東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(晴奈のチーム)
        阿梨夜
   椛  諏訪子 神奈子  典
    たかね   晴奈   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス   ユニ
  魔理沙 アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード ラック  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百二十四話 厄VS.不変

 コチヤーズ対クリアナイト第十試合後半アディショナルタイム4分頃、阿梨夜と神奈子がポジションチェンジを行っていた。クリアナイト陣は連続でパス回しを行っている。

(点を取ってもすぐにユニに返されないように、丁寧にボールを回し、試合終了直前に点を取るきだわ……)

 アシカは内心そう考察すると、ボールが渡った千亦にユニが迫る。ユニは背中から青と黒のオーラを噴き出し、オーラは全体的に黒い体でクワガタのような頭で黒いマントのようなものをまとっていて、首元から左右に伸びる白いイバラが生えている女型の化身――混沌の魔女カオスに変化した。

「ミスティックソーン!」

 混沌の魔女カオスの首元から左右に伸びる白いイバラが地面に突き刺さり、千亦は足元から出現した複数の黒いイバラが出現して捕らえられる。

「よし!」

 ユニは千亦からボールを奪った瞬間、いくつもの鎖によって周りの空間が覆われた。

「ブロック・ザ・キーマン」

「これは! 一人の動きを極限まで抑える必殺タクティクスのブロック・ザ・キーマンだ!!」

「足が遅く……!」

(今……わざとユニにボールを取られたわね……)

 アシカはゆっくりドリブルするユニを見ながら内心そう言うと、晴奈がボールを奪おうと迫っていることに気付く。

「ユニ! バスよ!!」

「……ごめん!」

 ユニは近くに走るサバミにパスする。

「お隣さんの神……忙しいのに来てくれてありがとな!」

 サバミは笑顔でユニに向けてそう言うと、側に魔理沙が近寄る。

「サバミ、あれやるぞ」

 魔理沙とサバミは同時にボールを遥か高く蹴り上げる。ボールは白く輝き、銀河の形となった。二人は大ジャンプし、銀河の中心にあるボールを踏みつけた。

「ギャラクティカフォール!!」

 作られた銀河全てが二人に踏みつけられながらゴールに向かって落下し始める。

「サバミ選手と魔理沙選手によるギャラクティカフォール!! これが決まればコチヤーズの逆転勝利です!!」

 阿梨夜は飛んで回りながら全身赤の鱗に覆われ、鳥のような黒いクチバシがあり、黄色く岩のような巨大で硬い尻尾で四足獣のソウル――ゴウリュウに変化した。

「ゴウリュウか……!」

 ゴウリュウは叫び声を上げ、振り向きながら尻尾を振り上げてボールにぶつける。ゴウリュウは威力で少し地面に沈むも、ボールを弾き返した。

「弾き返したー! 得点が変わりません!!」

「はぁ……はぁ……」

 魔理沙とサバミは息切れしながら芝生に片膝をつける。

「ギャラクティカフォールが止められるだなんて……」

「止められるのは晴奈だけだと思った……さすがは不変の神……」

 後半アディショナルタイム5分経過した頃、ゴウリュウの尻尾に弾き返されたボールはセンターサークル上空を飛んでいた。それを見上げるユニは両足に力を入れ始める。

(私は……友達の世界を守る救世主になりに来たんだ!!)

 鎖で覆う空間ごとジャンプし、フリル付きのリボンを激しくなびかせながら全身から黒いオーラを放ってボールに注入し始める。

「カオスメテオ!」

 ユニはボールを包む巨大な黒い玉に右足で重い蹴りを入れて飛ばす。阿梨夜は再びゴウリュウに変身する。

「カオスメテオとゴウリュウのソウルストライクが激突!! 果たして勝つのはどっちだーー!?」

 巨大な黒い玉とボールが激しくぶつかり合う中、クリアナイトメンバーは晴奈と阿梨夜以外が倒れた。

「晴奈と阿梨夜以外倒れた……一人にパワーを集中させるためか……」

 ゴウリュウは地面に沈み、更にフィールド全体にヒビが入る。

「決まれーー!!」

 ユニがそう叫んだ瞬間に巨大な黒い玉が爆破し辺りが土煙に包まれ、コチヤーズメンバーの数人は咳き込み始める。ユニは鍵山雛の姿ではなくなる。

「土煙が爆破ーー!! 決まったのでしょうか!?」

 数十秒後、土煙が晴れる。クリアナイト陣のゴール内にはボールはなかった。

「ボールが……ない……?」

 キョロキョロと何かを探そうとユニは回りを見ていると、クリアナイトゴールの後ろの地面にボールが勢いよく叩きつけてバウンドする。そして審判が試合終了の笛の音を響かせた。

「試合終了ーー!! なんと引き分けです!! 最後に阿梨夜選手が守りきりました!!」

「……ごめん!」

 ユニに謝罪しながら周りに作り笑顔を向けると、コチヤーズメンバーはユニを中心に集まる。

「いや……逆なんだけどな……」

 サバミは頭を掻きながら小声でそう言うと、リードシクティスはユニと無理矢理握手を交わす。

「むしろお礼を言うのはこっちの方! 助けに来てくれてありがとうユニ!」

「リードちゃん……うわーん! ごめんねーー!!」

 ユニは泣きべそ掻きながらリードシクティスに抱き着いた。

「抱き着くのは待ってください! 晴奈の力を放出するのが……」

 慌てながらそう言ったリードシクティスの目の前に晴奈が立っていた。

「早く半分抜いてください」

 両手を差し出しながら晴奈はそう言うと、リードシクティスはユニから離れて両手で手を繋いだ。

 数分後、晴奈はリードシクティスの元から離れて飛び立って消え、同時に妖夢、神奈子、椛、阿梨夜、龍の六名の姿も消えた。諏訪子、典、はたて、たかね、にとり、千亦の六名はフィールドの芝生に伏せた状態のままだった。




全然読まれないので四回目の一話から書き直しを発動する
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