東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
チーム埴輪(全員埴輪のチーム)
幸次郎
埴輪 埴輪
埴輪 埴輪 埴輪
秀一郎 有人 埴輪
次郎 大貴
フナ 魔理沙
シラウオ 妖夢 早苗 ラック
サバミ リード エリィ カサゴ
橙
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対チーム埴輪のハーフタイムを終え、5分が経過。スコアは1−1のまま、コチヤーズのゴール前に埴輪鬼道と埴輪佐久間が並んでいた。埴輪鬼道はボールを蹴り上げ、埴輪佐久間がヘディングで真下に返す。
「ツインブースト!」
二体が同時に叫び、オレンジのオーラをまとったシュートがゴールを襲う。
「再び無印版のツインブーストだ! 橙選手、止められるか!?」
橙は四足歩行で前に走り始めてジャンプ。右手に装着するように鋭い指先がオレンジ色の黄色い大きな手を出現させる。
「ワイルドクロー!」
右手を振るって黄色い手はボールを地面に叩きつけ、勢いを殺す。
「橙選手! 今度は止めたー!」
「エリィ!」
橙が黄色い手を消し、ボールをエリィに投げ渡した。
「やったね橙……! よし! 橙が止めたボール……繋ぐ!」
エリィが力強くボールを蹴り、フィールド中央の妖夢に届ける。
「妖夢さん! お姉ちゃんと三人で特訓したあの必殺技をやりましょう!」
妖夢の目の前を走るフナから呼びかける。シラウオも横から妖夢に近付く。
「あれをやるの? 妖夢」
「そうですね……やりましょう! 試合形式で一度やっておきましょう!」
妖夢・シラウオ・フナの三人が次々にボールに足で一撃を入れる。
「ソードオブダルタニアン!」
三人が同時にボールを蹴り、青い輪っかの魔法陣が三つ重なり合い、魔法陣の中心からオレンジ色のオーラをまとったボールが、剣のように一直線にゴールを襲い始める。
「白髪剣士三人によるソードオブダルタニアンだー!」
カナはそう叫ぶと、埴輪源田が拳を握り、胸の前で交差させ、オレンジ色の雷を両拳に溜める。両拳を振り上げて雷を右拳に集中させ、パワーシールドと同じように地面に右拳を叩きつけた。
「フルパワーシールド!」
ゴールを覆うほどの巨大なオレンジ色の壁が現れ、ボールと衝突。数秒後、壁にヒビが入り、ボールが貫通してゴールネットを揺らした。
「ゴール! 強力なソード対シールドの戦いはソードの勝利! コチヤーズ逆転です!」
ゴールを決めた三人にコチヤーズが集まった。
「いつの間にあんな必殺技を……」
魔理沙の問いかけに、フナは意気揚々と答える。
「MFの特訓をしながら、
「確かに……三人とも白い髪で剣を扱うな……」
ラックはボソッとそう呟いた。
(この必殺シュートで必ず幽々子様救出がかかった試合で1点を取って勝利し、助け出してみせます……!)
妖夢が心の中でそう固く誓った。
◆
後半のアディショナルタイム開始した頃、コチヤーズ前線をドリブルで走る埴輪鬼道が立ち止まって口笛を響かせた。付近の地面から青い皇帝ペンギン五羽が現れた。
「皇帝ペンギン――」
埴輪鬼道はボールを前に蹴り、ペンギン五羽がボールを追うように飛ぶ。走っている埴輪佐久間と埴輪寺門が横から同時に蹴る。
「2号!!」
ボールは青い皇帝ペンギン五羽と共にゴールを襲う。
「ここでチーム埴輪の皇帝ペンギン2号が炸裂ー!! 橙選手は勝てるのかー!?」
「橙! 頑張って!!」
エリィは橙にエールを送る。橙は右拳を握り、前に出て横に一回転回り、さらに一回転回って腕を振るって地面を這うように五つの縦の斬撃が前に飛び出す。
「ライジングスラッシュ!」
ボールは斬撃の一つに激突、ペンギン五羽は斬撃一つずつに鋭いくちばしで突き始める。
「お願い弾いて……」
エリィは祈るように両手で祈る仕草をしてそう呟くと、橙が出した斬撃にヒビが入って割れた。ボールは勢いが止まらず、橙をゴールネットまで押し出した。
「ゴール!! チーム埴輪が終盤で追いつきましたーー!!」
「だ……大丈夫!?」
エリィは心配そうに橙の元に駆け寄る。
「だ……大丈夫……あの生き物強すぎるにゃあ……」
◆
後半のアディショナルタイム終了間際、濃い青のショートから黄色のショートへと姿を変えていたサバミは魔理沙と共にフィールドを走っていた。
「あれをやるぞ!」
サバミは魔理沙にそう言うと、魔理沙は静かに頷く。
「シクティスさん頼む!」
サバミは手を挙げてリードシクティスに叫ぶ。リードシクティスは足元にあるボールを前に蹴り出した。ボールはリンゴに変わり魔理沙の掌に収まって一度かじり、後ろに投げた。サバミは全身から黒いオーラをリンゴに向けて放った。
「スクリーム・オブ・エデン!」
紫色となったリンゴをジャンプした二人が横から片足で蹴り、戻ったボールは水色のオーラをまとい、何本かの黒い触手をなびかせながらゴールを襲い始める。
「出たー! ここでコチヤーズの切り札が出ましたー!!」
ゴール前に立つ埴輪源田は左胸を抑え、前方を睨む。両腕をだらんと下げ、後方に全身緑色で目が赤く耳が丸い虎のような生き物が出現。
「ハイビーストファング!」
埴輪源田はボールに向かって横にジャンプ、牙で噛み付くように両手でボールをつかんだ。
「食えるものなら食ってみろ!」
魔理沙は埴輪源田に向かってそういった時、埴輪源田はボールの勢いに押されてゴールネットを揺らした。そして審判の試合終了の笛が鳴り響いた。
「ゴール!! コチヤーズ逆転です!!」
コチヤーズメンバー数名は喜びの声を上げ、決勝ゴールを決めた二人の元へと駆け寄る。その時、カサゴが暗い表情で何かに気付き、周りを見渡し始めた。
(あれ……今一瞬、黒幕子の気配が……もしかしてこの試合を観ていた……?)