東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(黒幕子のチーム)
サニー
妖精 大妖精 妖精
妖精 妖精 妖精
スター ルナ クラピ チルノ
アキス 橙
シラウオ 魔理沙 早苗 フナ
サバミ ラック エリィ 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第五試合の前半27分頃、ドリブルで走るエリィにクラウンピースが迫る。
「地獄の妖精……! パスしないと……!」
エリィがパスしようと右脚を振り上げた瞬間、クラウンピースは左足のかかとを地面に叩きつけた。
「ゴー・トゥ・ヘル」
エリィの上空から青いエネルギーの雫が重々しく落下し、エリィとボールを巻き込む。地面を通り、クラウンピースの前にボールが飛び出した。
「ヘルファイア!」
クラウンピースは目の前に浮いている左足で蹴ってボールを回転させながら炎をまとわせ、左足でボールを蹴り飛ばす。
「熱そー!」
ヤマメはそう叫びながら横に逃げた、ボールはゴールネットを揺らした。
「ゴール! また逃げましたヤマメ選手!」
(……もうチームメイトはヤマメが必殺シュートを止めるのは諦めてたか……だが、黒幕子が徹底して必殺シュートのみを撃っている……それだけでも我よりはキーパーの価値はあるな)
ラックはうなだれるヤマメを見つめながら内心そう言った。
◆
前半29分頃、ルナチャイルド・クラウンピース・チルノが並ぶ背後に出現したホッキョクグマがボールをくわえた。
「北極グマ2号!」
三人はボールを蹴り、水色の冷気をまとったボールが一直線にゴールに向かって襲い始める。ゴール前に立った早苗は胸の前で両手を動かし、風でできた青い球を生み出す。
「エアーバレット!」
早苗は青い風の球を蹴り飛ばし、ボールにぶつける。しかし勢いを止められず、ボールは早苗の横を通過した。
「寒そー!」
ヤマメはボールをよけてゴールを許した。
「ゴール! また逃げましたヤマメ選手! これで3―6! 3点差です!」
「あ……これってわ……私が原因ですかね……」
ベンチに座る八雲藍がそう言うと、アシカが頷いた。
「間違いないわね」
「う……うぅ……橙! 何としても得点しなさい!!」
八雲藍の大声に、橙はベンチがある方向を見る。
「藍様! 分かったにゃあ!」
◆
前半アディショナルタイム3分の中で1分が経過した頃に、ゴール前に立つ橙がボールを踏んづけ、赤色のボールと青色のボールの二つに増やした。
「ダブルショット!!」
空中に飛び上がった二つのボールを橙はオーバーヘッドで同時に蹴った。二つのボールは一つに合わさって白くなり、ゴールを襲い始める。
「トリプルディフェンス!」
スターサファイアとルナチャイルドはサニーミルクの背後に回って背中を両手で押さえ、サニーミルクは二人の支えを得ながらボールを両手で受け止めた。
(3点差までいったからFWの妖精たちも守りに入り始めたか……)
サバミは内心そう呟くと、カナは大きく息を吸う。
「ゴールならず! ダブルショットはトリプルディフェンスに負けました!」
「うぅ……ごめんなさい……」
暗い表情で謝罪した橙の元にエリィが駆け寄って笑顔を向けた。
「橙凄い! 必殺シュートを打てるようになったんだね!」
「次は私も協力させて!」
エリィは橙の頭を優しく撫でながら耳打ちし始める。
◆
前半のアディショナル3分頃、橙は再びボールを踏みつけて作った赤と青のボールを空中でオーバーヘッドキックで飛ばし、一つの白いボールに変わる。そしてルナチャイルドとスターサファイアはサニーミルクの背後に回る。
「私も撃ちます!!」
そう意気込んだのはボールの前を走るエリィであった。
「ダブルグレネード!!」
エリィはボールを一度踏みつけて水色のエネルギーをまとわせ、さらに二度目踏みつけてボールを飛ばした。
「エリィ選手! 橙のダブルショットをダブルグレネードでシュートチェイン! これはダブルダブルだー!!」
「トリプルディフェンス!」
ルナチャイルドとスターサファイアの支えを得ながらサニーミルクは両手でキャッチするも、勢いを止められずにゴールを許し、そして前半を終了する笛の音を響かせる。
「コチヤーズゴールで前半終了! スコアは4―6です! この試合は壮絶な点取り合戦になってるぞー! 果たして勝つのはどっちだー!」
◆
後半開始直後、センターサークルにルナチャイルド・クラウンピース・チルノが並んだ。
「あの三人は……」
シラウオはセンターサークルに向かって走り始め、内心でサバミの台詞を思い出した。
「もし、もう一度北極グマ2号がきたから今言った技をやって欲しい! できそうなやつはいるか!」
シラウオは両手に赤黒いオーラを込めてゆっくり回転し始めた。ルナチャイルド・クラウンピース・チルノが並ぶ背後に出現したホッキョクグマがボールをくわえた。
「必殺クマゴロシ……縛」
ジャンプしたシラウオは連続で足を蹴り上げ、いくつもの輪っか状の赤黒いオーラが北極グマを縛り、その隙にボールを奪い取った。
「うおー! シラウオ選手! 北極グマを縛り上げてシュートを防ぎましたー!」
「さすがシラウオだぜ。練習なしの一発で決めるだなんてな」
微笑みながらサバミはそう言った時、シラウオは赤黒いオーラを込めた右足と左足のかかとで十字にボールを蹴った。
「必殺クマゴロシ……斬」
赤黒いオーラをまとったボールはゴールを襲い始めた瞬間、ルナチャイルド、クラウンピース、チルノの足元から天守閣が出現し、ボールの勢いを止めた。
「これは凄い! 後半開始直後! センターサークルで激しい戦いが展開されました!」