東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

2 / 124
    二話 イナイレ好き女

 地球とは違う場所にある異世界――野原に囲まれた木造の家の部屋で椅子に座っている身長170cmくらいで髪型はショート紺色で胸はCカップある女性――サバミがゲーム機である横長のSwitchを両手で持ち、真剣な表情でSwitchと向き合っていた。

「勝ったー!」

 サバミが目を閉じて腕を上に伸ばして体を伸ばして喜びの叫びを上げた。その時、部屋の丸いドアノブが回って扉が開き、身長160くらいで髪型はショート黄色で胸はDカップある女性――カサゴがSwitchを持つサバミに話しかける。

「お姉ちゃん、何してるの?」

 サバミはとぼけた表情でカサゴの方を見た。

「イナズマイレブンだが?」

「また? まだ飽きてなかったの?」

「一生カサゴもやれよイナズマイレブン。なまら面白いぜ」

 サバミは部屋の棚の引き出しを開け、中にあるパカッと貝みたいに開くゲーム機――3DSを取り出し、3DSをカサゴに手渡した。

「お姉ちゃんはいつも男子と遊んでるね。そんなんだと女子力無くなっちゃうよ」

「おいおい……もともとねえよ」

カサゴは3DSをテーブルに置いた。サバミは椅子に座ったまま両腕を上に挙げて体を伸ばし、目を閉じて笑顔に変わった。

「いや〜! マジでこの世界にイナズマイレブンがやって来てくれてありがとう〜!」

「お姉ちゃん……イナズマイレブンってどんなゲームなの?」

 サバミは一瞬、表情に驚きが出て笑顔に変わった。

「おっ! ついにカサゴも興味を持ち始めたか!?」

 勢い良く立ち上がったサバミは妹であるカサゴを見る目を輝かせ始めた。カサゴはサバミの圧に押されながら後ろの壁まで後ずさりをする。

「いや……ちょっと……」

「まっ! やれば分かるぜ!」

 サバミは再びカサゴに3DSを手渡すも、すぐに返される。

「ごめん……ゲームはしないから」

「結局か……家族誰一人としてゲームに興味ないからなぁ。私は辛いぜ」

 サバミはがっかりの表情に変わり、ライターとタバコケースを一つずつ持って部屋を出た。

「お姉ちゃん……ごめんね……」

 カサゴは姉を追いかけるように昼の青空が広がる外に出た。家の入口付近で、サバミが左手でタバコを吸っていた。

「私……ゲームやってみるから……」

 申し訳なさそうなカサゴが提案すると、サバミは少し寂しそうな顔をした

「いや、良い。嫌々やっても楽しくないだろうし」

「その代わり……アニメ一緒に見て良い?」

 サバミの表情はパッと明るくなって振り返り、カサゴと視線を合わせる。

「アニメか……そうだな! アニメならお前と二人で楽しめるか。よし、見よう!」

 数時間後の夜、サバミとカサゴが住んでいる家は異世界の月に照らされていた。サバミの部屋のベッドでは、青いパジャマを着用しているサバミと黄色のパジャマを着用しているカサゴが姉妹仲良く布団をかぶりながらベッドで横になっていた。

「大丈夫かカサゴ。私の部屋タバコ臭いから眠れそうか?」

「ううん。今日はイナズマイレブンのアニメの話をするから気にしないよ!」

 サバミはカサゴの胸に顔をうずめた。

「くぅ〜! 泣きそうだ! この涙は絶対に酒のせいじゃねえ〜!」

「お姉ちゃん! だからお酒飲みながらアニメ観るの止めたほうが良いって言ったのに……」

 サバミは顔を上げ、真面目な顔付きに変わる。

「カサゴ……実はな……私には夢があるんだ……」

「なに? お姉ちゃん」

「リアルに魔法とかを利用したりして超次元サッカーをやることなんだ……!」

 サバミはベッドから出て、机に置かれてあるティッシュを1枚取り出して鼻をかんだ。

「お姉ちゃん、超次元サッカーやるのはいいけど、タバコ吸ってるから肺が苦しいんじゃないの?」

「そうだな……ズビッ。そこは私の魔法でごまかせばいいさ。魂を操る魔法を使えばへっちゃらだ!」

「そう……あっお姉ちゃん。必殺技をやるとしたらファイアトルネードやってみるの? お姉ちゃんよく火を使うし」

「そうだな……あれは私には無理だ。着地が難しそう」

「えぇ〜……そっち? 回転じゃなくて!?」

 カサゴは驚きの表情でそう言った。それから姉妹の楽しい会話が始まるのであった。

 数時間後、サバミの部屋のベッドにはカサゴ一人が眠りについている。口に火のついたタバコをくわえているサバミは立って月をぼんやりと眺めていた。

(軽いノリで言ってみたが……ガチでリアルにイナズマイレブンやりたいな……明日にでも男友達と話してみるか……)

 同じ頃、異世界のどこかにある神殿内にある神秘的な椅子に座っている身長160cmくらいで髪型は肩まで長さがある水色ポニーテールで胸はDカップある見た目が大人になったばかりの女性――リードシクティスがリードシクティスは驚愕の表情を浮かべた。

「え!?」

 驚きの叫びをあげたリードシクティスは立ち上がり、見上げて天井を見つめ始めた。

「なんで本家である地球の月に……異世界の魔力が!? 別世界で正確な強さは分かりませんがかなり強大……異世界の神である私より強いかもしれない……」




サバミは23歳
カサゴは19歳
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告