東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   妖夢   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード エリィ  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百二十 話 練習の成果

 コチヤーズ対クリアナイトの第十試合、千亦の皇帝ペンギン7がヤマメの化身、英知の王ブングオーの必勝!我夢射乱が破られた頃、アシカはサイドを走る射命丸文にパスを送る。

「飯綱丸様……」

 龍は射命丸に迫って一瞬の隙をついてボールを奪い、ゴールを迫る。

「サッカーではただの対戦相手……サイクロン」

 射命丸文の右足から上昇する風が吹き、龍を吹き飛ばす。浮いたボールを文が胸でトラップして背中から光速のマキシムを出現させる。

「オーバードライブ!!」

 アキスは左掌に右拳を乗せて風の力を込め、光速のマキシムの両掌から放たれた強い風圧でボールとともに低空飛行で右サイドを急加速で飛び始め、はたてを抜き去った。

「早苗さん!」

 射命丸文からパスを送られた早苗はドリブルで攻め上がる。早苗の前に妖夢が「そよかぜステップ!」

 早苗は緑色の風を体にまといながらそよ風が吹くように妖夢を仰向けに転ばせて抜き去る。その時、観客席から早苗コールが始まった。

「コチヤーズFWは二人ずつマークされています! 一人抜け出す早苗選手はどうするのでしょうか!?」

「早苗!!」

「キャプテン!!」

 チームメイトから熱い魂の叫びを受けた早苗はボールを高く上げた。

(信仰されまくった今なら練習の成果をだせるはず……!)

 早苗は両手を横に向けて振り、宙に浮くボールを包む円形の水色のエネルギーをキーパーから見て右回転させ、ジャンプした早苗は両足の甲でボールを真下に落とし、瞬時に地に足着けた早苗は左足でボールに左回をかける。

「ラストリゾート!」

 風が巻き起こるボールに早苗は左足で蹴り飛ばすと、ボールに大地の破片が絡んでドラゴンの形となり、地面を何度も潜りながらジグザグにゴールを襲い始めた。

「ついに……完成したんだなキャプテン!」

 ニヤケ顔の魔理沙がそう言った時、神奈子の背中から猛蛇ヴァリトラが出現する。

「ギガバイト……スクリュー!」

 強烈な水圧は迫るボールに弾かれ押され始める。

「決まれーーー!!」

 水の勢いに勝ち続けるボールは猛蛇ヴァリトラを吹き飛ばし、ゴールネットを揺らした。審判が得点を告げる笛の音を響かせた。

「ゴーーール!! コチヤーズ!! キャプテンが後半25分で決めました!! 1−1です!!」

 スタジアムは歓喜の声に包まれ、早苗はチームメイトに群がられる。

「早苗ーー!!」

「うぉーー!!」

 早苗は髪型を手でもみくちゃにされ始める。

「なまら凄いパワーだったな!」

「ふっふっふ……信仰ですよ」

「信仰だと?」

 魔理沙が首をかしげてそう尋ねると早苗は満面の笑みを魔理沙に向ける。

「幻想郷にいる70%の人が私に信仰してる気がします! いや! してる!!」

「そ……そうか……」

 その時、審判が長い笛の音をフィールド全体に響かせた。妖夢がベンチに向かって歩き始める。

「おっと、ここでクリアナイト交代のようです。妖夢選手に変わって……ぬわーー!!」

 カナが叫び声を上げる。ベンチからは赤いユニフォームと白いキャプテンマークを左腕につけている晴奈がフィールドに向けてゆっくりと歩いていた。

「改めまして、クリアナイトは妖夢選手に変わって晴奈選手に代わるようです!!」

 フィールド全体がブーイングの嵐に包まれる。

「みんな。ここから気を抜くことは許さないわよ」

 アシカは周りにそう呼びかけると、チームメイトは息を飲んだ。

「コチヤーズもメンバー交代のようです! エリィ選手に変わってラック選手が入るようです」

(エリィも交代か……まぁ……体力の限界が来たのか……)

 サバミは内心そう呟くと、エリィは両拳を握ってキリッとした表情を早苗に向けた。

「皆さん……! あとはお願いします!」

 後半26分頃、クリアナイトのキックオフで試合開始となった。晴奈は真っ先に早苗の目と鼻の先まで近付いた。

「晴奈選手が早苗選手に接近! ラストリゾートを封じるということなのでしょうかー!?」

 ボールはたかねからにとりに渡る。そのにとりにアシカが迫る。

「晴奈に絶対繋がせないわ……!」

 神子の髪型に変わったアシカはソウルである巨大な白いミミズクに変化した。ミミズクは動き回る目でにとりを翻弄させながら鋭い爪がある足でボールを奪う。アシカは人の姿に戻った瞬間、たかねに迫られる。

「ホワイトブレード!」

 立った状態で右足のかかとをボールにぶつけながら横回転したアシカは氷のリングを作りだし、指をパチンと鳴らして飛ばした氷の破片をたかねにぶつけた。

「私のソウルシュートを喰らいなさい!」

 アシカは胸元でクロスして腕を思い切り振るい、ソウルのヴァイラースに変化した。ヴァイラースは全ての腕の触手から黒いオーラをボールに送り始め、一直線にレーザーの如くボールを発射した。対して神奈子は背中から猛蛇ヴァリトラを出現する。

「ギガバイトスクリュー」

 ボールは猛蛇ヴァリトラの口から放たれる激しい水流に弾かれた。

(私のソウルでも駄目だった……キャプテン以外のMFの誰かがあのキーパー技を破らないといけないのに……どうしたらいいの!?)

 心の中でそう叫んだアシカは悔しそうに歯を食いしばった。




フォーメーション変更

 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   晴奈   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード ラック  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)
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