グルメウマチューバー:ライスシャワー   作:ちいさな魔女

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美味しんぼの鉄火丼、作ります。まあYouTubeで見たやり方が主になります。

なので今回は短いです。


びっくり鉄火丼

ライスは夏休みの日に、市場で買い物をしていた。今回作る料理は、鉄火丼だ。マグロの鉄火丼はライスも前から練習して作った事のある料理だ。

 

ただ刺身を乗せるのではなく、特製醤油に漬け込んで完成させた漬け丼だ。

 

ライス「マグロの漬け丼〜♪漬けて〜乗せて〜♪またご飯〜 乗〜せ〜て〜♪またマグロ〜♪」

 

ライスは自分で考えた即興のオリジナルソングを歌う。

 

ライス「食べた時はビックリしたな〜」

 

???「それは美味しそうだね。アタシに食べさせてよ」

 

ライスは声のした方向を向いた。其処にはイケメンウマ娘が居た。右側に白いハットを被った、高身長のウマ娘だ。

 

???「やあライス。君の配信見てたら、君の料理を食べたくなったから、アタシから探しに来たんだ」

 

ライス「も、もしかして、ミスターシービーさん?」

 

ライスは聞いた事があった。日本のウマ娘で初めてクラシック三冠を達成したウマ娘で、自由奔放であると聴いた事のあるライス。

 

ミスターシービーが現れて、周囲がざわつく。有名なウマ娘が現れたのだ。無理もない事だろう。

 

シービー「うん。まあ今はドリームトロフィーリーグに移籍しようか迷ってるけどね。トゥインクルシリーズの賞金も沢山あるし、旅人になろうかなって思うんだ」

 

ライス「旅かぁ………良いよねぇ。色んな事も知れるし、美味しい地元料理も食べられそうだし」

 

シービー「ライスもいつか旅をしてみなよ。旅は良いよ。アタシはいつか、世界中を旅するんだ」

 

シービーはライスの買い物に付き合い始める。

 

シービー「それで、今回は何を作るのかな?」

 

ライス「今日は鉄火丼だよ。それもただの鉄火丼じゃない。ビックリする程の鉄火丼だよ」

 

シービー「良いね!食べてみたいよ」

 

ライス「それじゃあ、本日のお客様として迎えるね。でも、門限は大丈夫?」

 

シービー「大丈夫だよ。アタシ、一人暮らしだし」

 

ライス「あっ、そうなんだ」

 

なんだか勢いでシービーを客として迎えてしまったライスだが、話しているとなんだか和み始めた。

 

シービー「此処が家なんだ」

 

ライス「正確には今住んでる施設だけどね。今は自宅兼撮影に使う施設だよ」

 

シービー「凄い金持ちだよね」

 

ライスはシービーを施設に迎え入れると、スタッフ達に撮影準備を任せて風呂場へ向かい始める。

 

すると、何故かシービーも入って来た。

 

シービー「ねぇ、アタシも入って良い?」

 

ライス「ふぇ!?良いけどなんで!?」

 

シービー「お風呂に入りたかったからだし、ライスと一緒に入りたかったからね。背中洗ってあげるね」

 

ライス(い、イケメン過ぎて顔見れないよぉ〜!スタイルも良いし、女性らしさもあって羨ましいなぁ……まあ、胸は別に良いけど)

 

シービーのイケメンぶりやスタイルの良さに、思わず見惚れてしまったライスであった。

 

―――――――――――――――――――――――

 

17:10

 

ー待っててね……ー

 

(舞台に立って:歌唱バージョン)

 

そして、2分後。

 

ライス『はーい皆さーん!こんライスで〜す。グルメウマチューバーのライスシャワーだよ〜』

 

ブロンズコレクター:こんライス〜

 

ターボエンジン:こんライスー!

 

大器晩成:こんライスですぞー

 

鉄の女:こんライスです

 

ライス『はーい皆さんこんライスでーす。今日の調理場は、お寿司屋さんを模した調理場だよ』

 

回らない寿司屋のイメージに近い店の雰囲気に、コメント欄も困惑の声を上げる。

 

シービー『へぇ〜。このカメラでアタシ達が食べる所を撮影するんだね』

 

ライス『あっ!まだ紹介してないのに!』

 

 

皇帝:シービー!?

 

スーパーカー:ええっ!?ライスちゃんの所に行ってたの!?

 

世界制覇のエース:はあああっ!?何やってんだよシービー!

 

シービー『あれ?もしかしてエースにルドルフも居るの?観てるなんて大歓迎だよ』

 

ライス『こらシービーさん!それはマナー違反だよ!』

 

シービー『でさ、ライスは鉄火丼作るんだっけ』

 

ライス『もう………次はそうしないでよね。まあ、今日は鉄火丼を作っていくよ。皆は鉄火丼って作った事あるかな』

 

ブロンズコレクター:いや、無いかな〜

 

小さな天才少女:マグロの刺身を酢飯に乗せて食べるとばかり思ってましたけど……

 

ライス『そうだね。鉄火丼はマグロの刺身をそのまま乗せて食べる事があるね。確かにそれも美味しいけど、もっと美味しくなるのが醤油に漬けて食べる漬け丼なんだ』

 

シービー『へぇ、漬け丼かぁ。でも、醤油をただ漬けるだけで良いの?』

 

ライス『味付けもすればもっと美味しくなるし、それも一緒に教えるね。でも漬ける点で気を付けて欲しいのは、必要以上に漬けすぎるとマグロの身が固くなり過ぎて美味しさが無くなっちゃうんだ。だから、味が良くなる頃合いを見計らって取り出すのが良いんだよ。2時間位が丁度良いの。でも今回はすぐに食べてる所をみたい人達も居るから、予めお手伝いさんにマグロの刺身を2時間前から醤油に漬けて貰ったんだよ』

 

ライスはそう言うと、冷蔵庫から醤油に漬けたマグロの入ったトレイを取り出し、カメラに見せる。

 

シービー『へえ。ホントに醤油が染み込んでるね』

 

ライス『漬ける醤油には、みりんを大さじ1杯、めんつゆを1杯、醤油を2杯位が良いよ。それじゃあ、盛り付けていくね』

 

ライスは桶に入った大量の酢飯を混ぜ始める。混ぜる度に酢飯の香りがシービーの鼻に吸い込まれていく。

 

シービー『おおっ!良い香り!』

 

ライス『酢飯を丼に盛り付けます。この時に盛り付ける量は、小盛位で良いの。でないとこの後のびっくりする鉄火丼にならないからね』

 

ライスは丼に酢飯を盛り付けると、その上に指で摘んだ刻み海苔を酢飯に掛け始める。

 

ライス『刻み海苔を掛けたら、醤油に漬けたマグロの刺身、ズケを盛り付けていきます』

 

調理箸でズケをご飯に乗せていく。5枚程乗せた所で乗せるのを止めるライス。

 

シービー『あれ?それだとご飯が少なくない?』

 

ライス『大丈夫だよ』

 

ライスは刺身を盛り付けた後、更にその上に酢飯を盛り付けた。

 

シービー『おおっ!成る程、二段重ねの鉄火丼なんだね!』

 

超大型ウマ娘:ボーノッ!二段重ねの鉄火丼、美味しそうー!

 

日本総大将:凄い!これなら作れるかもしれません!

 

ライス『そうだね。この漬け丼で一番面倒なのは醤油に漬ける時間なだけで、鉄火丼はマグロの刺身と酢飯の工程さえ守れば簡単に出来るんだよ。ウマ娘にはぴったりの量じゃないかな』

 

シービー『そうだね。確かに美味しそうだよ』

 

ライス『それじゃあ、酢飯をたっぷり盛り付けたら、もう一度刻み海苔を掛けて、ズケを乗せます。どうせなら、たっぷり乗せよっか』

 

ライスはそう言うと、調理箸で再びズケを盛り付けていく。今度は一段目より少し多く盛り付けたライス。丼に蓋をした後、続けて味噌汁の茶碗に豚汁を盛り付ける。更に小皿には漬けたキュウリを添えて、その隣に乗せたお茶碗に緑茶を入れる。

 

ライス『はい。びっくり鉄火丼の完成!』

 

シービー『おおっ!定食風に仕上げたんだ!』

 

ライスは完成した料理を、カウンターに乗せてシービーに手渡した。

 

ライス『お待たせしました。びっくり鉄火丼です』

 

ライスがカウンターに乗せた丼を取ると、自分の元に寄せるシービー。お茶や豚汁も受け取った後、自分の元に寄せるシービー。

 

シービー『わぁ♡良い香りだよ』

 

ライス『この寿司屋を模した施設も相まって、より美味しそうでしょ?。因みに、ワサビを刺身に乗せて、かっ込むように食べるのがライスのオススメだよ。それじゃあ、早速食べてみて』

 

シービー『よし、じゃあ早速……いただきまーす!』

 

シービーは箸を手にすると、丼の蓋を開けた後に丼を持ち上げて、そのまま淵に口を漬けた後に箸でかっ込み始めた。マグロの刺身に染みた醤油の味や乗せたワサビの味と、海苔や醤油の味が染みたご飯が口の中に広がり、咀嚼する度に刺身に染み込んだ味が口いっぱいに広がる。

 

シービー『美味い!!しっかりと染みた醤油がマグロの刺身と絡み合って、食べる速度が進むよ!!ワサビも良いアクセントになってて、すごく美味しい!!』

 

シービーは口の中で咀嚼し、その味を噛み締める。

 

シービー『モグモグモグ……ンゥッ!?これは、食べたらご飯の下に刺身が出た!成る程!だからびっくり鉄火丼なんだ!ガツガツムシャムシャモリモリモシュモシュ!』

 

シービーは更にかっ込むように食べ始める。

 

ライス『うん。もし良かったら、お代わりいる?』

 

シービー『ンムッ!!勿論!お代わり頂戴!』

 

シービーは口元に米が付いても、気にせず食べ始める。

 

ライス『はい。びっくり鉄火丼お代わり!』

 

ライスは再びびっくり鉄火丼の盛り付けに入る。美味しそうに食べるシービーの姿に、ライスは思わず笑みを浮かべていた。

 

皇帝:ハハッ。ホントに美味しそうに食べるな

 

花開くサクラ:これが、びっくり鉄火丼…!素晴らしいです!

 

剛毅果断:見てる方も驚かされるとは………

 

女傑:こりゃやられたねぇ!アタシも負けてられないや!

 

九冠の女王:私、今マグロを捌く為に魚屋に弟子入りしたの!マグロを捌いて、ライスさんに負けないマグロ料理を作るわ!

 

ライス『えへへっ。いつでも受けて立つからね』

 

ライスはお代わりの鉄火丼を盛り付ける。

 

シービーは漬け物や味噌汁を既に食べ終えており、次の鉄火丼を楽しみにしていた。

 

ライス『はい。鉄火丼、お待ち』

 

シービー『ありがとう!ガツガツガツ!!』

 

シービーは再びかっ込むように食べ始める。

 

3杯もお代わりした後、シービーは空の丼をテーブルに置いて、満腹そうに息を漏らす。

 

シービー『ふぅ………………ご馳走様でした。美味しかったなぁ』

 

ライス『ありがとうシービーさん。良い食べっぷりで嬉しいよ。料理人の本望は、食べてくれる人が美味しそうに食べてくれる事だってのは本当だね』

 

シービー『それは良かったよ。ねえライス。もし良かったら、アタシと友達になってよ』

 

ライス『良いよ。シービーさんとお話したいから』

 

シービー『なら良かったよ。後でLANEや電話番号交換しようね』

 

ライス『うん。それじゃあ今回の配信は此処までだよ。今回は誰でも出来る鉄火丼の作り方でした。次回はチーズナンを作りたいと思います』

 

シービー『チーズナン!食べてみたいなぁ』

 

ライス『今度動画で作るからね。それじゃあ皆さん。おちゅライス!あっ』

 

シービー『おちゅライス〜』

 

ライス『ひゃう』

 

ーありがとうございます……ー

 

(舞台に立って:歌唱バージョン)

 

―――――――――――――――――――――――

 

ある日の、トレセン学園の栗東寮のとある一室。

 

コパノリッキー「んん〜!今日も良い朝!ラッキーカラーは〜………」

 

コパノリッキー。明るく朗らかな自他共に認めるラッキーガール。風水への造詣が非常に深く、その知識は本物。

 

日常生活だけでなくトレーニングやレースにも風水を取り入れている。風水パワーであらゆる人を幸せにしたい!と豪語しており、実際彼女の開運アドバイスの評判は上々である。とはいえ、宗教と思われがちな風水の現状を憂いている。

 

今日もリッキーは風水を読み、ラッキーカラーを占おうとした、その時だった。

 

???『オイ。そっちは安全ナ方角ジャアねぇ』

 

リッキー「………ん?」

 

リッキーは声のした方向を見た。

 

其処には、大きな矢印を抱えた東洋風の小さな龍が、リッキーの隣に浮いていた。

 

リッキー「えっ?」

 

???『オ前ノ今の安全ナ方角ハ逆だ。ソッチノ方角にいる同室ノ奴ヲ早く起こせ。今日のラッキーカラーは金だ。ラッキーアイテムは紫色のネイルダゼェ。有ればダガな』

 

リッキー「ええええええええええっ!?なにこれぇ!?」

 

エスポワールシチー「んあっ?うるせぇよ!起きちまったじゃねぇか!」

 

リッキー「エスポワールさん!これ!これぇ!」

 

エスポワール「ん?ゲッ!?なんじゃそりゃあ!?」

 

ドラゴンズ・ドリーム『ん?そういやぁ自己紹介してネェな。俺ノ名は『ドラゴンズ・ドリーム』ダ。コパノリッキーに宿ッタ精霊みたいなモンダゼ』

 

今日もトレセン学園にて、新たな異変が起き始める。

 

コパノリッキーはある日突然、緑色の龍がお供として付くようになった。その出会いが、後にトレセン学園に大きな変化を齎す事になる。




ドラゴンズ・ドリームを何故出したか?ドラゴンズ・ドリームを初めてみた時から、リッキーに宿したかったからです。

次回のお客様は、リッキーで決まりです。次回の料理は、モンハンワイルズのチーズナンを作りたいと思います。


料理名

・びっくり鉄火丼
原作:『美味しんぼ』
美味しんぼ88話『丼VS海苔巻き』にて寿司ともで振る舞われた二段重ねの鉄火丼。醤油に漬けたマグロの刺身をかっ込むと、確かに美味しいが、それを二段重ねで楽しめるのは素晴らしいものだ。家庭でも再現出来るので、ぜひやってみてほしい。

『ズケのタレ』
みりん:1
めんつゆ:1
醤油:2

『鉄火丼』
酢:適量
ご飯:出来れば多く
海苔:細かく刻む
マグロの刺身:お好みで
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