東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(晴奈のチーム)
諏訪子
阿梨夜 椛 神奈子 典
たかね 妖夢 はたて
にとり 龍
千亦
アキス 魔理沙
フナ アシカ 早苗 フラン
サバミ リード エリィ 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第十試合、フランドールのファイアトルネードが諏訪子のサーペントファングに止められた頃、フランドールは自慢げに近くに来ていたサバミに視線を合わせる。
「サバミを腰抜かそうと思って覚えたのよ」
「やるじゃん!」
「二人共! シュート技出しただけで喜ぶんじゃないわよ!」
アシカは視線をサバミとフランドールに向けてそう怒鳴ると、諏訪子はゴールキックをする。飛ばされたボールはにとりに渡る。
「よこしなさいよ!」
苛立った様子のアシカに迫られたにとりは全身水になってジグザグに跳ね始める。
「リキッドフロウ」
アシカをとっぱしたにとりは千亦にパスを送る。千亦は口から大きな虹色のシャポン玉を出してボールをその中に入れる。
「レインボーバブルショット」
千亦は右足でボールを蹴って虹色のシャポン玉を溢れさせ、ゴールを襲い始める。しかしリードシクティスは軽々と胸でトラップする。
「リードシクティス選手! 防御力がすさまじいです!」
ボールはリードシクティスからアシカに渡り、魔理沙に渡ろうとするところで典にパスカットする。
(やっぱりFWに渡す気はないわね……)
アシカは内心そう呟きながら冷静に阿梨夜と椛にマークされているアキスと、神奈子と典にマークされている魔理沙に視線を移した。
(MFなら絶対に点を取られないってつもりなの?)
不機嫌そうにアシカは魔理沙にパスを送るも、典にカットされる。
「役に立たないわね〜魔理沙」
嘲笑いながらフランドールは炎を込めた右足のかかとでボールを奪った。
「地走り火炎」
「フランドール選手! ボールを奪ってどうするのでしょうか! 自ら撃つのかFWにパスするのかー!」
「どちらでもないけど」
フランドールはフナ上空に向けてボールを蹴り飛ばす。
「さっきのお返しよ」
「ボールが高すぎる! これはフランドール選手パスミスかー!?」
「いや! これはパスだ!」
フナは高く跳んでオーバーヘッドキックで炎をボールにまとわせて真下に蹴り飛ばした。
「アトミックフレア!」
炎をまとったボールはゆっくりとゴールに向かい始めると諏訪子は地面に手を当てて丸い土の板をめくり上がらせる。
「ちゃぶ台返し」
ボールは土の丸い板に弾かれ、そのボールを早苗が受ける。
「早苗! 高く上げろ!!」
魔理沙の言葉に頷いた早苗は上空に向けてボールを蹴る。
「さすがに撃つぜ」
魔理沙は高く跳び、オーバーヘッドでボールを真下に叩きつける。
「メテオシャワー!」
オレンジ色のエネルギーが流星群のように真下に降り注ぐ、しかし典は背中が緑色で腹の部分が白色のキツネの姿をしたソウル――フォックスに変化して周りを駆け抜け、魔理沙のメテオをよけていった。
「よけられてる!?」
魔理沙は驚愕の表情に変わって地面に着地した瞬間、フォックスに吹っ飛ばされた。
「うぐっ……」
観客席からため息が漏れる。ボールを奪った典は神奈子にパスする。神奈子の付近の地面から赤くて四角い砲台がいくつか出現し、蓋が開いて装填されたボールがあらわになる。
「デスレイン!」
神奈子はボールに深紅のオーラをまとわせて蹴り飛ばすと、他の砲台に装填されたボールも同様に発射される。深紅の光線となったボールはコチヤーズ陣に降り注ぎ始める。
「どれが本物のボール!?」
リードシクティスがたじろいでいると、一つの光線がヤマメを襲い始める。
「ミキシトランス……白蓮〜!」
ヤマメはボサボサロング茶髪から紫と黄色のグラデーションロングに変わった。
「ゴッドハンド〜!」
技名を緩く叫んだヤマメは大きな黄色い手を前に突き出し、ボールの威力を止めてすぐに元の普段の髪型に戻した。
「映画ではゴッドハンド破られたのに……ナイスヤマメ!」
サバミはヤマメに向けてそう言い、グーサインを送る。
「皆さん……! 大丈夫ですか!?」
「大丈夫でーす!」
リードシクティスの呼びかけに付近のコチヤーズメンバーは全員そう反応し、ボールはヤマメからアシカ、フナに渡る。
「アキスさん!」
フナはアキスに向けてボールを蹴った瞬間、椛が走り出し胸でトラップした。
「コチヤーズは中々FWに繋がりません!」
「椛はボールを蹴った瞬間にどこに飛ぶか判断して厄介ですねぇ〜……」
射命丸文はそう呟き、椛は妖夢にパスし、さらに千亦にパスする。
「アトランティス……ウォール!」
リードシクティスは自身を中心とした湖を作り、水面から神殿が出現させて両手を前に突き出し、古代の文字で出来た壁を出現させて千亦を吹き飛ばした。ボールを奪ったリードシクティスは早苗にパスを送る。
「やっぱり私が決めるしかないんですよ!」
早苗はボールを軽く蹴り、赤と青の光の粒子を抽出してボールに吸い込ませた。
「ガンマストライク!」
ボールからエネルギー弾を一直線に放たれる。諏訪子はジャンプして体を丸めながら縦回転し、地面に土の壁を出現させる。
「フェンス・オブ・ガイア!」
土の壁はボールを弾き、にとりがトラップする。
「うぅ……ガンマストライクも駄目なんですか……」
早苗が落ち込み気味にそう言うと、にとりは足元のボールに薄青のエネルギーをまとわせ始める。
「シュートを撃つつもりですか……?」
リードシクティスはボールを注視していると、にとりは軽くボールを蹴り上げた。
「ライアーショット!」
「あ!」
「おっと〜! 異世界の神がだまし撃ちにあいました〜!」
にとりは頬を赤く染めて恥ずかしそうにしているリードシクティスの横を走り抜けてトラップし、千亦にパスを送る。千亦は指笛を鳴らし、ボールに七色のペンギンが集合する。
「皇帝ペンギン……7!!」
虹色のオーラをまとったボールを千亦は右足で蹴り飛ばすと、ボールは七色のペンギンと共にゴールを襲い始める。ヤマメは自身の真上で掌を合わせた。
「ムゲン・ザ・ハンド!」
ヤマメの背後から無数の黄色い手が出現し、連続で黄色い手でボールに触れようとした瞬間、ペンギン七羽が掌を一つずつ突き始める。
「最初の7手が封じられた!」
サバミは叫びボールはヤマメの両手を弾き、ゴールネットは揺らされた。