東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   晴奈   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード ラック  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百二十一話 ラストリゾートのチャンス

 コチヤーズ対クリアナイト第十試合、神奈子がアシカのソウルシュートを止めた頃、神奈子のゴールキックで試合が再開される。ボールは諏訪子に渡る。諏訪子は体の上が黄色で下が白のトカゲのような見た目のソウル――ドーマに変化した。

「諏訪子様のソウル……!?」

 ドーマはボールを口に含んで地面に潜って進み、アシカを目の前で飛び上がって転びせた。人の姿に戻った諏訪子はにとりにパスする。にとりは背中から赤黒いオーラを噴出させた。オーラは赤と黒の電子で出来た人型の化身――プラズマシャドウOFに変化した。

「シャドウソード」

 プラズマシャドウOFの腹から赤い剣を突き出してフナを吹き飛ばした。その時、晴奈は早苗の元を離れて走り出し、にとりのパスを受け、ボールを高く上げる。

「ここで晴奈選手が一気にコチヤーズ陣に攻める! クリアナイトは追加点となるでしょうか!?」

 晴奈は両手を横に広げて強大な赤いオーラをまとわせ、異空間から無数の黒い手を出現させてボールに蹴りを入れた。

「ブラックフィールド!」

 ボールは無数の手と共にゴールを襲い始める。

「ウォーターフォール!」

 リードシクティスはバンザイをして地面から巨大な滝を出現させる。ブラックフィールドを数秒食い止めるも突破される。

「ヤマメさん! お願いします!」

 ヤマメは背中から英知の王ブングオーを出現させ、必勝! 我夢射乱を発動させる。無数の鉛筆と無数の黒い手が激突していた。数十秒間の攻防の末、いくつもの鉛筆が刺さったボールは地面に転がるも、黒い手に抑えつけられた英知の王ブングオーは破壊されて土煙が上がった。

「得点とはなりませんでしたが、ヤマメ選手の化身を破壊してしまいました……! 恐るべしパワーです!」

「クリアナイトも点を取るには早苗の元にはなれなければならない……今がチャンスよ!」

 アシカはそう声をかけると、ヤマメのゴールキックで試合再開させる。ゴールキックでボールはアシカに渡り、早苗に渡る。

「アスタリスクロック!」

 阿梨夜は技名を叫ぶと、花びらの形をした岩を出現させて早苗にぶつけようとする。その時、早苗は胸の前で両手を動かして風でできた青い球を生み出す。

「エアーバレット!」

 早苗は青い風の球を蹴り飛ばして花びらの形をした岩を破壊した。

「エアーバレットも凄いパワーになってるな……!」

 魔理沙はそう褒めた瞬間、典はソウルのフォックスに変化して体当たりで早苗からボールを奪った。その瞬間、魔理沙の周囲に無数の小岩が出現する。

「アステロイドベルト!」

 無数の小岩は黄色と赤のエネルギーをまとってボールに激突していき、フォックスを吹き飛ばしてボールを弾いた。

「ここで魔理沙選手にシュートチャンス到来!」

 魔理沙にフランドールと射命丸文が迫る。高く上がったボールを魔理沙とフランドールが同時に踏みつけて落下させて青の雷と水色のオーラをまとわせ始め、猛烈に走る射命丸文が前に蹴り飛ばす。

「エボリューション!!」

 神奈子の背中から出現した猛蛇ヴァリトラはギガバイトスクリューでボールの勢いを殺した。

「FWの魔理沙が加わった三人技のエボリューションでさえ止められてしまったー!」

 ゴールキックでボールを受けた晴奈が走り始める。

「プレスで晴奈を封じるわよ!」

 アシカの声かけを受けたサバミ、リードシクティス、ラックの三人に晴奈は囲まれて足を止めた。

(晴奈以外を抑えれば点を取られることはないはずよ!)

 ヤマメは茶髪ボサボサロングから紫と黄色のグラデーションロングに変化した。その瞬間、晴奈は典と共に走る龍にパスした。

(パス!? でもお姉ちゃんなら……)

 アシカは視線を自陣のゴールへと移すと、少し息切れている姉の姿が映った。

「まさか……」

 典と共に走る龍は同時にボールを蹴って高く上げ、ボールを中心とする宇宙を映し出す円形の空間を作り出す。

「ユニバースブラスト!」

 飛び上がった二人はボールを踏みつけ、空間ごと一直線にゴールを襲い始めた。ヤマメは左足を高く上げて地面に叩きつけ、右拳をひねりながら前に突き出す。

「正義の鉄拳!!」

 ヤマメの右拳から激しく回転する巨大な黄色い拳がほんの少しだけ虹色に光らせながらボールにぶつけるも、黄色い拳が破壊されてボールがゴールネットを揺らした。

「ゴーーーール!! クリアナイト、貴重な勝ち越しゴールを決めましたーー!!」

「マジか……」

 サバミは地面に座り込み、ヤマメを見つめ始める。

(なんかすんなりバスすると思ったら……ヤマメが疲れて技を破れることを分かってたのか……)

 後半29分頃、晴奈のマークが外れた早苗にボールが渡る。

「ラストリゾートのチャンス……!」

 早苗は両手を横に向けて振り、宙に浮くボールを包む円形の水色のエネルギーをキーパーから見て右回転させ、ジャンプした早苗は両足の甲でボールを真下に落とし、瞬時に地に足着けた早苗は左足でボールに左回をかける。

「ラストリゾート!」

 風が巻き起こるボールに早苗は左足で蹴り飛ばすと、ボールに大地の破片が絡んでドラゴンの形となり、地面を何度も潜りながらジグザグにゴールを襲い始めた。

「晴奈!?」

 全速力でフィールドを駆け抜ける晴奈は神奈子の前に立ち、右足を地面に叩きつけて全身に濃い紫色のオーラをまとわせた。

「まさかあの動き……ラストリゾートD(ドラゴン)!?」

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