東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(黒幕子のチーム)
水蜜
玉兎 響子 一輪 玉兎
青娥 玉兎 ぬえ
星 布都
フナ 魔理沙
埴輪 キクラゲ 早苗 埴輪
カサゴ ラック エリィ ヤマメ
白蓮
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第六試合の前半1分頃、寅丸星のタイガードライブが白蓮の片手で止められ、フィールドにいるコチヤーズメンバーが驚いて言葉にならないといった表情に変わっていた。ボールは白蓮のゴールキックで飛び、早苗が胸でトラップする。
「白蓮さん……もしかして肉体を強化する魔法を……?」
「異世界の神が『これは覚醒パワー扱いになるから問題ありません』と言われたので大丈夫でしょう」
白蓮はエリィの質問に落ち着いた表情で答えた。
「さすが聖さん……! よし! ゴールは多分安全なのでどんどん攻めて行きましょう!」
ボールは早苗から前線を走るフナ上空に送られる。フナは高く跳び、オーバーヘッドキックで炎をボールにまとわせて蹴り飛ばす。
「レッドブレイク!」
炎をまとったボールが迫る中、水蜜は地面に右手を突っ込み、ボールに向かって一直線の地面を水中に変えた。
「ハイドロ……アンカー!」
水蜜は右手で鎖を引っ張り、水中から出てきた錨をボールにぶつけて上に弾く。
「ううっ……水系の技か……」
水蜜のゴールキックで試合が再開され、ボールはぬえに渡るも、すぐさま早苗が奪い返される。
「最強さん召喚!」
ぬえは技名を叫ぶと、背後に全身真っ黒で頭がトゲトゲしていて黄色だけの目をしている巨人が出現し、ギザギザの前歯を見せながら、口から薄紫色の光線を早苗に放った。
「ギャーー!!」
「大丈夫か早苗ぇぇぇ!!」
早苗と魔理沙の叫び声がフィールドに響いた瞬間、飛び散ったボールは前線を走る布都が右足でトラップして右足で抑えた。布都の背中から青と黒色のオーラが噴き出し、胴体と顔が黒で腕が白く、炎のような形をした赤い頭を持ち、常にニヤついている化身――炎魔ガザードが出現した。
「あれは化身……」
白蓮は静かにそう呟くと、布都はボールを蹴り上げて炎魔ガザードの右拳で自身を上空に飛ばし、全身を横回転しながら左足をボールにぶつけ、さらに炎魔ガザードも右拳をボールにぶつけた。
「爆熱ストーム!」
飛ばされたボールは炎をまとってゴールを襲い始め、エリィは緊迫の表情で白蓮に視線を向ける。
「白蓮さん! 化身技はヤバイです!」
「エリィ、心配はいりません」
穏やかな表情でエリィに話しかけた白蓮は左足を高く上げて地面に叩きつけ、右拳をひねりながら前に突き出した。
「正義の……鉄拳っ!!」
白蓮の右拳から巨大な黄色い拳が激しく回転しながらボールを弾いた。
「なんとっ!! 爆熱ストームを正義の鉄拳で防ぎました!! かなりの回転でしたので結構進化しているのかもしれません!!」
「さすが聖、頼りになるぜ」
白蓮を見つめる魔理沙はそう言って微笑み、前を向いた。
◆
前半5分頃、早苗の足元から全身薄緑色で巨大なガマガエルが出現した。
「忍法! ガマガエル!」
体を丸めながら縦回転している早苗は空中にあるボールを右足のかかとで叩きつけ、ボールは不規則に素早く地面を跳ねながらゴールに向かい始めた。一方、水蜜は迫りくるボールに背を向けて数秒間胸に右手を当てた後、振り向きながら気を溜めた右拳を上に向けた。水蜜の背後に全身青色でかなりの筋肉質で逆立った髪型の巨人が出現する。
「マジン・ザ・ハンド!」
ガマガエルの右前足と水蜜が召喚した青色巨人の右掌がボールを挟んで激突した。
「頑張れガマガエルー!」
早苗の応援も虚しく、ガマガエルは押し負けて倒れ、ボールは水蜜の右掌に収まる。
「青いマジンと青いガマガエルはマジンの勝利です!」
カナの実況の後、早苗は唇を噛み締めた。
「うぅ……悔しい……」
◆
前半8分頃、魔理沙が右足に水色のオーラと金色の星屑をまとわせてジャンプした。
「すいせいシュート!」
技名を叫んだ魔理沙は右足で力強くボールを蹴りつけた。ボールは水色の輝きをまとい、星屑と共にゴールへと突き進む。
「魔理沙選手! 厳しいマークの中、なんとかすいせいシュートを撃ちました! 水蜜選手は止められるのかー!?」
水蜜は渦巻く水の球体を上に作り、その球体は青いロングヘアがなびく女型の水色巨人が出現する。
「マジン・ザ・ウェイブ!」
水色の巨人は右掌でボールを受けて強く握り、勢いを失ったボールは水蜜の両手に収まった。
「今度は別のマジンか……」
魔理沙はそう呟き、水蜜のゴールキックで試合が再開。ボールは青娥から寅丸星に渡った。その時、布都は背中からオーラを噴き出して炎魔ガザードを出現させた。そして寅丸星は右足を地面に叩きつけて背後に黄色と黒の虎模様の虎が出現した。
「タイガー……ドライブ!」
寅丸星は右足に虎模様のエネルギーをまとわせてシュートを撃った直後に布都は左足でボールを蹴り、炎魔ガザードは右拳をぶつけてボールに炎をまとわせた。
「タイガードライブを爆熱ストームでシュートチェイン! これはタイガーストーム的な連携シュートなのでしょうか!?」
虎と燃えるボールがゴールに迫る中、白蓮は一呼吸置いて左足を高く上げて地面に叩きつけ、右拳をひねりながら前に突き出す。
「正義の鉄拳!!」
白蓮の右拳から激しく回転する巨大な黄色い拳がほんの少しだけ虹色に光らせながらボールを弾いた。
「おぉーー!! 白蓮選手の正義の鉄拳が虹を出したー!! これはつまり、G5に進化したということです!!」
コチヤーズ前線付近までボールが飛び、落下し始める。
「ミキシトランス……八雲紫!」
全身黄色いオーラに包まれたエリィは薄緑ポニーテールから小さい赤いリボンがいくつもついている金髪ロングに変化し、そしてボール落下地点に空間切り裂くように出現したスキマからエリィが出てきた右足でトラップした。
「かみかくし!」
エリィは右足でシュートを撃ち、薄紫色のオーラをまとわせたボールがゴールを襲い始める。水蜜は地面に右手を突っ込み、ボールまで一直線の地面を海に変えた。
「ハイドロ……アンカー!」
水蜜は右手で鎖を引っ張り、海から出てきた錨が引き上がるも、ボールが消えて空振りとなった。エリィの前に出現していた赤い鳥居から撃たれたボールがゴールネットを揺らした。
「コ゚……ゴール!! かみかくしでハイドロアンカーを空振りさせ、二度目の鳥居から放たれたシュートでコチヤーズが先制点をもぎ取りましたー!!」