東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(黒幕子のチーム)
隠岐奈
妹紅 里乃 舞 幽香
輝夜 菫子 ルーミア メディスン
紫苑 女苑
アキス 魔理沙
シラウオ アシカ 早苗 キクラゲ
サバミ エリィ ラック 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第七試合の開始直後、黒いオーラをまとったボールが一直線にゴールを襲っていた。
「私に任せてください!」
そう意気込んだ文は右手を振り払う動きをすると、自身の胸元に向かって風が吹き始めた。
ボールが吸い込まれて白く染まり、文とボールは高く飛んだ。フィールド全体が吹き荒れ始める。
「ホワイト……ハリケーン!!」
文の右足から放たれたボールはうねりながら空を飛ぶ竜のような動きでゴールを襲い始めた。
「開幕ブラックアッシュをー! 文選手がホワイトハリケーンでカウンターシュートしたーー!!」
右手にマイクを握るカナの叫びがフィールド全体に響き渡ると、隠岐奈の背中から黒と青のオーラが噴出した。
「出でよ! 賢王キングバーン!」
オーラは体が紅白の配色で黒い腕が四本あり、マントを着けている化身――賢王キングバーンBに変化した。
「キングファイア」
賢王キングバーンBは四本の腕からボールに向かって勢いよく炎を噴射した。炎に包まれたボールはやがて隠岐奈の右掌の前でボロボロの灰になった。
◆
前半4分頃、魔理沙は右足を後ろに振り上げ、水色のエネルギーをボールにまとわせて上空へ蹴り上げた。
「流星ブレード!」
ボール周辺に水色の小さな銀河が現れ、魔理沙がジャンプし、右足でボールに力強く蹴りを入れる。
黄色と青のグラデーションで流れ星のようにゴールを襲い始めたが、キングファイアによって灰に変わった。
「ついに……魔理沙の流星ブレードが単体で止められてしまったわね……」
アシカがそう呟いて数十秒後、クリアナイトの素早いパスでボールは女苑と並んで前線を走る紫苑に渡った。
「グレートブラスター!」
紫苑と女苑の間に浮かぶボールに光と闇のオーラが注がれて融合し、ボールが高く上がる。
ジャンプした紫苑と女苑が左右から蹴りを入れ、黒と白のグラデーションのボールが一直線にゴールを襲い始めた。
「止めろヤマメ!」
サバミはヤマメに向かって気迫の表情で声をかけるも、ヤマメは逃げるように横に向かって走り始めた。
「お……おい!」
キーパーのヤマメが逃げ、思わぬ形で先制を許したコチヤーズのメンバーがヤマメの元に駆け寄る。
「よけるとは……最初に戻ったか?」
「ヤマメ、どこか具合が悪いのか?」
ラックとサバミの質問に対してヤマメは下を向いたまま、答えるといったこともしなかった。
「まさか貧乏神が撃った必殺シュートだから逃げたの!?」
「う〜……」
「……あっ、反応しましたね」
妹の言葉に反応したヤマメを文は指差しながらそう言うと、アシカはヤマメの背中を優しく叩いた。
「お姉ちゃん、左右をがら空きにするから。貧乏神以外が必殺シュートを撃つから。それでいいわよね?」
「うん……」
◆
前半6分頃、サイドを駆ける幽香が逆サイドに向かって鋭いパスを送る。そこには輝夜と妹紅が走っていた。
ボールを上へ片足ずつ蹴り飛ばした。輝夜は上から、妹紅はオーバーヘッドでボールに蹴りを入れる。
「炎の風見鶏!」
ボールに炎の翼がつけられ、ゴールに向かって襲い始めると、ヤマメは右手を高く挙げ、黄色い掌を突き出す。
「ゴッドハンド!」
ボールは巨大な黄色い掌に収まり、炎の翼と威力が消えた。コチヤーズは安堵の笑みを浮かべる。
◆
前半10分頃、ドリブル中のキクラゲに幽香が迫る。幽香の口元から黄色く光る玉が飛んだ。
「マジカルフラワー」
光る玉が花になってキクラゲを吹き飛ばし、花火が上がった。尻餅をついたキクラゲがふくれっ面に変わる。
「いや〜ん、なに〜!? フワッとした〜!」
そして、幽香は高く上がったボールに向けて両手を突き出し、ボールを囲むピンク色の花弁が出現した。
「デッドフューチャー!」
ピンク色の花弁が散り、水色のエネルギーをまとったボールをメディスンが左足で蹴り飛ばした。
「ミキシトランス……白蓮!!」
ヤマメは髪が紫と黄色のグラデーションロングに変化した。ヤマメは左足を高く上げた。
「正義の鉄拳!!」
ヤマメの右拳から激しく回転する巨大な黄色い拳が少し虹色の光を出しながらボールを弾いた。
「ヤマメ選手!! 最初は逃げましたが、その後二連続で防ぎました!!」