東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション
 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         一輪
   玉兎 響子   星   玉兎
      青娥 玉兎 ぬえ
      水蜜 布都

          フナ 魔理沙
    埴輪  キクラゲ 早苗  埴輪
 エリィ カサゴ  白蓮   ラック
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  八十一話 獲ったど〜!

 コチヤーズ対クリアナイト第六試合の後半13分頃、大きなペンギンとサメがゴールを襲い始めた。

「もうその技では点は入りませんよ」

 白蓮は冷静にそう言ってサメを蹴り飛ばそうとジャンプすると、サメは一気に加速して白蓮の蹴りをよけていった。

「しまった……! ヤマメ!!」

「サメとペンギンがゴールを襲うー! ヤマメ選手は止められるのでしょうかー!?」

「止める!」

 ほんの少しの気迫の表情に変わったヤマメは両手の先から巨大な黄色い手を出現させた。

「ゴッドハンド……W(ダブル)!」

 巨大な黄色い右手でサメ、左手でペンギンで掴んで後ろに押され始めてヤマメは苦悶の表情に変わる。

「うっ……!」

「ヤマメ! 耐えろ!! 耐えてくれ!」

 真剣な面持ちのラックはそう叫ぶも、どんどんヤマメは後ろに押されていく。

「さすがに一人で二匹止めるのは無理なの……!?」

 早苗は心配そうにヤマメを見つめながらそう言うと、背中に赤いリュックのようなものを背負い、コードで繋がれているマイナスの刻印がある上が白で下が赤のグラデーションの銃を右手で持ち、プラスの刻印がある上が赤で下が白のグラデーションの銃を左手に持つ笑顔のサバミがコチヤーズゴール側のタッチライン外に姿を現した。

「だったらミキシマックスするしかないな!」

 サバミは右手人さし指で引き金を引き、黄色い光線を発射して白蓮にぶつけ、プラスの刻印がある銃から黄色い光線をヤマメにぶつけた。二つの刻印が点滅し始め、ヤマメは茶髪ロングボサボサ頭から紫と黄色のグラデーションストレートロングに変わった。

「ヤマメさんがミキシマックス!?」

 驚きの表情のカサゴはそう叫んでコートの外を見ると、神子や屠自古やその二人が住む道場に居候していた異世界のメンバーが立ち並んでいた。

「お姉ちゃん!」

 笑顔に変わったカサゴは姉のサバミに向けてそう言った時、ヤマメは威力を失ったサメとペンギンを片手に掴んで掲げる。

「獲ったど〜!!」

「ヤマメ選手! ミキシマックス成功してペンギンとシャークを捕獲しました!」

 ペンギンが消えて中から出たボールをヤマメは両手で優しく持ち上げる。

「ヤマメ! 今すぐボールを外に出せ! メンバーが半分来ているから交代するぞ!」

「分かった〜!」

 ヤマメは斜め前に向けてタッチラインの外までボールを蹴り飛ばした。

「審判! 交代します!」

 カサゴは主審に右手を挙げてそう叫んだ。

 後半14分頃、フィールドにいるコチヤーズメンバーは半分のメンバーがいるタッチライン付近に集まって話し始める。

「すみません……能力封印を解除するのに手間取ってしまいまして……」

 リードシクティスはそう言ってお辞儀した。

「埴輪二体は交代させるとして……あと三人はどうしましょう? 確か交代枠は5でしたよね……」

「その通りだぜキャプテン」

 サバミは早苗の言葉にそう返すと、アシカはカサゴとエリィを指差す。

「エリィとカサゴはかなり疲れているから交代させた方がいいわね」 

「そうだな……あと一人は聖にしてくれ。パスが強すぎて何度もタッチラインを割ったからな」

 魔理沙はそう言うと頭を下げた。

「すみません……素人なもので……」

 白蓮は申し訳なさそうにそう言うと、神子は白蓮に視線を移す。

「まさか貴方が試合に出ていたとはね白蓮」

「えぇ、キーパーとしてね。ですがもう私はお役御免です」

「ちなみに私は神子のオーラをまだ受けてないわよ」

(できてないことを威張るな……)

 ラックは内心ツッコむと、神子はフィールドに立つ布都を注目し始める。

(布都……それに青娥……)

「司令塔としてコチヤーズ初陣だけどアシカ、エースのアキス、ディフェンスの要のリード……そして私だろ? あとは……」

「私に行かせてくれ」

 名乗り出たのは決意に満ちた顔付きの神子だった。

「う〜ん……ヤマメさんと白蓮さんがミキシマックスしたときみたいに一緒に試合を出た方がいいのかな……」

 早苗は首をかしげながらそう言うと、白蓮は神子に近付いて目を合わせた。

「まぁ良いんじゃないですか? 足を引っ張って負けたら許しませんが」

 神子は無言の微笑みで白蓮を睨み返した。

「よし! じゃあポジションは……FWがアキスと魔理沙、MFがキクラゲ……アシカと神子で早苗……」

 サバミが喋っている途中、早苗は右手を上げた。

「それだとラックさんがDFに下がらなきゃいけなくなるので、右サイドハーフはラックさんがいいかと。ラックさんは魔力が切れたみたいだし」

「なるほど。じゃあDFは私、早苗、シグディスさん、そしてクイックドロウを使うフナに決めよう」

(えぇ……私クイックドロウを使えるだけでディフェンダーになったけど大丈夫かな……)

 不安げな表情のフナは内心そう言うと、エリィはアシカと右手を合わせた。

「頑張ってアシカ!」

「安心して見てなさいエリィ。勝ってみせるから」

「……それじゃあ私監督に戻るから。お姉ちゃん頑張って」

 カサゴはサバミにそう言って左手でハイタッチし、続けてリードシクティスとアキスは埴輪と右手でハイタッチした。

「行こうか……」

 リードシクティスの魔法でマントはそのまま着けた状態で背番号43の濃い緑色のユニフォームを着用している神子はそう言ってフィールドを歩き始める。

「神子さんはタッチしないんですか?」

 早苗は神子にそう聞くと、神子は無言で白蓮に近付いて数秒間目を合わせた後、右手を合わせた。そして審判の交代を告げる笛の音が鳴り響き、フィールド中央に左腕に白いキャプテンマークを付けて赤いユニフォームを身にまとう黒幕子が空中から勢いよく降り立った。

「おっと! ここで黒幕子参戦! これでクリアナイトは十一人になります!」

(コチヤーズが五人交代したなら、さすがに十一人にすると思ったけど……黒幕子参戦か……)

 早苗は内心そう言うと、息を大きく吸った。

「皆さん! 黒幕子に怯えずに勝ちましょう!」

 早苗の呼びかけに他のメンバーは静かに頷いたり叫んだりして応じた。




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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         一輪
   玉兎 響子   星   玉兎
      青娥 水蜜 ぬえ
     玉兎   黒幕子   布都

        アキス 魔理沙
  キクラゲ  アシカ   神子   ラック
  サバミ  早苗   リード フナ
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)
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