東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(晴奈のチーム)
神奈子
椛 諏訪子 阿梨夜 典
たかね 妖夢 はたて
にとり 龍
千亦
アキス 魔理沙
フナ アシカ 早苗 フラン
サバミ リード エリィ 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
フランドールがコチヤーズに加入して次の日の夜、射命丸文がいるフィールドに早苗とフランドールが集合する。
「全体練習前に呼び出してなんの用?」
「私と早苗さんとフランさんで必殺シュート技を覚えましょう。FWが封じられても良いように!」
「え……? 私、現在進行系で練習している必殺シュート技があるんですけど……」
戸惑いながらそう言った早苗の肩に射命丸文は手を乗せる。
「知ってますよ。その必殺技が一度も成功していないことも」
「うっ……」
「それでどうするの?」
「……どっちも練習します!」
早苗の宣言に二人は一瞬ギョッとする。
「私が提案しといてなんですがいいんですか……?」
「強欲なのはいいんじゃない? 私も次の試合まで多くの必殺技を覚えるつもりだしね」
「よーし! 三人シュート技覚えますよー!」
◆
そして射命丸文、フランドール、早苗の三人によるビクトリーラインの赤と黄色の弾がギガバイトスクリューで弾かれた直後に神奈子が緑の弾を両手で受け止め始めた頃、神奈子はボールの勢いで後ろに押されていた。
「決まれーー!! 」
コチヤーズメンバーは敵陣ゴールに向けて魂のこもった叫び声を上げる。神奈子の足はゴールラインに触れ始める。
「奇跡よ起これーー!!」
「……奇跡は起こらない」
冷静にベンチで試合を観ている晴奈はそう呟いた時、ボールの勢いはゴールラインを割る手前で無くなった。
「なんと!! 神奈子選手止めましたーー!! ビクトリーライン、ビクトリーならず! 残り後半0−1と変わらずに後半残り10分を迎えます!!」
「そんな……」
早苗は落胆し、膝をつく。神奈子はゴールキックで試合再開となる。
「ビクトリーラインでも駄目だった……あとはまだ完成してない……」
「キャプテン! へこんでないで立ち上がりなさい!」
カサゴは焦りの表情で立ち上がる。
「キャプテン……ショックでもう……」
「監督、交代させるんですか?」
ベンチに座るジャージ姿の八雲藍に話しかけられたカサゴは立ち上がった。
「頑張れ早苗ーー!!」
観客席に座る成人男性が立ち上がってそう叫ぶ。すると、他の観客から早苗コールが始まった。
「急な早苗コールが……」
「早苗!! 早苗!! 早苗!! 早苗!!」
プレーが続く中、観客席から自分の名前のコールを受け始めた早苗は顔を上げる。
「幻想郷と異世界の住人が混じるチームを引っ張ってる情報を聞いた結果、応援したい気持ちが高まって早苗コールが始まったのでしょうね」
そばに立つアシカにそう言われた早苗は顔を上げ、静かにスタジアム全体を見回し始める。鳴りやまない早苗コールがフィールド全体に響く。
「もしかして今……私、すっごく信仰されてる!?」
「……え?」
「よーし!! 頑張るぞー!!」
満面の笑みに変わった早苗は右手を突き上げ、自身に満ちた顔付きでボールを追いかけ始めた。
「まぁ……切り替え早いのはいいことだけど……」
(物凄い信仰されてるおかげで力がみなぎってきた気がする……! 今なら……!)
早苗は大きく息を吸い込んだ。
「皆さん! 私はもう大丈夫です!」
キャプテンの呼びかけに他のコチヤーズメンバーが頷くと、ドリブルで攻め上がる千亦に迫るサバミは両手に炎をまとわせて回転しながらジャンプし、赤色の炎の壁をゴール前に出現させる。
「ラ・フラム!」
「ビッグカード!」
千亦は手に持つ赤いカードを巨大化させて両手で持ち、地面に叩きつけた風圧で火を吹き消した。
「嘘だろ!?」
ボールを頭上に蹴った千亦は口笛を鳴らし、ボールに七色のペンギンが集合する。
「皇帝ペンギン……7!!」
虹色のオーラをまとったボールを千亦は右足で蹴り飛ばすと、ボールは七色のペンギンと共にゴールを襲い始める。
「この現段階で唯一得点を上げている皇帝ペンギン7が襲いかかる!」
「アトランティス……ウォール!!」
ゴール前に立つリードシクティスは自身を中心とした湖を作り、水面から神殿が出現、、リードシクティスは両手を前に突き出し、古代風の文字で出来た壁を出現させた。しかし、ペンギン七羽と虹色に光るボールは文字と神殿の横を通過しようと飛ぶ軌道をまっすぐから曲げていった。
「守りが硬いリードシクティス選手のアトランティスウォールをスルー! コチヤーズピンチ!」
ペンギン七羽が神殿の横を通ろうとしている間、ヤマメは背中から赤黒いオーラが噴き出した。オーラは全体的に赤が特徴で体が消しゴムでハサミのメガネをかけて肩がホッチキスで腕に鉛筆や定規が仕込まれている化身――英知の王ブングオーに変わる。
「おぉ! だいぶ遅れたがついにヤマメが化身を! あれは白蓮が自身に設定した化身だ!」
ベンチに座るラックはヤマメを指差してそう言うと、英知の王ブングオーの腕の穴から連続で色鉛筆を飛ばし始める。
「必勝〜! 我夢射乱〜!」
ペンギン七羽は色鉛筆に撃墜され、ボールも色鉛筆に連続で刺されて威力を失って地面に落ちた。
「お姉ちゃん!」
妹のアシカに呼びかけられたヤマメはゴールキックでボールを飛ばした。