東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話   作:みかづき椛

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フォーメーション
 クリアナイト(黒幕子のチーム)
       隠岐奈
   妹紅 里乃   舞   幽香
    輝夜   菫子 ルーミア メディスン
      紫苑 女苑

        アキス 魔理沙
  シラウオ アシカ   早苗   キクラゲ
 サバミ エリィ ラック  文
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  八十八話 扉で化身封じ

 コチヤーズ対クリアナイト第七試合の前半16分頃、ドリブルで走るメディスンの元にキクラゲが迫った。

「毒霧の術」

 メディスンの口元から薄青紫色の霧が噴射されてキクラゲを包む。しかし、キクラゲは悠然と微笑む。

「これは毒〜? 効かないよ〜」

 キクラゲはドリブルで抜こうとするメディスンに右足を伸ばしてボールを奪い、前線へ視線を向けた。

「アキス〜!」

 姉からのパスをアキスが受けると、隠岐奈の背中から賢王キングバーンBを出現させた。

「こっちも化身を出すよ!」

 アキスは背中から青と黒のオーラを噴射させたその瞬間、背中に扉が出現して化身の実体化を防がれた。

「え!? なに!?」

「なんとアキス選手の背中に扉が出現!! これは程度の能力を使った必殺技の妨害ではないのでありです!!」

「それありか!!」

 ラックの怒号がフィールドに響くと、隠岐奈はほくそ笑んだ。それを見たアキスはふくれっ面に変わる。

「化身で駄目なら必殺技だ!!」

 アキスは赤茶ツインテールから黒髪ショートに変化し、足元のボールに黄色の雷をまとわせ、蹴り飛ばした。

「ゴッドウィンド!」

 ボールが左右にバウンドするようにゴールを襲う中、隠岐奈の両隣に里乃と舞が移動した。

 里乃は左手、隠岐奈と舞は右手を高く挙げて、かなりの大きさがある黄色い手を前へ突き出した。

「ゴッドハンドトリプル!」

 ボールの勢いは掌によって殺され、隠岐奈の手のひらに収まった。すぐさまゴールキックが行われる。

「必殺タクティクス……ダンシングボールエスケープ」

 ボールを受けたルーミア付近のコチヤーズメンバーの四人をクリアナイトのメンバーが一人ずつ回り始めた。

 クリアナイトの選手は連続でパスを回し続け、翻弄されたコチヤーズの四人をルーミアが正面から突破。

 ルーミアが左足のかかとで叩きつけたボールは回転し、白黒の模様が反対となった。

「ダークマター!」

 黒いオーラをまとったボールをルーミアは踏みつけ、ゴールに向かって一直線に飛ばした。

「アイアンウォール!」

 ラックは両手を広げ、背後に鉄でできた壁を出現。壁にぶつかったボールの威力が死に、静かに地面に落ちる。

 前半22分頃、輝夜は目の前にあるボールに連続で蹴りを入れ、ボールをダイヤモンドに変化させた。

「ダイヤモンドレイ」

 白いエネルギーに包まれたボールは踏みつけられ、目にも止まらぬ速さで一直線にゴールを襲い始める。

「ダイヤモンドハンド!」

 自信満々に笑みをこぼしたヤマメはダイヤモンドで覆わせた右手のひらを突き出し、ボールを受け止めた。

「お姉ちゃん……急に自信満々になったわね……宝石系の必殺技に強いのかしら……」

 前半28分頃、ドリブル中のシラウオに向かって全身を黄色いオーラをまとった輝夜が迫る。

「ブリリアントムーヴ」

 輝夜はシラウオの周りを優雅に飛び回り、その後一瞬でシラウオを通り抜けてボールを奪った。

「……すみません」

 シラウオがボソッと謝罪すると、輝夜は二回目の連続キックでボールをダイヤモンドに変える。

「曲がるダイヤモンドレイ」

 右足で踏みつけられたボールは横に弧を描きながらハイスピードでゴールを襲い始めた。

「ダイヤモンドアーム!」

 ヤマメはダイヤモンドで固めた右腕を伸ばして、ボールをキャッチ。その様子を見たサバミはニヤりと笑う。

「ミキシトランスしてないのに……さすが、キラキラした物が好きなヤマメだぜ」

 その後、ボールをトラップしたアキスに妹紅は足から炎の斬撃を三つ放って地面に三角形を描くように埋めた。

「ボルケイノカット!」

 炎の三角形に囲まれたアキスの地面が爆発。ボールを奪った妹紅が前を走る輝夜に向けてボールを蹴り上げる。

「ダイヤモンドエッジ」

 右足をダイヤモンドで覆う輝夜は空中でボールを連続で蹴りを入れてダイヤモンドに変えた。

 右足で蹴り飛ばしたボールは一直線に飛んでさらに、直角に方向転換をしてゴールを襲い始めた。

「ダイヤモンドパンチ〜!」

 ヤマメはダイヤモンドで覆う右手で横からボールを殴り飛ばし、三連続でダイヤモンド対決を制した。

「またダイヤモンド対決だ! 目には目を! 歯には歯を! ダイヤモンドにはダイヤモンドでしたー!!」

 前半アディショナルタイムの3分が経過した頃、一瞬の隙を突くように紫苑はエリィのマークから逃れた。

「しまった……!!」

 紫苑は前を走るルーミアのかかとで送られたボールに右足の蹴りで黒いオーラをまとわせ、直角に上昇した。

 猛スピードで走ってジャンプしたルーミアは両手を横に広げ、ボールを蹴って真っ黒い球に変化させる。

「ブラックドーン」

 重々しくゴールを襲うボールは横に逃げるヤマメの横を通過してゴールネットを揺らした。

「ゴール!! またヤマメ選手が止めに行きませんでしたー! これで0−2です!」

「お姉ちゃん……負け続けたら貧乏どころじゃないのに何してんのよ……」

 アシカはそう呟いて歯を食いしばると、審判による前半終了を告げる笛の音がフィールド全体に響いた。

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