東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

72 / 124
フォーメーション 

 チーム埴輪(全員埴輪のチーム)
          のりか
     埴輪  高志  埴輪
         埴輪
   貴利名   埴輪    祐
   サスケ 明日人 鉄之助 

     アキス 魔理沙
  フナ アシカ   早苗 キクラゲ 
カサゴ  ラック エリィ  こいし
          ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  七十二話 七人伊那国雷門

 コチヤーズ対クリアナイト第五試合を終えてから25日後、フィールドのゴール前には濃い青緑のボブで毛先が強くパーマのかかった海原のりか、ウイングバックの埴輪に挟まれているのは巨漢で髪色が濃い緑色で頭の形が全体的に横長の岩戸高志、左サイドハーフにはおでこの中心が少し見える青のショートでメガネをかけている奥入祐、右サイドハーフには水色ショートの氷浦貴利名、ボランチとセンターバックに埴輪が一人ずつ、左ウイングには紫パンチパーマの剛陣鉄之助、右ウイングには側面刈り上げで逆立った茶髪で低身長ぽっちゃり体型の小僧丸サスケ、センターフォワードは髪型がいくつものトゲの形がある全体的に短い稲森明日人の姿があった。のりかは腕の部分が薄い青、他が赤紫色のユニフォームを着用、他の十人は黄色いユニフォームを着用していた。

「サバミさんの作りかけのチームですけどやっちゃいましょう!」

 早苗はそう呼びかけると、コチヤーズメンバー十一人はフィールドに向かっていった。異世界のヤマメがゴール前、DF陣は左からカサゴ、ラック、エリィ、こいし、MFが左からフナ、アシカ、早苗、キクラゲ、FWがアキス、魔理沙の順で並んだ。

(ヤマメはやっと試合する気になったが大丈夫だろうか……それにしても、命蓮寺での修行よりヤマメのやる気を出させる方が難易度高いだろうな……)

 ラックは内心そう言うと、遠くに見える扉が開いて白蓮が現れる。

「聖!?」

 ラックの叫びに他のコチヤーズメンバーは振り向き、白蓮に注目し始める。

「試合を見学してもいいですか?」

 白蓮はそう提案すると、ヤマメは体を震わせ始める。

「ヤマメ、厳しいことは言わないので安心してください。やる気があればですが」

「良いですけど……変なことしないでくださいね〜!」

 早苗にそう言われた白蓮はヤマメがいるゴールの後ろに立った。

「やる気をなくしそうだったら喝を頼む」

 白蓮はラックの言葉に静かに頷いたその時、ベンチの間に右手にマイクを持った異世界のカナが出現する。

「まもなくコチヤーズの練習試合が行われます! 対戦相手は若干埴輪がいる伊那国雷門です! 果たしてどんな展開になるでしょうか!」

(ヤマメさんの気分を損ねないようにエースストライカーのアキスさんを呼んだのは絶対に正しい……そして今後のためにアシカを呼んだのは正しい……そして……)

 カサゴは内心そう呟きながら明るい表情のこいしに視線を移す。

「あの人の能力聞いたけど不安だな……」

 フィールドの中心では審判のコイントスが終了、チーム埴輪からキックオフとなった。

 キックオフからまもなくサイドをドリブルであがる埴輪サスケは高く上がったボールに向けてジャンプし、炎の渦を作りながら体を横に回転し始める。

「ファイアトルネード!」

 埴輪サスケは炎を纏った右足でボールを蹴り放った。ボールはオレンジ色の炎をまとい、ヤマメに向かって襲い始めた。

「あ……熱そう……!」

「ヤマメ、球から目を離さずに。修行の成果を出せば火もまた涼しです」

 白蓮のアドバイスを受けたヤマメはうなずき、右手を高く上げると、巨大な黄色い手が出現した。

「ゴッドハンド!」

 巨大な黄色い手の掌は燃えるボールに激突、威力が消えたボールはヤマメの右手の掌に収まった。コチヤーズのメンバーから歓喜の声が上がった。

「やったー! 止めたー!」

 ヤマメは喜びを爆発させていると、アシカはのりかを指差す。

「お姉ちゃん! 喜んでないでさっさとボールを回しなさい!」

「え〜……喜びに浸りた〜い!」

「喝っ!」

 突然の白蓮の『喝』にコチヤーズメンバー全体は一瞬体を震わせた。

「ひゃ〜!」

「早くボールを投げなさい」

「は〜い……」

 ヤマメは嫌々ボールを投げ、ラックが胸でトラップした。

(ヤマメが試合で最初に止めたボールは絶対に決めなければもっと不機嫌になって試合を投げ出しかねん……)

「ここで点を取らなかったらお姉ちゃん不機嫌になるから絶対に決めるわよ!」

「言うなそれを……」

 ラックはボソッとそうツッコみ、ボールをアシカに送る。

(私だってできるようになったんだから!)

 プレー中、アシカは周りに指示を送りながら、前線を走るアキスにボールを渡した。

「ミキシトランス! 文!」

 全身を黄色いオーラで包みこまれたアキスはミキシトランスにより、赤茶のツインテールから射命丸文の黒髪ショートに変わった。前から迫る埴輪を確認したアキスはドリブルしながらボールに電撃をまとわせて蹴り上げる。ボールに向かってジャンプしたアキスは横回転しながら自身を中心とする竜巻を作る。

「スパークウィンド!」

 アキスはボールを地面に叩きつけると、雷をまとった竜巻で埴輪を吹き飛ばした。数秒後、竜巻が止むと、アキスは右足の裏でボールを止め、足を広げて黄色い雷をまとわせた。

「ゴッドウィンド!」

 力強くアキスの右足で蹴られたボールは強い風のエネルギーをまといながら左右に動き、ゴールを襲い始める。

「ゴッドハンド!」

 埴輪のりかは右手に水色のエネルギーを集中させて一瞬、巨大な青い右手を出現させるも、その水色の掌が砕けてゴールネットが揺れる。

「ゴール!! 先制点はコチヤーズです!!」

 カナはそう叫ぶと、ヤマメ意外のコチヤーズメンバーは安堵のため息をついた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告