東方キャラとオリキャラでイナズマイレブンする話 作:みかづき椛
クリアナイト(黒幕子のチーム)
隠岐奈
妹紅 里乃 舞 幽香
輝夜 菫子 ルーミア メディスン
紫苑 女苑
アキス 魔理沙
シラウオ アシカ 早苗 キクラゲ
サバミ エリィ ラック 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第七試合の前半14分頃、ドリブルで走るメディスンの元にキクラゲが迫る。
「どくぎりのじゅつ」
メディスンの口元から薄青紫色の霧が噴射されてキクラゲを包んだ。
「これは毒〜? 効かないよ〜」
キクラゲはドリブルで抜こうとするメディスンに右足を伸ばしてボールを奪う。
「アキス〜」
前線を走るアキスに視線を送り、パスを送る。
「ありがとうお姉ちゃん!」
姉のキクラゲに向けてお礼を送ったアキスは敵陣のゴールに視線を移すと、隠岐奈の背中から賢王キングバーンWを出現させていた。
「だったらこっちも化身を出すよ!」
アキスは背中から青と黒のオーラを噴射させたその瞬間、扉が出現して化身の実体化を防いだ。
「え!? なに!?」
「まさか……隠岐奈の扉で化身封じってことか?」
驚愕の表情の魔理沙がそう言うと、アキスは赤茶ツインテールから黒髪ショートに変化した。
「化身が駄目ならミキシマックスだ!」
アキスは足元のボールに黄色い雷をまとわせ、ボールと共に飛んで右足で蹴り飛ばす。
「ゴッドウィンド!」
ボールがゴールを襲う中、隠岐奈の両隣に里乃と舞が移動した。里乃は左手、隠岐奈と舞は右手を高く挙げて一つの超巨大な黄色い手を出現させた。
「ゴッドハンドトリプル!」
三人は片手を前に突き出し、超巨大な掌がボールを受け止めて威力を完全に殺した。
「隠岐奈選手! 化身を使わずとも強力な技を使えます!」
隠岐奈のゴールキックで試合が再開する。
「必殺タクティクス……ダンシングボールエスケープ!」
ボールを受けた菫子の周りのコチヤーズメンバーの四人をクリアナイトメンバーが一人ずつ周囲を回り始め、連続でパスを回し続け、翻弄されたコチヤーズの四人を菫子が正面から突破した。そして菫子は背中から青と黒のオーラを噴出させる。
「夢紳士ドリームアンクル!」
オーラは体の色が薄い青紫色、黄色い手が四本、黄色い矢印があちこちにあり、棒と帽子を持つ化身――夢紳士ドリームアンクルに変化した。夢紳士ドリームアンクルは帽子から白の三角とピンクの三角でできた四角い箱を出現させた。
「マジシャンズボックス」
菫子は空中にあるボールをかかとで飛ばし、箱は裏返ってボールを飲み込み、模様が黒とピンクの三角でできた四角い箱に変わった、破裂して濃い紫色のエネルギーをまとったボールがゴールを襲い始める。
「正義の鉄拳!!」
白蓮の右拳から激しく回転する巨大な黄色い拳がほんの少しだけ虹色に光らせながらボールを弾いた。
「ずっとミキシトランスし続けていたらスタミナ切れ起こすから解除しておけ」
「は〜い」
ヤマメはラックに向けて緩く返事をすると、紫色と黄色のグラデーションストレートロングから茶髪のボサボサロングに戻した。
◆
前半18分頃、ドリブルでサイドを駆け上がるルーミアが左足のかかとをボールに叩きつけて回転させ、模様の白黒を反転させる。
「ダークマター!」
ルーミアは黒いオーラをまとったボールを踏みつけてゴールに向かって一直線に飛ばした。
「アイアンウォール!」
ラックは両手を広げ、背後に鉄でできた壁を出現させた。ボールは壁に激突し、威力が消えてそのまま静かに落下した。
「ヤマメばかり消耗はさせんぞ!」
(……隠岐奈のキャッチ技で魔理沙の流星ブレードとかミキシトランスしたアキスのゴッドウィンドを止められることが分かってから、かなりの攻撃的なサッカーになったわね)
◆
前半22分頃、輝夜は目の前にあるボールに連続で蹴りを入れてボールをダイヤモンドに変化させた。
「ダイヤモンドレイ」
輝夜はボールを踏みつけて、白いエネルギーに包まれたボールはハイスピードで一直線に襲い始める。するとヤマメはニヤつき、右手をダイヤモンドで覆わせる。
「ダイヤモンドハンド!」
ヤマメはダイヤモンドの右手でボールを受け止めた。
「お姉ちゃん……急に自信満々になったわね……宝石系の必殺技に強いのかしら……」
◆
前半26分頃、ドライブで走るシラウオに向かって輝夜が迫る。
「ブリリアントムーヴ」
全身を光る黄色をオーラをまとった輝夜はシラウオの周りを優雅に飛び回り、その後一瞬でシラウオを通り抜けてボールを奪った。そして二回目の連続キックでボールにダイヤモンドに変える。
「曲がるダイヤモンドレイ」
右足で踏みつけられたボールは横に弧を描きながらハイスピードでゴールを襲い始める。
「ダイヤモンドアーム!」
ヤマメはダイヤモンドで固めた右腕部分を伸ばして長い手に変わり、ボールをキャッチした。
「事前に話していたとは言え、ミキシトランスせずにナイス反応たぜ」
そう言ったサバミは静かに拍手を送った。
◆
前半29分頃、ドリブルで駆け上がるアキスに妹紅が迫ってジャンプし、足から炎の斬撃を三つ放ってアキスの地面に三角形を作るように埋めた。
「ボルケイノカット!」
アキスの地面が爆発し、ボールを奪った妹紅が前を走る輝夜の頭上に向けて蹴り上げる。
「ダイヤモンドエッジ」
右足をダイヤモンドで覆う輝夜は空中でボールを連続で蹴りを入れてダイヤモンドに変え、右足で蹴り飛ばした。一直線に飛んだボールは直角に方向転換をしてゴールを襲い始めた。
「ダイヤモンドパンチ!」
ヤマメはダイヤモンドで覆う右手で横からボールを殴り飛ばした。
「またダイヤモンド対決だ! 目には目を! 歯には歯を! ダイヤモンドにはダイヤモンドだ!」
「あとは点さえ取れるようになれば……」
ボソッとそう呟いたシラウオは前を向いて走り始める。
◆
前半30分経過してさらにアディショナルタイムの3分が経過した頃、紫苑はエリィからマークを逃れた。
「しまった……!!」
紫苑は前を走るルーミアのかかとで送られたボールに右足の蹴りで黒いオーラをまとわせ、直角に上昇する。
「ブラックドーン」
猛スピードで走ってジャンプしたルーミアはボールを蹴って真っ黒い球に変化させる。ボールはヤマメの横を通過してゴールネットを揺らした。
「ゴール!! またヤマメが選手止めに行きませんでした! これで0−2です!」
「お金関係ない異世界の神のリードシクティスが入れば徹底してマークできるのに……」
アシカは歯を食いしばり、そう呟くと審判の前半終了を告げる笛の音が響いた。