シンデレラグレイ~転生者を添えて~ 作:キャップちゃん
「心筋梗塞ですね、緊急手術でカテーテルを挿入しステントを入れました」
………何………だと………、てっきり蹴られたのかと思っていたが………、タイミング!!
「その~、もう少し体重落としましょうね、あと職業的に難しいかもしれませんがストレスをためない様に工夫しましょうか」
スキルで体をどうとでもできると高を括っていたのがダメだったか、もう少し自分の体にも気を付けよう、でもならこの胸の痛みはなんだ?。
「肋骨折れてましたね、心肺蘇生する時折れる事があるんですよ、頑張って心臓マッサージしてくれたって証拠です」
なるほど、そういう事もあるのか、この時代AEDなんてないから仕方ない事だな。
「それで退院なんですが1週間程で出来ると思います、その間は安静に過ごしてくださいね」
そういうと医者は部屋を出ていく、それと入れ替わる形で北原達と柴崎達が入ってくる、まさかフジマサマーチが来るとは思わなかった。
「大丈夫ですか先輩」
「あぁなんとか生きてるよ」
皆安堵したような顔になる、それはそうだよな親しい人がぶっ倒れりゃ心配するし無事だったら安心する、それより自分はオグリキャップとフジマサマーチが仲良くしてるのが不思議なんだが?。
「心配かけてすまないな、それでなんだが自分が倒れた後どうなったんだ?」
自分が倒れた後タイミングがタイミングだった為動揺しまくってたフジマサマーチだったが柴崎がそれを上回る動揺をしたおかげて落ち着いたらしく適切に処置出来たらしい、しかし初めての実践で力加減をミスって折れたらしい、そんなに謝らなくても生きてるから大丈夫だよ。
その後無事に? 救急隊にバトンタッチし見送る事に、この騒動のおかげかフジマサマーチが今までの事を冷静に振り返る事ができ、素直になったんだとか、それで仲直り出来たのならよかったが自分死にかけたんだよな。
「………、ありがとう状況は飲み込めたよ、っで自分何日ぐらい寝てたのかな?」
「それなんですがサブトレーナーさん、あの………」
どうしたベルノライト、他の皆もなんで黙るんだ? オグリキャップはいつものかんたんオグリ顔だが。
「倒れてから三週間くらいか? キタハラどうだった?」
「え………、三週間も!?」
まて三週間ってもうベルノライトの面接日過ぎてるしなんだったらオグリキャップの編入日すら過ぎてるじゃないか! いろいろとサプライズしたかったのにもう出来ねぇじゃねぇか!!………、落ち着け自分、過ぎた事は仕方がない、結果を今すぐに聞かなければ。
「ベルノの入試は!? オグリの編入はどうなった!? 後北原! お前無事に中央に行けたのか!?」
「落ち着いてください先輩、全部もう無事に終わりました! 先輩が手を尽くしてくれたおかげでスムーズに!」
「あぁ………、そうか、よかった」
脱力してうなだれる、無事に終わったならよかった、しかし聞きたくない事も話し始めた。
「しかし先輩には頭が上がりませんよ、もう既にオグリやベルノのクラシック登録や俺の住むアパートの契約なんかもやってくれてたんですね」
あぁあああああああ! ギリギリまで隠して慌てふためく姿見たかったのに!! そしてネタバラシしてからの驚いた顔みて悦に浸りたかったのにバレたぁああああああ! エンダァアアアアア! イヤァアアアアア!!。
「あと先輩の机見ましたけどカサマツから離れるからって皆にどうすればいいかの助言書いた紙ありましたよね? もう皆に渡しましたよ」
「ありがとうございます先輩、あの助言のおかげでマーチもワンランク上に行けそうです」
ぴやぁあああああ!………、まぁそっちはいいや、元から渡す予定だったし。しかしもう笠松でする事なくなったのか、じゃあ後は中央に行ってからだな。
「あぁ、それは良かった。 改めて心配かけてすまないな皆、これからは体にも気を付けるよ」
ひと段落してのんびりとした空気が流れる、雨降って地固まるとはこういう事なんだなと思っていた時ドアが勢いよく開かれた。
「アナタ! 大丈夫なの!? とても心配したんだから!」
扉の先には嫁さんと娘達が居た、皆が皆心配そうな顔だ、嫁に至っては涙を流している。
「あぁ大丈夫だよ、心配かけてすまない」
「本当に心配したんですからね!」
家族で話し始め時オグリキャップ達はそれではとあいさつし退室していく、その時三女と北原が何か話していたが眠っている間に接点でも出来たのだろうか、その日は面接時間がくるまで家族皆で話したのだった。
※長女24歳、次女22歳、三女19歳。