東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(晴奈のチーム)
美鈴
妖精 妖精 フラン 妖精 妖精
妖精 妖精 妖精
咲夜 パチェ
アキス フナ
シラウオ アシカ 早苗 ラック
サバミ 魔理沙 霊夢 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第九試合のアディショナルタイム1分経った頃、神子の髪型のアシカが片膝を地面に付けながら右手の掌を高く上げた。
「氷結のグングニル!!」
高く浮いているボールが刺々しく凍りつき、アシカ自身も同様に凍る。数秒後に割れた氷から出たアシカはジャンプしてボールを閉じ込めている氷を蹴りで破壊し、飛ばされたボールをレミリアの髪型のシラウオが追いかけ始める。その時、美鈴の背中から龍神コロガオンが出現する。
「アームド!」
龍神コロガオンは凝縮されて黄色いオーラに変わってばら撒き、美鈴全身を真っ赤に染めた。その時、赤黒いオーラを足にまとわせながら連続バク宙をしているシラウオはボールを蹴り飛ばす。氷と赤黒いオーラをまとったボールは周りの地面を凍らせながらゆっくりとゴールを襲う。
「龍神鉄扇!」
美鈴は赤く燃えるような龍の模様がある巨大な扇を両手に一つずつ持って、ボールに何度もぶつけるも、威力が止められずにゴールネットを揺らし、得点を告げる笛の音と試合終了を告げる笛の音がフィールド全体に鳴り響いた。
「ゴール!! アシカ選手とシラウオ選手の氷結のグングニルが決まり試合終了のホイッスルーー!! スコアは6−5でコチヤーズの勝利です!!」
「うおーーー!!」
フィールドとベンチにいるコチヤーズメンバーは喜びを爆発させながらアシカとシラウオに向かって走った。
「お姉ちゃん最高! 大好き! 愛してる!!」
フナは無邪気に歓喜を上げながらシラウオに抱き着いた。
「アシカもよく頑張った〜」
ヤマメは妹アシカを抱きしめて顔を胸で埋めさせた。
「むきゅ〜……」
「ん? 今の『むきゅ〜』は……」
魔理沙は倒れたパチュリーを見つめ始めて近付き、目の前でしゃがんむ。
「大丈夫かパチュリー」
「だ……大丈夫じゃないわよ……謎に疲れてるし……」
「ん? 喋れるってことは……もう操られてないってことだな」
「うぅ……苦しい……」
魔理沙は優しくパチュリーの背中をさすり始める。
「毒は永遠亭で治してもらえるから安心していいからな!」
一方、笑顔のサバミは霊夢に近付く。
「霊夢もなまらナイス! よくタイムトランスの飛んでくる方向が分かったな!」
「そんなもん勘よ。勘」
冷静にそう返されたサバミは苦笑いを浮かべた。
「さすが霊夢だぜ!」
◆
その後、晴奈はリードシクティスから少しの力を放出され、その場を去った。試合に勝利したコチヤーズメンバーは紅魔館内で宴を行った。
◆
そして夜明け前の宴終わり、レミリアと霊夢とコチヤーズメンバーは紅魔館内の部屋に集まって真剣な表情で話していた。
「咲夜さんも永遠亭で治療しなきゃいけないから……その間、紅魔館はどうするんですか?」
早苗は周りにそう言うと、シラウオは右手を挙げた。
「私、紅魔館に残ります」
決意表明したシラウオにフナは首をかしげる。
「え? お姉ちゃん残るの?」
「咲夜たちが元気になったら戻ってくるから」
シラウオは寂しそうに見つめてくる妹のフナの頭を優しく撫で始める。
「これはさっきシラウオと話して決めたのよ。妹離れしなさい」
レミリアの冷静な指摘にフナは悲しげにうつむいた。
「私も手伝いたいけど不器用だしな……」
「フナ、スタジアムに戻るぞ」
サバミはそう言ってフナの肩に手を置き、早苗は右手を突き上げた。
「それじゃあ皆さん! 紅魔館を出ますよ!」
「シラウオじゃ〜ね〜!」
アキスは明るい笑顔をシラウオに向けながら手を振り、他のメンバーと共にその場を去っていった。扉が閉まり、シラウオと二人きりになったレミリアはカップに入った紅茶を口にする。
「紅茶……まだ不味いの?」
「すみません……」
シラウオは無表情のままレミリアに頭を下げた。
「ここを去るまではせめて美味い紅茶を淹れられるようにね……」
「はい」
「一応、命懸けで私を守ってくれたことに関して礼を言っておくわありがとう」
その時、素顔がいつも無表情のシラウオの口角が1ミリだけ上がった。
「不味い紅茶を飲んだあとにお礼を言うだなんてまるで水平思考ね。咲夜に解かせてみようかしら」
レミリアはそう言って微笑んだ。
◆
時は遡り、周りがただひたすら赤い空間にいる黒幕子怪しげに微笑んだ。
「自分のことを悪魔だと思った者以外に効く毒が完成した……これで簡単に悪魔を見つけることが出来る……」
◆
コチヤーズ対クリアナイトの第九試合を終えて間もなく永遠亭に運ばれたフランドールはウドンゲによって優しくベッドに寝かされる。
「お師匠様……今度は紅魔館メンバーですね」
ウドンゲは近くにいる永琳に向けてそう言うと、フランドールはカラフルな結晶で出来た羽を揺らしながら上体を起こした。
「ふぁ〜……」
両腕を挙げて欠伸をしたフランドール、その様子をギョッとしながらウドンゲと永琳に見つめられていた。
「ここどこ?」
「永遠亭だけど……」
ウドンゲが震え声で質問に答えると、睨みで返される。
「あいつぶっ壊すから、居場所教えて」
「い……居場所……?」