東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション

 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         水蜜
   玉兎 響子 一輪 玉兎
      青娥 玉兎 ぬえ
         星   布都

      フナ 魔理沙
    埴輪 キクラゲ  早苗 埴輪
 カサゴ ラック エリィ ヤマメ
         白蓮
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  七十八話 すり抜け

 コチヤーズ対クリアナイト第六試合の前半9分頃、1点先制したコチヤーズメンバーはエリィを囲って盛り上がっていた。

「エリィナイスーー!!」

 エリィはフナに頭をわしゃわしゃと撫でられながらそう叫んだ時、エリィは薄緑ポニーテールに戻した。

「そうだな。今の奇襲は二度目も通じないだろうし。体力を温存しておこう」

 ラックは落ち着いた様子でそう言うと、早苗はクリアナイトゴールを指差した。

「マジンは出すのに時間がかかるので、隙を突くシュートか速いシュートを撃って追加点を取りましょう!!」

「おーー!」

 前半12分頃、ボールを受けた響子にフナが迫ると、二人は多くのボールが音を立てながら弾む真っ暗い空間に囲まれた。

「エコーボール」

「うぅ……どこここ……」 

 フナが頭を抱えている横で響子がドリブルで抜き去り、前線の寅丸星にパスを送った。寅丸星はボールを高く上げると、下から布都、ぬえ、青娥の順に肩車を作って斜めっている塔を出現。寅丸星は塔の側面を走って登り、オーバーヘッドで真下にシュートを撃つ。

「アンビアンス・ピザ」

 傾く塔と共にボールはゴールを襲い始め、白蓮は左足を高く上げた。

「正義の鉄拳!」

 ほんの少しだけ虹色に光らせながら激しく回転する黄色い拳でボールを弾いた。フナは高く跳んでオーバーヘッドキックで炎をボールにまとわせて真下に蹴り飛ばした。

「アトミックフレア!」

 炎をまとったボールはゆっくりとゴールに向かい始めると、一輪と響子は片足を地に付けながらボールを蹴り合い、ゴールラインを割る手前まで押し出される。

「カウンタードライブ!」

 一輪と響子はボールを蹴り返し、低空で一直線にゴールを襲い始める。

「正義の鉄拳!」

 白蓮は再び正義の鉄拳でボールを弾く。

 前半15分頃、前線を走るぬえにボールが渡り、エリィが近付く。

「あそこにUFO」

 ぬえはそう言いながら斜め上を指さし、エリィは釣られて見上げてしまう。その隙にぬえはドリブルで抜き去る。

「あー騙された! UFOなんていないのにー!」

 文句を言うエリィの後ろにUFOが飛んで消えた。

「キングス・ランス!」

 ぬえは引っ掻くように右腕を振るうと、椅子に座りながら右手にトライデントを持つ白い鎧が出現。ぬえは右足で力強くボールを蹴り飛ばし、鎧か投げたトライデントと共にゴールを襲い出すも、白蓮の正義の鉄拳に破れる。すると、飛ばされたボールに向かって布都が横回転しながらジャンプした。

「爆熱……スクリュー!」

 布都は炎をまとう左足でシュートを放った。炎をまとったボールがゴールを襲う。

「正義の鉄拳で弾いた直後の必殺シュート! これは決まるかー!?」

「アイアンウォール!」

 ラックは両手を広げ、後ろに鉄でできた壁を出現させる。ボールは壁と激突し、威力が消えて地面に落ちた。

「ラックありがとうございます。助かりました」

「あぁ。ピンチの時はまた止めてやろう」

 前半18分頃、前線を走るパスを送られたフナは右足の裏でボールを抑えていた。

(マジンを出すスキが無いほどの速いシュート……まだ練習で一回も成功してない必殺技を出すしかない!)

 目を閉じながら考えごとをしていたフナは目を見開き、空中で三回ボールを蹴って加速させた。

「刹那ブースト!」

 白いオーラをまとったボールは一直線にゴールを襲い、水蜜は地面に右手を突っ込み、ボールまで一直線の地面を海に変えた。

「ハイドロ……アンカー!」

 水蜜は右手で鎖を引っ張り、海から出てきた錨が引き上がるも、弾かれてゴールを許した。

「ゴール!! コチヤーズ追加点!! 一人少ないクリアナイトからですが、初めて2点リードを奪いました!!」

 コチヤーズメンバーは叫び、フナの元に駆け寄った。

「フナ! いつの間にそんな技を!?」

「ふふん。火属性が効かない時用の必殺技を覚えてたんだ」

 カサゴの質問にフナはドヤ顔で答えた。

 前半21分頃、クリアナイトメンバーは両手を前に伸ばし、キョンシーのように飛び跳ね始めた。

「これはっ! 必殺タクティクスのみんなでキョンシーだー!」

「なに〜この変な動きは〜」

 キクラゲはキョンシーのように飛び跳ねる青娥から保持していたボールを奪われる。

「変な動きで盗られたわ〜」

 青娥は付近にいくつもの緑色の人魂を出現させ、ボールに取り込ませた。

「マボロシ〜〜ショット!」

 青娥の右足によって蹴り出されたボールは消えたり出現したりを繰り返した。

「なんか嫌な予感がするな……」

 ラックは両手を広げ、後ろに鉄でできた壁を出現させるも、壁の向こうにすり抜けた。

「正義の鉄拳!」

 白蓮は正義の鉄拳を繰り出すも、ボールにすり抜けられ、ネットを揺らした。

「ゴール!! マボロシショットで必殺技をすり抜けてクリアナイトは1点返しました! これで2―1です!!」

 コチヤーズメンバーは一カ所に集まる。

「パワーでは負けると思って変な技使ってきたぞ……我のアイアンウォールに当たった感触は全くなかった」

「それならキクラゲさん。邪仙にはボールを渡さないように徹底マークしてください」

「キャプテン任せて〜。必ず渡さないから〜」

 キクラゲは早苗に向かって緩くそう返事をすると、審判が笛の音を響かせる。水蜜と一輪の着用しているものが入れ替わった。

「ここでクリアナイト交代のようです。一輪選手がキーパーに、星選手が一輪選手のポジションに、水蜜選手が星選手のポジションに移動します」




フォーメーション変更
 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         一輪
   玉兎 響子   星   玉兎
      青娥 玉兎 ぬえ
      水蜜 布都

          フナ 魔理沙
    埴輪  キクラゲ  早苗  埴輪
  カサゴ ラック エリィ ヤマメ
          白蓮
 コチヤーズ(早苗のチーム)
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