東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(晴奈のチーム)
        阿梨夜
   椛  諏訪子 神奈子  典
    たかね   妖夢   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード エリィ  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百 十六話 イナズマブレイクの練習

 コチヤーズ対クリアナイト第十試合の前半20分頃、フランドールは体を縦に回りながら左足のかかとでボールを蹴り上げる。

「デスドロップ」

 フランドールは右足でオーバーヘッドシュートを撃ち、ボールに赤いオーラと青い雷をまとわせる。すると、猛烈に走る射命丸文がボールに追いついて右足でボールに蹴りを入れる。

「マッハウィンド!」

 水色のオーラと風を追加でまとったボールが一直線にゴールに向けて襲い始める。

「無限の壁!」

 阿梨夜は腕を組み、両脇に立つ諏訪子と神奈子は両拳を握ると背後からいくつもの巨大な塔の形の壁がいくつもの横に出現した。ボールは壁にぶつかり、威力が失ってポトリと地面に落ちた。射命丸文は頭をかきむしり始める。

「う〜ん……駄目でしたねぇ〜……」

「焦らない方がいいのかもね」

 フランドールは射命丸文にそう言った時、阿梨夜のゴールキックで試合が再開された。

 そして10分程経過し、スコアは0−1と変わらず前半終了する。数人暗い表情のコチヤーズメンバーと無表情のクリアナイトがベンチに下がっていった。

「よし! イナズマブレイクの練習をしよう!」

 サバミはそう提案すると、周りのメンバーは首をかしげる。

「なに? その必殺技は無限の壁特攻とか?」

 フランドールの返しにサバミは頷く。

「無限の壁はな、アニメで色んな必殺シュートを止めてきたキーパー技なんだ。だがただ一つ、イナズマブレイクだけ止められなかったんだ」

「なるほど……それで誰がやるんだ?」

 魔理沙はそう質問すると、サバミは微笑んでエリィの両肩に手を置いた。

「雷系の必殺シュートだから……エリィ頼む!」

「なにがですか!? ありがとうございます! 頑張ります!」

「サバミ、ちゃんと説明してやれ」

 ラックはサバミにそう指摘すると、エリィへ説明が始める。

 数分後、サバミが周りへのイナズマブレイク説明をし終えた。

「FWはマークされるから……アシカとキャプテンも頼む!」

 サバミは頭を下げると、アシカはため息を一度つく。

「まぁいいわ。キャプテンが左足ね」

「了解です! イナズマブレイクで1点返しましょう!」

「……それにしても完全アウェーなのに前半は手も足も出せませんでしたね」

 射命丸文はそう言うと、サバミは軽く苦笑いをした。

「晴奈は最初、観客が多くいる大会で『こんな女の子に何ができるんだ!』と言われながら勝ちまくってたから意味ないぜ。むしろ燃えてやる気に満ちあふれてるだろうぜ!」

「あ……そうですか……」

 数分後、ハーフタイムが終わり二チームがポジションについた。

「後半開始です!」

 審判の笛の音が鳴り響き、後半開始となった。

(アキスと魔理沙でクリアナイトのFWをなるべく外におびき寄せ、中央からイナズマブレイクで無限の壁を破る……そう上手くいくかしら……)

 アシカは不信に思いながらも走っていると、エリィが前に飛び出る。

「行くわよ! エリィ! 早苗!」

 ドリブル中の早苗からパスを受けたエリィはボール高く蹴り上げて紫色の雷をまとわせる。さらに雷鳴轟かせながら黄色い雷もまとったボールが真下に落下し始める。

「イナズマブレイク!」

 高くジャンプしたエリィと、頭を斜め下に向けた早苗とアシカがボールに蹴りを入れて飛ばすも、明後日の方向に飛んでいった。

(嫌な予感しか感じないけどやるしかないわね……)

 後半5分頃、エリィたちによるイナズマブレイクが失敗し、逸れたボールは典にトラップされる。

「もう一度!!」

 早苗はそう叫ぶと、はたてに向けてパスしたボールをフランドールが胸でトラップする。

「こだわってたら勝てないんじゃない」

 フランドールはそう言うと、

「おい! フランドール!」

 サバミの声かけも気にする素振りを見せないフランドールは魔理沙に迫る。

「フラン! ちょうど私もこだわらない方が良い気がしたところだ! あれをやるぞ!」

 フランドールと魔理沙は交互にボールを蹴り合い始め、ボールに青の雷と水色のオーラをまとわせ始める。

「ジョーカーレインズ!」

 二人に踏んづけられた水色のエネルギーをまとったボールは黒い雨と共にゴールを襲い始める。

「嵐! 竜巻! ハリケーン!」

 神奈子は右足でボールに風をまとわせて重い蹴りを入れて蹴り返す。空は黒雲で覆われ、ボールは竜巻と共にゴールを襲い始める。

「超強力な嵐・竜巻・ハリケーンがゴールを襲う!! コチヤーズピンチ!!」

 リードシクティスはゴールの前に立った。

「アトランティス……ウォール!!」

 リードシクティスは自身を中心とした湖を作り、水面から神殿が出現、リードシクティスは両手を前に突き出し、古代風の文字で出来た壁を出現させてボールと激突させる。

「と……止める……!!」

 古代風の文字は数十秒間耐えるも、とっぱされて神殿が破壊される。

「ヤマメさん! お願いします!!」

 ヤマメはソウルのグリムロンに変身し、青い触手でボールを地面に叩きつけ、威力を殺した。

「ナイスヤマメ!!」

 後半10分頃、椛が阿梨夜からパスを受けた。

「次で絶対にいけるはず! ボールを奪ってイナズマブレイクを完成させましょう!」

 早苗はそう意気込むと、椛はボールをタッチラインの外へ蹴り出し、審判が長い笛の音を響かせた。

「え……」

「ここでクリアナイトはポジションチェンジです!! 今度は神奈子選手がキーパーになるようです!!」

 神奈子は黒いユニフォームに変わってキーパーグローブを装着した状態になり、阿梨夜は赤いユニフォームに変わった。

「し……しまったーー!! 後半10分無駄にしたーー!!」

 サバミの悲痛な叫びがフィールドに響き渡った。




フォーメーション変更

 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   妖夢   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード エリィ  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)
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