東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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    三話 異世界の三神

 全体が緑の部屋にある緑の丸いテーブルの前に緑のイスにリードシクティス含めて三人が座って話をしていた。一人は身長160くらいで髪型はロングボブ赤髪で額に赤いツノを生やして胸はCカップある女性ユニ、一人は身長170cmくらいで髪型はクリームロングで背中に純白の翼を持つ美形の男性ペガであった。三人共に見た目が20前半くらいだった。

「今日は緊急の呼び出しに集まってくれてありがとうございます」

 真面目な顔付きのリードシクティスは話し始めると、ペガが勢いよく立ち上がり、翼を見せつけるように音を立てながら激しめに広げ、キリッとした表情に変わった。

「いちいち立ち上がるのやめてください。ペガ」

 しかめっ面でリードシクティスはペガに注意すると、ペガは椅子に座り直した。

「……相変わらず固いな、リードシクティス」

 ユニはリードシクティスに優しく声をかける。

「リードちゃんも気にしないで。ペガはそういう奴だから!」

「うん……」

「リードシクティス、緊急で呼び出すってことは何かヤバいことがあったのか? 本家本元の地球月から異世界の魔力が感じられたこととかか?」

 真剣な眼差しに変わったペガはリードシクティスに本題を振る。

「はい。ユニも月から強力な魔力を感じましたよね?」

「感じたよ! 今は月にはいないみたいだけどね!」

 退屈そうなペガは立ち上がり、翼をバサバサと何度も広げて飛び始めた。

「古い文献を調べたところ、その者の正体は……私が管理する世界の神候補だったようです」

 リードシクティスの説明にユニとペガは驚愕の表情に変わった。

「神候補だって!?」

 二人は声をそろえて驚き、ペガは着地した。

「多分、リードちゃんの先代の神がその女の子だった可能性がある……そういうこと?」

 ユニの質問にリードシクティスは無言で頷いた。

「じゃあその女の子は百年くらい封印されていたってことになるな……」

「はい。その封印の効果が薄まり、解けたのでしょう」

「リードちゃん、そもそもなんで封印されてたの?」

 リードシクティスはユニの質問に少し考え込んだ。

「恐らく暴走……異世界の神になるために様々な力を注がれた結果、制御できなくなり、封印せざるを得なかった……とかじゃないですか」

「そういえば、リードちゃんって弟と二人で神やってるよね。神が二人なのって、一度失敗したからじゃない?」

 ユニの質問にリードシクティスは息を呑んだ。

「そ……そうかもしれません……」

「じゃあ、リードシクティスは弟と一緒に月に行ってその女の子の暴走を止めるのか?」

 ペガの提案にリードシクティスは首を横に振った。

「そのつもりでしたが……今、その女の子は幻想郷にいるらしいんです」

「えー!? 幻想郷!?」

「幻想郷って少女しか活躍しないって噂だろ?」

「一応乗っといたほうがいいと思いまして……異世界に女性の強者を連れて行こうと思います」

 リードシクティスの言葉に数秒の間が空く。

「相変わらずルールに厳しくて固いな、リードシクティス」

 ユニは笑いながらリードシクティスと強制的に肩を組んだ。

「あ、リードちゃんが少女なら私も少女だね!」

「ユニ……まさか、私に手を貸したいとか思ってるんじゃないですか?」

「え? 友達でしょ?」

 ユニの軽々しい返事に、リードシクティスとペガはしかめっ面になった。

「あのですね、あなたの世界はどうするんですか?」

 リードシクティスの質問を受けたユニはとぼけた顔をしていた。

「ユニ、リードシクティスの言う通りだ。お前が何かあれば、管理している世界が危機にさらわれる。能天気なお前でも分かるはずだろ?」

 ペガの言葉にユニはしょんぼりと頭と腕を下げた。

「うん……」

「まぁ……リードシクティスは外出しても、弟がいるから世界の心配は要らないだろうが」

 ペガはそう言うと、リードシクティスは一瞬だけ息が荒くなった。

「ま……まあ……そうなんですけど。弟は攻撃専門ですから……」

「ペガ、リードちゃんは創造神で、弟は破壊神って呼ばれてるんだよ〜」

「ふっ、破壊神でも大丈夫だろ」

「心配ですけど!」

 リードシクティスはそう言って両頬を膨らませると、ペガは立ち上がり、クールな表情で翼を広げた。

「相変わらず過剰な弟想いだな」

「ペガ! リードちゃんの前でブラコンはNGワードだからね!」

 ユニが慌てて口元に手を当てると、リードシクティスは静かに立ち上がった。

「……話はこれで終わりです。ユニとペガは封印が解かれた女の子に気を付けてください」

 不機嫌そうなリードシクティスはムスッとした表情のまま、瞬間移動でその場から姿を消した。

「あーあ、リードちゃん怒っちゃった」

「ユニ……お前がNGワード言ったからだろ……」

「うぐぐ……! やっちゃったー!」

 ユニは悔しそうに両拳を握った。

「俺は帰る。さらばだ」

 ペガはリードシクティス同様に瞬間移動で姿を消した。その場にはユニだけが残された。

「リードちゃん……封印から解けた女の子って、私達三神が揃っても倒すのはムズそうなのに……どうするつもりなんだろう……」




リードシクティスは不老不死
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