東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(黒幕子のチーム)
       クラピ
    妖精 大妖精 妖精
      妖精 妖精 妖精
  スター ルナ サニー チルノ

     アキス   橙
  シラウオ 魔理沙   早苗 フナ
サバミ  ラック  エリィ   文
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  六十五話 チルノのパーフェクトペンギン

 コチヤーズ対クリアナイト第五試合後半15分頃、前線を走る橙はボールを踏みつけて、赤と青の二つのボールに増やした。

「ダブルショット!!」

 ジャンプして二つのボールをオーバーヘッドで同時に蹴った。二つのボールは一つに合わさって白くなり、ゴールを襲い始める。一方、クラウンピースは右手のオレンジ色の鎖五本を太陽に向かって振り上げる。

「太陽のギロチン!」

 空からギロチンの形をしたオレンジ色の炎が白いボールを赤色と青色のボールの二つに分けてゴールを阻止した。

「クラウンピース選手! 太陽のギロチンでボールを赤と青に戻したー!」

 エリィはがっくりの肩を落とした。

「そ……そんにゃあ……」

 後半17分頃、ドリブルで走る橙に大妖精が迫る。

「プレストターン!」

 橙は軽く二度リフティングしたあと一瞬で大妖精から見て右に移動して視線を逸らし、左にダッシュで抜き去った。

「今度こそ決めるにゃあ!!」

 橙の背中から青と黒のオーラが噴き出し、オーラはオレンジの羽根が生え、黄色い体で顔が三つあり、両手を合わせている化身――獄炎のアシュラに変化した。橙は足元を燃やしながら空中を駆け上がり、獄炎のアシュラの一拍手で、橙はボールを右足で蹴りつける。

「鳳凰烈火!!」

 ボールは炎の両翼を生やしているゴールを襲い始め、クラウンピースは右手のオレンジ色の鎖五本を太陽に向かって振り上げた。

「太陽のギロチン!」

 ギロチンの形をしたオレンジ色の炎はボールに上からぶつかるも、真っ二つにならずにゴールネットを揺らす。

「ゴール! 2点差に戻しました!!」

「やったにゃあ!」

「橙偉い! 抱きしめちゃいます!」

 エリィは橙の元に駆けつけて抱きしめた。

「もうやってるにゃあ……」

 後半19分頃、ベンチに座るカサゴが立ち上がって大きく息を吸う。

「アキスさん! よろしくお願いします!」

「……分かった!」

 アキスは全身を黄色く光らせ、赤茶色ツインテールから黒髪ショートに変化した。

「こっから一気に逆転するよ!」

 ボールを受けたアキスは立ち止まって足を広げ、ボールに黄色い雷をまとわせる。

「ゴッドウィンド!」

 力強くアキスの右足で蹴られたボールは強い風のエネルギーをまといながら左右に動き、ゴールを襲う。

「ファイアウォール!」

 クラウンピースは全身を炎で覆い、両手でボールを受け止めるも、威力に押されてゴールを許した。

「あと1点で追いつける!」

 アキスがそう意気込んでから数十秒後のリスタート直後、MFとFW陣のクリアナイトの選手は全身を白く光らせ、機密性のある素早い動きで一気にゴール前にチルノがドリブルで走っている状況に変わった。

「もーお!?」

 ヤマメは文句を言い、チルノはボールと共にジャンプすると、どこからか飛んできた青い皇帝ペンギン八羽が集まり一点が輝く。

「パーフェクトペンギン!」

 光る一点をチルノは右手で蹴り飛ばすと、飛び散った八羽の皇帝ペンギンが一匹ずつボールと融合していき、黄色く輝く大きなペンギンと化し、一直線に飛んでゴールネットを揺らした。

「ゴール!! クリアナイトは中々追いつかせてくれません!」

 後半20分頃にスコアが7―9となった時、審判の長い笛の音がフィールドに響いた。スターサファイアは黒いユニフォーム、クラウンピースは赤いユニフォームに瞬時に変わった。

「なんと! 四度目のキーパー交代です! これでクリアナイトは五人がキーパーを務めることになります!」

「一試合に五人がキーパーをやるとは……面白いことするな……」

 サバミはニヤついて呟いた。

 後半23分頃、黒髪ショートのアキスがボールを受けると、妖精二人がアキスの回りを、その外側を魔理沙を巻き込むように大妖精と妖精二人が円を描くように走り始めた。

「まさかこれは……パーフェクトゾーンプレスです!」

 妖精たちは走る位置を徐々にアキスと魔理沙に近付いていく。

「アキス! 空だ!!」

 サバミ叫び声に反応したアキスがボールを高く上げる。だが、大妖精がジャンプして右足でトラップし、前線に向かってボールを蹴り上げた。

「皆さん! さっきサバミさんが言った必殺技をやりますよ!」

 射命丸文がそう呼びかけると、青い皇帝ペンギン八羽が集まり一点が輝く。

「パーフェクトペンギン!」

 光る一点をチルノは右手で蹴り飛ばすと、飛び散った八羽の皇帝ペンギンが一匹ずつボールと融合していき、黄色く輝く大きなペンギンと化して一直線に飛んだ。一方、エリィ・ラック・射命丸文は両手を高く上げ、空中にブラックホールのような黒い穴とそれを囲む四角い檻が出現、輝くペンギンは穴の中に吸い込まれた。

「グラビティケージ!」

 穴からボールが真上に飛び出して落下し、エリィの足裏に収まった。

「ナイス!」

 サバミは三人の元に駆け寄った。

「いや〜なんとかサバミさんが言った必殺技が出来ましたね……」

「お前らよくやった」

 サバミは微笑んで左手でグーサインを送る。

「あっそうだ。橙と魔理沙のポジションを変えよう。パーフェクトゾーンプレス発動する時はアキスか魔理沙のどっちかが捕まるはずだからな」

「うぅ……確かにそうですよね……」

 エリィがサバミの言葉に肩を落として元気なくそう返事した。

 後半25分頃、ボールを足裏で押さえる魔理沙はパーフェクトゾーンプレスの中にいた。

「これで時間稼ぎする気か……迷ってる暇はない!」

 魔理沙はボールを高く蹴り上げ、大妖精がボールに飛びつくように跳んだ。同時に魔理沙が右足に水色のオーラと金色の星屑をまとわせた。

「すいせいシュート!」

 技名を叫んだ魔理沙は右足で力強くボールを蹴りつけた。ボールは水色の輝きをまとい、星屑と共にゴールへと突き進む。

「スターリフレクション!」

 スターサファイアは両手を広げ、星形の青いバリアを展開したが、魔理沙のボールに砕かれてゴールを許した。

「よし」

 ニヤリと微笑んだ魔理沙は右手で静かに拳を握った。スコアは8―9となった。




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    妖精 大妖精 妖精
      妖精 妖精 妖精
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  シラウオ  橙    早苗 フナ
サバミ  ラック  エリィ   文
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)
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