グルメウマチューバー:ライスシャワー   作:ちいさな魔女

9 / 22
今回も食戟のソーマから、シャリアピンステーキ丼です。カタカタシェフチャンネルでも作ってたし、ライス繋がりで作ってみたいと思うんです。私は料理は最近してないんですけど、やってみようかな………。まあ、カタカタシェフチャンネルみたいに材料揃えなくても、簡単なステーキ丼は作ってみたいね。

組香の部活動も女学院波やってますけど、組香出来るウマ娘ってグラス以外に居るかなぁ………。


シャリアピンステーキ丼

女学院と中央トレセン学園との交流会は、お互いの学園の理事長が古くからの親友である事もあり、お互いの生徒や教師同士と時折交流して親睦を深めている。

 

交流会と銘打っているが、実際はそれぞれの学園でお祭りのように屋台を開いたり、生徒それぞれの趣味に付き合ったり、部活動を体験し合ったりと、簡単に言えば合同学園祭である。開催場所は時期や事情にもよるが、トレセン学園だったり、ライスの通う女学院のいずれかだけは確定的だ。

 

1月末。年越しを終えて、新年の月も終わりを迎える日。その日はトレセン学園とライスの通う女学院で交流会が開かれた。

 

今回の開催場所は女学院であり、トレセン学園の教師や生徒達が学園に訪れていた。

 

オペラオー「演劇部!実に素晴らしい!この僕も1枚噛ませてもらおう」

 

演劇部『『『えええええっ!?』』』

 

デュランダル「勿論、私も参加させて頂きます!一緒に演劇をさせて頂きましょう!」

 

ギムレット「ふっ!俺もやらせてもらおう!」

 

演劇部は嘗て無い程の盛り上がりを見せており、演劇部の演技力は彼等の援助もあってレベルアップした。

 

トップロード「それ!抜かせて頂きます!」

 

サッカー部A「嘘!?」

 

サッカー部ウマ娘「上手すぎ!?」

 

ジョーダン「シュート!!」

 

キーパーウマ娘「マジかよ!?」

 

トレセン学園所属のウマ娘達がスポーツにも精通しており、プロ並の腕前を持つトレセン学生の腕前に、女学院サッカー部の部員やウマ娘達も驚きを隠せなかった。

 

グラス「お茶や和菓子も美味しいですねぇ〜。日本の伝統的な素晴らしい部活動ですよ」

 

茶道部「アメリカから来られたとお聞きしましたので、喜んで頂けて大変嬉しいです!しかしこの和室は、他にもある部活動があるんです!」

 

ファイン「えーなにそれ?」

 

香道部(こうどうぶ)「組香です。香りを『聞く』私達香道部は如何ですか?香りの世界の奥深さが理解出来ます。試しに、源氏物語をモチーフにした源氏香という遊びは如何でしょう?」

 

テイオー「あっ!一番最初の香りと、3番目は違う奴だ!」

 

ブライアン「………さっぱり分からん」

 

マヤノ「良い香りだねぇ〜!あっ、これって最初と最後が同じで後は違う香りだね!」

 

和室では、茶道部や香道部と仲良くするトレセン生徒達。

 

中には学園に残っている生徒や教師も居る。そもそも興味が無かったり、トレーニングに集中したり、レースの疲れを癒したりと、理由はそれぞれだが、そもそも参加自体は自由である。

 

そして、ライスの料理部にも、トレセン学園の生徒達が集まっていた。

 

今回はトレセン学園生徒達や料理部の部員、トレセン学園の教師やトレーナー、そして顧問の先生も含めた大規模コラボ配信。ライス達は配信の準備を終えて、料理配信の準備に入るのだった。

 

―――――――――――――――――――――――

 

11:20

 

ー皆、待っててね…ー

 

(ささやかな祈り:歌唱バージョン)

 

サビの歌声が響き渡り、配信が始まる。エプロンドレス系の勝負服を身に纏ったライスの姿が現れた。

 

ライス『みみみみなしゃーん!こんらいしゅでしゅ!』

 

ブロンズコレクター:こんライスゥ!?ライス、大丈夫!? 

 

ターボエンジン:こんライスー!ライス大丈夫かー?

 

大器晩成:こんライスですぞ〜。ライスさんいつにも増して緊張してますね

 

鉄の女:こんライスです。ライスさん、落ち着いてください。何があったのですか?

 

ライス『きききき今日は、いつもの施設じゃなくてライしゅの通ってる学園からの配信だから、皆から見られてて、それに学園の皆と一緒に作りゅかりゃきききき緊張しちゃってりゅのおー!』

 

ライスは顔を真っ赤にして震えており、いつもより緊張している様子が伺えた。

 

フラワー『ライスさん、大丈夫です!私達もお手伝いしますので!』

 

アマさん『ああっ、落ち着きなって……まあ無理な話か。でも、アンタの料理はアタシも楽しみにしてんだよ。しゃきっとしな!』

 

ライス『ひゃ、ひゃい!が、頑張りましゅ!』

 

ヒシアマゾンの言葉を受けて、ライスは徐々に落ち着きを取り戻し始めていた。

 

ライス『ふぅ………ふぅ………ふぅ………じゃ、じゃあ改めまして、今回もお料理配信を始めて行きたいと思います。今回のテーマは、前回の配信でも宣言した通り、ステーキの丼を作りたいと思います。イメージとしてはこんな感じです』

 

ライスはイメージした絵を見せる。ステーキが乗った丼の絵だが、写実ではなく絵本のような可愛らしいデザインだ。

 

しかしそれ以上に、ライスの絵の上手さが周囲だけでなくコメント欄も驚かせる。

 

全員&コメント欄『『『絵、ウマ!?』』』

 

ライス『ふえぇぇぇっ!?』

 

ロブロイ『なんて優しくて愛らしいデザインでしょうか!絵本を描いたら、絶対ライスさんの絵に癒される方が現れると思います!』

 

カツラギエース『ああっ!スゲェよ!アタシも感動しちまった!』

 

オグリ『絵本は読まないが、君がもし絵本を描くのなら、ぜひ読んでみたい』

 

鉄の女:将来マックイーンさんのこ………あっ、いえ何でもありません!

 

ブロンズコレクター:いや〜絵も上手くて料理上手とか、妬いちゃいますなぁ〜

 

ライス『も、もう!絵を褒めてくれて嬉しいけど、今日はそういうのじゃないから!今回はシャリアピンステーキ丼を作っていくよ!もし分からない所があれば、ライスや料理が出来る方々に聞いてね!それと、アーカイブにも残すから、その動画を観ながらやってみるのもオススメだよ!じゃあ、先ずは材料紹介からね!』

 

ライスは材料の紹介に移る。

 

ライス『先ずはステーキ丼の材料だよ。先ずは、スーパーやドラッグストアで280円位で売ってる、この薄い牛ステーキを使います』

 

ライスはスーパー等で売っている安値のステーキを皆や画面越しに見せる。

 

ローレル『あ、そうなの?分厚いステーキかと思ったよ』

 

ライス『一般家庭でも出来るやり方前提だからね。高いステーキでも出来ると思うから、もし余裕があればやってみてね。それと、今回はエリンギやしめじも添えたいと思います』

 

材料を見せるライス。家庭でも用意可能な材料には、多くの生徒達や教師も注目する。

 

タマ『おおっ!ステーキにキノコ!豪勢やなぁ!』

 

ライス『キノコは付け合わせだね。それじゃあ、お料理を始めるよ』

 

ライスは料理を始める。最初に始めたのは、ステーキ丼の作り方だ。

 

ライス『材料はお手伝いさん達にも声を掛けて沢山揃えたから、ライスと一緒に作ろうね』

 

そして、調理に入る。

 

ライス『まずは肉の下準備からやりましょう。この牛ステーキを叩いて柔らかくします。肉たたきでも大さじでも良いので、兎に角肉全体を叩いてください。次に玉ねぎをすり下ろします。目に染みる心配は無いよ。冷蔵庫でちゃんと冷やしたからね』

 

ライスは肉叩きでステーキを叩いた後、玉ねぎをすり下ろし始める。

 

ライス『次に、専用のトレイにすり下ろした玉ねぎを半分敷いて、その上に肉を置きます。肉の上にもすり下ろした玉ねぎを全部掛けて、この状態で30分間寝かせて置きましょう。さっ、皆さんもやってみてね。その間にネギやキノコを食べやすいサイズに切るから、質問があれば聞いてみてね』

 

生徒達『『『はーい!』』』

 

ライスは肉が染み込むまでの間に、見学に来た生徒達にも作ってみるよう促した。

 

お祭り娘:美味しそう〜!

 

ワガママ魔法少女:ステーキ丼ねぇ……アタシにも出来るかしら?

 

ライス『動画にも載せるから、試してみたくなったら是非観てみてね』

 

すると、早速質問が来た。

 

フラワー『あの、お肉に付いた玉ねぎと、すり下ろした玉ねぎは取り除いたらどうしますか?』

 

ライス『そうだね。今回は使わないかな。代わりに別の玉ねぎを使うけど、ソースの材料には使わないよ。玉ねぎは勿論掛けるけど、ステーキ丼に使う時は後から掛けるのがオススメだから、後で教えるね』

 

フラワー『ソース!楽しみです!』

 

そして、生徒達が玉ねぎに漬け終えた後、ネギの仕込みを終えたライス。

 

ライス『それじゃ、まだ時間があるし、梅ご飯でも作ろっかな。ご飯に練り梅を入れるから、まな板の上で梅を潰してね』

 

ライスは梅干しを取り出すと、潰した後に中から種を取り出した。

 

ライス『梅干し波種を取り出したら、包丁で叩いていくよ。一応言っておくけど、包丁の平面では叩かないでね』

 

ミラ子『いや、流石に分かりますよ〜』

 

ライス『分かってるけど、なんかやりそうな人も居そうだし……』

 

現場『『wwww!』』

 

場が笑いに包まれる。

 

ライス『ご飯は予め炊いてあるので、丼にお好みの量を盛り付けます。その後は、練り梅をご飯に掛けて混ぜ合わせます』

 

釜の蓋を開けて、白飯その上に練り梅を掛けてしゃもじで混ぜていく。

 

ライス『梅の掛かったご飯のお陰で、しつこいステーキをアッサリと食べる事が出来ます。ステーキ丼を作る時は、梅干しを使うのがミソだよ』

 

アマさん『そうだね。アタシも良くやるよ。それやるとブライアンの奴が混ぜた野菜も一緒に食べてくれるんだ』

 

ライス『そうなんだ。梅干しってお肉のしつこさを消してくれるから、相性ピッタリだよね。それから練り梅はチューブでも売ってるから、梅干しから作るのが面倒でも梅ご飯を作れるよ』

 

ライスは次に、ソースの下準備に入る。

 

ライス『それでは、ソースを作りたいと思います。先ずは、玉ねぎをみじん切りにします』

 

ライスは玉ねぎをみじん切りに切っていく。手際の良い作業の速さと正確さに、全員が息を呑む。それで尚解説する余裕があるのだ。

 

ライスの腕前のよさが伺える。

 

大器晩成:ライスさんホントにお料理上手ですな〜!実家の両親も褒めてましたぞ〜!

 

ライス『見てくれて嬉しいな♡それじゃあ、玉ねぎをソテーしていくよ』

 

フライパンをコンロにセットし、火を付けてフライパンを熱していく。

 

ライス『ある程度熱したら、大さじ1杯のバターを投入。全体に馴染ませるように溶かしていきましょう』

 

フライパンに熱が通った後、バターを投入するライス。

 

ライス『その後にすり下ろした玉ねぎを全て投入。色が付くまでソテーしましょうね』

 

そして、ステーキに玉ねぎが染み込み始める30分が経過し、予めセットしておいたタイマーが鳴り始める。

 

ライス『それじゃあ、お肉に付いている玉ねぎを落とします。さっきのトレイにお肉の玉ねぎを全て落としたら、塩胡椒で味付けをします。慣れてない人は包丁じゃなくて、手袋を着けた手で落としてくださいね』

 

ライスは手慣れた手つきで包丁を使い、肉に付いた玉ねぎを落としていく。

 

エース『マジで崩れそうだな』

 

ライス『安値のお肉だからね。でも、これから高級ステーキにも負けない美味しさに、ライス達が変えていくんだよ』

 

そして、肉の玉ねぎを全て落としたライスは、塩胡椒を振りかけて肉の味を整えていく。

 

ライス『炒めた玉ねぎはボウルに移して、このフライパンでステーキを焼きましょう。バターを大さじ1杯分乗せて、広げていきます』

 

ライスはフライパンにバターを乗せて、熱して溶かしていく。

 

ライス『それじゃあ、バターが完全に溶けたら、お肉を乗せましょう』

 

肉をフライパンに乗せて、片面に焼き色が付くまで熱していくライス。

 

ウララ『わぁ♡良い匂い♡』

 

タイシン『ふーん。美味しそうじゃん』

 

ライス『両面にしっかり焼き色が付くまで焼いてね。しっかり焼いたら、まな板に乗せて包丁で切ります。熱いから慣れてない人は一旦皿に乗せて少し冷ましてから切ろうね』

 

両面に焼き色が付くまで焼いた後、まな板に乗せた後に包丁で切っていくライス。素手ではなく、料理用の手袋を使って肉に触れるライス。

 

ライス『お肉を切ったら、梅ご飯に切ったステーキを乗せていきます。包丁に乗せるやり方もあるけど、慣れてないならまな板から滑らせるように乗せるのもアリだよ』

 

クリーク『まあ、美味しそうですよライスちゃん♡』

 

スペ『美味そうだべ〜♡』

 

多くのウマ娘が舌鼓を打つ中で、ライスは丼に切ったステーキを乗せていく。刻んだ玉ねぎも乗せていき、ステーキ丼は大方完成した。

 

ライス『さっき刻んだ玉ねぎもお好みで乗せたら、ステーキ丼の完成です。玉ねぎを乗せるのも、乗せないのも作る人達の自由だよ。でもこれはまだ未完成。これからソースを作っていくよ』

 

そして、先程のフライパンを再び熱して、其処に赤ワインを投入。

 

ライス『此処からはライスのアレンジ。エリンギとしめじをソテーしていきます』

 

そして、刻んだエリンギとしめじを取り出すと、フライパンに投入してソテーするライス。

 

ライス『焼き色が付くまで焼いたら、お肉の汁が残ったフライパンに赤ワインを大さじ4杯入れて、アルコールが飛ぶまで熱します』

 

ライスは赤ワインをフライパンに入れて、アルコールが飛ぶまで熱していく。

 

ライス『其処に醤油を大さじ1杯、塩胡椒、めんつゆを加えて焦げ付かないように熱しましょう。もしソースを作るのが面倒なら、ポン酢や醤油でも代用可能だから、ステーキ丼にお好みで掛けるのもオススメだよ』

 

そして、キノコ入りのソースが完成。火を消した後に、キノコを盛り付け始めるライス。

 

ライス『粗熱を取ったら、キノコを盛り付けて、フライパンのソースを丼に掛けたら、完成!』

 

そして、ステーキ丼が完成した。

 

ライス『それじゃあ、皆も調理してみてね。もうステーキを漬ける時間を終えてる頃だからね。ライスのやった通りにするのも良し、好きなようにアレンジするのもアリだよ。その間に、ライスは丼を食べてみたいと思います』

 

生徒達『『『はーい!』』』

 

ライス『頂きます』

 

ライスは早速、ステーキ丼を食べてみる。箸を使ってステーキを摘み、口に運ぶ。

 

ライス『モグモグ………ゴクン!………んんん、柔らかい♡やっぱり安値でも美味しいのは美味しいね♡更に、ほんの少しだけ塩を振りかけて……』

 

ライスは塩を一つまみで取ると、そのままご飯やステーキに振りかけた。そして、そのまま食べ始める。

 

ライス『ハム………モグ………んんん〜♡塩を少し振りかけたらもっと美味しくなるよ〜♡』

 

更に、ご飯と共にステーキを頬張るライス。

 

ライス『ムニュ………んん♡梅ご飯とお肉、相性ピッタリ♡お肉のしつこさが梅で無くなるし、ご飯とお肉が絡み合って美味しい♡』

 

ステーキ丼を美味しそうに食べるライス。

 

ブロンズコレクター:ホントに美味しそうじゃん!

 

ターボエンジン:ターボも食べたーい!

 

魔性の麗人:美味しそうね

 

閃光乙女:これは!ウマスタ映えするかも!!

 

その様子を見ていたラット達。ステーキが焼けた後に、皿に乗せて粗熱を取り始める。

 

ラット『良いなぁ♡早く食べたい♡』

 

フジ『君、もう完成するのかい?』

 

ラット『うん!えっと、フジキセキさん?』

 

フジ『そう。私はフジキセキだよ。ポニーちゃんのお名前は?』

 

ラット『ヒェ………クッキングラットです……』

 

ラットは、フジのイケメンな姿に顔を赤くする。ステーキを切った後に作業を止めている為、指を切る心配は無かった。

 

フジ『良い名前だね。ラット。君も料理するんだね』

 

ラット『う、うん。将来パティシエになりたいから。フジさんも、料理するの?』

 

フジ『うん。食べてもらいたい人達が居るからね。現トレーナーのハナさんや、私を指導してくれたナベさんにね』

 

ラット『そっか。大切な人達なんだね』

 

フジ『まあね。今回、ハナさんはリギルのメンバーがレースに出るから来れないし、ナベさんはポッケ達の練習を見てるからね。あっ、そうだ。ねぇライス。持ち帰りは出来るかい?』

 

フジはライスの方を見る。

 

ライス『ん?良いよ。でも食器は学園の物だから、タッパーを上げるから、それで持って帰って良いよ』

 

フジ『助かるよ。ありがとう』

 

ライスはフジに、ステーキ丼を持ち帰る為のタッパを渡す。フジはタッパにご飯やステーキを入れていき、封をして溢れないようにした。

 

そして、それぞれのステーキ丼が完成し、いよいよ実食である。

 

クリスエス『シーザリオ。味見を頼めるか?』

 

シーザリオ『は、はい!あーん………美味しいです♡クリスエスさん♡』

 

クリスエス『それは良かった……君に美味しいと言ってもらえて……』

 

シーザリオにステーキを食べさせるシンボリクリスエス。シーザリオも満更ではない様子。

 

フラワー『あの、私もお持ち帰りしたいんです』

 

タイキ『フラワー?』

 

ライス『良いよ。フラワーちゃんは、誰かに食べさせたい人が居るのかな?』

 

フラワー『はい……お昼寝と釣りが好きな人が居て、その人に食べて貰いたいんです……』

 

タイキ『NOデース!!フラワーは渡しまセーン!!』

 

タイキシャトルがニシノフラワーに抱き着く。

 

ライス『もう!喧嘩はダメだよ!』

 

タイキ『違いマース!フラワーをスカイに渡したくないんデース!』

 

フラワー『タイキさん、ごめんなさい。私、スカイさんの事が………』

 

タイキ『そんなぁ〜!』ガーン

 

すると、一つのコメント欄に異常が発生する。

 

万能オタク娘:#×■+%】◇✙■◇%✙■◇1)•ゝ+↔#■◇✙♀☆☆⬛✓♡△◑◇▶★◇!!!!!!

 

ライス『ふええええええ!?なんか壊れたみたいなコメントが来てるぅ!?』

 

意味不明名コメント欄に驚愕するライスであった。

 

そして、ステーキ丼を作り終え、多くの生徒達が満腹になり始めた。

 

オグリ『まだ少し物足りないが、美味しかったな……作るのも悪くないな』

 

タマ『いや〜たまにはええなぁ!チビ達にも作りたい一品やで!』

 

ベルノ『オグリちゃん。後でレストランに行こうね』

 

アルダン『でしたら、私も行かせて頂きます』

 

ライス『皆とこうして配信に参加するなんて思わなかったよ。でも、皆と一緒に作れば、料理はもっと美味しくなるかもね。それじゃあ、今回の配信はここまでだよ。次回も美味しいお料理をお届けしたいと思います。では皆さん。おちゅライス…………………あぅ』

 

全員がライスの噛む姿に微笑む。

 

ライス『きぅ』

 

ーありがとうございます……ー

 

(ささやかな祈り:歌唱バージョン)

 

―――――――――――――――――――――――

 

アマ「いや〜美味かったよ!良い料理だったぜ!」

 

ウララ「ライスちゃんに教えて貰いながら作ったご飯、スッゴク美味しかったよ!」

 

キング「ええっ。習う所も多かったわ」

 

ライス「あ、ありがとう。参考になれたなら良かったよ」

 

ライス達は後片付けを済ませた後、とある場所に移動していた。其処は、女学院の所有するウマ娘専用のレース場であった。長距離にも対応したレース場で、其処は主にウマ娘達が好きなように走る為に用意された物なのだ。

 

今回此処では、女学院とトレセン学園のウマ娘との交流も兼ねて、特別レースが開催されるのだ。

 

ライス「でも、中央のウマ娘もやっぱり強いね。ライスの学園の皆が、全く歯が立たないから」

 

女学院のウマ娘は、あくまで普通の人生を生きているウマ娘だ。トレーナーが居らず、身体の健康の為に走ったり鍛えたりしてるだけなので、現アスリートと違ってレース用の身体はしていない。

 

それでも善戦する娘も沢山いる為、ただ鍛えてた訳では無い事が理解出来る。

 

いつの間にか学園外からもギャラリーが増えており、レースを見に来る野次馬達も増え始めた。

 

ブルボン「すみません。ライスシャワーさんでしょうか?」

 

ライス「はい?あっ……」

 

ライスは出会ってしまった。そう、無敗の三冠を達成した、ミホノブルボンに。

 

ブルボン「単刀直入にお願いします。次は私も出場します。私と、勝負してください」

 

ライス「えっ!?ライスと!?」

 

ブルボン「はい。貴女と勝負したいんです」

 

すると、アマさんが声を上げる。

 

アマさん「ブルボン、本気かい?流石に女学院とはいえ一般校の生徒と競うなんてさ」

 

キング「そうよ。ライスさん、無理して受けなくてもいいのよ」

 

それは当然だ。相手は無敗クラシック三冠バ。対して自分は健康と趣味で走るだけのド素人だ。

 

ライス「そうだよ。ごめんね、ミホノブルボンさん」

 

ブルボン「……私はクラシック三冠を達成したあの時、私は一つの声のお陰で勝つ事が出来ました。その声が誰なのか分かりませんでした。そして、あの時隣に居ない誰かが誰なのか、それも分からずモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。しかし、貴女の姿を見て、声を聞いた時、全てが確信に変わりました!ライスシャワーさん!貴女が隣に居ない!あの時の菊花賞、本当なら私は貴女と走っていた!そして私は本来、菊花賞を貴女に阻まれてクラシック三冠を逃していました!」

 

ブルボンからの独白に、ライスは驚愕する。それは、ライスのよく知る知識だからだ。何故ミホノブルボンがその記憶を持っているのだろうか。

 

キング「ど、どうしたのよブルボンさん!?」

 

アマさん「いい加減にしなよブルボン!一体どうして……」

 

ライス「………ブルボンさん、どうしてそれを?」

 

ブルボン「ッ!!やっぱり、貴女だったんですね!ライス!」

 

ブルボンはライスに抱き着いた。ブルボンに抱きつかれ、思わず尻もちを付いてしまうライス

 

ブルボン「やっと!やっと会えました!貴女と走れるこの日を!宝塚記念で転倒して、無念のまま引退した貴女と!」

 

ブルボンは泣きながらライスを抱き締める。

 

ライス「……そうだったんだね」

 

ライスは全てが確信に変わる。ブルボンは菊花賞の頃から、無意識の内にライスの事を思い出していたのだ。ライスの事とは気付けなかったものの、此処で出会う事で思い出したのだ。つまり、二周目の記憶をブルボンは持っている。

 

ライス「寂しい思いをさせてごめんね。でもライスは、この道を歩むって決めたから」

 

ブルボン「……良いんです。でも私のワガママですが、頼みたいんです!ライス………私と走ってくれますか?」

 

ライス「良いよ。一緒に走ろう」

 

ライスはブルボンの頭を撫でる。今まで離れ離れになった二人は、今こうして引かれ合った。世界が違っても、ライスが別の道を歩んでも、二人は巡り出会う運命であったのだ。

 

ウララ「ライスちゃん走るのー?私も行くよー!」

 

キング「まだ状況が分からないけど、二人は知り合いだったの?」

 

アマさん「なんだ、それならそうと早く言いなよ。でも、なんだか…………どっかで見たような光景だね」

 

こうして、ブルボンとライスは次のレースで共に走る事になる。

 

レースの準備を進める二人は、早速レース場に向かって歩き始めた。

 

アナウンス『えー。出場するウマ娘の皆様は、ゲートに集合してください。間もなく3回目の交流レースを開始します』

 

出場するウマ娘は、以下の通りである。

 

一番:ミホノブルボン

二番:ウルトラマイン

三番:ライスシャワー

四番:ハルウララ

五番:クッキングラット

六番:メイキングメイク

七番:キンギンカク

 

ゲートに入り、走る体勢に入るウマ娘達。

 

秋川理事長「応援ッ!!お互いの学園のウマ娘達の奮闘を期待する!!シンボリルドルフ、君もどう見る!?」

 

ルドルフ「この学園にも有望なウマ娘は多く見られました。中には重賞ウマ娘相手に追いつきそうになった娘も居ます。今回のレースでは、クラシック三冠バも居るので、生半可な実力では歯が立たないでしょう」

 

シービー「さて、どんなレースになるかな」

 

いつの間にか解説の場に居たミスターシービー。

 

アナウンス『では、レースを開始します』

 

ガコンッ!!

 

ゲートが一斉に開く。

 

出場する7人のウマ娘達が、一斉に走り出した。




料理名

・シャリアピンステーキ丼
原作:食戟のソーマの人気メニューであり、家庭でも再現可能な料理。今回波カタカタシェフチャンネルの裏技や、作者のちょっとしたアレンジも加えた。

『ステーキ丼』
牛ステーキ:2枚
玉ねぎ:1.5個(すり下ろし用に0.5個)
ご飯:どんぶり2杯分
練り梅:大さじ1から2
小口切り万能ねぎ:適量(お好みでも可)
エリンギ:お好みで
しめじ:お好みで
赤ワイン:大さじ4
醤油:大さじ1
バター:大さじ2
めんつゆ:大さじ4
⚠因みに、カタカタシェフチャンネル曰く、すり下ろした玉ねぎは使わない方が美味しいらしい。


次回は、レースの決着となります。配信も無しです。
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