールに立て籠もった異能解放軍。 

その全てを俺が蹂躙し尽くし。

 

「こんなん付き合ってられるか!!」

「ここを放棄し態勢を立て直!!」

「が!!!」

「ぐほっ!!!」

 

「……ふむ。中々にのんきだな。させると思われているのか?」

 

「……スパイラルくんにこんだけ注目集まってる状態で、俺達外で茶でもしばいてると思われてるんですかねぇ?」

 

「スパイラルに注目するなと言うのは難しいだろうが、あれに注目が集まった状態で我々別働隊の攻勢を防ぐ事は出来なかったようだな」

 

「メンドクセ。蹴り飛ばしがいがあるやついなかったじゃねえか。つまらねえ」

 

……そんな連中の逃走は、俺の突撃とタイミングを合わせ進撃したこの人達が許さないし。

 

「……この建物を上手く逃げ出せたとしても、外には万全の準備をしたヒーロー達が完全に包囲している」

 

「ユーモアのはさまる余地もない程に完膚無き迄の詰みだな」

 

「そこらの通路で罠張ってた連中は全員倒したんだよね!!」

 

「けっ!!ヤクザ者の連中へのせっかくの討ち入りだってのにあっさり終わっちまって正直物足りねえなぁオイ」

 

俺に注目が集まったのを幸いに、滅茶苦茶に暴れまわるヒーロー達を止めることは誰にも出来なかったようである。

 

まあ、上手く逃げれても外は完全に包囲されてるから取っ捕まるだけなんだけどね!!

 

まあ無理もないのかな?

本来は城門を破る役割の破城槌。

それが自由自在に空を飛んで敵を倒しながら城壁崩して暴れまわるのだ。

正直対処は難しいだろう。

戦闘領域から万全の準備を備えたりしてない限りはね。

 

……こうして、ヒーローと異能解放軍との長い長い戦いが、ようやくの終わりを迎える。

 

 

 

 

 

そして………

 

 

「「「……正座(ん!)!!」」」

 

「はい……」

 

「回原くん!!回原くーん!!!!」

 

 

……本日最後の決戦が、ついに始まろうとしていた……

 

……一体どういうことなんだってばよ……

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。