東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(黒幕子のチーム)
       チルノ
    妖精 大妖精 浴槽
      妖精 妖精 妖精
  スター サニー クラピ ルナ

     アキス   橙
  シラウオ 魔理沙   早苗 フナ
サバミ  ラック  エリィ   文
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  六十一話 凍らないカエル

 コチヤーズ対クリアナイト第五試合の前半7分頃、コチヤーズベンチの前にエタニティラルバと白い服に白い帽子をかぶる金髪ロングで背中に羽根が生えて妖精――リリーホワイトが空から降り立つ。

「なに? 妖精!?」

 驚くアシカに反応したリリーホワイトが反応して振り返った。

「もう既に春ですよ〜!」

「え……?」

「彼女、リリーホワイトは春を告げる妖精、春告精なんですよ」

 八雲藍の説明にアシカは首をかしげる。

(今すぐできるなら、キーパー技のはなふぷきをやって欲しいけど、こんなかわいい妖精に頼めない……!)

「春告精……? それっているの?」

 アシカの一言でリリーホワイトは膝から崩れ落ち、両手両膝を地面に着けた。

「ひどい……」

「アシカ、謝ったら?」

 八雲藍はアシカにそう指示するも、そっぽを向かれる。

「……ちなみになんだけど、二人は何をしに来たの?」

 カサゴの質問にエタニティラルバはカサゴの横に立った。

「もちろん応援! 頑張れー! チルノなんかに負けるなー!」

「耳障りなのが増えたわね……」

「耳障りじゃない! 春を告げることは耳障りじゃない!」

「分かったから……横で応援してなさい……」

 リリーホワイトはエタニティラルバの隣に立って声を張り上げ始める。

 前半9分頃、フナには妖精一人と大妖精にマークされていた。

(ここは私が行くしかないか……)

 ドリブルでサイドを走る魔理沙は内心そう呟くと、早苗がスピードを上げて前へと走り始める。

「私が決めます!」

「早苗! いけるのか?」

「はい!」

 魔理沙は早苗にパスし、早苗はキーパーのチルノと向かい合う。早苗の足元から全身薄緑色で巨大なガマガエルが出現した。

「でかいです! 急にガマガエルが出現! これはあの必殺技かー!?」

「忍法! ガマガエル!」

 体を丸めながら縦回転している早苗は右足のかかとでボールを蹴り、ボールは不規則に素早く地面を跳ねながらゴールに向かっていった。

「クリスタルバリア!」

 チルノは右拳を前に突き出し、開いた掌から大きな氷の結晶を出現してボールにぶつけて氷漬けにした。

「あの軌道を見切ったのか!?」

 驚きの表情のサバミがそう叫んだ時、巨大なガマガエルは右手の掌を氷のバリアにぶつけた。ガマガエルの右手は凍り始める。

「行っけー! ガマガエル!」

 早苗の声かけでガマガエルの押す力が強まり、氷のバリアを破壊して押し込まれたボールがゴールネットを揺らした。

「決めましたーー!! ガマガエルの掌の一撃によってクリスタルバリアが破壊! キャプテンが再び同点に戻しました!!」

「おおーー!」

 フィールドにいるコチヤーズメンバーは早苗の元に駆け寄った。

「今までいい感じに繋いでいたキャプテンが点取りましたね!」

 フナはそう言うと、早苗は照れ笑いをした。

「いや〜! 凄いですねー!」

「自分で言ってどうする」

 微笑みながらラックは早苗にそうツッコんだ時、笛の音が鳴り響いた。

「ん? なんでしょうか?」

 カナはフィールドに目を向けると、ルナチャイルドが自陣のゴールに向かって歩き始め、チルノが前に進み始め、二人のユニフォームカラーが入れ替わり、ルナチャイルドの両手にキーパーグローブが着けられた。

「もしやこれは! チルノ選手とルナチャイルド選手のポジションチェンジだ!!」

(あの氷の妖精……反対の位置にいるから私のラ・フラムが間に合わない可能性があるな……)

 チルノを見ながらサバミは内心そう呟いた。

 前半12分頃、ドリブルで走る早苗の地面が凍った。

「まさかチルノの仕業!?」

 早苗の前に片足でフィールドを滑っているチルノがジャンプして胸の前に腕をクロスさせながら横回転して右足を地面に叩きつける。

「アイスグランド」

 チルノの足から地面を這うように青いオーラで早苗を氷漬けにし、高く上がったボールはチルノが地面を滑りながら胸でトラップした。

「フリーズ……ショット!」

 チルノはボールを右足で蹴り飛ばし、凍った地面をボールは転がり始める。

「チルノ選手! アイスグランドでフィールドを凍らせてボールを奪い、そのままフリーズショットを撃ちました!」

「……シューティングカット!」

 技名を叫んだ射命丸文は風をまとわせた右足を蹴り上げて横に回ってバンザイをし、自身を中心に竜巻を作った。ボールは竜巻に吸い込まれて威力が完全になくなった。

「ナイス文さん!」

 閉じ込めた氷が砕けて脱出した早苗は射命丸文に向けて右手でグーサインした。

 前半14分頃、魔理沙はドリブルでフィールドの中央付近を走っていた。

(そろそろ私も必殺シュートを撃つか)

「パスください!」

 魔理沙の横を右手を挙げて気合十分に走る早苗が通過する。

「もう一回決めてこい!」

 魔理沙は早苗にパスを送り、ボールを右足で蹴った。

「スネークショット!」

 ボールは蛇行しながらゴールを襲い始めた。すると、ゴール前に立つルナチャイルドは跳んでクロスバーをつかんで逆立ちをし、勢いつけてクロスバーから手を離し、回転しながらひねりを加えて両足でボールを踏みつけた。

「ムーンサルトスタンプ」

 ルナチャイルドの足裏でボールの勢いが完全に消えた。

「さすがに弱かったてすかね〜……」




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          ルナ
     妖精 大妖精 妖精
      妖精  妖精  妖精
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        ヤマメ
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