シンデレラグレイ~転生者を添えて~   作:キャップちゃん

4 / 11
前回のあらすじ、北原は頑張った、ベルノライトは強化された。


4話

 

 「一斉に今スタート!!」

 

 「ややバラけたスタートに始まりました新入生デビュー戦!」

 

 皆が見守る中スタートしたレース、柴崎や北原は自身の担当ウマ娘が無事にスタートを切れた事に喜ぶ。

 

 「一体どのウマ娘が勝利を掴むのか!!」

 

 出遅れも無しでどのウマ娘も一生懸命に走っている、単距離であるのも関係しているのだろうが新入生独特の頑張りが見れて少し微笑ましいと思う。

 

 「ゼッケン3番サウスヒロインが先頭、一番人気のフジマサマーチは3番手!」

 

 先頭集団に食らいつくオグリキャップ、中団先頭って位の位置で悪くない、観客席から見える表情はまだ余裕そうだ。

 

 「初出走のウマ娘10人、第三コーナーのカーブを曲がります!」

 

 次々にカーブを曲がるウマ娘達、後方のウマ娘はたしかウォークダンサーか? が遠心力で外へ大きく膨らんでしまうがその他は多少膨らむ程度で走ている、オグリキャップは何故か先頭を走るサウスヒロインをじっと見ている。北原の言葉を守っているんだな。

 

 「第四コーナーのカーブに差し掛かる!先頭はサウスヒロイン、続いてフジマサマーチがぴったりとついている!」

 

 先頭は頑張って走っているが顔がもういっぱいいっぱいだと物語っている、ここから落ちていくだろう。

 

 「後続のウマ娘もぐんぐん差を、おぉっと! フジマサマーチスパートをかけ一気に先頭に躍り出た!」

 

 ここまでは予想通りだ、後はオグリキャップの勝利を信じるのみ。

 

 「残り200メートル! おぉおっと!外から5番オグリキャップすごい勢いで仕掛けてきた!!」

 

 「逃げるフジマサマーチ! 追うオグリキャップ! 一騎打ち………にならない!抜かした! すごいスピードだオグリキャップ! あっという間に先頭へ!!」

 

 まだまだひよっこなオグリキャップでも万全な状態ならこうなってもおかしくはない、そうなる様にトレーニングをしてきたからな。

 

 「残り100メートル! フジマサマーチも加速するが差は広がっていく!」

 

 これは勝ったな、予約してたレストランキャンセルしなくてよかった。

 

 「オグリキャップが一着でゴールイン!二着はフジマサマーチ、3番は………」

 

 「「っやったぁあああ!!!」」

 

 はしゃぐ北原とベルノライト、自分も拳を握って喜びを出す、しかし柴咲よ自分のアドバイス通りに逃げで走らせればオグリキャップと勝負出来たものを、まぁアドバイスだから聞き入れるかは本人次第か。

 

 

 

 さて一着になったオグリキャップは今ウイニングライブの真っ最中、練習した成果もあり実に見事な歌と踊りだ、これが終わったら祝勝会だ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 「本当にいいのか? こんな良い店で食べて」

 

 「おう、優勝祝いだからな!」

 

 「「………」」

 

 すべてが終わり引き上げた後予約していたレストランへ来たのだが他が思うよりいい店だったのか困惑してるな。毎回連れてきたら破産するが初優勝位見栄を張りたいのが男ってもんよ。

 

 「ベルノ見てくれ! 肉が輝いてるぞ!!」

 

 「ソウダネオグリチャン」

 

 「キタハラ! 野菜もすごい甘くておいしいぞ!」

 

 「ソウダナキャップ………」

 

 片っ端から注文しまくって目の前には空いた皿の山、北原もベルノライトももっと遠慮なく食えばいいのに遠慮して。

 

 「おい北原君、ベルノライト、二人ももっといっぱい食って飲んで騒げ! 今日はお祝いだぞ!」

 

 「そう、ですね………、そうだよな! 勝ったお祝いなんだから騒がないとな! な! ベルノ!」

 

 「は! はい!! そうですね! いっぱい食べましょう!!」

 

 二人も吹っ切れたのか好きな物を頼み始めた、そんな二人の姿を見てオグリキャップも嬉しいのか食が進む進む。しかし北原、そんなに飲んで明日大丈夫か?

 

 

 

 

 ゆっくりたっぷり食べて飲んで騒いでいい時間になり店を出る、その時北原が話しかけてきたのだが。

 

 「先輩、流石に払いますよ」

 

 「大丈夫だぞ北原君、それに………、まぁ無理だと思うぞ?」ピラッ

 

 「………」サァー

 

 領収書を見せたとたん酒で酔って赤くなっていた顔が真っ青になって黙ったのだ、無理もないよな新車の車買える値段だし、自分も浮かれて良いワイン一本開けたし北原もよくわからんで色々頼んでたしな。

 

 「キタハラ大丈夫か?」

 

 「トレーナーさん大丈夫ですか?」

 

 「あ、あぁ大丈夫だ…、先輩ごちそうさまです!」

 

 「「ごちそうさまです!」」

 

 懐は寒くなったが心は温まったし良しとしよう、これからどうなるかわからないがわかる事はベルノライトの初優勝時も同じだけ懐が寒くなる事はわかる。中央時代の貯金が無かったら今頃嫁さんに土下座してたんだろうな。

 

 皆でワイワイ騒ぎながら今日は帰るのだった。

 

 

 




※このレストランの平均客単価は夜で5万です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。