グルメウマチューバー:ライスシャワー   作:ちいさな魔女

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モンハンライズで登場したうさ団子。あれ、従来のネコ飯と違った感じですが、日本人故にめちゃくちゃ美味しそうだと感じました。特に春頃に食べると、お花見気分が味わえて絶品ですよね〜。

クッキングラットの見た目のイメージです↓

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因みに、ライス達料理部の顧問の先生のイメージは↓の画像通りです。

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アシスタントのイメージ↓

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うさ団子

季節は4月。涙で別れた卒業式の後に訪れる、新たな若者達を迎える入学式や、企業に入る新入社員を迎える季節。

 

トレセン学園にも、レースの為や将来の為に入学する生徒達も多く居た。

 

そして、ライスの通う女学院でも、入学した生徒達が学園を見て回っていた。厳しい入試や面接を乗り越えて、学園にやって来た有望な女子学生達だ。中には日本へ留学しに来た外国からの入学生も居る。

 

新入生『『先輩!おはようございます!』』

 

ライス「お、おはようございましゅ!はうぅ…!」

 

ライスは顔を赤くし、両手で顔を覆う。涙目になりながらも、新入生達を指の間から見る。

 

新入生『『か、可愛い……♡』』

 

在日外国人『『Oh…You are cute………♡』』

 

双子の外国人『『BAUBAU〜♡』』

 

新入生全員が、ライスの噛む姿に微笑む。

 

そして、ライス達が卒業後の進路に備える大事な期間でもある。

 

新入生達の歓迎を終えて、ライス達は料理部にやって来た。新入部員に部活動を教えた後に、ライスとラット、そしてライス達高学年の生徒達は、担任の先生と共に話し合いを始める。

 

担任「さて、3年生の皆。此処まで長かったわね。10月からいよいよ、調理師免許取得のテストがあるわ。此処に来た皆は、それぞれ店を持つためや、料理人になるため、そしてラットちゃんのようにパティシエになる為に、沢山勉強してきたわ。それでも調理師免許までの道のりは長いわ。もし覚悟が失われたならば、引き返す事も勧めるわよ。部活動に入ると言っても、調理師免許取得を目指すかどうかは、あくまで生徒達の決める事だから」

 

担任の言葉に、生徒達は息を呑む。しかし、覚悟を決めている者達は居る。

 

ライス「うん!ライスやるよ!調理師免許を取って、もっと色んな料理を作れるようになって、配信を観てる皆に届けたいから!」

 

担任「ふふっ。配信の為に調理師免許を取るなんて、ライスちゃんくらいね。それでこそ貴女よ。それで、皆はどう?」

 

ラット「勿論!私もパティシエ目指して、合格前提で腕を磨いて行きますよ!」

 

クッキングラットも食い下がる。

 

担任「ラットちゃんならそう言うと思ってたわ。流石は我が校の生徒達の中でも屈指の料理人ね。若い頃の私みたいだわ」

 

担任の先生は嬉しそうな笑みを浮かべる。若い頃を思い出しているかのようだ。

 

生徒「私も!将来実家の定食屋を継げる為にも、調理師免許取得に向けて、精一杯勉強します!」

 

生徒「私は免許が欲しいわけではありませんけど、此処でいっぱい学んで、将来結婚して家族に美味しい料理を作ってあげたいです!」

 

調理師免許を目指すか否かはそれぞれ異なっているが、生徒達はこの料理部が好きなのだ。此処で学べる事を沢山学んでいくつもりである。

 

担任「良かったわ。私、皆の担任になれて。それじゃあ、今回は団子の作り方を学びましょう」

 

生徒達『『はい!』』

 

こうして、新たに迎えた新入生達と共に、新しい料理を学び始める生徒達。

 

そして放課後、ライスはラットと共に帰路に付いていた。

 

ライス「お団子美味しかったね〜」

 

ラット「うん!和菓子って手作りでやるのが難しいし、味の再現も大変なのは分かったけど、作った甲斐があったね!」

 

ライス「うん!お陰でこれから作る配信の料理が、思い浮かんだ気がするよ。ほら、これ!」

 

ライスは自分で描いた絵をラットに見せる。其処にはうさ耳のような串が刺さり、目と口がある可愛い3色団子が描かれていた。それも絵本寄りの絵である。

 

ラット「わぁ♡やっぱりライスちゃん絵が上手いね!」

 

ライス「え、えへへ……ありがとうね。これは『うさ団子』と言ってね。見た目や名前通り、兎に似た姿をした団子なんだよ」

 

本当なら前世でやっていたゲームのゲーム飯なのだが、ライスは沈黙している。この世界にもそれと似たゲームはあり、ライスは新作が出る度にプレイしている。しかし、うさ団子のような料理は出てこなかった。

 

なので、うさ団子が恋しくなったあまり、自分で作る結論に至ったのである。

 

ライス「よし!帰って配信の準備だよ!ラットちゃん!またね!」

 

ラット「うん!ライスちゃん!気を付けて帰ってね!」

 

ライスはラットと別れた後、施設への帰りを急いだ。

 

そして、施設の扉を開けて帰宅する。

 

メイド「お帰りなさいませ。お嬢様」

 

ライス「うん、ただいま。これから配信を始めるし、一旦入浴も済ませるよ」

 

メイド「かしこまりました」

 

美容師「お風呂上がりのケアはお任せデース!ライス様のヘアーを、美しくシマース!」

 

アシスタント「撮影準備は我々にお任せを。詳しい事はマネージャーから伺いください」

 

マネージャー「今回作るうさ団子の材料は、キッチンに取り揃えてあるよ。私達もライスちゃんの料理食べたいから、期待して待ってるね」

 

ライス「うん!それじゃあ、お風呂に入ってきます」

 

ライスは配信前、必ず入浴を済ませている。学校や外で長時間出掛けた時は、常に入浴を先に済ませているのだ。外に出た以上汚れた所は必ずあるので、先ずは風呂に入って身を清めて、そしてキッチンに来て調理に入る。ライスの身体は別にそうしなくても健康に問題は無いが、他のスタッフはそうではないのだ。

 

シャワーは足から浴びる。その後に全身に掛けた後、先ずは長い髪からケアをする。お手伝いさんにやってもらう事もあるが、基本はライスが自分で行っている。やってもらう時は手の届かない所をどうしてもやってもらいたい時だ。そして、髪の毛を洗い終えて、身体も洗い、お風呂に入る。こうして日々の疲れも取り、身体も清め、そして上がる。温泉並みに広い其処には、掛け湯も存在している。しかし、ただ湯を身体に掛けるのではない。肌の保湿の為にあるクリームをお湯に混ぜて、身体に掛けているのだ。

 

そして、身も清らかにした後、更衣室でエプロンドレス風の勝負服に着替える。ライスが配信で料理を作る時に着替えるエプロンドレス『Yummy_Dreamy_Fairy』だ。

 

メイド「おっふぅ♡お似合いでございますお嬢様」

 

美容師「グレーイト!私には家庭に可愛い子供達が居ますが、今はライス様の方が可愛いデース!」

 

ライス「あ、ありがとう♡それじゃあ、配信開始だね」

 

そして、ライスはキッチンに向かっていく。撮影準備が整い、ライスの配信は始まろうとしていた。

 

―――――――――――――――――――――――

 

18:45

 

ー皆、待っててね……ー

 

(ささやかな祈り:歌唱バージョン)

 

漆黒の皇帝:むっ、始まるか

 

双国の女王:ライスさんの配信、楽しみです!

 

トリックスター:今回は春の和菓子を作るらしいね

 

小さな天才少女:お団子かな?でも、ライスさんのお料理なら楽しみですね!

 

2分後……。

 

ライス『……ふぅ。よし!皆しゃん、こんライス〜。グルメウマチューバーのライスシャワーでしゅ!』

 

ブロンズコレクター:こんライス〜

 

ターボエンジン:こんライスー!

 

大器晩成:こんライスですぞー

 

鉄の女:こんライスです

 

ライス『えへへ。ブロンズコレクターさん、ターボエンジンさん、大器晩成さん、鉄の女さん、観に来てくれてありがとう。4人とも、すっかり常連さんみたいだね』

 

ターボエンジン:ライスの料理大好きだもん!

 

鉄の女:私も料理の幅が広がり、感謝しております

 

ブロンズコレクター:オマケに可愛いしね〜。アタシなんかよりずっと料理の腕も良いしさ。ホント妬いちゃうわ〜

 

大器晩成:ライスさんの料理、楽しみにしてますぞー!さて、今回は何を作るんですか?

 

ライス『今日は、お団子料理を可愛くアレンジした、『うさ団子』を作りたいと思います』

 

日本総大将:うさ団子ですか?

 

ライス『うん。イメージはこんな感じ』

 

ライスは絵を描いた紙を取り出し、カメラに見せる。絵本よりの絵柄である。

 

大器の英雄:わぁ♡可愛いです♡

 

ハルウララがんばる:ライスちゃん絵がすっごく上手!

 

ライス『あ、ありがとう……大器の英雄さん、ハルウララがんばるさん。率直な感想はやっぱり嬉しいね』

 

ライスは『大器の英雄』と『ハルウララがんばる』のコメントに、顔が赤くなる。

 

ライス『それじゃあ、早速作っていくよ。先ずは材料紹介から』

 

ライスは材料を一通り紹介する。

 

ライス『材料を揃えたら、いよいよお団子作りに入ります。先ずは、卵を割って黄身を取り、卵白を泡立てます。入れる量は60g位。泡立て器でかき混ぜた後に鍋へ移して、グラニュー糖と水を合わせて、115℃になるまで火にかけます』

 

ライスは卵を割って黄身を取る。卵白だけを残した後に泡立て器でかき混ぜて、鍋に移した後にグラニュー糖と水を合わせ、火にかけた。

 

ライス『適温になったら、少しずつメレンゲに加えます。トリモリンとゼラチンを加えて、泡立て器で混ぜます』

 

ボウルの中に入れた材料を泡立て器でかき混ぜるライス。丁度いい白さに変わっていき、ヨーグルトのような色に変わる。

 

ライス『よし。良い感じ。これでイタリアンメレンゲの完成。次は、大福生地を作っていくよ』

 

堅忍不抜のいぶし銀:お団子は美味いからねぇ。ライスさんのお団子も食べてみたいのう

 

ライス『ありがとう。ライスのは贈れないけど、作り方は概要欄にも材料と共に載せるから、参考にしてみてね。じゃ、大福生地を作ります』

 

ライスは次の工程に入る。

 

ライス『先ずはボウルに、白玉粉と同量の水を入れます』

 

ボウルに白玉粉を入れて、水を加えるライス。

 

ライス『そしたら手で捏ねます。手袋をしてやるけど、ホントの和菓子職人なら素手でやれるんだろうね。ライスはアマチュアだから、素手では出来ないけどね』

 

ライスはそう言いながらも、白玉粉と水を右手で混ぜながら捏ねていく。

 

ライス『それじゃあ、アシスタントさん。ライスは白玉粉を捏ねるから、隣で餅粉を練ってください』

 

アシスタント『分かりました』

 

皇帝:おっ、今回はスタッフも一緒にやるんだな

 

ライス『今回はね。この前みたいな大きなご飯や複数の作業が必要な時は、スタッフさんとやる事にしたの』

 

ライスの隣で、餅粉の用意をするアシスタント。

 

ライス『シロップはもう作ってあるからね。グラニュー糖と、トレハロース、塩、水を使ってるからね。それじゃ、ガラスのボウルに餅粉を入れたら、其処にシロップを入れてね。そしたらしゃもじで混ぜます』

 

アシスタント『はい』

 

アシスタントはライスに言われた通りに、餅粉をシロップと合わせる。そして、しゃもじを使って混ぜ始める。

 

ライス『ダマが無くなるまで混ぜるんだよ。そしたら、混ぜた白玉粉と合わせます。2回も言うけど、ダマが無くなるまでだよ』

 

ダマが無くなるまで混ぜた後に、先程混ぜた白玉粉の中へ入れるアシスタント。ライスが素手で混ぜていき、捏ねていく。

 

ライス『ガラスボウルに移したら、ラップをして、固まるまでレンジで温めます』

 

ガラスのボウルに移し、ラップをした後にレンジに入れてセットする。

 

ライス『それじゃあ、温めている間にどんなお団子を作るか、紹介するね』

 

アシスタント『今回作るのは、抹茶とみたらし、アンコはミントをみじん切りにして加えたガナッシュ、カスタードを加えた紫芋の餡、栗とこし餡のアンコ、これらを使って様々な種類の団子を作ります』

 

堅忍不抜のいぶし銀:それはそれは、実に美味そうじゃのう

 

ライス『お団子を作るのは部活でもやったけど、今回作るのはウマ娘用の大きめのサイズだよ。掌で握るのがやっとなサイズかな。世界の何処かには、それを3つ同時に頬張れる狩人が居るらしいよ』

 

女帝:たわけ!!その様な事をすれば喉が詰まる!!

 

ハルウララがんばる:すごーい!!私もお団子でやりたーい!!

 

トリックスター:止めた方が良いよ!?死んじゃうよ!

 

ライス『ライスもオススメしないかな。お団子は横から1個ずつ食べる方が、風情があって良いよね』

 

アシスタント『しかし、お嬢様が語るその方は何者なのですか?』

 

ライス『自分より大きな怪獣を武器だけで狩る狩人』

 

アシスタント『えっ?何それ、怖……』

 

野生の女王:素晴らしい!私も負けていられません!

 

ライス『対抗心燃やさないで!?』

 

チーンッ!

 

ライスがツッコミを入れると、電子レンジの音が鳴り響く。

 

ライス『あっ、時間が経過したね』

 

ライスは手袋をして、電子レンジを開けた後に中のガラスボウルを取り出す。そして、台に乗せた後にしゃもじで突くと、理想的な固さになっている事を感じた。

 

ライス『よし。ある程度固まっているから、此処にイタリアンメレンゲを加えてかき混ぜます。全体に馴染むようにかき混ぜたら、再度電子レンジで温めます』

 

ライスはアシスタントが持ってきたメレンゲをボウルに入れてもらい、しゃもじでかき混ぜた。そして、かき混ぜた時に再度電子レンジに入れて加熱した。

 

そして、暫く電子レンジで温めた後に取り出して、大福の生地が上手く出来ている事を確認する。

 

ライス『よし!でもまだ早いよ。別のガラスボウルに油を塗ってください』

 

アシスタント『何故です?』

 

ライス『くっつかないようにする為だよ』

 

アシスタントは手袋に付けた油を、丁寧にガラスボウルへ塗っていく。

 

ライス『じゃあアシスタントさん。シロップに色粉を溶いてくれるかな?それでお団子の色をそれぞれ作っていくよ』

 

アシスタント『はい、お嬢様』

 

ライス『溶いた色粉で団子に色を付けて、それぞれの味に合う色へ変えていくよ。青色の団子には、ミントのリキュールとチョコを入れて、チョコミント風に仕上げていくよ』

 

その工程により、様々な色の団子の生地が完成していく。

 

しかし、ここで問題が発生した。

 

ライス『あれ?嘘!?やっちゃった!!』

 

アシスタント『団子が柔らか過ぎますよこれ!?』

 

帝王:えっ!?失敗しちゃった!?

 

ライス『どどど、どうしよう!』

 

アシスタント『でも、此処まで作ったのに……』

 

ライス『ふぇぇぇ〜……取り敢えず、簡単なやり方を説明するね。白玉粉と砂糖、水を合わせて混ぜるの』

 

ボウルに材料を入れて、その後はしゃもじでかき混ぜるライス。配信史上かつてないミスに、ライスも焦っていた。

 

ライス『同級生の子ならもっと上手く出来てたかもしれないし、最初の説明全部が台無しになっちゃった………皆、ごめんなさい………』

 

ライスが調理を止める。今にも泣き出しそうだ。

 

坂路の申し子:ライス………四の五の言わずに作りなさい!!

 

ライス『ひっ!?も、勿論だよぉ!!』

 

アシスタント『なんという力技なコメント!?』

 

超高速のプリンセス:確かに調理の速度が上がり始めたねぇ

 

女傑:しかしまあ、ライスが立ち直れて良かったよ

 

先程と同じく電子レンジに入れて固めるライス。そして先程と同じように、固まった団子をしゃもじで捏ねていく。

 

アシスタント『しかし、最初の団子も良い感じになりましたね。決して無駄ではありませんよ』

 

ライス『そ、それは良かった……』

 

不滅のマーちゃん:良かったですね〜

 

ブロンズコレクター:お団子、作れそ?

 

ライス『うん!最初に作ったお団子も良い感じに固まったみたい。それじゃあ、団子を作っていくよ』

 

ライスは作った団子を、ラップを被せたトレイの上に乗せていく。

 

ライス『これから一口サイズになるから、歯応えもあって美味しい筈だよ』

 

ライスとアシスタントで団子を小さなサイズに分けていき、トレイの上には色とりどりの団子が揃い始めた。

 

ライス『団子を手で丸くなるよう捏ねます。黙々と作業するけどゴメンね』

 

二人で丁寧に捏ねていき、団子が次々と出来上がっていく。

 

ライス『さて、次はお団子に餡を詰めていきます。餡はそれぞれ好きなのを選んで、其処から自分で丸めて行くよ。アシスタントさんも、好きなように選んでやってね』

 

アシスタント『はい!』

 

二人で餡を取り、団子で包み込んでいく。足りない時は他の団子を重ねて補う。

 

そうする内に、沢山の一口サイズの大きな団子が、次々と出来上がっていくのだ。

 

ライス『それじゃあ、仕上げは串………は針が二つある串が発注間に合わなかったので、代わりに割り箸使います。家庭で作るなら割り箸使うのがオススメだね』

 

のんびり癒しウマ娘:これなら私も作れるかなぁ〜

 

ライス『うん!大変だけど、経験は大事だからね!』

 

割り箸に団子を刺す。崩れないように割り箸に刺した後、他の団子も加えていく。三色団子のように3個の団子が刺さった市販品通りの団子や、みたらし団子、アンコを掛けた団子まで、色々な種類の団子が出来上がっていく。皿に、天辺の団子に小さな粒を取り付けて顔を完成させる。

 

そして、皿に盛り付ける。

 

ライス『はい!完成しましたぁ!!』

 

アシスタント『凄い……これがうさ団子!』

 

ライス『やったぁ!ライスやったよぉ!』

 

こうして、うさ団子が完成した。

 

白い稲妻:おおっ!ホンマに美味そうやんけ!

 

アイドルウマ娘:私も、食べてみたい!

 

ダンスギャル:今度作って届けるからね♡

 

ライス『ダンスギャルさん。初めましてだね。お団子を誰かに届けるのかな?』

 

すると、メイドがお盆に乗せた茶碗を持って来た。

 

メイド『お嬢様。先日ご主人様が雇われた茶道の先生より、美味しいお茶が届けられました。ぜひ、お団子と共にお飲みになられてはとの事です』

 

ライス『良いね!早速食べてみよ!』

 

アシスタント『はい!もうお腹が空いてきました!』

 

こうして、ライス達はうさ団子の試食に入る。

 

ライスが取ったのは、みたらし団子であった。

 

ライス『いただきまーす。ハムッ……モニュッ』

 

ライスは団子を口にして、みたらし団子の餡や団子の感触を口の中で味わう。アシスタントやメイドは、他の団子を味わい始める。

 

ライス『美味しい♡正にスーパーで売ってるみたらし団子だよ♡』

 

アシスタント『モグモグ……まあ、美味しいです♡柔らかくて中の餡も団子と合います♡』

 

メイド『ええっ♡本当に美味しいです♡』

 

ライス『………皆、これが見たいんでしょ?』

 

ライスがカメラを向く。その手にはみたらし団子ではなく、チョコミントや紫の団子、黄色の団子が刺さった割り箸が握られていた。

 

変幻自在:えっ?まさか……

 

ライス『ハムッ!!シュポッ!!』

 

なんと、うさ団子を3つ一気に割り箸から抜き取り、そのまま口に頬張った。

 

ライスの頬がハムスターのように膨らむ。

 

最強咆哮娘:うおおおおっ!?スッゲー!!

 

影をも恐れぬ怪物:なん……だと?

 

ライスは咀嚼しながら茶碗を手に取り、両手で底を持ちながら飲み始める。

 

ライス『ゴク…ゴク…ッハァ!』

 

ライスはスッキリした顔を見せた。どうやら問題なく飲み込めたようだ。

 

女帝:たわけええええええええっ!!!!喉に詰まればどうなるか分かっているのかああああああっ!!!!

 

皇帝:無茶苦茶………時々君は私達の想像の斜め上を行くな……

 

名優:よ、良かった………もしまたライスさんの身に何かあれば……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………いえ!とにかく!無理はいけませんわ!!

 

ライス『……あっ、うん。ごめんね。名優さん。でも貴女は……いや、何でもないか。兎に角、この団子は此処のスタッフさんやお手伝いさんに配ろうと思うよ。家庭でもお団子は作れるから、皆もうさ団子を作ってみてね。それじゃあ、今回は此処まで。次回は宝石のように輝くお肉の山盛りを作っていくよ。それじゃあ、おちゅライス!』

 

ーありがとうございます……ー

 

(ささやかな祈り:歌唱バージョン)

 

―――――――――――――――――――――――

 

ある日のトレセン学園。カフェテリアで一人のウマ娘が、スマホに映る動画を見ていた。

 

ヒシミラクル「トレーナーさんに誘われたけど……本当にどうしようかなぁ……」

 

ヒシミラクル。問題児の多いトレセン学園の中で、最も『普通』が似合うウマ娘。

 

彼女は今、悩んでいた。

 

ミラ子「……走らない選択かぁ」

 

ミラ子はスマホに映る一人のウマ娘を観ていた。

 

ライスシャワー。この前の交流会で無敗クラシック三冠バのミホノブルボン相手に、勝利を手にしたにも関わらず、レースを走らない選択をしたウマ娘。愛らしい雰囲気と話し方、しかし料理に真剣に取り組む姿に、多くのファンが出来ていた。

 

将来グッズ化もされるとの噂もあり、実家も最近稼ぎ出している裕福な家庭だ。

 

そんなライスシャワーは、皇帝シンボリルドルフの誘いを断っている。レースで通用する素質があるにも関わらず。

 

ミラ子「………いっその事、会いに行ってみるか」

 

ミラ子は、ライスシャワーのグルメに関するホームページを検索し、其処にある次の料理に関する情報を検索した。

 

ミラ子「確か……次は超極厚カツ丼でしたね。ガッツリ食べたい皆さんにオススメ!かぁ〜………」

 

ミラ子は興味が湧いた。この前のトップロードとの併走でも、勝負になったとはいえ、それでもレースに出るか否かは迷っている。

 

大学のパンフレットや就職活動のチラシも、まだ捨てていない。しかし、役に立たなくなるかもしれない。どうすれば良いのだろう。

 

こうなれば、誰かに聞いてみるしかない。

 

それに、食事をしながら相談すれば、ミラ子の迷いも断ち切れる筈だ。

 

ライスシャワー『美味しい♡ジュエルミート♡色んなお肉を輝かせながら山盛りにして、1枚ずつ食べるのがまた良いかも♡』

 

ミラ子「お、美味しそう………」

 

動画を改めて見ると、ライスシャワーは料理を完成し終えていた。皿の上には、宝石のように輝く美しい肉が、山盛りになって乗っている。それをナイフで割くと、割いた箇所から肉汁の花火が打ち上がり、トロトロと肉汁が溢れて皿に染み渡る。そして、それを噛み締めるライスの口からも、肉汁が涎と共に溢れている。

 

観ていたミラ子も、思わず涎が出てしまう。

 

ミラ子「外泊届け、出しに行くかぁ」

 

そう言いながら、ミラ子はその場を後にし、とれーにあに戻る。そして後日、ライスに会いに行く為に外泊届けを出しに行った。




料理名

うさ団子
元ネタ:モンスターハンターライズにて初登場した、3つの団子のネコ飯。様々な種類に分かれた団子には、様々な効果があり、お腹も満たせる上に力が湧き上がる効率の良い料理。ヨモギちゃんの歌は、未だに頭から離れない。カタカタシェフチャンネルでも作られた一品で、今回もその動画を参考にした。

材料
『イタリアンメレンゲ』
卵白:60g
グラニュー糖:48g
トレハロース:12g
水:60g
粉ゼラチン:4.5g

『大福生地』
白玉粉:40g
水:40g
餅粉:60g
グラニュー糖:50g
トレハロース:10g
塩:小さじ1/4
水:120g

『ただの白玉』
白玉粉:100g
砂糖:30g
水:120ml

ジュエルミート
原作:トリコに登場する『宝石の肉』とも呼ばれ、巨大なリーガルマンモスの体内から取れる究極の肉。ありとあらゆる肉の旨味と歯応え、しかしその肉の悪い部分が取り払われた味わいは、多くの読者を虜にした。今回は作り方が分からず、このような形でライスがどうやって作ったか不明な形で登場させて………ホントにスミマセン………。でも、文章にするだけでも、美味しそうですよね。

双国の女王:シーザリオ
今回から史実での二つ名に変えました。理由はまあ、お分かりかと。

野生の女王:デアリングタクト

ダンスギャル:ノルンエース

次回のお客様は、勿論ミラ子です。
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