【カオ転三次】幼女ネキの謎を解明するため、黒札調査隊は宮城県の奥地〇〇町出張所へと向かった――。   作:貧弱一般メガテンプレイヤー

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 今回は他所の支部にお邪魔しました。
 現在三馬鹿ラスと仲良しで名前があがるのはクロアネキでしょうが、これは作者様に書いて頂いて、こんな好相性の相手に気付かぬとは不覚と後で気付いた相手でした。
 で、今回の相手は初投稿の時点で筆者がこの人ウチの連中と相性良いだろうなあと勝手に思っていた相手であり、2話を書いた時から何時か共演させようと思っていました。

 あと何時も通りのアンソロジー時空という事で時系列についてはスルーで宜しくお願いします。


11

 ここは東北、新潟は魚沼盆地の魚沼支部。

 その支部長にして『氷の王』*1こと田舎ニキは、絶〇先生ばりに絶望していた。

 この事態は、予想して然るべきであったのだ。

 自分が居れば何とかなるという自信、否、油断があった、備えは十分だと思い込んでいたのだ。

 

 その慢心がこの状況を生んでしまったのだ。

 

 そんな後悔と絶望に苛まれ、しかし何も出来ないでいる田舎ニキ。

 その場に集った田舎ニキの頼もしき仲間達も、また同様に動けずにいた。

 田舎ニキの専用シキガミ・破裂の人形*2は動揺を顔に出さない為にかロボ形態となっており、支部のブレインにして九重家当主・九重静*3も困惑と動揺を隠せずに居る。

 田舎ニキの分身達、田舎ネキと田舎ネキに抱えられたスライム(仮)は揃って深々と重い溜息を吐き、田舎ニキの弟子のヒノカグヅチの転生体、ほむら*4は異能と真逆の絶対零度の瞳を宿し、元邪龍の転生体、現魔人ヒーロー、シンジ*5は相棒と共に固まっていた。

 

 そんなチーム魚沼支部の面々の視線の先では――

 

 

 

「せやからワイは言うたんや『神の愛が遍く無限ならワイらの様なモテない相手にノリノリで筆下ろししてくれる白ギャルビッチJKがなんで遣わされんのや! それに神が全知全能ならエロエロだけど清楚で一途な処女のAV女優という矛盾した存在でもある筈なんじゃないんか!』とな。そしたら『背教者め! 出て行け!』と盛大に拝金カルトみたいな切れ方されたわ。宗教家ってホンマ頭が固くてアカンわ」

 

 

 

「ゴウランガ! 素晴らしい、その見事な卓見とメシアン達のど真ん中でそれを言い切る貴方の覚悟、いずれにも俺達は敬意を表する! それに比べてメシアン共は全く、ヤンナルネ」

 

「そーだよな、無限の愛なら女の子とイチャイチャする愛だって入ってなきゃおかしーもんな! それを連中にツッコむなんて最高にクールだな! おっさん頭いい上にロックだぜ!」

 

「失礼ですよおバカ! 全く嘆かわしい事です、嘗ては女性に大きな袋を被せて袋に切込み入れてそこからチ〇コ入れて子作りするという特殊性癖にすら寛容だった*6中世キリスト教からこうも墜ちるとは」

 

「「マジかよ中世キリスト教未来に生きてんな」」

 

「寛容寛容やたら言うやつ程なんで不寛容なんやろな? まあ口で言うのは簡単や、でもお口でしてもらうのは難しいで。つまり口より手を動かせ、というのはお口よりお手々でしてもらう方がハードル低いという事なんやね」

 

 

「「「成程なー」」」

 

 

 

 ――ガイ連きっての大バカ野郎共(三馬鹿ラス)存在自体がセクハラ魔(森田)*7が超意気投合して妄言を垂れ流していた。

 

 

 

「……あの、もしかしてあの方達は森田さんと親戚、または同じ里の出身だったりするのでしょうか? 忍者の格好ですし」

「そう思うのも無理ないが、それは絶対にない……絶対ない、筈なんだけどなあ」

 

 困惑したまま尋ねてくる静に、何処か自信なさ気に答える田舎ニキ。

 

《しかし今更だが、あれも支部長と同じ黒札なんだろ? 悪の根源の我が言うのも何だが一人一種族かってぐらいに千差万別だな》

「……流石に、あの人達は特殊というか、多分珍しい側の人達だと思うけど」

「何気に中々言うわねシンジ。まあ私も何一つとして異論はないけど」

 

 相棒にフォローと言い難いフォローをするシンジに死にかけたゴギブ〇を見る目で連中を見るほむらが続く。

 

 そして田舎ニキ、田舎ネキ、スライム(仮)は、溜息交じりで声を揃えて呟いた。

 

神は死んだ(くたばれ四文字)

 

 そんなある意味実にメガテン世界に似合いの台詞を。

 

 

 

 

 

 

 始まりは魚沼支部へのちひろネキからの電話であった。

 

『そちらの塩漬け依頼の解決の目途が立ちました――暫くあの三人がそっちに行きます』

「えー……」

 

 その知らせに思わずそんな反応を返す田舎ニキ。

 塩漬け依頼が片付くのは嬉しいが、その為に連中が来る、しかも暫く滞在するというのは別のトラブルを生む要因となりうるのでまあ残当であった――実際既に前科があるのだから。*8

 

『まあそういう反応になりますよね。ただ今回はペナルティではなく、当人達からの要望で、塩漬け依頼を受ける上での報酬の一部という形なんです』

「つまり、依頼をするから暫くウチに置いて欲しいと。何があったんです? あ、もしかしてこないだのバハネキ*9にやらかした件で?」

 

 人魚ネキのガイアモードすら超える超おっぱいに思わず拝む女性黒札が出る程のバハネキのバスト。

 で、それを見たバカ共が余りの威容にスケベすら超えた感動と崇拝と信仰心により、他の有志達と一緒に山梨支部で『ここに神殿、もしくは神社を建てよう』やろうとして幼女ネキにより実弾入りロシアンルーレットをセミオート拳銃でやらされたのを、田舎ニキは聞いていた。

 それで幼女ネキの怒りが収まるまで山梨支部から離れたいのかと考える田舎ニキ。

 

『そうじゃなくて、いやそう思うのも無理はないですけど、今回は彼らのやらかしじゃないんですよ、非常に珍しい事に。寧ろ被害者なんです』

 

 本当に珍しい言葉と、電話の向こうの頭痛を堪えていそうなちひろネキの雰囲気に、田舎ニキは無言で続きを待つ。

 

『田舎ニキはご存知でしょうが、彼らは探求ネキから以前知識を教えて貰いました、探求ネキと黒死ネキ制作の『笑ってはいけない人生録』の報酬として*10

「ああ、あの。そりゃ俺の所にも事前に話がきてたし――って、それで被害者って事は」

『ええ、ご想像の通りです。素行の良くない方や楽して覚醒したいといった人達まで、厄介なファンが出来ちゃいまして』

 

 上位勢の一角で現代の仙人たる探求ネキの知識である。

 他所からは無論、身内のガイ連からでも『殺してでもうばいとる』されてもおかしくない代物であった。

 黒札にもピンキリはあるし、黒死ネキ、破魔ネキ、キノネキ等が見た目のせいで侮られ、要らぬトラブルに巻き込まれたように、そういった連中は何時の時代、何処の組織にも沸くものである。

 え、あいつら珍妙だけど別に侮られる見た目じゃないって?

 

 ガイ連屈指の大バカ野郎共って時点で侮られても文句言えないと思います。

 

 だからこその秘密であったし、流石の三馬鹿ラスも触れ回る程の命知らず系のバカではなかったが、人の口に戸は立てられず、秘密とはどうあっても漏れてしまうものである。

 

「成程、それで山梨を暫く離れたいと。でもそれならその連中捕まえてしまえばいいのでは?」

 

 あんなでも覚醒した黒札で、各地の塩漬け依頼の押し付ゲフンゲフン受注者である。

 ちひろネキとしても連中に何かあると困るのは事実だし、そういった連中を何とかするのに躊躇う理由があるとは思えない。

 そんな田舎ニキの問いに、そーですよねー、とちひろネキが何とも言えない声色で返す。

 

『こっちも準備してたんですよ。琉球ニキや探求ネキ、霊視ニキに頼んで人員も集めて、言い逃れされないよう本を奪ったタイミングで現行犯逮捕するつもりで』

「つもりって、失敗したんですか? そんなに高レベルだったり頭と口が回る連中だったと?」

 

 ちひろネキ達のやり手ぶりや実力を知る故に驚く田舎ニキに、酷く疲れた声でちひろネキがぼやく様に答えた。

 

「現行犯逮捕出来なかったんですよ――あの三人が想像以上に逃げるのが上手くて!

 

 そう、絡んできた連中に対し、三馬鹿ラスが無駄な機転の良さと逃げ足の速さを無駄に発揮したのである。

 

 

 

 ある時は本を寄越せという相手に『わかりました……はい、上げた!』という紀元前のボケをかまして相手が固まってる内に逃走。

 

 ある時は素直に本を渡したかと思えば中に『あほが見~る~!』とデカデカと書いてある偽物という化石なネタに引っ掛ける。

 

 ある時は自分達のイメージを利用して忍者装束と武者鎧とローブを脱いでただの通りすがりですといった顔で包囲を突破。

 

 ある時は何で持っているのか、そして何で持ち歩いているのか理由が不明なプリニー*11の着ぐるみを着てプリニーの群れに混ざってプリニーダンスを踊って追撃を捌く。

 

 ある時は以前も使ったゴージャスニキの固有瞳術による子安ボイスな排便実況で相手の腹筋を粉砕して袋小路から脱出。

 

 ある時は何時の間にか用意していた落とし穴に誘導し、『平安京エイ〇アンの術ー!』と叫びながら埋めて追っ手を撃破。

 

 ある時は無駄に高度な声帯模写で『何の騒ぎですか! 無届でのイベントは禁止ですよ!』『ここかぁ、祭りの場所は……。こっちも混ぜてくれよ?』とちひろネキや黒死ネキの声マネして動揺した集団の中を敵中突破。

 

 ある時は土下座して『うああああああ! 私達はこの知識で家族と親戚一同を食わしてくつもりなんですだあ! これをとられたらわたしゃわたしゃあ~あ~~!! おねげえですだ止めてくだせえうえ~!!』と大号泣して、相手が呆れ、ドン引きした隙に煙幕弾使って逃走。

 

 

 

 と、ありとあらゆる手を使って逃げ回った。

 後半の方では最早ゲリラコント扱いであり、子供達がにーちゃんそればっかはあきるぞと声援を送り、三馬鹿ラスがこっちは本気、必死じゃボケ!と叫び返しながら逃げていた。

 ちひろネキが集めた人手も笑って見学していたが、その度に準備がパーになるちひろネキからすると笑えないわ、徒労感が酷いわという訳で。

 

『その後彼らからほとぼりが冷めるまで山梨を離れたい、塩漬け依頼するからどっか私に紹介してと言ってきたんです……捕まってくれてたらもっと話が早く済んだんですけど』

「あ、アハハ……ご愁傷様です?」

 

 ちひろネキをに労いの言葉を送りながら、これ断れないやつだと内心思う田舎ニキであったが、一つ気になる事を尋ねる。

 

「そのやらかした連中はどうするんです? そのまま放置も不味いのでは?」

『あー……現行犯でないので注意ぐらいですかね、暫く監視や警戒はしますけど――ただ、もう罰は受けてると言えない事もないですので』

「罰?」

 

 少しの憐憫と少しの呆れ、そしてちょっと多めのざまぁが混じったややこしい声音でちひろネキが告げた。

 

 

『ええ、『ガイア連合でも屈指のおバカで有名な三人組に一杯食わされた連中』という周囲からのレッテルは中々の威力だと思いません?』

 

 

「うわぁ」

 

 探求ネキの知識目当ての自分が頭が良いと思ってる連中にはマジでそれはキツイだろうなあと割と本気で同情した田舎ニキであった。

 兎も角そんな訳で三馬鹿ラスが魚沼支部へ襲来。

 勿論田舎ニキも準備した上で警戒していたが、幸いにも依頼をやった後は別の依頼をしたり、支部をクマの様にうろうろしたりするぐらいで派手な問題は起こさなかった。

 

 精々田舎ネキにある魔砲少女*12と組んで更なる高みを目指しません?と言ったり、何時の間にか鳥煮亭総合学園でしれっと生徒に混じってバカ話や下ネタ話で盛り上がってたり、黒騎士部隊の面々と持ち込んだ霊的食材を使って早食い競争して何人か医務室送りにしたり、ほむらの仲間の元パパ活少女から昔相手にした童貞中年より童貞臭が凄いと言われたり、恋バナならぬエロバナに巻き込まれて、ほむらから生ゴミを見る目で一緒に見られたシンジが凹んだりといった程度である――最後のは後で田舎ニキ・ネキ揃って説教したが。

 

 そんな日々の中それは起きた。

 

 魚沼支部に調査から森田が帰ってきた日のことである。

 支部内にてすれ違おうとした三馬鹿ラスと森田は互いに弾かれた様に振り返ると、暫し無言で見つめ合った。

 只ならぬ雰囲気に周囲がざわつく中、彼らが叫んだ。

 

「そもさん!」

「「「せっぱ!」」」

 

 

「『上は大水 下は大火事』童貞にとっての正解はなんや?」

 

「「「もしかしたら自分でもイケるかも? と思える娘に出会った時の理性と本能」」」

 

 

 ガシッ

 

 言葉もなく、彼らは互いに強く手を握った。

 

 最早彼らに言葉は無用であった。

 

 年の差も、生まれも、地位も、レベルも関係はなかった。

 

「どうやらワイらは”朋友(ポンヨウ)”のようやね」

「貴方をそう呼びたかった……“朋友(ポンヨウ)”」

 

 

 なにこれ

 

 

 初対面の三人組をそう呼ぶ森田と、代表して答えるサスケニキに、周囲の人達は心を一つにした。

 

 そして知らせを受けた田舎ニキ達が来た時にはああなっていたのである。

 『混ぜるな危険』そんな言葉が田舎ニキの脳内を埋め尽くしたが、後悔は先に立たず、既に手遅れであった。

 

 

 

 

 

 

「過激派はポークビッツだが、過激派絡みでない天使はビッグマグナムが多いと。文字通りその身で確認した者*13が居るんで確度の高い情報だ、18cmは実際デカい」

「そしてこれは天使の信者を増やす為の何者かの卑劣な策ではないかと思うのです。そういう癖の持ち主だけでなく、黒札含む自分のサイズに悩む者への悪質な勧誘の一環ではないかと」

「ついに出てきてしまったんやね……ワイが戦うべき敵が……! まあワイにはルフィに電撃ぐらい効果のない勧誘やけど。効果のない勧誘やけど!」

「こりゃあもう対抗するためにも一神教派も何かせにゃイカンと思う。だからショートカットで引き締まったお尻になる加護を用意したらいーんじゃねって」

 

 ダブルサクラコでも助走つけてドロップキックしそうな内容で盛り上がっている四人。

 

 取り合えず『イカンと思う』と『だから』の間に、もう一つか二つくらい説明文があってもいいんじゃないのかヨロイニキ、と心中で田舎ニキはツッコんだ。

 

 止める者もなく、否、そろそろ力ずくで物理的に止めようかと田舎ニキ・ネキは考える――だってこのままだと堪忍袋の緒ぷっつんしたほむらが派手に強烈な一撃をかましそうだし。

 そう思っていた彼らの目に、ある人物の姿が映り。

 

「Oh……」

 

 田舎ニキは天を仰いで顔を掌で覆い、田舎ネキは『うわぁ』なオーラを全身から発し、スライム(仮)は終わったとばかりに頭?身体?を左右に振った。

 他の面々もある者は深々と溜息を吐き、ある者は屠畜前の豚さんを見る目になり、ある者は神ではなく天へと少しだけ祈った。

 そんな異様な周囲の空気に今更気付いたアホ共は、何事?と振り返る。

 

 

 そこには猫目の状態で全身真っ赤になってぷるぷる震える下江コハル*14嬢の姿があった。

 

 

「「「あ」」」

 

 その反応とコハルに集まっていく力に、こりゃアカンわと理解すると同時に嘗て破魔ネキにギャラクティカマグナムを叩き込まれた時の事を三馬鹿ラスは思い出す。

 やっぱり恥ずかしがって真っ赤な女の子っていいよね、いい……と静かに微笑んだ――――諦めたとも言う。

 

 

 

「え……え……エッチなのはダメ! 死刑ッ(天罰)!!」*15

 

 

 

「なんの光!? オゴーッ!!」

「光が逆流する! ギャアァァァァァァァッ!!」

Mehr Licht (もっと光を)! うわらばっ!」

 

 天罰の光が正確に三馬鹿ラスだけを包み込み、天高くバカ共を吹き飛ばした。

 青い新潟の空へとどこまでも昇っていくバカ共を見て、ほむらが吐き捨てる様に言った。

 

「悪は滅びたわ」

《いや違うから。あれ悪じゃなくてアホだから。悪の根源の誇りにかけて否定するからな?》

 

 悪にも尊厳ってものがある、地獄湯での訴訟も辞さないとアジ・ダハーカが全力で訴えていたが。

 なお、天罰は本当は桜子*16の許可なしでは撃ったらまずいスキルなのだが、今回はお咎めなしとなった。

 

 

 その場の全員に、コハルの頭上の『ホントにいいの?』って表情のラグエルと、三馬鹿ラスの頭上の『いったっていったって』とばかりに翼をふる三羽烏が何故か見えていたというが、この件との関係は不明である。

 

 

 森田?しっかりと天罰発動前に退避してました、やはり本物の忍者は格が違った!

 

 

 

 

 

 

 小千谷市内のとある一角にある店、その名前は『スナックバス江』

 とある職業の人達の憩いの場で、森田行きつけの店である。

 そして、今日も癒しを求めて、客がドアを開けながら入ってきた。

 

「最高レア確定演出からのワイや!!」

「更に新たなるニンジャのエントリーだ! ドーモ。はじめましてアケミ=サン。サスケニキです」

「おっじゃまっしまーす! そーいやーこーゆー店来るのって何気に(今世では)初めてだな」

「確かに。つまりこれが初体験、と。フフフそう思うと何か心に浮き立つモノを感じちゃいますね」

 

 霊的方面ではSR現地人だが人としては、な森田に続いてジェットストリームアタックで入店して来た三馬鹿ラスというガチャ配信なら炎上コースな演出に、流石のチーママ・明美も反応に少しのタメが必要だった。

 

「……はい、ログインボーナス(焼酎の水割り)。で、今日は親戚の子連れて来たの? 隠し子とか言ったら人類滅亡の瀬戸際だわ」

「ワシャクロノス(ゼウスの父親)か何かか? でもワイは諦めんで世界を敵にまわしても夢を諦めん(童貞喪失)……ワイ男の子やもん」

「「「今良い事言った!!」」」

拗らせた童貞共(同じ穴のムジナ)……」

 

 そんな哀れな連中の同族意識を見せられた明美は、それでも新たな水割りと、未成年な三馬鹿ラスへジュースをサッと出す。

 あざーっすとジュースを受け取る三馬鹿ラスと薄い酒を飲み干す森田。

 

 そしてこんな安いスナックで、管を巻いてるこの連中がやる事と言えば――

 

 

 

「ある掲示板で拾った情報(ネタ)なんだが、田舎ニキはマンネリ防止と開拓の為に、機械体状態のシキガミともヤッていると噂になってたんだが、どう思う?」

道具(ガジェット)は使うもの! そして目的(エロス)のために最高の道具を手に入れ使いこなすのは男の子の夢でありロマンや! 支部長もやはり男の子やったんやね」

「むう、ドロッセルお嬢様みたいのなら楽勝にイケますが、ノーマルも知らずにいきなりそっちにいくのは色々と取り返しのつかない扉を開きかねないリスクがあります」

「あー、ゲームでいうコンプ不可なルートになっちまいそーだよな。それにそれで『生身を知らないなんて、かわいそ』とか笑われたらそいつを叩っ斬ってからの切腹コースだよな」

 

 

 

 ――性と癖と童貞の話ばかりである。

 

 ちなみに田舎ニキの噂の元は『誰だってそーする、おれもそーする』なロボへの愛と癖が極まったとある黒札の書き込みであったという。

 そして話が続けばヒートアップしていくのがお約束な訳で。

 

「童貞は(イビル)やで……!!」

「マスター・森田=サン! 落ち着いてくれ森田=サン! 貴方は、俺達は、悪じゃない! 悪なんかじゃない!」

「その理屈だと過激派連中が(グッド)になっちまうじゃんかよ森田のおっさん!」

「そんな浅い踏み込みで間合いに入ってきたら……切り返されても文句は言えへんで……?」

「ヒッ、達人の年季!?」

「そもそもワイは過激派を非童貞とは認めてへんで! 例えば童貞と素人童貞は同じ童貞やけど、実際はお互いに『自分のが上』と蔑み合う穏健派と過激派みたいな関係なんよ。そもそも童貞自体が同じ童貞を見下し合う悲しき性質の生き物なんや――そう生き物や! 素人女子でもプロのお姉さんでも悪魔っ娘でも生き物の筈なんや! だが過激派連中は自分ら以外を生き物とも思っとらん! なら連中のやっとる事はオ〇ホ使っとるんと変わらん! だからあいつらは断じて非童貞じゃないんや! 人や悪魔をオナ〇にして非童貞を謳う、最も罪深く許し難い童貞なんや!

「くっ、何という熱量と勢い! 一体どれ程の時を童貞について考える事に費やせばこれ程の領域(アッチ側)へと……!」

 

「童貞言うたら異性と性的な繋がりを持ったことがない人や……それ自体は悪やない……」

 

 

 

「しかし性的な繋がりを持てないという事は異性とそこに至るまでの人間関係が構築できないと見なされる……人類の半数と命や家族を助けても信頼関係を築けない我々(ワイワイ)はそれだけ大きな社会のノイズや……!」

 

 

 

「「「ぐわああああ―――ッ!!」」」

 

「なんでそんなに酷い事言えるの!? 自分達の事でしょ!?」

 

 女性を助けても童貞を捨てられないという腐っても黒札として各地の依頼を熟していて思い当たる節のあり過ぎる森田の発言に、バカ共は某獣王の如きセリフで吹っ飛び、一部始終を見た明美は全力でツッコんだ。

 

「自分の事を棚に上げて童貞に言った言葉が返って来とるだけや……そういう意味では極めて客観的な意見やね……」

 

 ニヒルな雰囲気を漂わせる森田に、相手の三馬鹿ラスが未だ床で沈んだままなので、やむを得ず明美が会話を続ける。

 

「童貞云々抜きにして既婚者だってダメな人いっぱいいるじゃない」

「それが一番辛い現実やんけ……!」

 

「非覚醒者にイキるうんこみたいな覚醒者にも愛してくれる嫁や彼女がいるのに……レベルも思いやりも勝るワイが孤独な現実が辛いで……!」

 

「あべし!」

「ひでぶ!」

「たわば!」

 

 森田の言葉に復活して椅子に坐りなおそうと藻掻いていた三馬鹿ラスが再び床に沈んだ。

 

 覚醒して、依頼も受けて、日々真面目に頑張っている自分達が童貞で。

 山梨に籠って覚醒せず、修行もせず、仕事もやらず、日々自堕落に過ごしている連中が彼女や悪魔しょうかん他で非童貞。

 それだけで覚醒した筈の自分達の方が生き物として、男として劣った存在であるみたいに思えてしまう三人にとって、言葉のナイフが深く、強く突き刺さる。

 

 

 なお、こいつらも一部の非覚醒の黒札達に覚醒してないという点で自分達はあのバカ達より下なのか?と思わせているのである意味お互い様だったが。

 

 

「う、ぐぐぐ……マスター・森田=サン、本当に何もないのか? こう言っちゃなんだが、この業界強い奴が正しいな感じだし、森田=サンの実力なら向こうから来る女ぐらい居るんじゃ」

 

 呻きながら椅子にしがみ付く様にして着席したサスケニキの問いに、目を見開いて超早口で答える森田。

 

 

「ゾンビJKや薄汚れたメスガキの股ではワイのジュニアはトゥ・ザ・ヴィクトリーしてくれんのや! 最初から好感度MAXでやきもちを焼いても絶対修羅場にはならない、広い心で包み込んでくれる幼馴染系の美少女か、と〇メモで例えると外見が詩織で性格虹野で夜は鏡、そんな娘とイチャラブせんとワイの呪いは解けへんのや!」

 

 

「高望みが過ぎる! そんなルー〇ルやシモ〇イヘみたいなリアルチートな珍妙な生物いる訳ないでしょ!」

 

 最早伝説どころか神話級アーティファクトな存在を求める森田におしぼりを疾風迅雷の速度で投げて明美がツッコんだ。

 

「マスター・森田=サン、貴方はやはり俺達の朋友、否、最早兄弟(ブラザー)だ!」

「わ、わかる……分かり過ぎるぜ森田のおっさん! あんたは男だ、いや漢だ!」

「くうっ、拭っても拭っても、あふれ出る熱い涙で、前が見えません……!」

 

 しかしバカ共は、その宣言に感動していた――まあ、ぶっちゃけこいつらも似たような事言ってる同類故致し方なし。

 

「ワイからも聞くが君らこそ相手いくらでも居るんやないか? 支部長見てたらまるで身体中にちくわ付けて腹ペコな猫の群れに放り込まれたみたいやったが、黒札はあんな感じちゃうんか?」

 

「……まあそうっすね。モテてはいますよ、俺達だって」

 

 

「――ブラックカードという俺達の地位と」

 

「オレらの持ってる装備や知ってる知識と」

 

「遺伝するかもしれない霊的才能が、ですけど」

 

 

「……世の中ドブカスやね(ああ無常)

 

 『無』と化した瞳で答えた三人に、天を仰いで慨嘆する森田。

 

「いやさ、色々と事情があって、そういうのが絡むのは仕方ないし、悪い事とまで言う気はないんよ? でもさ、全く俺達の事見てないし見る気もないのは流石にどうなんよ? それだけ家や役目が大切ってのは分かるけどさあ、もうちっと俺らの方向いてくれてもいいんじゃね? と思うんよ」

 

 自分達に寄ってくるのがそんなのしか居ないという悲しい事実を滔々と語るサスケニキ。

 少なくとも理想のシキガミ嫁をゲットするまでは、他とそういう関係になる気はないとはいえ、それでも現状への嘆きや不満はあるのである。

 

 

 なおもしこの場にカス子ネキが居たら『お前らも女の顔と胸と尻と太ももとかしか見てないんだからお互い様だろ、被害者面すんな』と一刀両断にされていた事であろう。

 

 

「ぜーたくって言われるけどさあ! オレらだってボーイ・ミーツ・ガールに憧れたっていーじゃんかよ! ぴっちぴちのボーイなんだから!」

「ましてや身近に成し遂げた人達(黒札)が多数居るんですよ! 何時かは私達もって思っても仕方ないじゃないですか! 仕方ないじゃないですか!」

「やっぱり黒札には居るんやね、そういう運命的な出会い(君の名は。)をしとる連中が」

「そりゃあ居ますよ、マスター・森田=サン。最近仲良くなった子なんか絡まれたところを二回もピンチにエントリーした結果、お付き合いが始まりました。しかも十五の少年ですよ?」

「ゔっ!」

 

 己には決してなかった恋愛漫画の如きボーイ・ミーツ・ガールに命に係わるレベルの不整脈やアレルギーみたいな反応を示す森田。

 

「ただ実は助けた相手は二人で十九と二十五の年上だったっつーオチがつくんだけどよ」

「更に酒に酔ってハジメテで3on3(三人プレイ)までいっちゃったというオマケ付きです」

「……山月記なら、虎になっとるで……?」

「「「よくわかんないけどなんかわかっちゃうたとえ!」」」

 

 凄く悲しげな顔で呟く森田に激しく同調した三人が店のカラオケで『さよなら人類』を歌い始める。

 

 

 その時、森田の背後で『なんでワイはモテへんのやろなぁああ!』と吠える虎と三馬鹿ラスの背後で『パツキンおっぱい!』『美尻ボーイッシュ!』『胸、尻、太もも、百合、萌え!』と鳴く三羽の烏の姿が確かに見えていたと後に明美は語った。

 

 

 熱唱する三馬鹿ラスと『続きを聞かせてや!』と人の性体験に興味深々になってしまう悲しき童貞の性を発揮する森田に深刻なツッコミ不足(カス子ネキか夢嬢を呼んできて)を痛感した明美は最終手段を発動する。

 

「調査の報告行かなくていいの?」

「と、そうやったね。ほな、ワイはそろそろお暇させてもらうやで」

 

 強制退店の計という接客業にあるまじき行為による策略によって、森田が退店の準備を始める。

 しっかりと三バカの分も支払う森田にゴチです!と十字礼で頭を下げる三馬鹿ラス。

 

「ほな、ワイは用事あるからこれで。黒札様なら大丈夫やろが気い付けて帰るんやで」

「マスター・森田=サン……貴方のような男こそ、黒札として生まれてくるべきであったのに」

「全くだ。山梨で何もしてねえ連中と今すぐとっかえてくれとショタおじに頼みたいぐらいだぜ」

「同じ黒札ならば、共に理想のシキガミ嫁を求める同士になれた筈なのに……悲しい事です」

「ダメ元でショタおじに土下座で頼んでみるか? 森田=サンにシキガミ権あげられないかって」

「「よし、やろう!」」

「いや別にええから! ガイア連合のトップに変な頼み事せんでええんやで!? そんなん胃に穴が開いてしまうわ! ホンマ頼むで! フリやないからな!」

 

 ガチ忍者の森田からすると黒札から黒札にしてとか、シキガミあげてとかガイ連トップに頼まれるなんて目立ちまくる事は論外であった。

 そんな事になれば今迄の比ではないレベルでメシアンや多神連合に目を付けられて追い回されるのは火を見るよりも明らかである故に。

 

 何時かのキラキラお目目の娘達*17と違って眩しすぎて目が潰れるどころか尊さで消滅しそうになる心配はないし、己の同類で話も合うが、やっぱり黒札と関わるのは大変と改めて思った森田なのでした。

 

 

 

 

 

 

 森田と別れ、スナックバス江を後にした三人は飲んだわけでもないのに、酔った様にふわふわした状態で夜の街を歩いていた。

 人は酒以外にも様々なモノに酔う事が出来る生き物である。

 

「いやー、まさかこんな出会いがあるとはな。サイオー・ホースとは良く言ったもんだ」

「ええ、思わぬ所に出会いが転がっているものです。全く、これだから人生は面白い」

 

 満面の笑顔のサスケニキにクロマニキが同意する。

 予期せぬトラブルから逃げて来た先での予期せぬ出会い。

 それは三人にとって実に好ましく、面白い結果であり、笑顔の絶えない状況であった。

 

「こんな事があると考えると、やっぱ終末後に山梨に引き籠るってのはナシだな。危険だとしても、そっちのが絶対面白いと思うぜ」

「ならば、その為の準備が必要ですね。終末後に各地の情報と、それを得る為に必要なコネ、装備他と、そして何よりレベル上げ。これなくしてはどんな準備も意味を成しません」

「そうだよなあ。こいつはちとマジにレベル上げの事考える頃合いかもしれねえな」

 

 こいつらには珍しく将来の事を思案していた二人だが、もう一人、ヨロイニキが先程から無言な事に気付く。

 見れば、ヨロイニキは腕組みして歩きながら、何やら考え込んでいた。

 

「おいどうしたよ。珍しく静かじゃねえか」

「……ああ、ちょっと思った事っつーか、気付いた事があってな」

「へー、流石俺らのオリコーさん、凄い事考えるじゃねえか」

「いいアイデアですね。今度買いに行きましょう」

「……」

 

 何時かの様に相手にしないおちょくる様な対応で返したサスケニキ、クロマニキだが、肝心のヨロイニキは激昂するでも言い返すでもなく、黙って考え込んだままだった。

 予想外の反応に、流石の二人も対応を変える。

 

「おい何だよ、随分と真剣じゃねえか。ガチな内容なのか?」

「只事でなさそうですけど、一体何に気付いたんですか?」

 

 誰からともなく歩みを止めて立ち止まった三馬鹿ラス。

 二人からの問い掛けにも無言だったヨロイニキだが、ややあって躊躇いながらも話始めた。

 

「その、気付いたとゆーか、ふと思ったとゆーか、そのなんというか――」

 

 

 

 

 

 

「――もしかして、オレらの十年、二十年後の姿が、森田のおっさんなんじゃねえのかな、ってさ」

 

 

 

 

 

 

 地獄の様な沈黙が彼らの周囲に顕現した。

 まるで世界全てから音が失われたかの如き静寂に満たされる。

 誰も何も言わず、身じろぎもせず、生命活動や時間すら止まったかの様な有様の三人。

 数時間後か、それとも数十秒後か。

 漸く、彼らが活動を再開した。

 

「……は、ハハッ、何、何言ってんだよ、ジョークにしちゃあ、全然面白くねーぞヨロイニキ」

「ええ、ボケちゃいました? あの人と私達にはシキガミという唯一絶対無比の違いがあるんですよ?」

 

 何事もなかった様に、されど声の震えと動揺を欠片も隠せぬサスケニキとクロマニキ。

 しかしヨロイニキは、まるで二人にではなく己自身に言い聞かせる様に言葉を続ける。

 

「そりゃシキガミがいるけどよ、作らなかったら、作れなかったらいねーのと同じだよな? そもそも前世でだってそーいう店行きゃいいのに、でもいけなかった、いかなかったのがオレらの前世で。どう考えても悪魔とバトってレベル上げや素材集めるより、前世で万札数枚握りしめて風俗行くほうがずっと楽だったはずなのに。だったら、だったら……オレたちはもしかし――」

 

「イヤーッ!」

「ぐぼっ!?」

「サスケニキ!?」

 

 その瞬間サスケニキはヨロイニキの口に瓶を突っ込んだ。

 目を白黒させるヨロイニキ、突然の暴挙に驚くクロマニキに構う事無く、顔を押さえつけて瓶の中身を無理矢理口へと流し込む。

 

「飲め! 考えるな、飲めっ!」

 

 瓶の正体は純米からじし*18、悪魔や人との交渉や贈答にも使えて便利と持っていたアイテムだった。

 

「グェホッ、ガフッ! て、テメェ、グホッ、死んだら――」

「飲めっ! 喋るな、考えるな! いいから飲め! お前も!」

 

 何とか飲み干して咽かえるヨロイニキの苦情を無視して新たな酒瓶を押し付け、更にクロマニキにも酒を渡し、トドメに自らも蓋を開けて豪快に一気飲みするサスケニキ。

 暫し呆然としていたヨロイニキ、クロマニキだが、意を決した様に蓋を開けて酒を一気に呷る。

 ゴッゴッゴッと揃いの音を立てて、同時に飲み干した三馬鹿ラスは、プハッと瓶から口を離して叫んだ。

 

「「「まずい!! もう一本!」」」

 

 そうして更に新たな酒瓶を取り出すバカ三人。

 今世では酒の味も良さも分からない三人だが、酒の効能は、使い道は前世でちゃんと理解していた。

 

 

 都合の悪いことは忘れよ! 転生者には記憶力の欠如が必要だから!

 

 

 三人の決めた転生者五つの誓い、その一つに従い、三馬鹿ラスは気付きかけた不都合な真実から、酒の力を使って全身全霊で目を逸らしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、凍矢様。件の黒札のお三方が、『オレ達は『アポロ11号』なんだァーーーッ!』と道のお地蔵さんに叫んでいるところを警察に補導というか保護されたと連絡が……」

 

何がどうしてそうなった(どうしてこんなになるまで放っておいたんだ)!?」

 

 こうして恐るべき不都合な真実(ネクロノミコン)の記憶が無事消えた事で、魚沼での先達にして朋友との出会いという良き思い出だけが三馬鹿ラスの中に残ったのである。

 なおお勤め(警察でのお説教)から帰った後もチーム魚沼含む多数の人から正座で説教されたのは必要な犠牲であったと思われる。

 

 

 

 なお、発見時バカ共がベロベロに酔っぱらっていた事で、森田がバス江で三人にめっちゃ酒飲ませたという濡れ衣を着せられそうになってしまい、加えて三馬鹿ラスが記憶を飛ばしてしまっていた所為で誤解を解く者も居ない事態になったのは余談である。

 

 また、その冤罪をアガシオンが見事*19晴らし、森田が『おおきに、おおきになぁ』と弁護士に感謝する被告人みたいにアガシオンの手を握って感謝し、三馬鹿ラスがそれを暖かく見守るという二時間サスペンスドラマみたいな一連の流れを見せられた魚沼の皆さんが、なんだこれという気持ちで一つになるのは更なる余談である。

 

 そしてリアルドキュメンタリー【スナックバス江】*20を知って、早速閲覧した三馬鹿ラスが大ウケした上で、

 

 

「さすがマスター・森田=サン! 俺達にできない事を平然とやってのけるッ!」

 

「プライバシー完全無視ってヒデえ! ヒデえけど面白すぎる! こんなん笑うしかねえ!」

 

「ノンフィクションでコメディやれるとか、才能あり過ぎですよ森田先生! お腹痛い!」

 

 

 と投げ銭して爆笑しているのを見た黒札達が、ある者は笑うのを必死で堪え、ある者はとても生暖かい目で見守り、ある者は全力でツッコみを我慢する羽目になるのは、最期の余談である。

 

*1
過激派天使からの田舎ニキの呼称

*2
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場するシキガミ。名前通り機械体の姿は破烈の人形で人間体は高峯のあ。ロボ型故か、モデル由来か無表情Vサイン系な娘

*3
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場する金札。見た目はFSSのファティマ静で大人しそうな見た目に反したガンギマリ名家の代名詞みたいな人。補佐から内容の方のブラック仕事も熟す才女だが割と最近ちょっとアレな癖に目覚めかけた

*4
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場する金札。元ストリートチルドレンで強気で口も悪めで手も早めだが情に厚い姉御肌少女。もし田舎ニキがもらわなければ力と立場で婿探しは苦労したろうなと思ったり

*5
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場する魔人。元いじめられっ子だが追い詰められ過ぎた結果一周回って魔人までいっちゃった子。多分某アマッカスとか某イナバとかに合わせるとアカン枠

*6
中世キリスト教教会が推奨する、正しい子供の作り方 より。実際は肌の接触を最小限に抑え、快楽を否定する内容。つまりクロマニキの勘違いである

*7
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場する現地人。ガーディアンシステム(真)に目覚めたガチの天才にして戸隠流のガチ忍者。そしてそれら全部を台無しにするレベルのアレな言動の持ち主。見た目は勿論スナックバス江の森田(変装)

*8
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち 田舎ネキ、コスプレす?

*9
タマヤ与太郎様作。【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策 に登場する黒札。正確にはバハムートネキ。名前の通りバハムートのデビルシフター。身長199cm、体重100kgちょい、スリーサイズB150/W80/H110のTカップという超恵体の持ち主。容姿はラストオリジンのアルキュオネ

*10
緋咲虚徹様作。【カオ転三次】終末を約束された世界で心のままに生きていく 120:娯楽は黒札の優先事項なので…… より

*11
ディストピア様作。【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい  に登場する量産型式神。元ネタは日本一ソフトウェアのマスコット。元ネタ通り兵士も雑用も熟す中々便利なやつら

*12
山親父様作。【カオ転三次】世界が終わるまでのバイク旅 に登場する野生の霊能者・建部佐緒里。キノネキの友人三人娘の一人にして魔砲少女(成人)

*13
ふなぐち又兵衛様作。しがない一転生者の徒然 に登場する黒札・鳥天ニキ。日曜礼拝に行くくらいのクリスチャンでルター派。氏の作品によく居る『犬の躾に失敗してしまう飼い主』枠の一人

*14
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場する天使人間。天使ラグエルの天使人間でほぼ最初期に生み出され、廃棄処分を受けながらも生き延びた。その能力上もし彼女が量産出来ていたら割と本気でガイ連はピンチだったと思われる

*15
術者と違う属性の敵に現HPの1/8のダメージを与える。属性、万能、範囲、全体攻撃で更に「姦淫度」の高さに比例して威力上昇。性質上黒札の大多数に特効がのり、ショタおじにすら有効かもしれない強力スキル。なおウチのバカ共みたいなスケベだがガチ童貞への判定は不明

*16
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち に登場するシスター。元穏健派で一神教派になり、夢でヤコブ神拳を学び、黒札のサクラコの影武者になると中々波乱万丈の人生をおくっている

*17
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち 忍者と忍術研究部

*18
デビルサマナー ソウルハッカーズ の酒。飲んだ悪魔の性格を獰猛に変化させる。この世界ではガイ連が再現した悪魔も人も飲めるお酒

*19
身振り手振りで

*20
名無しのレイ様作。【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち リアルドキュメンタリー【スナックバス江】 より。森田に無許可で行われている盗撮動画配信。




 ―以下どうでもいいバカ共の設定―

・サスケニキ
 ドラゴン・ゲンドーソーに出会えたとご満悦。
 またイズナ達が森田に弟子入りしてたのを知って『つまりあの子がユカノ枠?』とほざいて身の程を知れと他二人にシバかれた。
 森田の事はマスター・森田=サンと呼ぶ。

・ヨロイニキ
 戦国ものも好きなのでなんちゃってじゃない、且つお約束的な伊賀・甲賀でもない戸隠流のガチ忍者な森田はそういう意味でも好印象。
 森田の事は森田のおっさんと呼ぶ。
 これはクロコダインへのおっさん呼びの様に敬意と親しみを込めた愛称との事。

・クロマニキ
 エロスの先達としてストライクゾーンでは負けていないと思っているが、深みにおいては未だ届かぬ『アッチ側』の人として敬意を表する。
 森田の事は森田先生と呼ぶ。
 二人一緒だと低年齢の子の教育に悪いなんてレベルじゃないので、見張りが飛んでくる。

・アガシオン
 何故か森田をじっと観察していた。
 それはまるで将来に起こりえる何かに備えるかの様であったという。
 また森田には割と優しい、というか凄く手慣れた様な対応を身振り手振りでしていたと目撃者は語った。

 どう考えても『猫に小判』な物を貰ってしまったので一部から狙われるが、変なとこで機転を発揮して逃走劇を展開した。
 襲撃に関して事務方に訴えなかったのは、周りから好感度が(何故か)高かったり、塩漬け依頼に何だかんだで協力して(何故か重宝されて)いるが、こいつら自身の認識としては自分達が度々やらかしては説教や罰を何度も受けてる問題児だと一応の自覚があるので、相手次第では下手するとこっちが悪い事になるかも?と考えたから。

 要は日頃の行いのせいで真っ先に疑われてしまうこち亀の両さんみたいなノリである。
 
 なお連中が何の知識を貰ったのかは流石の連中も秘密にしているので不明(まだ筆者が決めてない)



 という訳で、何時か絶対書こうと決めていた森田回でした。
 森田はウチのバカ共に近いけど、同じではないのでエライ書くのに苦労しました、他の作者様方がウチの連中書くの難しいという気持ちが何か分かった気がします、あとルビ芸も難しい。
 最初は連中が下ネタ話で盛り上がる話だったのに、気付けば童貞達の叫びみたいな内容になってしまいましたが。
 名無しのレイ氏、森田と田舎ニキ他支部の皆様をお借りさせて頂き、ありがとうございます。

 あと探求ネキから三馬鹿ラスが貰った本について、まだ知識の方がネタに出来ないのでこっちをネタに。
 どれがウチの連中に似合うか、どれがネタになるかと考えるとマジで決めるのが難しいです
 ただ分身系は絶対アカンだろうなあと、色々な人の精神と胃の為にも、あとこいつら集団で書く事になる筆者の為にもw

 それでは最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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