東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

73 / 124
フォーメーション 

 チーム埴輪(全員埴輪のチーム)
          のりか
     埴輪  高志  埴輪
         埴輪
   貴利名   埴輪    祐
   サスケ 明日人 鉄之助

     アキス 魔理沙
  フナ アシカ   早苗 キクラゲ 
カサゴ  ラック エリィ  こいし
          ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  七十三話 無意識トラップ

 コチヤーズ対七人の伊那国雷門メンバーに化けた埴輪のチームとの試合が始まってから3分後、埴輪貴利名は凍らせたボールを左足で蹴り上げる。

「氷の矢」

 ボールはきれいな放物線を描き、前線を走る埴輪明日人に渡る。高く上げたボールに向かってジャンプした埴輪明日人は太陽の光に照らされる海の景色を展開させた。

「シャイニングバード!」

 埴輪明日人はオーバーヘッドでボールを蹴ると、景色の太陽から黄色に輝く鳥が数羽出現、旋回しながらボールと一つになり、大きな一羽の鳥となってゴールに向かって羽ばたき始める。

「ゴッドハンド〜」

 ヤマメは巨大な黄色い右手の掌を輝く鳥にぶつけるも、黄色い掌は砕けてゴールを許し、ヤマメはしゃがみ込んだ。

「ゴール! すぐさま同点です! 試合序盤で両チームのゴッドハンドが破られるという展開になりましたー!」

「決められちゃった〜……」

「ヤマメ……へこんでいたらもっと辛い目にあいますよ」

 白蓮の言葉にヤマメは暗い表情でゆっくりと立ち上がる。

(早く1点返さないとお姉ちゃんのやる気が終了するわね……)

 前半6分頃、早苗は魔理沙上空にパスを送った。魔理沙は水色のエネルギーをまとった右足でボールに蹴りを入れる。

「すいせいシュート」

 ボールは水色のエネルギーと黄色い星屑と共にゴールを襲い始めたその時、高志は窓拭きをする動作で両手で円を描いて両拳を強く握った。

「ザ・ウォール!」

 高志の前に岩でできた壁が出現、ボールは壁を貫くも威力が若干落ちた。そしてのりかは両腕で円を描くように振るって小さな水の渦巻きを作る。

「ウズマキ・ザ・ハンド!」

 のりかは右手を前に突き出し、水の威力と共に出現させた水色の大きな右手の掌をボールにぶつけた。ボールの威力が完全に消え、のりかの掌に収まった。

「早苗! パスが高いと流星ブレードが撃てないでしょ!」

「アシカちゃん! ごめんなさ〜い!」

 早苗は勢いよくアシカに頭を下げた。

 前半9分頃、貴利名は氷漬けにしたボールに二度蹴りを入れた後、右足で踏みつける。

「氷の槍!」

 ボールからいくつもの細長い氷がゴールに向かって伸び、数秒後に1つに合わさって伸びる。

「何あの技! 私が一生懸命覚えた技と似てるじゃない! お姉ちゃん絶対に止めてよ!」

 妹にそう言われたヤマメは暗い表情のままだった。

「私に任せて!」

 意気込んだカサゴは右脚を前方に振るう。

「デーモンカット!」

 紫色のオーラでできた怖い顔付きの壁に氷の槍がぶつかると、威力が消えてボールは前方に弾かれた。

「カサゴ! よく止めたわ!」

「うん!」

 カサゴは右手のグーサインをアシカに向けた。

 前半12分頃、アキスと魔理沙がディフェンダー二人を横に引きつけている間、アシカが中央を走るフナ上空にボールを蹴り上げる。フナはボールに向かってジャンプし、オーバーヘッドキックで炎をボールにまとわせて真下に蹴り飛ばした。

「アトミックフレア!」

 炎をまとったボールはゆっくりとゴールに向かい始める。

「ザ・ウォール!」

 高志の前に岩でできた壁が出現、しかしボールは壁を避けるように横に逸れ、アシカが駆け抜けながら左足でボールを踏みつけた。

「ノーザンインパクト!」

 ボールは氷と炎をまとって一直線にゴールを襲い、反応が遅れたのりかがボールに飛びつくも間に合わずゴールを許した。

「ゴール!! 2―1です!!」

「おぉー! アシカちゃんもやりますね!」

 早苗にそう言われたアシカはそっぽを向いた。

「ふんっ! 私は氷属性が得意だから当然よ!」

「アシカはあと闇属性も得意だよね!」

 フナは笑顔でアシカにそう言うと、またもやそっぽを向いた。

「わざわざ今、言わなくていいのよ!」

 前半15分頃、明日人はシャイニングバードを上空に飛ばし、サスケは炎の渦を作りながら上昇してボールを右足で蹴った。

「爆熱ストーム!」

 炎をまとったボールはゴールを襲い始めると、ヤマメは逃げるように横に走り始める。

「さっきより強〜い!」

 ボールは何の抵抗も受けずに得点を許した。

「ヤ……ヤマメ……!!」

 白蓮はショックを受けたような表情に変わった。

「な、に、し、て、い、る、の、よ……!! せっかく私が決めたのに……!! お姉ちゃんのバカ!」

「だって……止められなさそうだったも〜ん!」

 アシカはため息をついて頭を抱えた。

「結局こうなるのね……」

 前半18分頃、アシカは早苗にパスを送ろうとするも大きく逸れた。

「もう……お姉ちゃんのせいよ……!」

 ボールは点々と転がっていると、タッチラインを割る寸前で止まった。

「え?」

 足裏でボールを押さえるこいしが姿を現す。

「やっほ〜!」

 こいしは周りに笑顔を振りまき、両手を振った。

「すっかり忘れてたけどあんたいたのね……」

 こいしは右手で左胸を押さえ、左胸から赤いエネルギーを放ってボールを浮き上がらせ、ジャンプして回転しながらボールを右足で蹴った。

「ロイヤルハート〜ショット〜!」

「ちょっと……」

「ザ・ウォール!」

 赤いエネルギーをまとったボールは高志が作った岩の壁を横によけ、ゴールを襲い始める。のりかは両腕で円を描くように振るって小さな水の渦巻きを作る。

「ウズマキ・ザ・ハンド!」

 のりかは右手を前に突き出し、水の威力と共に出現させた水色の大きな右手の掌をボールにぶつけた。ボールの威力が完全に消え、のりかの掌に収まった。

「ちょっとこいし! 勝手に必殺シュート撃たないで! せめて速いシュートを撃ちなさい!」

「は〜い」

「……もうっ! 身勝手な人はお姉ちゃんだけでいいのにぃ〜!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告