代星-我らが母国はいかにして勝利したか、あるいは我らの祖国はいかにして滅びたか- 作:ライト鯖
「部下に任せれば良いものを」
自分を殺しに来た、と言われてもウィリアムズは動揺を見せず、嫌味っぽくそう言った。
「確かに、事情を知る誰かに任せても良かったかもな。…まあ、俺はあんたを軽蔑してるし、好きではない」
「だろうな」
「だが、今まで色々世話になったのも事実だ。それがディールによるものであっても。
だから、これは俺なりのケジメだよ。
せめて、俺の手で始末することが、礼儀だと思ってな」
「殺すのに礼儀もクソもあるかよ」
「そうだな。だが、我々に、俺に出来る最大限がこれ、というわけだ。身勝手なのは分かっているが、身勝手なりに筋を通しに来たのさ」
「まあ、今更俺を攫うメリットもないしな。
…何処ぞの盲信者達よりは余程マシだ」
勝敏は、静かに銃を構えた。
ウィリアムズも、諦念を湛えた目で、銃口を見つめる。
「最後に言い残したことは?」
「…そうだな…。うん。後悔はしていない。情報提供先に殺されることにはなったがね。
君等を恨みもしない。
これが俺の選んだ道だからだ。…尽くす価値の無い国に飼い殺しにされたくはなかったから、利用してやった。
そして随分良い想いも出来た。…それで充分だ」
だが、とウィリアムズは苦笑する。
「政略で作った家族とは言え、二十年近く共にいると情も移るものでな。彼女らに危害が及ぶことは、できれば避けたい。それだけが心残りだ。
…だから、時間の許す限りで良い。射殺したあと、俺の死体を痛め付けておいてくれ。誰かは判別出来る範囲でな」
勝敏は、ウィリアムズの狙いを察し、苦笑で返した。
「なるほどな。確かに傷めつけられていれば、ただの口封じには見られない、というわけか」
「ああ。俺と秘書の証言以外、まだ証拠もないんだ。ただの口封じではなく、恨みをぶつけられた様な跡でもあれば、別な筋書きを創る余地がある。そうなれば、俺の罪は消えずとも、家族の安全位は守られるだろう。
何せ、奴等にとっても、公表したくはない不祥事だからな。
内内で処理できる筋書きを用意出来るなら、そうするだろうさ」
「もういいか?」
「ああ、手早く頼む」
勝敏はウィリアムズの頭部に照準を合わせ、そのまま引き金に力を籠めた。
乾いた金属音が房を満たし、ウィリアムズは、銃弾を受けた反動で、そのまま倒れ、力なく首がだらりと横に回転する。
そして、彼の額からはどす黒い血液が流れ始め、床に広まっていく。
「…さて」
勝敏はそのまま何発かウィリアムズの身体に銃弾を撃ち込み、グリップで頭部や腹部を殴る、足蹴にする、といった形で、ウィリアムズ、だったモノを傷めつけるのだった。
そこから数分後。
勝敏に通信が入る。
それと共に、ここらが頃合い、と動きを止め、通信に出た。
『
「基之か。悪いね。侵入の手助けをしてもらって」
『礼には及びません。それより、坂東さんと鶴田さんを発見したそうです』
「そうか!では解放し次第直ちに撤退だな』
『ええ。他部隊には撤退準備を指示しておきます』
「頼んだ」
一般の拘束者が収容されているエリアでは、基之が、鍵を見つけた部下達にそのまま二つの房、その鍵を開けさせていた。
「開きました!」
報告を聞き、基之は房の一つに飛び込む。
「坂東さん!…っ!」
近寄るまでもなく分かるほどに、至る所痣が出来、出血していただろう傷跡や、打撲痕が大量に身体に見受けられる、変わり果てた坂東の姿がそこにはあった。
「基之か…。助けに来てくれたんだな」
「ええ…。直ぐに治療班に連絡します。とりあえず応急処置をして、直ぐに撤退をしなくてはなりません」
僅かな日数しか経っていないにも関わらず、坂東は既に何年もここに押し込められていたのかと勘違いする程に衰弱しており、いつもの調子に乗った明るい声は影も感じられなかった。
「…先に鶴田さんを治療してやってくれ。あの人、俺より早く来てたし、大分…絞られてたみてえだから…」
「…分かりました。…
「了解しました!」
指名された2人は、坂東を抱え、足早に房を出ていく。
基之はそれに続き、鶴田の房へと向かった。
「医療班!鶴田さんの応急処置を頼む!このまま悪路を数時間走るわけにはいかない」
「直ちに!」
随行していた医療班のメンバーが直ぐ様鶴田の処置に取り掛かる。
坂東は、仲間を気遣って言ったのであろうが、事実としても鶴田は、坂東より酷い状態であった。
どうにか会話は成り立っているが、既に限界であることは、誰の目にも明らかな程、傷付き、衰弱していたのだ。
「勝敏さん。坂東さんと鶴田さんを確保。鶴田さんの応急処置後、速やかに撤退します」
『了解。敵さん駐屯兵の応援到着まではまだ時間がある。朴達が作戦通り撹乱をしてくれているようだ』
「わかりました!では、処置を続行しつつ、退避します」
通信を切り、基之は外に群がりつつある敵と交戦する仲間の支援に向かう。
「状況は!?」
「敵、2個小隊が此方に向かって前進してきています!」
「ここは三階。一階を占拠さらたら不味いな。…医療班、処置が終わり次第、一階へ!我々は一階の防衛に加勢する」
「はいっ!」
「山下も処置終了までここで待機。敵を狙撃し続けろ」
「はい!」
基之は指示を飛ばし、そのまま一階へと走る。
彼が到着した頃には既に、玄関近くで戦闘が発生していた。
「庁舎の方は囮だってバレてるなこれは。…仕方がないか。…
「了解!」
基之始め鷹鸇メンバーは目を閉じ、閃光に備える。
当然、言語の違いから基之の指示を聞き取れるはずもない起源軍人は、無防備に投擲された閃光弾を受けてしまう。
「今だ!撃て!そのまま奴等を玄関から追い出せ!」
発砲と共に、留置場の玄関口にまで浸透してきていた起源軍人らは、次々と倒れていった。
「よし!次、有は小隊を率いて庁舎側に向かう素振りを見せろ!俺達は建物を回り込んで釣られて出てきた奴等を半包囲する!
敵もスナイパーは用意しているだろうから、木々を伝っていけ」
「了解!」
「残った者達はそのままここの防衛に集中!鶴田さん達が降りてきたら通信を入れてくれ」
「はい!」
保安隊臨時指揮所
中庭に構えられた臨時指揮所から、マーカスは指揮を振るっていた。
『庁舎からは殆どの敵を撃退できました!』
「よし!お前達は一旦戻って補給をしろ!」
『…臨時指揮官!留置場の敵に動きが!どうやら攻勢に出た部隊はやられたようです』
「あいつら止めたというのに勝手な真似を…!どうせ守りきれんのだから撹乱するだけにしろと言ったが、無駄だったか」
憤りを顕にしたが、マーカスはすまない。と直ぐ様冷静さを取り戻し、報告の続きを聞く。
『そのまま敵部隊は留置場より出て木々や障害物を盾に徐々に接近中とのこと!』
「…何が狙いだ…?………気にしなくて良い。ひとまず正面玄関やA棟連絡口付近の部隊は警戒を。
侵入を狙ってくるようなら攻撃しろ」
殆どが指示を聞き、「はっ!」と返事を返す中で、一つ、ノイズが混じる。
『臨時指揮官殿。余りに消極的過ぎますな』
「文句は後で聞く。今は指示に従え」
『何故です?奴等は小勢。慎重さも結構ですがね、多少は奴等に打撃を与えねば、後で無能との評価を押されますよ』
「それならそれで構わん。今は一人でも多く生かすべきだ」
『全く。困った方だ。…臨時指揮官殿は奴等をして調子付かせることをお望みか?』
「これ以上は反抗ととるが?」
『それこそ構いませんな。後々正しさが証明されるのは私の方でしょうから』
そこで通信は切れる。
それと同時、A棟連絡口からの通信が来る。
『指揮官殿!ヤーレ保安大尉が隷下の小隊とカナン伍長の分隊を率いて、留置場方面へ向かっています!』
「…これだから軍事を知らん
マーカスは憤ったが、既に遅い。
次なる報告が彼に飛んでくる。
『指揮官殿!ヤーレ大尉を狙っていると思わしき部隊が、留置場背後を回って来たようです!』
「……!」
留置場近く。
ヤーレは、突然側面から現れた敵と、元々狙っていた敵、その2方向から攻撃を受け、次々と部隊員が散って行っていた。
「な、に…?!」
ヤーレは腹部に銃撃を受け、その場に倒れ込む。
「逃亡者如きが、小賢しい……!!」
下らない台詞を吐き捨てながら、ヤーレは敵を睨みつける。
だが、彼はその敵を通して、マーカスを睨みつけていた、と言えるだろう。
彼の階級は大尉。
警察から保安隊に出向している彼は、専門的な軍事教育を長期間は受けておらず、その所以で同じ大尉だが、実務上、マーカスよりも僅かに格下なのである。
しかし、彼はこの騒ぎが終わった時に、マーカスよりも目立つ功績を立てれば、臨時指揮官は自分に交代。
あわよくば、次の人事での昇進に、と皮算用をしていたのであった。
つまり、敵は自らの思う通りにやられてくれる、と考え、自身の栄達をのみ、考慮していたのだ。
それ故に、彼は今、全身から全ての力を奪われたのである。
この無意味な突撃を最後に、保安隊は強いて攻勢に出ることはなく、防御に徹し続けた。
その間、基之達は撤退を敢行しつつ、それと悟られないよう何度か連絡口方面を狙う攻撃を重ねながら、やがて、保安隊の敷地から姿を消したのだった。
こうして、鷹鸇によるメンバーの奪還作戦と、情報提供者の口封じという表と裏のミッションは完遂され、保安隊には、瓦礫の山と、敗北という不名誉のみが遺された。
翌日。
鷹鸇 旧雅緂ゲットー支部
マーカスの指示により、撤退に使われたトラックの行き先を追跡した保安隊が、余裕のある指定居住区駐屯兵、といっても一個中隊だが、を伴い、そのトラックが最終的に隠れた施設へとやって来ていた。
「突入!」
指揮を執る保安隊隊員の合図と共に全員がその放棄されていた筈の観測施設、へと雪崩込み、捜索と索敵を始める。
しかし、既にそこはもぬけの殻であった。
巨大な地下施設跡は発見されたものの、紙切れ一つ残っておらず、更には何処か別の場所へ通じていたであろう地下通路も爆破により破棄されていた。
結論として、殆ど成果を得ることは出来ぬまま、彼らは指定居住区へと帰らざるを得なかったのであった。
「…そうか。ウィリアムズ亡き今なら、情報操作も妨害もなく奴等を追い込めると踏んだが、先手を打たれていたようだな。部隊員達も疲れているだろう。治安維持に必要なローテーションを組みつつ、休息させてやれ」
大きなため息を付いてから立ち上がった、マーカスは、ひとまず補佐を務めるジュノ准尉と共に階下へ降り、車に乗り込んだ。
「悪いが、クセナキス中将より呼び出しだ。暫しの留守を頼むぞ」
代理指揮官の権限を継いだ臨時指揮官の代理とは奇妙な状況であはるが、それは今の居住区の混乱と保安隊の情勢を象徴しているかのようだ。
そうして二人は雅緂市へと向かう。
指定居住区から臨時とはいえ指揮官が離れることは避けた方が好ましくある状況での呼び出し、現下の情勢でクセナキス中将が居住区を訪ねることは危険、という判断が総統府であったのだろう。
処罰を下されることを覚悟し、二人はただ静かに、車に揺られるのであった。
「ごめんなさいね。二人とも。私は直後行きたかったのだけど、部下にも上にも止めとけ、って言われちゃってね」
「ええ、賢明なご判断と申さざるを得ませんね」
「まあね。…それで用件なんだけど、二人とも、明日から階級一つ上がるから。よろしくね」
待っていたのは、意外な言葉だった。
なんでもないことのように言いながら、クセナキスはピラリ、と2枚の辞令を二人に渡す。
「閣下!これはどういう…」
「そのままの意味よ。報告書は読んだわ。マーカス大尉もジュノ准尉も、あのような状況下でよくやってくれた。
功績には褒賞を、当然ではなくて?」
「わ、私はてっきり何かしら責任を取る必要があると…」
マーカスが代表して二人の見解を告げた。
だが、クセナキスはまさか、と首を振る。
「想定外の事態で、混乱の中どうにか隊員をまとめ上げて秩序回復に奮闘したジュノ准尉。
敵の狙いも分からない中で、守れるモノを守ろうと健闘し、それ以降命令無視者を除いて死者を殆ど増やさなかったマーカス大尉。
この二人に何の責任を取らせれば良いかしら」
「は…いえ…しかし…」
「ま、何かに責任をなすりつけたがるのは保安隊の悪い癖ね」
苦笑するクセナキス。
実際の所は政府全体の傾向であるが、そこまで言えば国家への批判と見なされかねないため、保安隊の気質、として惑星ハヤブサの保安隊指揮官が苦言する、という形にしている。
「でも、私は貴方達になすりつけられるべきじゃないと思った。
…それに珍しく上と意見もあったのよ?」
マーカスもジュノも、怪訝な様子で首を傾ける。
「不祥事が過ぎるからね。裏切り者が出て、叛徒の襲撃まで受けて、あげく裏切り者は先に叛徒に取られた。
しかもかなりの大事になっちゃったからね。
指定居住区から話が漏れて噂になるのも時間の問題。全く情報を秘匿するなんて不可能。
だから、せめて英雄が必要になる、ってわけ。
功績を立てた明るい話題がね」
クセナキスは"上"の狙いを滔々と解説する。
「つまり、我々でもって多少なりとも誤魔化そう、と」
「言葉を選ばず言えばね」
マーカスの皮肉も籠もった言いように、微笑してからクセナキスは続いて申し訳なさそうに言った。
「グエン君のことは聞いてるわ。…だから今のあなたには申し訳無いとも思う。マーカス大尉。
だけど、必要なことなの。…それに功績は立てた本人にも否定出来るものじゃあないわ」
「お気遣い痛み入ります」
「ウラジーミルからの報告でも聞いていたからね。本当に短い間だったけど、随分と気に入っていたみたい。
私もそれで彼には期待していた。
だから、残念に思っているわ。心から」
本当に残念そうな表情を浮かべるクセナキスを見、マーカスは、彼女が女性であるにも関わらず、この保守的な起源国で、中将という地位に上り詰めることが出来た理由が何となく分かった気がしていた。
「彼にも、准尉の地位を与えることが決めたの。せめてもの私からの弔いとしてね」
「…それは、グエンも喜ぶでしょう。きっと」
「そう願っているわ。…それと重ねて申し訳ないのだけれど」
言いながらクセナキスはもう2枚、書類を取り出した。
「上は今の第五指定居住区に高官を送ることに難色を示しているわ。…まあ当然だけどね。
だから、悪いけど貴方達にもうしばらく指揮官をやって貰う必要がある。
臨時指揮官ではなく、ウラジーミルと同じ支部長代理に任命する書類よ。これは。
ジュノ准尉の分は補佐に任命するモノ」
それと、と彼女は付け加える。
「支部長が准佐では少々不便をきたすでしょうから、同時に少佐に昇進よ。ジュノ准尉も中尉ね」
これにはさすがにマーカスも、ジュノも驚愕を隠さなかった。
「お、お待ち下さい!殉職者以外に二階級特進等前例がありません!」
「だからよ?。2枚あるでしょ?辞令」
指摘され、二人は辞令の文章を睨んだ。
「あ…」
「二人ともまずは准佐と少尉に。で、明々後日に少佐と中尉に、同時に支部長代理と補佐に任命するって形になってるわ」
クセナキスの言に、唖然としつつも、「よろしくね?」と彼女に言われ、二人は敬礼でもって応えるのであった。
鷹鸇 雅緂ゲットー支部
保安隊庁舎襲撃と同時並行で進められていた支部の移転も終わり、坂東らを奪還した勝敏、基之らも合流。
かつて建設された直後に放棄され、起源国も把握していない鉱山兼研究所跡、そこに彼らは新たな居を構えたのである。
「とりあえず命があって良かった」
病室に寝かされた坂東と鶴田を見舞った[RB:勝敏,かつとし]。
坂東と鶴田はまだ憔悴した様子だが、しかし、安心したようで、ゆったりとベッドに身を委ねていた。
「…わざわざ私らの為にありがとうございます」
鶴田が礼を言い、坂東も続く。
そして坂東は基之の方にも視線を向けた。
「基之も…ありがとな…助かったぜ…」
「いえ、お二人ともご無事で本当に何よりです」
見舞いを終えた基之は、病室を共に出た勝敏に、声をかける。
「
「構わんよ。何だ?」
「いえ、執務室でお話させて頂ければと」
「…分かった」
基之は、勝敏に確かめたいことがあったのだ。
今回の件、ウィリアムズとの取引。
その顛末を勝敏から聞いた時に頭をもたげた疑問。
ウィリアムズにも、見返りとして鷹鸇の情報を致命に至らない程度のモノとは言え渡したこともある、という点。
組織の、鷹鸇のトップでもないのに、そんな真似を独断でしていいのだろうか、ということだ。
私の判断で、と勝敏は言っていたのだ。
それは果たして、許されている行為なのだろうか、と。
そこから派生した疑問は、今までの勝敏の行動や言動を、基之に思い起こさせた。
そもそも、基之の姉、浅菜を助ける為に行われた職業訓練所襲撃。
あれは鷹鸇という組織が地下活動から本格的に地表へと登る狼煙でもあった。
当時の基之は、混乱し、必死であったので、そんなことを考えている余裕はなかったが。
あれも、彼はボスの命令、とは明言していなかった。
鷹鸇のデビューとも言える大事な作戦であったはずなのに、だ。
今回の件もそうだ。
保安隊を襲撃するなど、独断では許されない。
それだけでなく、襲撃によって強まると予想される保安隊から逃れるための拠点を用意し、移転までした。
今、基之自身含め雅緂ゲットーのメンバーがいるこの施設は、秘匿性の高さから言っても、本部となったとておかしくはないほどの場所だ。
それを使用する権限が、果たして支部の責任者でしかないはずの勝敏にあるのだろうか。
一度疑問に思えば、次々と彼の行動に対する疑問が湧き出てきてしまうほどに、勝敏の行動は妙な所が多い、基之はそう感じていた。
そして、それらの独断が全く何の問題もなくなる可能性が、ただ一つであることにも基之は気付いていた。
それを、確かめる。
心を定めた基之は、執務室にて、ゆっくりと口を開くのだった。
「勝敏さん。不躾ながら、そして、直球にお尋ねします。…貴方は、鷹鸇 雅緂ゲットー支部の責任者などではなく、鷹鸇そのものを率いる、"ボス"なのではないですか?」
Tips
アナスタシア・クセナキスは派閥争いを嫌っており、思想的には"復讐派"と親和性こそあるが、は派閥には属していない。
彼女は国家に忠誠を誓う者は階級、身分関係なく温和に接し、そうでない人々には苛烈である。
そしてその思想故に名誉起源民を無条件で嫌っており、汚職軍人に対するのと同じ態度を取ることが殆どだ。